ペケレベツ岳
- GPS
- 05:24
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:24
天候 | ガス・スノー |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢沿いに歩くことができた。 雪解けが早いので、笹をうまく避けなければならなかった。 稜線近くはスキーアイゼンでクリア。 |
写真
感想
ペケレベツ岳
普段は登山者が多い日勝峠周辺であるが、昨年の台風の影響で今シーズンは遠い山域になってしまった。今秋の復旧を目指しているが、無事に開通することを祈るばかりである。
さて、そんな日勝峠の中でもスキー向きの山、ペケレベツ岳にやってきた。ほのぼの系山行になるかと思ったが、蓋を開けてみるとアドベンチャー満載のMAD山行だった。山スキー家の中でも、よほどのゲテモノ好きにしかオススメできない。
まずはササの藪漕ぎからスタートである。膝丈のササラッセルを織り交ぜながら100m登る。「スキー藪漕ぎスキル」が上昇した。峠道に復帰し、去年までトラックがバンバン走っていた道路をノロノロと歩いていく。知ってはいたが、天気が悪い。4月のくせに粉雪が降っている。「東面はパウダーか」と期待させる。
沢沿いのカーブから再びスキーに変更。植林帯をまっすぐ登り、再びササラッセル。沢に復帰し、3度ほどスキーを脱いで渡渉する。直登尾根を使う計画だったが、斜度の緩い隣の尾根を使うことに。沢を一本間違えて、余計に渡渉してしまった。慌てて引き返す。沢から這い上がるには、ダブルウィペットが大活躍。
尾根を変更したものの、容赦ない急斜面。ひたすら高度を稼ぐ。稜線近くになると、半ザラメ雪。スキーアイゼンを効かせてガンガン進む。しかし、吹き溜まりでまさかの膝ラッセル。風も強くなってきた。最後、ハイマツ帯をジグザグして山頂まで。一瞬雲が薄くなったが、青空は拝めず。
山頂から滑走。直下はガリガリで、雪質を探りながら右往左往。尾根上の方が雪が溜まっている。硬いザラメ雪の上に新雪が20センチ。超レアな「ガリパウ」スキーだ。これが予想以上に楽しい。なにこれ?すごーい!
下山ではササを避けるためにやや遠回りしたが、これが吉と出た。無事に峠道に復帰すると、新雪が積もり道路沿いを滑っていける。スキーの裏から聞こえる不穏な音を無視しながら、無事に清水ドライブインに到着。
初冬、厳冬、残雪、沢登り。なんでもありの「ワンダーマウンテン」だった。
何もかも完璧じゃないか、ペケレベツ・アドベンチャー。満足です。
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