信州：新緑と花の霧訪山(きりとうやま)〜大芝山[山の神自然園〜]

2017年05月15日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.3km
• 登り: 631m
• 下り: 627m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:57
• 合計: 4:22

10:51 山ノ神自然園駐車場
10:53 10:53 雄床山神社
10:59 11:01 たまらずの池
11:06 11:06 霧訪山登山口
12:07 12:07 ブナの分岐
12:17 13:12 霧訪山
13:27 13:27 ブナの分岐
13:27 13:27 北小野新道分岐点
13:51 13:51 たきあらしの峰
14:10 14:10 大芝山
14:19 14:19 大芝山ノ肩
14:28 14:28 洞ノ峰
14:57 14:57 山の神社
15:13 山ノ神自然園駐車場

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■長野自動車道：塩尻IC〜山ノ神自然園駐車スペース20分
　塩尻ICの南西、中央本線を2度くぐった、矢沢川上流

コース状況／危険箇所等

・下山時、大芝山を越えてから洞の峰のすぐ先の標識で下西条(しもにしじょう)方面に進まず、標識案内は無かったものの（ロープで通行止めにしている？）踏み跡は明瞭なショートカットコースの尾根道を進みました。下西条コースとはその後合流。山ノ神社を過ぎてから駐車場のある山ノ神自然園方面の標識がなく(見つけられず)、登山道・林道の分岐もいくつかあり進行方向に2度ほど迷いました。
・今回のコースの起点である山ノ神自然園への下山用の案内標識があるとありがたいと感じました。
・中央分水嶺の善知鳥峠(うとうとうげ)やJR中央本線：小野駅方面からのコースもあります。
・しおじりひろばによる霧訪山コース案内
http://www.shiojiri.info/~ryouono/t-ono(kiritouyama)/index.html
・駐車場2名、登山時1名、頂上3名、下山時0名のハイカー、その他倒木の処理の方？2名

その他周辺情報

・大芝山〜霧訪山の稜線上で花の種類が豊富
・花の名前は正確ではありませんので悪しからず。またピンボケは花の名前に含まれるものではありません。
・常光寺（上西条）のシャクナゲ(塩尻市観光協会)http://www.tokimeguri.jp/looking/2009/09/11-194527.php
・かやぶきの館(10:00〜8：00、400円)JR小野駅から9ｋｍ車で15分
https://kayabukinoyakata.jp/

写真

5/15 10:51

10：50長野自動車道塩尻IC南西の矢沢川上流、山ノ神自然園の駐車スペースよりスタート、駐車3台

5/15 10:49

とりあえず目に留まった花はすべて写真におさめる予定で進みます

5/15 10:52

最初は矢沢川沿い

5/15 10:53

雄床山神社

5/15 10:57

10：55

5/15 10:59

たまらずの池近くにも駐車があります

5/15 10:59

池に新緑が映えます

5/15 11:01

水は十分あるのにたまらずの池

5/15 11:03

標識どおりに左へ

5/15 11:06

11:05さらに左へ曲がると右手に霧訪山登山口

5/15 11:13

タチツボスミレ(立坪菫)

5/15 11:14

標高1300mの山と侮っていたら結構バテバテで、花に癒されます

5/15 11:20

チゴユリ（稚児百合）

5/15 11:30

鮮やかな色のピンボケヤマツツジ(山躑躅)

5/15 11:32

モミジイチゴ（紅葉苺）かニガイチゴ(苦苺)

5/15 11:38

新緑に薄紫が映えます

5/15 11:40

登りの主役

5/15 11:28

葉が三枚だったミツバツツジ(三葉躑躅)

5/15 11:37

アップ

5/15 11:36

5/15 11:43

5/15 11:57

バテるのでドーピング

5/15 11:59

葉の表面の脈に沿って白い斑が入り(フイリ)葉の裏が紫(シハイ)のフイリシハイスミレ(斑入紫背菫)

5/15 12:15

5/15 12:07

12：05ブナの分岐、山頂まで20分とありうれしい

5/15 12:07

左・登りで使った男坂、右・下りで使った女坂

5/15 12:11

頂上かと思ったらまだ10分

5/15 12:12

(ヒメ？)ギフチョウ(岐阜蝶)

5/15 12:17

12：15ホントの頂上1305m！

5/15 13:02

三角点、頂上に2名

5/15 12:18

南側は分水嶺登山道、えぼし、駒沢山方面

5/15 12:33

東側へのコースの案内標識

5/15 12:31

頂上にある祠は小野神社の会地社(おうちしゃ)だそうで、祭神はイザナギとイザナミ

5/15 12:37

御本尊？？

5/15 12:31

北西の北アルプス方面、うっすらですが麓からも見られるので無問題

5/15 12:56

常念岳

5/15 12:32

北東の高ボッチ山、鉢伏山、美ヶ原方面、手前は大芝山方面

5/15 12:32

南東の小野駅方面？

5/15 12:21

ツクモグサの仲間、囲いの中にオキナグサ(翁草)

5/15 12:21

綿毛が飛んでなくなると老人の頭のようになるのが名前の由来だそうです

5/15 12:25

地元小学校、霧訪山山の会、ロマンササユリ会等が保護しているようです

5/15 12:28

「おきなぐさ」宮沢賢治

5/15 12:38

http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1085_47131.html

5/15 12:39

うずのしゅげ

5/15 13:05

うずのしゅげの花をきらいなものはありません

5/15 12:49

誰もいなくなって、おにぎり、ゆで卵、インスタント味噌汁、わざわざ食卓塩

5/15 12:55

デザートの塩羊羹と緑茶

5/15 12:22

5/15 13:12

13：10それでは次の目的地大芝山に向かいます、一旦戻ります

5/15 13:20

男坂分岐の登り時点では広がったままだったけれど日当たりが良く気温が上がり

5/15 13:21

下りではきれいに反りかえってくれていたカタクリ(片栗)

5/15 13:28

13：30大芝山50分、北小野登山口90分

5/15 13:34

マイヅルソウ(舞鶴草)　

5/15 13:38

モミジイチゴ(紅葉苺)

5/15 13:39

ヤマブキ

5/15 14:02

(山吹)

5/15 13:51

たきあらしの峰

5/15 13:52

5/15 13:53

ラッパ形のヤマエンゴサク(山延胡索)、変わった名前で覚えられないが延胡索は太田漢方胃腸薬にも配合されているらしい

5/15 13:57

ラショウモンカズラ(羅生門葛)、かわいい花なのに渡辺綱が羅生門で切り落とした鬼の腕に由来するそう、カズラは蔓の意

5/15 13:54

コンロンソウ（崑崙草）？ は中国の山に由来するとか

5/15 13:57

花が開いてまばらなカタクリの周りに、一輪や三輪もあるらしい賑やかなニリンソウ(二輪草)

5/15 13:59

感動のニリンソウ・ストリート、漢方薬にもなる根茎で増えるので群落を作るようです

5/15 14:02

普通群生するらしいのにヒトリシズカ(一人静)、義経の妾で舞の名手静御前に由来するそう

5/15 14:03

ボタンに似た葉のルイヨウボタン(類葉牡丹)、ボタンの葉がどうだったか・・

5/15 14:05

クサボケ(草木瓜)、梨様の果実は、「シドミ」や「ジナシ」と呼び、塩漬けや果実酒にするとか

5/15 14:06

全く存在に気付かなかったマムシグサ（蝮草）

5/15 14:07

マムシが鎌首をもたげている様子の正面から

5/15 14:10

14：10大芝山

5/15 14:12

ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)

5/15 14:27

5/15 14:14

5/15 14:16

花が雪の結晶に似て白くて笹に似た葉のユキザサ（雪笹）の蕾

5/15 14:19

14：20大芝山の肩

5/15 14:28

14：30洞の峰

5/15 14:28

そこからの景色

5/15 14:51

新緑が鮮やか

5/15 14:55

すがすがしい

5/15 14:57

山の神社にお礼

5/15 15:10

15：10直前進行方向に迷いながらも右方の駐車場への道に合流(左大芝山・右霧訪山)

5/15 15:12

簡易トイレ

5/15 15:13

15：15駐車場着、駐車1台のみ

5/15 15:22

近くに帽子を被っているような強烈なルックスの老犬、車を降りて挨拶したけれど目を合わせてくれません

撮影機器：

D7000 ニコン

FinePix XP90 富士フイルム

感想

hiroyanagi

【新緑とオキナグサとニリンソウ】
　今年2月に安曇野にある光城山(ひかるじょうやま)を訪れた際に、福寿草の群生地を案内してくれた安曇野の鉄人から、霧訪山(きりとうやま)を推薦してもらっていたので今回訪問。信州の真ん中、大げさに言えば日本のど真ん中にある標高1300mちょっとの里山です。
　標高がそんなでもないから楽なもんだろうとタカをくくっていましたが、序盤の急登にバテました。しかし、新緑の気持ちの良い季節の中、いろいろな花に出会え励まされながら歩くことができました。頂上でお会いした花の達人から、下山の途中途中でいろいろと花の名前を教えて頂きました。実のところは聞いたそばから忘れる始末だったのは情けなく申し訳ない思いでいっぱいですが、帰宅後調べる際には大変参考になり感謝しています。まだまだ調べきれていませんが。
　翁草(オキナグサ)を初めて眺めて感心し、見つけると嬉しい可憐なカタクリと新緑に映えるピンクのミツバツツジに満足し、賑やかに咲き揃ったニリンソウには圧倒されと、気持ち良い山行となりました。

コメント

luneaciel

ギフチョウ
　こんにちはhiroyanagiさん
先日、善知鳥峠方面分岐まで少しの間御一緒したluneacielです。
花の達人なんてとてもとてもの未熟者で、間違えた花名もあったと思い申し訳ない。
　花も山も一人で調べたり考えるだけでなく、他の方々の知識や言葉などは、新たな気付や参考になります。マムシグサのお写真の取り方を今度試してみますね。
　霧訪山の手前で見られた蝶は、写真拝見するとギフチョウでしたね！　私の見たペアもそうだったかもと思いうれしくなりました。
大芝山付近で見た蝶は、縞の入り方からしてアゲハチョウの春型だったのではないかと思います。またどこかのお山でお会いした時には宜しく

hiroyanagi

Re: ギフチョウ
luneaciel師匠こんばんは。
福寿草を見せてくれた安曇野の鉄人のご縁で、今回花の達人にお会いできたこと山ノ神に感謝します。
ギフチョウは山頂で教えて頂くまで何の蝶か知らず撮ったものでした。私が見たときは三角関係になっていましたよ。
次から次へと花の名前が出てくるので驚きました。出来の悪い生徒でしたが、いろいろと勉強になりました。信州の花を楽しむ山行では師匠のカバン持ちをさせて頂きますのでまた宜しくお願いします 。
今日は調べるのは疲れたので達人参照ということでカンニングしてしまいました。申し訳ありません。