白老三山（南白老岳→白老岳→北白老岳）

2017年03月26日(日) [日帰り]

• GPS: 07:27
• 距離: 11.6km
• 登り: 765m
• 下り: 747m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:15
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:28

5:35 スタート地点
8:31 8:40 南白老岳
9:53 10:08 白老岳
10:47 11:36 北白老岳
13:03 ゴール地点

南白老岳は緩い雪に苦戦して時間がかかっています。

天候

晴れのち曇り、時々小雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口から大滝側へ100〜200m移動したところにあった除雪スペースに止めました。ここは3台が限界。滝笛トンネル出口には5〜6台止められそうです。
路駐している人もいましたが、高速で車が走ってくるのでとても危険です。空いているスペースに止めたほうが確実に安全と思います。

コース状況／危険箇所等

全体に雪庇が大きいのですが、あちこちでクラックがありました。一部全層雪崩が始まっています。いつ大崩落してもおかしくありません。
南白老岳は雪が柔らかく、踏み抜き（体重が重いせいもありますが）が多かったです。途中からルートを林の中に変更しました。

その他周辺情報

札幌市内まで戻って小金湯温泉。600円でシャンプー、ボディソープ備え付けです。よくお世話になっています。ソフトクリームがないのが残念・・・。

写真

3/26 5:03

夜明け前の支笏湖。右側に風不死岳と樽前山が見える

3/26 5:37

到着。-10℃とは驚き。日中は暖かくなるはず。

3/26 5:40

駐車は除雪スペースに。

3/26 5:49

前回の砥石山でクマの唸り声を聞いたので、今回は最初から熊鈴を準備。

3/26 5:59

大笛橋を越えてすぐに登山口。というかどこがホントの登山口なんだろうか。

3/26 6:06

スノシューでスタート。ちなみに冬山フル装備。

3/26 6:16

途中、朝日が出てきた。

3/26 6:20

何の足跡かな？

3/26 6:24

高度感が出てきました。恵庭岳、漁岳が見えてきた。

3/26 6:37

右が南白老岳。

3/26 6:41

緊急避難時に使えそう。

3/26 7:12

南白老岳が近づいてきた。

3/26 7:26

振り返ると羊蹄山と尻別岳。

3/26 7:32

南白老岳正面に来ました。とんでもない急登です。

3/26 7:35

振り返って次に行く白老岳（一番高いピーク）。

3/26 7:36

どんどん急になってきた。

3/26 7:40

アイゼン＆ピッケルにスイッチ。

3/26 7:55

すんげえ急！

3/26 7:55

このあと雪が緩くなり、しかもこの傾斜で踏み抜きが頻発。慌てて右側の木が生えているコースへ移り、木に捕まりながら登る。

3/26 8:10

いやあ、気持ちいい！

3/26 8:29

ピッケルが埋まる・・・

3/26 8:36

這い上がるように、というか這ってた（笑）。何とか稜線へ。

3/26 8:41

南白老岳山頂が見えてきました。

3/26 8:50

祝、山頂！きつかった！

3/26 8:50

おお〜、絶景！ホロホロ山、徳舜別山が見える

3/26 8:52

ホロホロ山、徳舜別山アップ！

3/26 8:53

これは札幌岳と狭薄山かな。

3/26 8:53

漁岳と小漁岳。

3/26 9:03

さて、白老岳へ向かいますか。

3/26 9:05

途中、白老岳山頂アップ！

3/26 9:05

恵庭岳アップ！札幌オリンピックの跡が・・・。

3/26 9:05

樽前山！ガスを出してて活動的ですね。

3/26 9:06

無意根と喜茂別岳か？

3/26 9:14

さて下ります。登ってくる途中に見つけた北斜面のもふもふ斜面。ここを下りるぞ！

3/26 9:17

飛び跳ねるように下りていたら、両足踏み抜き（笑）

3/26 9:22

南白老岳、下りてきました。さて白老岳行きますか！

3/26 9:38

踏み抜きが多いので、再びスノシューの出番。

3/26 9:38

まさかのファーストトレース！数日前に札幌で大雪に見舞われましたが、こちらでも降ったようです。

3/26 9:38

振り返り、南白老岳。すんげえとんがり具合。

3/26 9:46

たんたんと白老岳を目指します。

3/26 10:00

最後のちょっとした急登。別ルートから来た先行者が見えます。

3/26 10:09

祝！白老岳登頂！晴れ間が多く、微風で過ごしやすい。一緒した先行者の方が、「風がないのは珍しい」とおっしゃってました。

3/26 10:07

さて、撮影会。南白老岳とホロホロ・徳舜山塊。それにしてもいい眺めだなあ。

3/26 10:10

南白老岳の東斜面が全層雪崩の予感。

3/26 10:10

ホロホロ山（中央）アップ！

3/26 10:11

羊蹄山、かくれんぼ。

3/26 10:12

漁岳山塊、けっこうデカイ。

3/26 10:13

遠くに定山渓天狗岳。

3/26 10:13

紋別岳が近い。

3/26 10:13

左：479m峰、右：モラップ山。そういえば行ったことがないな。

3/26 10:13

左：風不死岳、右：樽前山。雲行きが怪しい。

3/26 10:22

さて、最後の北白老岳を目指します。その前に振り返って、左：南白老岳、右：白老岳。

3/26 10:25

一気に下ります。スノシュースキー状態です。

3/26 10:31

全層雪崩、始まってきましたね。

3/26 10:51

あと少しで北白老岳の稜線。

3/26 10:53

稜線にでました。支笏湖がビューティフォー！

3/26 10:53

樽前山が見えなくなりました。吹雪いてますね。

3/26 10:54

稜線。奥のちょっとしたピークが北白老岳のピーク。

3/26 11:36

祝！北白老岳登頂！白老三山制覇！

3/26 11:05

支笏湖、何回も撮ってしまう・・・右下の平坦面は支笏カルデラが形成されたときの火山噴出物が堆積した跡。

3/26 11:21

さて、お昼ご飯。いつものショット！やはり寒い山行は肉うどんですな。

3/26 11:50

お腹いっぱいになったところで、名残惜しいですが下山開始。送電線を経由して滝笛トンネル出口を目指します。小雪が舞ってきた。

3/26 12:01

途中、北白老岳と振り返り。雪庇の発達が尋常じゃない。

3/26 12:05

誰でしょうか？雪庇のクラックに落ちた方がいたようです。めちゃくちゃ焦っただろうな。。。

3/26 12:14

送電線が近くなってきました。

3/26 12:24

送電線手前の758m峰に寄り道。支笏湖の本日最後のショット。

3/26 12:25

3歩連続で踏み抜きました（涙）。しかも深い・・・。

3/26 12:26

この送電線沿いに下ります。

3/26 12:36

途中少し晴れ間がでてきました。羊蹄山、尻別山がいい感じです。

3/26 12:49

振り返りショット。ホントは足跡がずっと見えていたんですが・・・。

3/26 12:54

白老三山。皆さん、分かりますか？

3/26 12:56

トンネル出口まで下りました。あとは国道276を歩いて駐車場へ。

3/26 13:20

駐車場到着！お疲れ様でした。2台増えていました。ここは3台が限界。

3/26 15:53

小金湯温泉の写真忘れた・・・。ということで帰りがけに寄った北海道が誇る「セイコーマート」。

3/26 15:53

小金湯温泉でソフトクリームがなかったので、これで代用。ううむ、固すぎる・・・。

撮影機器：

EOS M3 CANON

装備

個人装備

アウター（厚） フリース 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 キネシオロジｰタープ グローブ アウター手袋 予備手袋 雨具（下のみ） 毛帽子 登山靴（冬） ゲイター（厚） ザック アイゼン スノーシュー ピッケル ストック 昼ご飯（カップ麺必須） 行動食（チョコ 塩キャラメル 柿ピー） 飲料（500mlペット） ガスコンロ コッヘル ハイドレーション1.5リットル マグ スティックコーヒー シート 地形図 筆記用具 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 日焼け止め 保険証 JRO登録証 携帯 高度計付き腕時計 温度計 サングラスorゴーグル タオル ビニール袋数枚 カメラ 替Tシャツ 携帯トイレ ティッシュ3つ ウェットティッシュ1つ 薄手ダウンジャケット ネックウォーマー ツェルト 細引き エマージェンシーシート キネシオロジｰテープ（予備） 痛み止め お風呂道具 着替え

感想

yo-sha

今回は白老三山。南白老岳→白老岳→北白老岳の順で回ってきました。白老三山は札幌から支笏湖経由で2時間弱。美笛峠とホロホロ山の間にある標高950m前後の三つのピークです。全て700万年〜170万年前に噴火した火山噴出物で構成されています。とても人気のあるお山で、冬は常に登山者がいるようです。
実は白老三山は今回が初めてでした。皆さんのレコにあるとおり、南白老岳が急登ということでしたので、体力のある最初に登ろうと決めていたので、今回は南回りルートです。もちろん冬山フル装備です。

南白老岳、いやぁ、マジすげえです、あの急登。ちょっとビビりました。雪が思った以上に軟らかく、しかもあの傾斜で踏み抜いたとき（数回）はめちゃくちゃ焦った。足回りの雪をかき集めて踏み抜いたところへ投入しなんとかしのぎました。。。後から登ってきた人たちは「なんだこの踏み跡？」って思ったことでしょう。
一番に登り始めましたので、山頂は独り占め（嬉）。ホロホロ、徳舜方面の景色がばっちり。目の前にどーんと構えていました。
下りは誰も歩いていない北斜面のもふもふ雪を膝ラッセル走りで下りました。いやぁ気持ちよすぎ！。両足ズボしたときはどうやって脱出しようが一瞬考えました。

続いて白老岳。こちらは淡々と登って最後少し急登がある感じ。それなりの急斜面なのですが、南白老岳の後だけに何とも感じません。それくらい南白老岳、インパクトがありましたね。途中別ルートから先行者が入り、山頂で合流。少しお話させていただきました。「普段はすんごい風で、写真撮ったらすぐ下りるんだよね」と言われました。本日は晴天微風で絶好のコンディション！改めて「晴れ男の実力」発揮です（単に晴れた日を狙っているだけ？）。

しばし撮影会を行い、次の北白老岳へ。これ下りてまた登るの？ってくらいの登り返しです。というか、南白老岳で思った以上に体力を消耗していて、ちょっとツラかった。山頂に到着後すぐにお昼休憩。1時間近くいたんでないかな。お陰で体力が少し回復です。
美笛峠からの足跡があったので先行者がいたようですが、ここも山頂独り占め。支笏湖がキレイで何枚もレリーズです。

あとは美笛峠に向かって高度を落とすのみ。途中758m峰が地形図にあったので、ちょっと寄り道。景色がイマイチな上、踏み抜きで散々な目に。寄らなくても良かったな。。。
送電線の下は快適そのもの。自分の歩きたいルートを半分小走りで下りてきました。天候もすこし回復し日差しも出てきたので、気持ちよかったです。

今年の低山雪山、終わりが見えてきましたね。。。全層雪崩がそろそろ一気に来そうです。皆さま、お互い雪崩れに注意して山行しましょう。さてさて、次は何処に〜。

コメント

750RS

醍醐味
yo-sha さん、こんばんは。
白老三山ですか。南白老岳→白老岳→北白老岳の縦走ですね。
南白老岳・・・急登ですね。
なかなかしんどい・・・だったことと思います。

そして、誰も居ない山頂を独り占め・・・・
これも山行の醍醐味ですよね。
静かな山で眺望を愉しむ・・・そして食事・・・

晴れ男の本領を発揮し、晴天微風・・・絶好のコンディションでしたね。
いい天気にいいお山・・・
モチベーションも上がりますよね。
ご苦労さまでした。

yo-sha

Re: 醍醐味
750RSさん
こんばんは！早速のコメント、ありがとうございます。
そうですね、プチ縦走ですね。先週の砥石山でのトレーニングが役に立ちました

南白老岳、なかなか「おっかね」でした。林の中でしたらそんなにビビらないと思いますが、流石にオープンバーンはビビりましたね。しかもまさかの踏み抜き！カリカリを予想していただけに、シャレなんなかったです。お陰で最後の北白老山が両足ともぷるぷるしてまして、「こえ〜」でしたよ

山頂独り占め、最高ですね。全て自分のためにあるように感じてしまいます。ゆっくりと食事、レリーズ、休憩させてもらいました

どうも今年はインチキでなく、本当に晴れ男のような気がしてきました。旭岳に行った人は晴天予報だったのに、実際はガスガスだったようです。運を少しずつ使い果たしていっているようです

モチベーション、ばりばりっす。仕事も一段落したので、次は何処へ行こうか、今から検討中です

waji

手強そうな南白老岳
yo-shaさん、こんばんは！
白老三山、一気に初制覇、お疲れ様でした。
好天で微風、やはり今年のyo-shaさんは持ってますね！
私が３週間前に挑んた時の強風を体験してもらいたかった！
南白老岳の急斜面、聞いてはおりましたが本当に手強そうですね。機会あれば今季中に挑戦してみようかと思っておりましたが、そろそろ終わりでしょうかね。
木の生えている北斜面ならもう少し大丈夫そうでしょうか。

あ、写真見て気付きました。ピッケルとアイゼン、私のとお揃いですね。

yo-sha

Re: 手強そうな南白老岳
waji-bbさん、こんにちは。返信が遅れました。
コメントありがとうございます。実は、waji-bbさんの白老レコを見てから、白老岳に無性に行きたくなってたんです。これ、ホントです
いやぁ、今年の私、天気は本当に神ってます。そのうち何かありそうな予感がしますが。。。白老風も体験してみたいところです
南白老岳は手強いです。あの斜面で踏み抜いた時にちょっとバランスを崩しまして、冷や汗でした。でもいい斜面です。チャレンジしてみて下さい。
踏み抜いたところはかなり空洞化してました。また周りの雪庇がクラックだらけでしたので、そろそろ終わりかなぁ、って感じです。安全に登られるのは今週末がギリギリかもしれませんね。
ピッケル、アイゼン、なんとお揃いですか！嬉しいですねえ。どこかご一緒したいもんです