霞沢岳 西尾根

2017年02月26日(日) [日帰り]

• GPS: 08:16
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,945m
• 下り: 2,241m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:51
• 休憩: 0:53
• 合計: 9:44

4:05 坂巻温泉
4:37 4:37 釜トンネル
5:05 5:12 西尾根取り付き
9:00 9:05 固定ローブの岩場
9:41 9:50 霞沢岳
10:19 10:43 固定ローブの岩場
12:46 12:54 西尾根取り付き
13:22 13:22 釜トンネル
13:49 坂巻温泉

天候

曇り➡晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

坂巻温泉さんに駐車し、釜トンネルゲートまで国道を歩きます。帰りは通る車が多く、歩道のない箇所はちょっと危険です。

コース状況／危険箇所等

西尾根は急登です。勝手が分からずワカンか迷ってスノーシューを持って行きましたが、トレースがあり出番はなく、そうそうにデポしました。仮に積雪でも急登すぎてスノーシューでは厳しかったでしょう。
雪庇の横を通過する箇所は見た目より怖くないです。
核心部はやはり固定ロープがある岩場です。
固定ロープは使用可ですがグローブだと滑りそうで、ギアを持たない私は、手首に絡めて利用しました。登りはロープとピッケル併用。下りはピッケルを使わず、ロープ
を使い下降しました。
ロープでまっすぐ下降すると、ハング気味になり左側を下りるようになりますので、振られないように注意が必要です。前のパーティーの方は振られてしまいましたが、下降器をつけていたので事なきを得ました。

写真

2/26 4:37

釜トンネルです。真っ暗、ライトを持参しました。

2/26 5:12

新しく開通した上高地トンネルを出てすぐにあるこの看板が
西尾根取り付き。

2/26 12:46

看板の右側、除雪の壁を乗り越えてしばらく直進。
帰りに撮影。

2/26 5:30

5分程歩いて

2/26 12:42

左側尾根に取り付きます。
固定ロープがありました。
帰りに撮影。

2/26 12:40

で、尾根上のこの鉄塔を目指します。あとはひたすら尾根歩きです。これも帰りに撮影、行きには暗くて見えなかったです。

2/26 6:29

大岩が何度か出現しますが巻きます。

2/26 6:35

1800m付近テント場。

2/26 6:59

急斜面のトラバース。トレースあり。先行者に感謝です。

2/26 7:03

2000m付近テント場。詰めれば3張りはいけそうです。

2/26 7:14

西尾根、結構、急なんです。

2/26 8:24

ずっと展望がありませんでしたが、ようやく乗鞍が見えました。

2/26 9:01

雪庇がちょこっとでてますね。

2/26 8:58

噂の岩場が見えてきました。

2/26 9:05

プチ渋滞してました。固定ロープがありますが、ロープの長さが下で待っている3人パーティーくらいまで。その下もちょっと急。

2/26 9:06

セルフビレイを取れない私は離れた所で待ちます。
この後、先に譲っていただきました。感謝。

2/26 9:20

岩場の下りを待つパーティーさん。風が強く寒いです。

2/26 10:19

展望が開け最高です！

2/26 10:19

後はガシガシとピークに向かいます。

2/26 9:44

穂高連峰♪

2/26 9:46

ピーク到着。

2/26 9:45

霞沢岳南尾根です。ここから沢渡まで尾根沿いを歩けるんですよ。

2/26 9:45

手前、k2,k1。

2/26 9:46

焼岳どーん。

2/26 9:56

風が強く寒いんで下るとします。

2/26 10:00

怖そうですが、そうでもないです。

2/26 10:19

下りも、噂の岩場で順番待ちです。
20分くらい待ち、先に行かせていただきました。感謝。

2/26 10:34

岩場を上からみた図。固定ロープです。こちらのパーティーは固定ロープで下降後、その下を持参したロープを使ってました。

2/26 10:35

この固定ロープ、中間に結び目があり、ギアの切り換えで時間がかかるようです。
懸垂下降のギアを持たない私は極力ロープに頼らないようにアイゼンを効かせてダウンしました。

2/26 10:43

下から見た図。

2/26 10:45

岩場を過ぎればひたすら下るだけです。

2/26 10:50

踏み抜きもなく下りは快適です。

2/26 11:39

登りが急なら下りは後ろ向きクライムダウン。

2/26 12:46

取り付きの看板まで戻ってきました。

2/26 12:57

上高地トンネルです。

2/26 13:22

釜トンネル出口です。登山者待ちのタクシーに一瞬迷いましたが
坂巻温泉まで歩きます。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 ゲイター 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル 行動食 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め

感想

amenaryusa

気になっていたルートですがコースタイムの予想が難しく早めにスタートしました。
トレースがあり、締まった雪で踏み抜きがなく、いいコンディションでの山行となりました。
この日私の他に4パーティーが西尾根に入っていました。3パーティーは尾根上でテント泊くです。岩場は登りも下りも渋滞、下りでの待ち時間は吹きさらしの箇所なので
キツイです。私の前のパーティーさんは1時間近く待っていたと思います。
私は登りも下りも譲って頂きました。ありがたや、ありがたやです。
西尾根はずっと樹林帯の中で眺望がありませんが、風にさらされることはありません。頂上からの穂高連峰の眺めは絶品です。日帰りで行ける貴重な北アルプスのルート、再訪は間違いないです。