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Yamareco

記録ID: 1100445
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積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

【薮山レコ】黒倉山〜霧ノ塔(小松原湿原台地の南端)

2017年04月10日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.3km
登り
1,598m
下り
1,587m

コースタイム

日帰り
山行
9:20
休憩
0:55
合計
10:15
6:30
125
大赤沢
8:35
8:40
90
台地南西端(1500m)
10:10
10:10
45
黒倉山
10:55
11:10
25
11:35
11:40
50
12:30
12:45
10
12:55
13:00
10
13:10
13:15
20
13:35
13:35
20
13:55
13:55
35
14:30
14:30
50
黒倉山
15:20
15:25
80
台地南西端(1500m)
16:45
大赤沢
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大赤沢集落奥の除雪終点
コース状況/
危険箇所等
大赤沢から日蔭山まで登山道無し、その先は夏道あるが残雪の下。
その他周辺情報 小赤沢温泉の楽養館はGWまで冬季閉鎖中。登山口から遠いが十日町の千手温泉(千年の湯)で日帰り入浴。
津南の町で国道117号線を左に折れて秋山郷へ。スズラン型の街灯が特徴的。
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津南の町で国道117号線を左に折れて秋山郷へ。スズラン型の街灯が特徴的。
中津川の上流に目指す台地状の山並みが見える。
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中津川の上流に目指す台地状の山並みが見える。
前倉の集落を過ぎると対岸に黒倉山方面の台地が見える。右の白い台地は苗場山方面。黄色が今回のルート(台地の直下が急登)。
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前倉の集落を過ぎると対岸に黒倉山方面の台地が見える。右の白い台地は苗場山方面。黄色が今回のルート(台地の直下が急登)。
中津川を前倉橋で渡り登り返すと大赤沢集落へ。
中津川を前倉橋で渡り登り返すと大赤沢集落へ。
大赤沢で国道405号線を左折して苗場山の大赤沢新道方面へ
大赤沢で国道405号線を左折して苗場山の大赤沢新道方面へ
まもなく除雪が終わっておりスタート地点となる。
まもなく除雪が終わっておりスタート地点となる。
スノーシュー装着して左手の山麓を登り始める。振り返ると鳥甲山(左奥)が白く輝いている。
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スノーシュー装着して左手の山麓を登り始める。振り返ると鳥甲山(左奥)が白く輝いている。
尾根から登ろうとしたが、沢沿いの方が沈まないのでカルサ沢沿いからアプローチする。雪質は締まっておりスノーシューでは殆ど潜らない。
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尾根から登ろうとしたが、沢沿いの方が沈まないのでカルサ沢沿いからアプローチする。雪質は締まっておりスノーシューでは殆ど潜らない。
途中から左の支流へ進み詰める。
途中から左の支流へ進み詰める。
1200m付近で広尾根に乗る。
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1200m付近で広尾根に乗る。
やがて核心部の急斜面が目の前に現れる。
やがて核心部の急斜面が目の前に現れる。
45度以上あるが、アイゼンが効くほどほどに硬い斜面。
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45度以上あるが、アイゼンが効くほどほどに硬い斜面。
ここを登り切れば台地に上がれる。
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ここを登り切れば台地に上がれる。
一番急な区間。
台地の縁に上がって振り返ると鳥甲山が見えていた。
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台地の縁に上がって振り返ると鳥甲山が見えていた。
先ほどの急登が嘘のような穏やかな登りとなる。
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先ほどの急登が嘘のような穏やかな登りとなる。
広くて迷いやすい台地なのでなるべく縁を進む。あまり端に寄りすぎると切れ落ちている。
広くて迷いやすい台地なのでなるべく縁を進む。あまり端に寄りすぎると切れ落ちている。
台地の南西端はこのように切れ落ちている。
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台地の南西端はこのように切れ落ちている。
針葉樹の合い間から小赤沢集落を見下ろす。
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針葉樹の合い間から小赤沢集落を見下ろす。
黒倉山の西の肩より台地南西端を振り返る。後方に鳥甲山、岩菅山まで望まれる。(パノラマサイズあり)
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黒倉山の西の肩より台地南西端を振り返る。後方に鳥甲山、岩菅山まで望まれる。(パノラマサイズあり)
目指す黒倉山方面。霧ノ塔方面まで緩やかな稜線続きになっている。(パノラマサイズあり)
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目指す黒倉山方面。霧ノ塔方面まで緩やかな稜線続きになっている。(パノラマサイズあり)
硫黄川を挟んで対峙する苗場山台地。巨大なクジラのような山容だ。(パノラマサイズあり)
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硫黄川を挟んで対峙する苗場山台地。巨大なクジラのような山容だ。(パノラマサイズあり)
苗場山拡大。手前右は猿面峰。
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苗場山拡大。手前右は猿面峰。
小さなピーク、黒倉山に到着。
小さなピーク、黒倉山に到着。
黒倉山より霧ノ塔方面を望む。雪質は良好だがまだ先は長い。
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黒倉山より霧ノ塔方面を望む。雪質は良好だがまだ先は長い。
黒倉山よりオオシラビソの点在する小松原湿原西側を望む。中央の白い雪原は上ノ代。
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黒倉山よりオオシラビソの点在する小松原湿原西側を望む。中央の白い雪原は上ノ代。
小松山付近より黒倉山を振り返る。
小松山付近より黒倉山を振り返る。
小松山付近より小松原湿原東側を望む。(パノラマサイズあり)
小松山付近より小松原湿原東側を望む。(パノラマサイズあり)
日蔭山に到着。樹林が少なく展望良好。隣りの釜ヶ峰は真っ白な山肌(夏は笹原)、右奥は霧ノ塔。この先、夏道は存在するが残雪期は関係なし。(パノラマサイズあり)
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日蔭山に到着。樹林が少なく展望良好。隣りの釜ヶ峰は真っ白な山肌(夏は笹原)、右奥は霧ノ塔。この先、夏道は存在するが残雪期は関係なし。(パノラマサイズあり)
中津川下流方面の河岸段丘を拡大。
中津川下流方面の河岸段丘を拡大。
苗場山方面。徐々に見える角度が変化する。(パノラマサイズあり)
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苗場山方面。徐々に見える角度が変化する。(パノラマサイズあり)
猿面峰アップ。
釜ヶ峰より日蔭山を振り返る。無垢の純白の山肌が印象的。(パノラマサイズあり)
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釜ヶ峰より日蔭山を振り返る。無垢の純白の山肌が印象的。(パノラマサイズあり)
釜ヶ峰より望む霧ノ塔。緩やかに50m下り200mほど登り返す。
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釜ヶ峰より望む霧ノ塔。緩やかに50m下り200mほど登り返す。
少し下って釜ヶ峰を振り返る。雪庇が発達した釜ヶ岳とナイフリッジな尾根が印象的。
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少し下って釜ヶ峰を振り返る。雪庇が発達した釜ヶ岳とナイフリッジな尾根が印象的。
横沢(釜川支流)下流方向。
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横沢(釜川支流)下流方向。
鳴き声ですぐわかった、ホシガラス。
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鳴き声ですぐわかった、ホシガラス。
霧ノ塔の直下より日蔭山方面を振り返る。
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霧ノ塔の直下より日蔭山方面を振り返る。
霧ノ塔の山頂部はなだらかな丘状。旗竿の奥が山頂。
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霧ノ塔の山頂部はなだらかな丘状。旗竿の奥が山頂。
こちらから見る鳥甲山はかっこいい。
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こちらから見る鳥甲山はかっこいい。
霧ノ塔の山頂より望む神楽ヶ峰方面パノラマ。(パノラマサイズあり)
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霧ノ塔の山頂より望む神楽ヶ峰方面パノラマ。(パノラマサイズあり)
隣りの雁ヶ峰アップ。既にボーダーがいるようだ。
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隣りの雁ヶ峰アップ。既にボーダーがいるようだ。
神楽ヶ峰アップ。よく見るとグループがいるようだ。
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神楽ヶ峰アップ。よく見るとグループがいるようだ。
軽く下って登り返すと雁ヶ峰。ボーダーは既に中尾根との間の沢を下っていた。
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軽く下って登り返すと雁ヶ峰。ボーダーは既に中尾根との間の沢を下っていた。
雁ヶ峰よりなだらかな霧ノ塔を振り返る。(パノラマサイズあり)
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雁ヶ峰よりなだらかな霧ノ塔を振り返る。(パノラマサイズあり)
雁ヶ峰より谷川連峰、手前に田代湖。
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雁ヶ峰より谷川連峰、手前に田代湖。
雁ヶ峰より望む巻機山塊。手前の広い雪原は黒岩ノ平、無雪期は湿原が現れる。(パノラマサイズあり)
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雁ヶ峰より望む巻機山塊。手前の広い雪原は黒岩ノ平、無雪期は湿原が現れる。(パノラマサイズあり)
雁ヶ峰のモンスターにお別れを告げて下山にかかる。
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雁ヶ峰のモンスターにお別れを告げて下山にかかる。
釜ヶ峰への登り返し。下りはそれほど苦にならない。
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釜ヶ峰への登り返し。下りはそれほど苦にならない。
釜ヶ峰から日蔭山へ。
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釜ヶ峰から日蔭山へ。
さらに小松山を越え黒倉山(左)へ。
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さらに小松山を越え黒倉山(左)へ。
標高1650m付近は見通しの悪い針葉樹林帯。往路のトレースを拾いながら下る。
標高1650m付近は見通しの悪い針葉樹林帯。往路のトレースを拾いながら下る。
いよいよ核心部の急斜面へ突入。
いよいよ核心部の急斜面へ突入。
だいぶ雪質がが緩み恐怖感は和らぐ。雪崩を起こさないように慎重にツボ足で降りる。さらに枝沢よりカルサ沢へ下降。
だいぶ雪質がが緩み恐怖感は和らぐ。雪崩を起こさないように慎重にツボ足で降りる。さらに枝沢よりカルサ沢へ下降。
明るいうちに大赤沢に無事に下山。
明るいうちに大赤沢に無事に下山。

感想

まだ未踏であった黒倉山〜日蔭山の踏破を兼ねて霧ノ塔まで足を延ばしてみた。
朝の冷え込みで雪の表層部は硬くスノーシューでは殆ど沈まない。カルサ沢沿いを詰めて尾根に上がる。標高1400m〜1470mで今回の核心となる45度以上の急斜面の登攀となる。この区間だけはアイゼン、他はスノーシューが役に立つ。

小松原湿原の台地に上がれば針葉樹林の点在するなだらかな雪原となり別世界。ただ見通し悪いので台地の縁に沿って進む。黒倉山から先はオオシラビソがまばらになり気持ちの良い稜線歩きとなる。特に日蔭山から釜ヶ峰にかけては純白の稜線が続く。硫黄川を取り巻くように1800m級の稜線が弧を描くように連なり、いつもテーブル状の苗場山が横に見える。

霧ノ塔を目前に釜ヶ峰から50m下り200mのきつい登りが待っている。崩壊しかけたスノーモンスターの点在する霧ノ塔山頂からは谷川連峰や巻機山方面の展望が望まれる。なだらかな山頂雪原にはピンクの旗竿が立っており、かぐらスキー方面からのBCのトレースがいくつか見られる。

せっかくなので隣りの雁ガ峰(大日蔭山)まで足を延ばしてから辿ってきたルートを戻る。気温の上昇で標高1300m以下では非常に湿った柔らかい雪質となりスノーシューの雪団子を払いながら重い足取りで下る。

黒倉山からの霧の塔までに限れば、静かで展望も良くとっておきのスノートレッキングコースだと思う。アプローチについては一般的には見倉から金城山コースを利用した方が良さそうに思われる。

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