朝日連峰の末端、針生(はんなり)山とついでに吊橋
- GPS
- 08:11
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 884m
- 下り
- 882m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小国の中心部を過ぎると店舗無 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道入口〜針生平〜林道最終地点 除雪済みで歩くのに支障ありません。自転車なら通行可。 針生平〜尾根〜814mピーク 雪はほぼ残っておらず刈り払いにより夏道が出来ています。盛夏になるとどうなるかわかりませんが、現在は尾根通しでストレス無く歩けます。 814mピーク〜コル〜針生山の尾根 踏み跡はありますが、藪が濃くなっています。藪は潅木低木で歩き辛いです。尾根筋が明瞭でないところもあり、葉が茂ってくると視界が遮られ降りる方向を間違えそうな斜面です。コルはすべてヤブ漕ぎです。針生山の乗っている尾根は見える限りは踏み跡がありますが、どこからどこに繋がっているのかは不明です。 林道最終地点〜大石橋〜荒川吊橋 残雪が豊富に残っています。それほど人が入ってないところなのでトレースは明瞭に残っている感じではありません。ペンキマークやカラーテープなどはありません。当日はツボ足で大丈夫でした。吊橋や丸木橋は通過時に転落注意。 |
その他周辺情報 | 登山届け提出場所はまだ開設されていないようです |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ツェルト
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感想
春の朝日連峰の様子を伺いに小国町へ行ってきました。
地図を見ているとなんとなく気になる名前の 針生(はんなり)山と針生平。様子見はこの山に決定です。
地図を見ると、取り付く尾根が結構細そうです。尾根上に岩場マークは付いていませんが、傾斜がきついので行けるかどうか。藪も気になるところですが残雪に期待します。
小国町の中心部を抜けて徳網に入るまで弱い雨がパラパラと落ちていましたが、予報では晴れと出ていました。天候回復を期待して出発です。
林道は夏場なら大石橋まで車で入っていけるようですが、まだ冬の通行止めのため徳網集落の先で駐車です。駐車スペースは大きく取ってあり10台以上は余裕で停められます。林道は除雪は完全に済んでおり通行に支障はありません。自転車も通行できる道路状態です。地元の方たち(管理者だと思いますが)は車で林道最奥まで入っていたので、近いうちに開通するのかもしれません。
封鎖のチェーンを跨いで歩き出します。横を流れる荒川にはいくつも砂防ダムが設置され、堰を越えて落ちる豊富な水が空気を震わせます。
取り付く尾根の基部まで一時間弱。尾根の手前の雪田はまだ1mくらいは積もっていましたが、尾根には雪はほとんど残っていませんでした。コレはヤブ漕ぎ決定かと覚悟して取り付いてみると、驚いたことにかなりしっかりした踏み跡が付いています。刈り払いされた跡もあり普通の登山道並みに快適な状態です。ありがたく使わせていただきます。
尾根はやはり細く 両側が切れ落ちていますが、藪が茂り木も生えているのでそれほど恐怖感はありません。標識やカラーテープなどは一切ありませんが一本尾根なので迷うところはありません。
この尾根のピークあたりにわずかに残雪がありますが特に問題になることはありません。しかしそれまで明瞭だった踏み跡もここまで。このピークから針生山へは一旦鞍部に下がって隣の尾根へ移るのですが、鞍部を上から見る限り、細い上に藪が覆っているようです。ヤブ漕ぎの逃げ場はありません。人が通ったあとはありますが、その上を低木が覆い 行く手を塞ぎます。しかし幸いにも葉っぱが茂る前なのでそれほど苦労せずに通過できました。
急な斜面を登り最後の藪を漕いで隣の尾根へ出るとソコにも立派な道が。もしかしてキノコや山菜取りにでも使われている山なのかもしれません。
思いの外あっさり針生山のピークを踏むことが出来たので、ここまで来たついでに角楢小屋も偵察に行くことにしました。もときた道を林道まで戻り角楢小屋方面へ。除雪は大石橋駐車場まで済んで、おくには管理者のものなのでしょうか、数台の車が停まっていました。ここからは雪道です。雪に乗ってすぐ大石沢小屋が建っていますが、小屋の前には吊橋と丸太橋の二つを渡らなければなりません。吊橋は高さ2〜3m巾30cmくらいの板の上を渉ります。丸太橋も巾30cmくらいの板が乗っていますが水面に近い上に丸太の状態などが隠れて見えないので、こちらのほうが落ちそうな感覚でした。
大石沢小屋は中は見ていませんが、外観からは使用に問題なさそうです。小屋の脇を通過して川沿いを進みます。こちらのコースも案内板やカラーテープなどは一切見当たりません。途中小さい沢を渡り祝瓶の分岐を見て後 荒川吊橋を渉ります。崖に近いようなところを橋の袂に落ちていくためにロープが張られていますが、大分痛んでいるようです。使う前に確認したほうがよさそうです。こちらの吊橋は積雪のせいでしょうか、踏み板が片側に傾いで真っ直ぐ歩くことが出来ません。手摺替わりのワイヤーにしがみつきながらソロソロ足を運びます。雪が付いたり凍っていると手こずりそうです。
橋を渡るとブナ林の中を次の渡渉点へ進みます。ところが思ったより川の水量が多くて靴を濡らさずに渉るのは無理そうです。多いとは言っても渉れないほどではないのでどうしようかしばらく悩みましたが、帰り道を冷たい靴で歩くのも嫌なので今回はここまでで帰る事にします。この渡渉点の先の一本吊橋を見たかったのですが、次回のお楽しみです。
車に乗って走り出してすぐ真正面に飯豊の山並みが目に入りました。写真だとうまく写っていませんが、雪の塊というか その残雪の多さに圧倒されます。朝日連峰もいそうですが、雪の飯豊の迫力は桁違いです。
コメント
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ほぼアルパインでしょう(笑)
いえいえ、一見険しそうに見えて、鼻唄交じりで歩けるコースでした。(一部を除く)その後の吊橋散策も間違いナシのハイキングでした。
鼻唄交じりはちょっと言いすぎかも
でも両側切れ落ちているとはいえ、コルのヤブ漕ぎ以外は手を使って登るほどキツクも無いのでアルパイン要素はほとんど無いですよ。
高度感はそこそこありますが。
一般市民には命がけですわ(笑)
針生山、と言われて解る人はごく一部でしょうね。
去年、祝瓶山に登った時に針生(はんなり)という言葉を初めて知りました。
針生山の尾根って袖朝日〜西朝日まで繋がっているんですね。
この尾根を歩くとすると積雪期限定っぽいですが、どうなんでしょうね
袖朝日の辺りは藪が凄いらしいです。
そうすると残雪期は踏み抜き地獄になるのか気になるところです。
詳細なレポありがとうございます。
参考にさせていただきます。
途中地元のマタギさんにお会いし、林道の開通はGW明けとの事でした。
hemuhanaさん コメントありがとうございます。たいしたレポートではありませんが、参考になれば幸いです。お二人で登られるのでしょうか。まだまだ雪が残っています。お気を付けて楽しんで来てください。
ほぼ二人で歩いています。
GW後半はお天気も良さそうで、今から楽しみにしています。
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