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Yamareco

記録ID: 1113556
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山滑走
槍・穂高・乗鞍

西穂高岳・・・のはずがここはどこ?(小鍋谷から)

2017年04月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:15
距離
15.6km
登り
1,692m
下り
1,678m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:01
休憩
0:21
合計
9:22
4:49
0
スタート地点
4:49
5:01
19
5:20
5:20
521
14:01
14:10
1
14:11
ゴール地点
天候 快晴☀
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高の鍋平登山者用駐車場に駐車
コース状況/
危険箇所等
小鍋谷はデブリが結構ありましたが、それなりにリセットされ、思ったほど難儀しませんでした。
しかし、日中日が差し、気温が上がってくると落石には注意が必要です。
その他周辺情報 栃尾温泉荒神の湯
寸志200円也
鍋平の登山者用駐車場から出発
鍋平の登山者用駐車場から出発
上部しらかば平の有料駐車場は開門前
上部しらかば平の有料駐車場は開門前
朝日を浴びる笠ヶ岳
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朝日を浴びる笠ヶ岳
錫杖岳から抜戸岳への稜線
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錫杖岳から抜戸岳への稜線
槍も見えてきた
小鍋谷に入る
堰堤をいくつか巻く
堰堤をいくつか巻く
正面の笠ヶ岳が美しい
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正面の笠ヶ岳が美しい
予想通りデブリが出てくる
予想通りデブリが出てくる
正面には独標
デブリを乗り越えるのに思ったほど苦労しませんでした
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デブリを乗り越えるのに思ったほど苦労しませんでした
左に西尾根の岩峰
左に西尾根の岩峰
乗鞍が顔を出した
乗鞍が顔を出した
ガンガン登る
以外と雪は多い
正面に乗鞍、右に焼岳
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正面に乗鞍、右に焼岳
結構な急傾斜
かなり標高上げました
かなり標高上げました
白山も綺麗です
ここを右に進むのが正規ルート
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ここを右に進むのが正規ルート
でもそのまま正面に行ってしまった
何故気が付かなかったのか?
でもそのまま正面に行ってしまった
何故気が付かなかったのか?
条件は素晴らしかったのに
2
条件は素晴らしかったのに
雪が多く、以前と印象が違うことに気が付かなかった
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雪が多く、以前と印象が違うことに気が付かなかった
後で考えると何か見覚えのない斜面だよな
4
後で考えると何か見覚えのない斜面だよな
白山がよく見える
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白山がよく見える
あの正面が西穂高山頂だ
何で早く気が付かなかったのだろう
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あの正面が西穂高山頂だ
何で早く気が付かなかったのだろう
この時は迷わずそのまま直登してしまった
この時は迷わずそのまま直登してしまった
あのコルに向けて(大きな間違い)
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あのコルに向けて(大きな間違い)
シートラも疲れます
4
シートラも疲れます
確実に焼岳よりは高くなった
確実に焼岳よりは高くなった
大斜面を登る先生
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大斜面を登る先生
コルに出たが、山頂はどこ?
コルに出たが、山頂はどこ?
あれ〜正面にジャンのような山
あれ〜正面にジャンのような山
右手は奥穂か?
真ん前に見えるのは白出沢?
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真ん前に見えるのは白出沢?
どこだここは?
大きな雪庇のある稜線に出てしまった
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大きな雪庇のある稜線に出てしまった
もう一つ南の尾根の向こうが正規ルートだった
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もう一つ南の尾根の向こうが正規ルートだった
山頂に向かうにはここから岩尾根の稜線を登り上げないとだめだ
少し下ってトラバース作戦もあり得たが、体力、精神ともにテンションダウン
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山頂に向かうにはここから岩尾根の稜線を登り上げないとだめだ
少し下ってトラバース作戦もあり得たが、体力、精神ともにテンションダウン
残念ながらあきらめてここを本日の最終地点とした
茫然としてしまい
急に肩の荷が下りてしまった
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残念ながらあきらめてここを本日の最終地点とした
茫然としてしまい
急に肩の荷が下りてしまった
こうなったら、ピークに拘らず滑走を楽しむのみ
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こうなったら、ピークに拘らず滑走を楽しむのみ
この大斜面を行こう
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この大斜面を行こう
かなりの急斜
正面がピラミッドピーク
左が山頂
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正面がピラミッドピーク
左が山頂
雪は緩んでナイスザラメ
雪は緩んでナイスザラメ
かっ飛ぶ先生
滑りは楽しい
どんどん行きます
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どんどん行きます
登りの時に大休止したところ
この上を右寄りに行かなければいけなかった
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登りの時に大休止したところ
この上を右寄りに行かなければいけなかった
まあ後の祭りですが
まあ後の祭りですが
雪崩は落ち切ったでしょうか
雪崩は落ち切ったでしょうか
デブリもなんのその
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デブリもなんのその
小鍋谷から林道に乗り上げ
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小鍋谷から林道に乗り上げ
しらかば平に戻った
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しらかば平に戻った
下山後の検証・・・・・左又:ジャンクションのコル
右又:登頂ライン
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下山後の検証・・・・・左又:ジャンクションのコル
右又:登頂ライン

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

快晴が約束された日曜日
新穂高の鍋平に車を止めることができれば小鍋谷から西穂高岳を登り西穂沢を滑ろうと目論み新穂高ロープウェイさんに駐車場状況を事前に聞いてみたところ、まだ駄目ですと言われ悩んでいたところ、先生からまたまたお誘い♪。
先生も同じ行先を思案していたらしく、(本当に偶然)とりあえず行ってみましょうとのことで行動開始。
前日夜に鍋平を偵察すると、駐車に問題なし。
但し、上部の有料駐車場は夜間閉鎖だったので、その少し手前の登山者用駐車場を利用。
一応西穂沢を下りて白出沢から右俣林道を戻る予定で1台を深山荘前の登山者用駐車場にデポ。
明るくなってからのスタートでしたが、今年の雪は多いですね。
小鍋平へ向かう林道の雪はほとんど繋がっていました。
すぐに谷へ下り、堰堤を幾つか超えていく。
小鍋谷はデブリは当然ありますが、今回はそれほど大変なところはありませんでした。
以外と順調に進み、左手の尾根を越えて上部の広い斜面に出ます。
徐々に傾斜が強くなってきたので、自分は早めに板を担ぎ、アイゼンで登ります。
左手に西尾根の岩峰が荒々しく見え出し、記憶を辿って斜面を乗り上げて行きます。
この辺りで地図をしっかりと確認しなかったのがいけなかった。
知らぬ間に直登し、記憶にない稜線コルに出た。
大きな雪庇もあり、慎重に周りを見渡すと正面にあの独特な山容であるジャンが見えます。
その向こうには奥穂が見え、正面に白出沢らしき谷が見える。その先には槍も見えるではないですか。
え〜ここは何処?山頂は?
地図とGPSを確認すると西尾根の上部ではありませんか。
ということは山頂はこの岩稜稜線のまだ南ではありませんか。
行けなくもないですが、予想外のルートミスで張りつめた糸が切れるように緊張感がなくなった。
何てこった。やってまった。行けなくもないが、慎重に進まなければならず、時間の大幅なロスになってしまう。
無理して怪我でもしたら元も子もない。この先の進展は諦めた。
ここを本日の最終地点とし、小鍋谷を滑り降りることにした。
滑りは楽しかったので、まあ良しだが、二人ともGPSや地図を持っていたのにも関わらずルートを間違えるなんて。
しかもお互いに初めてのルートではありません。
油断は禁物とあらためて山から教わりました。

ktn92さんも僕も単独で登ったことのある小鍋谷~西穂。さらに西穂から西穂沢〜白出し沢へとつなげる滑走のビッグマウンテンの予定だったのだが。。。どこでどう間違えたのか大きく小鍋谷左又に入り込み気がつけばそこは西穂西尾根2700m地点。ここから岩峰のクライミングもあったが、僕の体力消耗と登りでのスリップによる捻挫、足首と腰の痛みが決断させてくれなかった。やはり出発時間の遅さと日頃の体力作りをしていないことが露呈。西穂山頂はすぐそこに見えているのに、絶望的に遠く感じる。もう一度出直して来いよ・・・と山が我々を遠ざけたのだ。2000m地点で2人の間を転がりぬけた落石にもちょいビビった。
新穂高指導所への下山届の下山口の違いが少しむなしかった。。。
6時に自宅着・・・帰ってきて初めて左足首、腰左右の痛みがかなりひどくまっすぐ歩けないことに気付く。

このころは強かったな~https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-806577.html

滑走はそこそこ豪快ではあったのだが、落ち込みは隠せない。ミスルートの検証をしつつ帰還。



https://scontent.xx.fbcdn.net/v/t31.0-8/17917592_839057196233807_2226968515501610018_o.jpg?oh=96156589fe0e9f9390be63d2fe69a4ce&oe=59740FE2
後から検証してみると、登頂予定の青:右俣ルートに対して、赤の左俣:ジャンクションのコルへ上がっていたようだ。これは正規の西尾根ルートであり、ここからも十分登頂可能であった。ただ自分たちが何で西尾根に上がっているのかなかなか納得できないで焦った。
荷物デポ山頂往復も考えたが下りにつぼ足よりはスキーの方が安全だしデポの価値を見いだせなかった。右へ雪壁トラバースし、山頂岩峰直下から登り上げるリカバリーも可能だったのだが・・・。

  もう一つのリカバリーはジャンクションから向こう側の真下が滑走予定ラインにつながるの西穂沢右股だっただが、実はここも滑走されているため可能であると考えたが、50度の斜面で上部から見ると巨大な雪庇が張り出す雪崩の巣のような場所でもあった。余裕が無い状態で一発勝負は避ける・・・・で却下。  

 残り200mちょっとなのだが、絶望的な高さに思えたのが昨日のすべてである。色々と考える余地がないほど疲労していたのだろう。僕の捻挫・腸骨靭帯の痛みや股関節痛もかなり堪えていた。自分の負けである。絶好過ぎるピーカンコンディションでの急激な気温上昇により予想外の時間超過で素人には厳しすぎる条件に追い込まれていた。というのが結論。僕の得意なもう少し気温が低めのコンディションだったら良かったかもしれないが。
K谷さんと二人で出した結論・・・絶対に怪我なく帰還する・・・でジャンクション2700mが終了点となった。

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