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Yamareco

記録ID: 1074045
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

厳冬期の西穂独標は綺麗で、厳しい (>o<)

2017年02月26日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.0km
登り
606m
下り
616m

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
2:00
合計
6:00
10:40
11:20
15
11:35
11:40
55
12:35
13:00
40
13:40
13:45
15
14:00
14:45
50
15:35
ゴール地点
天候 晴れのち吹雪
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高ロープウェイは現在第2ロープウェイから乗ることはできません。駐車場が閉まっています。第1ロープウェイから乗る場合、車は基本的に登山者専用駐車場に停めることになります。この日は8時で満車でした。
コース状況/
危険箇所等
第2ロープウェイ西穂高口駅〜西穂山荘
雪は多いですが、迷うところはありません。凍結個所も特になし。大体の人がアイゼンを着用していましたが、登山靴で登る強者もいました。
西穂山荘〜丸山
部分部分に表面が凍結した個所あり。表面だけなので、6本爪で丸山までなら行けそうです。
丸山〜独標
一気に難易度が高くなります。それなりの雪山経験と12本爪アイゼン+ピッケル+ヘルメットが必須です。
新穂高ロープウェイの第1ロープウェイを朝9時に乗り、第2ロープウェイを9時10分に乗りました。しばらくロープウェイからの景色となります。
2017年02月26日 09:17撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:17
新穂高ロープウェイの第1ロープウェイを朝9時に乗り、第2ロープウェイを9時10分に乗りました。しばらくロープウェイからの景色となります。
やっぱり厳冬期の穂高は一味違います!
2017年02月26日 09:17撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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やっぱり厳冬期の穂高は一味違います!
さっそく槍ヶ岳が見えました!肩には槍ヶ岳山荘が見えます。
2017年02月26日 09:17撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さっそく槍ヶ岳が見えました!肩には槍ヶ岳山荘が見えます。
木々は霧氷に覆われています
2017年02月26日 09:19撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:19
木々は霧氷に覆われています
霧氷きれいですね。
2017年02月26日 09:19撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:19
霧氷きれいですね。
こうやって木々を見下ろすのも、ロープウェイならでは。
2017年02月26日 09:21撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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こうやって木々を見下ろすのも、ロープウェイならでは。
西穂高の山々がどーんと見えます。神々しいやら怖いやら...
2017年02月26日 09:21撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:21
西穂高の山々がどーんと見えます。神々しいやら怖いやら...
独標をズームしてみると、もう登っている人たちが見えました。前日宿泊組ですね、うらやましー。
2017年02月26日 09:21撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:21
独標をズームしてみると、もう登っている人たちが見えました。前日宿泊組ですね、うらやましー。
さあ、ロープウェイ西穂高口について、今から出発です。
2017年02月26日 09:36撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 9:36
さあ、ロープウェイ西穂高口について、今から出発です。
冬期登山道もしっかり踏まれていたので、とても歩きやすかったです。
2017年02月26日 09:51撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:51
冬期登山道もしっかり踏まれていたので、とても歩きやすかったです。
登山道の開けたところで、西穂高をじっくり眺めました。
2017年02月26日 09:54撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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登山道の開けたところで、西穂高をじっくり眺めました。
よく見ると、山頂に向かって歩く人たちがたくさんいました。いつか仲間入りできたらなぁ。
2017年02月26日 09:55撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:55
よく見ると、山頂に向かって歩く人たちがたくさんいました。いつか仲間入りできたらなぁ。
会長もこの景色が気に入って、ずっと眺めています。
2017年02月26日 09:59撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 9:59
会長もこの景色が気に入って、ずっと眺めています。
山荘直下の急登を登ります。うんせ、うんせ。
2017年02月26日 10:17撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 10:17
山荘直下の急登を登ります。うんせ、うんせ。
西穂山荘に到着しました。すっかり雪に覆われています。
2017年02月26日 10:38撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 10:38
西穂山荘に到着しました。すっかり雪に覆われています。
西穂山荘から見える霞沢岳も雪に覆われています。
2017年02月26日 10:44撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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西穂山荘から見える霞沢岳も雪に覆われています。
名物、ゆきだるま!
2017年02月26日 11:03撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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名物、ゆきだるま!
会長と比べると、その大きさがよくわかります。
2017年02月26日 11:12撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 11:12
会長と比べると、その大きさがよくわかります。
テント場には多くのテントが張っています。俺は...むり。
2017年02月26日 11:14撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 11:14
テント場には多くのテントが張っています。俺は...むり。
西穂山荘でサブザックに切り替え、丸山に登りました。このときはとても良い天気。
2017年02月26日 11:37撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 11:37
西穂山荘でサブザックに切り替え、丸山に登りました。このときはとても良い天気。
丸山からわずか30分後、辺りはすっかり吹雪になっていました。
2017年02月26日 12:04撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 12:04
丸山からわずか30分後、辺りはすっかり吹雪になっていました。
強風のため写真を撮るタイミングを逸してしまい、もう独標頂上付近、会長が登ってくるところです。
2017年02月26日 12:36撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:36
強風のため写真を撮るタイミングを逸してしまい、もう独標頂上付近、会長が登ってくるところです。
カメラを出し入れしてたら、寒そうな格好での写真になりました。(汗
2017年02月26日 12:38撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:38
カメラを出し入れしてたら、寒そうな格好での写真になりました。(汗
会長も独標登頂です。
2017年02月26日 12:39撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:39
会長も独標登頂です。
ピラミッドピーク方向、吹雪のためほとんど何も見えませんでした。タイミングを見計らっての1枚。
2017年02月26日 12:39撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:39
ピラミッドピーク方向、吹雪のためほとんど何も見えませんでした。タイミングを見計らっての1枚。
まず登ってくる人を待ってから、慎重に下山します。
2017年02月26日 12:52撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:52
まず登ってくる人を待ってから、慎重に下山します。
かなり急坂を、12本爪アイゼンとピッケルを頼りに下ります。
2017年02月26日 12:52撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 12:52
かなり急坂を、12本爪アイゼンとピッケルを頼りに下ります。
この写真が下山中、一番太陽が見えた時のものです。
2017年02月26日 13:35撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 13:35
この写真が下山中、一番太陽が見えた時のものです。
時々ホワイトアウトになり、また吹雪のため踏みしろも見えなくなります。雪山の怖さを実感しました。
2017年02月26日 13:35撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 13:35
時々ホワイトアウトになり、また吹雪のため踏みしろも見えなくなります。雪山の怖さを実感しました。
やっと西穂山荘に降りてきました。ほっと一息、おいしく本格高山ラーメンをいただきます!お腹を満たしてロープウエイ駅に戻り、無事帰宅しました。
2017年02月26日 14:12撮影 by  SZ-16,DZ-105 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/26 14:12
やっと西穂山荘に降りてきました。ほっと一息、おいしく本格高山ラーメンをいただきます!お腹を満たしてロープウエイ駅に戻り、無事帰宅しました。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール ヘルメット
共同装備
ビーコン スコップ ゾンデ

感想

西穂高岳は毎年5月にチャレンジする山で、3年前が独標まで、2年前がピラミッドピークまで、1年前が山頂まで歩いている、思い出深く、そして我々を育ててくれる山です。
今回は2月の厳冬期に、独標までチャレンジすることにしました。

早朝から新穂高ロープウェイには人がたくさん集まっています。
登山をする人、観光する人、日本人、色々なアジアの人たち...
みなロープウェイ駅からの景色を期待しています、期待できるほど天気は素晴らしく良かったです。
私もロープウェイ窓側の所に立って、景色を撮っていました。
ふと隣を見ると、会長がちょっと涙ぐんでいます。
こんな景色を見たかった...と。
ちょっとしんみりした後で、いよいよ西穂山荘に向かいます。

青空の下、山荘まで危険地帯もなく、西穂高岳の美しい姿を眺めながら歩きました。
ついつい写真を撮ってしまい、なかなか先に進むことができません。

山荘から歩いて10分程度で丸山に到着、ここでも天気は良かったです。
ただ、稜線を吹く風にちょっとだけ違和感がありました。

それからわずか30分後、辺りはすっかり吹雪になっていました。
ちょうど正午がポイントでした。
前を歩いている人と、自分の後ろを歩く人、そのちょうど中間を歩くようにしていました。
お互いが目印になるように。
一度撤退も考えましたが、まだ前を歩く人がいるのを見ると、つい進みたくなってしまうのが、今思うと反省しています。

独標直下に来て、始めて山容を眺めることができました。
それはよく知る独標とは違って、来る人を拒む壁のように見えました。
晴れた日に来ていれば、また違った感想を持ったと思います。
装備を改めて確認し、登ります。
最初は左に、次に鎖が張った所まで右にトラバースします。
鎖とピッケルで岩場を登り、最後はピッケルとアイゼンの前爪を頼りに登り切りました。
会長とがっちり握手して、登頂を喜びました!
独標頂上では近くでヘリのホバリング音が響いていました。

難しいのは下山の方で、まずは頂上から左に歩き、岩の近くで体を山側に向けて、ピッケルで確保し、足でステップを作りながら鎖のそばまでゆっくり降ります。
ここは5〜8m程度でしょうか。
ある程度降りると、鎖の近くでは右側にあった岩がなくなるため、強風で雪面ががっちがちに凍っています。このためステップを作ることができません。体勢を低くして、アイゼンの前爪とピッケルを氷にしっかり刺して、鎖に近づきます。ここは1〜2m程度ですが、一番怖いところと思います。
鎖を左手に持つことができたら、だいぶ安心感が出てきます。鎖をつかってゆっくり降りて、無事核心部を通過となりました。

この後も、吹雪の中下山するのは大変でした。
とにかく前がよく見えませんし、だれも歩いていないので方向を見失います。
頼みの踏みしろも、ゆきがかぶさって見えにくくなっています。
あの時我々と一緒に歩いて下さった方々には感謝します。

やっと無事に西穂山荘に着いたら、急にお腹が空いてきました。
西穂山荘で出してくれる本格高山ラーメン(醤油・みそがあります)、食べたらほっとしました。
お腹を満たして、ロープウェイまで戻ったら、今回の西穂独標チャレンジも終了です。
前半はとても美しい雪山を、後半はとても厳しい雪山を教えてもらいました。
やっぱり西穂高岳は、すばらしいです。

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コメント

素晴らしい景色でしたね。
午後は吹雪のようになってしまいましたが、午前中は滅多に程の素晴らしい景色でしたね!
一日で二度おいしい?(笑!
2017/3/3 10:22
Re: 素晴らしい景色でしたね。
こんにちわ❗
書込みありがとうございます(*´∀`)♪

レコを見させていただきましたが、たぶん我々と同じロープウェイに乗って、西穂高岳山頂まで往復したのですね❗凄いです❗

午前は最高の天気、午後は悪い天気と、まるで2食パンのように味わえました。
(≧∇≦)
2017/3/3 18:01
物凄い天気だったんですね。
お疲れ様でした。
ホワイトアウトしたときを思うとゾッとします。

でも冬の山は荘厳さを更にましますね。
目指す方々の気持ち判ります。
2017/3/4 6:58
Re: 物凄い天気だったんですね。
こんにちわ❗
コメントありがとうございます(*´∀`)♪

雪山はやはり冬の怖さがあって、そして美しさがあって、つい登ってしまいますね。
(≧∇≦)
さぁ、今週末も雪山に入ります❗
2017/3/4 16:20
プロフィール画像
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