鉱石山から木賊山そして川場牧場までヤブ漕ぎ
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 594m
- 下り
- 589m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鉱石山だけならしっかりコース整備されている。 木賊山へは鉱石山のトイレ脇から北に薄い踏跡を辿る。 木賊山から先はルート無し。真北へ尾根を辿ると川場牧場。 川場牧場内は入れない(と思う)ので、壊れたフェンス沿いに西に下り、途中から牧場を離れて沢沿いに下るがヤブが濃い。そのまま下って川場牧場へ通じる村道に出てあとはひたすら車道歩き。 |
写真
感想
川場村には、山と高原地図を見ながらよく渓流釣りに出かけている。その地図には「鉱石山」という面白い名前の山が記されていて少々気になっていた。ちょっと調べると、昔ザクロ石を取ったことからその名前が付けられたらしく、現在はトロッコ跡などがハイキングコースとして整備されているとの事。
トロッコ跡は見てみたかったが、ハイキングコースを歩くだけではつまらない。地形図を見ると、鉱石山から北に尾根が伸びて川場牧場に下っている。この尾根を歩いてみようと思った。
鉱石山のひとつ北のピークの三角点峰には、木賊山あるいは朝倉山の名前が付けられ、ここまではルートがあるようだが、その先はネットでも記録は見つからなかった。
登山口は、川場スキー場に向かう途中の「ふじやまの湯」の先から東に延びる林道。ここには川場スキー場の第5駐車場があり、ここに車を停めて出発。山と高原地図の他に2万5千分の1地形図を携行。
しばらく林道を歩く。この林道が大きくカーブする地点に「登山口」の案内があり、簡易トイレが4基も設置されている。登る人も少ないのに何でこんなにあるのか不思議だと思ったが、どうやらこのコースは世田谷区民の森として整備され、林間学校などで利用されている(いた?)らしい。そのトイレを横目に伐採地跡の作業道のような道を登って行く。途中にウドやモミジガサが生えていて、夕飯のおかずにとちょっとだけ頂いた。
道はそのまま山道となり植林帯から自然林に変わると、見たかったトロッコ跡が出てきた。か細いレールが半ば埋もれた形で残っていたが、その区間は思ったよりも短かった。
そこから緩やかな尾根をのんびり登って行くと、山頂部に出た。ここにもトイレが2基設置されていたが、ここまで持ち上げるのは大変だったろうな。
鉱石山の山頂は標識があるだけで、とても静かだった。自分の前に先行者が1人いたが、ほかは誰にも会わなかった。
ちょっとのんびりしてから、北へ向かう。木賊山へは笹の中に薄い踏跡が付いていたのでこれを辿る。テープや目印もあり、尾根もはっきりしていて分かりやすい。最後にちょっと急登して木賊山の山頂に着いた。木立の中に手製の山頂標識と三角点があった。かなりマイナー度が高い、自分好みの場所だった。
ここから更に北に向かう。はじめわずかに踏跡らしきものがあったがすぐに消え、ヒザ丈くらいの笹ヤブとなった。そのまま忠実に尾根を辿り、次の小ピークはけっこうヤブの中だったがその先は下草も少なくなってきた。さらに地形図には現れない小ピークを越えると、落葉の積もった気持ちいい斜面となり、下りきったところが川場牧場だった。まだ放牧はされていないらしく牛ちゃんの姿はなかったが、その先には武尊山の姿が雄々しく聳えていた。素晴らしい風景だった。
牧場内はおそらく勝手に立ち入ってはいけないだろうと思い、牧柵(ほとんど壊れていた)沿いに西に下って行く。途中から牧場を離れ、谷に下ることにしたが、この先は結構ヤブが濃かった。廃林道もあったが、ここもヤブの世界と化していた。中々前に進めず、倒木を跨いだりして難儀しながら下って行くとガレた沢に出た。沢は開けていて地形図でも滝などはなさそうなのでそのまま沢沿いに下る。そのうちに上方に電柱が見え、道路だとわかったので沢を渡って車道に出た。
あとはひたすら1時間ほど車道を歩いて車まで戻ったが、猛暑のような天気で車道歩きはきつかった。
暑かったけど、地形図を見ながらの歩きはやっぱり面白いなぁ。
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