足尾ウメコバ沢 中央岩峰右岸壁右ルート
- GPS
- 09:35
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,112m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
冬季、氷を求め幾度となく通ったウメコバ沢。アプローチ途中、両端に急峻にそびえ立つ岩峰は印象的で、登攀できるルートが有ればと調べる内に、幾多のラインが引かれているのを見つける事が出来、その中の一つである中央岩峰へ行ってきました。
銅親水公園よりアプローチ開始。長い長い林道を辿りウメコバ沢を目指します。 冬季の殺伐とした雰囲気とは全く違い、急峻にそそり立つモノクロの岩壁に新緑の緑が映え、気持ちよく進みウメコバ沢出合いへ到着。
雪解けで増水を心配していた松木沢の渡渉も問題なく通過しウメコバ沢へ入ります。F1 F2はfixを使い慎重に通過しその後、トポを頼りに取り付き点を探しながら、緩やかな沢を詰めて行きます。少し進むと左岸に中央岩峰と思われる威圧的な岩峰が現れ、トポを下に取り付きを探し取り付き点へ到着。
出だしより残置は殆ど見当たら無く不安感じましたが、取り付き点には薄っすらと右ルートと書かれており確信をもって登攀開始。
1P 階段状の凹角。残置は殆ど無くNPでランナーを取りながら高度を上げる。約25m程でテラスにてピッチを
切る。 テラスには終了点あり。
2P 左右に発生する浅い凹角の左にラインを取り高度を上げる。残置は殆ど無くNPでランナーを取り約40m
程で立木にてピッチを切る。
3P スラブを左上気味に高度を上げ頭上のブッシュ帯へと進む。残置は殆ど皆無といっていい程で、ルーファ
イには慎重に通過。50mいっぱいまでロープを延ばし立木にてピッチを切る。その後、緩やかな斜面を約
10m程高度を上げそそり立つ右岸壁へ、ピンが一本打って有り、ルートである事にほっとする。
4P 核心ピッチ。取り付きより立っている。 左に発生する幅広のクラック伝いに高度を上げる。中間部で左の
フェースへ移るが高度感がたまらない。 再びクラックへムーブを移し高度を上げる。残置は殆ど無くNP
でランナーを取る。約35m程で残置3本のハーケンにてピッチを切る。
5P 頭上に見える凹角を目指し高度を上げる。
核心の4Pと変わりなく高度感、ルーファイは変わりなく神経を使い、右岩壁右ルートとしては4,5Pが継続
核心部と思われる。30m程でピッチを切る。 事実上の登攀は終了。
6P スラブを登り、ガレた斜面を落石に慎重に登り立ち枯れた大木にて登攀終了。
下降はfixを頼りに高度を下げ、ガレ場まで導かれ慎重に高度を下げウメコバ沢へ降り立ち下山。
残置は殆ど無くNPでランナーを取りながらの登攀はアルパインを目指す者には良い課題に成るルートと思いました。そしてすぐ横には、新たなる課題が静粛と鎮座し再び訪れる事を約束し下山しました。
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