熊本 阿蘇 鷲ヶ峰北陵
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 606m
- 下り
- 605m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 10:40
- 合計
- 16:00
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
熊本地震以降、鷲ヶ峰のトポが無かったので、どんなもんか行って見る事にした。
九州では一番危険だと言われるルートにドキドキしながら挑む。
6:30道の駅阿蘇を出発し、仙水道路に進む。
阿蘇青年の家の分岐にカラーコーンがあり、それを進むと3箇所程崩落した先の沸舎利塔下までは車は進める。
そこから15分程でロープウェイ発着場へ到着。
注意喚起の呼びかけに誰かいるんじゃないかとびくびくしながら先へ進む。
草をかき分け、泥の斜面を下り進むと赤谷の入口が見えてきた。
沢を渡り、道路を上へ進み草の中の踏み跡を進むと入口へ到着。
ここでヘルメットと冬靴を装備し先へ進む。
相方によると、だいぶ落ちてきているようだが、この日はまだ凍っているので落石の音は聞こえない。
レリーフを右手にみるが、それも少し壊れていた。
ガリー2を上って行くとガレ場は少しすっきりしているようだ。
やはり地震で下へ落ちたのかもしれない。
途中緊張する所が2箇所ほどあった。
1年ぶりの本格アルパインだ。
第一キレットまではなんてことなく進んでこれた。
そこからジャンダルムを越え、穴の開いた岩の下が気持ちが定まってないせいか怖くザイルをだしてもらった。
そこから赤壁はすぐだ。
思ったより激しく壊れている。
予習はちゃんとしてきたが、左のルートものっこすスタンスが無くなっているため、困難なようだ。
時間もある事だし、ルート開拓をして進む事にしたが、アブミやカムの数が足りない。
ハーケンを打っても効いた感じがないようだ。
結局真ん中のラインを上部まで詰めたがあと一歩の所が岩がもろく、アンダーで持った所が凍っていて後一手が進めない。
2時間近く二人でチャレンジしたが、結局左のルートから行く事にした。
1P 相方リード
左のルートもハンガーにクリップしてから上へ乗越すのが難しいようで、相方は両方のハンガーにスリングを掛け、それをステップに何とか突破した。
俺はフォローだったのでアイゼンで左へ乗り出してわずかなクラックに前爪をのせて突破。
4級ー 位あったんじゃなかろうか。
2P
このピッチは岩も溶岩でしっかりしていたが、アイゼンとは相性が悪い。
先ほどの赤壁で力を結構使っていたので、変な所でモタモタしていたら力が無くなってフォール。
ザイルが伸びた分下にたたきつけられたが、リュックが緩衝材となり一瞬息が止まるだけで怪我はなし。
これで気合がはいり、アイゼンを外してもう一度チャレンジすると難なくクリア。
ここは3級程度だろう。
3P 相方リード
左へ進むところまではそう苦労しなかったようだが、そこから右へ上がる所で非常に苦労しているようだ。
フォローで進むと、二つハンガーが打っている所の下が崩れて無くなっている。
ヌンチャクを外すと、宙ぶらりんになり力がなくなった俺は何とか引き上げてもらったような恰好になった。
あそこはアブミが必要だった。
5級程度はあるだろう。
4P
終了点の壁は目の前。
多分3Pを伸ばし過ぎたのかもしれない。
3級ー 程度の簡単なピッチで終了。
そこから左へトラバースし一段上がる所でザイルを片付けた。
鷲ヶ峰からみるナイフリッジの縦走路は所どころ崩落しており、とても行けるきがしない。
薄い壁みたいに残っている箇所もあり、あれは乗ればくずれそうだ。
休憩もそこそこに下山を開始するが、懸垂支点が見当たらず、下の微妙な所にあったピンで懸垂を開始。30m程降り、そこから少し下った所で左のルンゼに50mの懸垂。 (後でルート図を見ると右のほうが一般ルートになっているのでこれが間違いであった。)
途中ザイルが引っかかり回収不能になったため、途中で切断し、残置。
そこからアイゼン・ピッケルを装備し、暗い中ヘッデンでザレ場を降りる。
途中3P程懸垂を繰り返し何とか赤谷入口近辺のレリーフの所まで降りてきた。
駐車場に着いたのが夜11時。
久しぶりにハードでした。
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