上高地〜蝶ヶ岳 星撮り登山

2017年05月27日(土) 〜 2017年05月28日(日)

• GPS: 09:24
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,227m
• 下り: 67m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 1:27
• 合計: 9:25

5:46 上高地バスターミナル
6:34 6:51 明神館
7:42 8:13 徳澤園
12:56 13:33 長塀山
14:13 14:14 妖精の池
15:05 15:06 蝶ヶ岳
15:11 蝶ヶ岳ヒュッテ

下りはスマホバッテリー僅少により無し、フライトモードにすると途端に電池が持つ

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス

往復とも新宿発着のさわやか信州号 上高地は土曜5:25着 日曜15:00発
行きは新型車両でコンセントありトイレなしです。このコンセント、少しコツが必要で回しながら差し込む必要があります。さしてから回すのではなく、回しつつ差し込む感じです。Cが独立でAB列がくっついています。
帰りも普通なら新型車両、というか基本的には全て新型車両での運行らしいのですが、なんかあったらしく旧型車両でした。こちらはトイレありコンセントなし。CB列間が広めでAB列間はかなり狭いですが一応離れています。トイレはC3の後ろ。A列からは一旦車両の一番前まで行かないといけないです。旧型はカーテンにマジックテープが多く使われており隙間なく締められるのですが、新型はどう頑張っても隙間ができます。まあ談合坂くらいまでは隙間から入る光が気になりますが、以降はそもそもIC周りにしか街灯がないので気にならなくなります。

コース状況／危険箇所等

徳沢園からの登りは途中からぽつぽつ残雪が出始めて後半はずっと雪の上歩きでした。雪だけになってからだいぶ経ってからチェーンスパイクを付けましたがつぼ足で登っている方もいました。踏み抜きも多かったですが幸い怪しいところはすでに踏み抜かれており、それを避ければスムーズにいけました。危険箇所はないですが、長塀山直前に雪の斜面を10数メートルくらいトラバースする箇所がありそこだけ怖かったです。
横尾への下りは午前中なのもあって雪質も硬くチェーンスパイクありで特に何もなく下れました。踏み抜き上等でスタスタおりて行く方もいましたが、雪上は初めてなので慎重に下りました。それでも何回か膝まで埋まりました。

その他周辺情報

登山後は小梨の湯でさっぱりしてバスで帰りました。ここはこじんまりとしていますがお風呂はかなり綺麗です。

写真

5/27 5:09

早朝だとこんな空いている駐車場があんなことになっていようとは...

5/27 5:52

あんなに上に見える槍ヶ岳が横に見えるほど登るなんてことは考えてもいなかった

5/27 6:23

上高地の川の水の青さを写真に収める余裕もまだある

5/27 6:29

この辺りはもはや散歩感覚

5/27 6:34

5/27 6:37

明神では二週間ほど前に熊が出たようです

5/27 7:06

5/27 7:21

二輪草はこの時間はまだ開いていないようです

5/27 7:31

徳沢直前にここで写真を撮ってくださいと言わんばかりのポイントあり。落石が危険な山沿いの道を迂回するルートを造設したようです

5/27 7:45

もうここでおしまいでいいんじゃね、と思える徳沢園のキャンプサイト

5/27 8:01

猿の大群がキャンプ場を通過していきました。人間を襲う様子もなく、餌付け禁止が徹底されているようです

5/27 8:14

ここからが本番！

5/27 8:16

と思いきやこの有様。ここを通りたければ我を倒してゆけ。的な。割と堂々と居座りやがっていましたが追い払って出発。

5/27 9:47

前半1時間くらいは雪もなく

5/27 9:57

途中からちらほら残雪が

5/27 11:17

そして一面雪、踏み跡はしっかりしているのとピンクリボン、木に書かれた赤い丸、たまに黄色い丸、が沢山あるのでしっかり見ていれば迷うことはなさそう

5/27 14:03

長塀山の山頂で大休止、遅めの昼食をとりました。

5/27 14:27

妖精の池を過ぎて最後の登りを登りきるとこれ

5/27 14:55

遠くにはいい具合に先だけ見える槍ヶ岳が、ほぼ横に見える槍にしみじみここまで登ってきたと実感

5/27 14:57

引きでドカーン

5/27 15:18

松本平側もどかーん

5/27 18:29

夕方になると松本平が雲海に

5/27 18:36

御嶽山？が雲海に浮かぶ

5/27 18:38

夕日に照らされるテン場

5/27 18:38

山脈にブロックされる岐阜側の雲

5/27 18:42

穂高連峰に沈む夕日

5/27 18:49

松本平の遥か向こうには地球照が

5/27 18:50

大キレット？

5/27 23:14

松本盆地の光害がほぼ雲海でブロックされており、星撮りには最高のコンディション！

5/27 23:34

5/27 23:37

夕日を撮り終わったので即就寝、22時に起床してここからが本番です

5/28 0:04

残雪がこのくらいの山が一番絵になると思っています

5/28 0:15

南側なので名古屋の光害でしょうか、他にも富山側の光害も多少気になりましたが、高山側と松本側が雲海スーパーブロックで言うことなし

5/28 0:29

山登りが目的の方はぐっすりなのでテントは全部真っ暗、お休み中なのに行ったり来たりしてすいません。なるべく静かにします。

5/28 0:36

5/28 0:39

雲海から漏れる光がまた良い味出してる

5/28 0:42

常念側から始まる天の川が...

5/28 0:55

蝶ヶ岳に落ちる

5/28 2:30

ものすごーく薄いですが天の川の中に流星が

5/28 4:45

ということで1時くらいまで撮影して最後にタイムラプスを放置して就寝、起きたら日の出終わってました

5/28 4:45

完璧な雲海ですね

5/28 4:48

朝日に照らされる穂高連峰

5/28 4:49

絵になる!

5/28 4:58

これでもかという雲海大サービス

5/28 5:56

遥か遠くには富士山が顔を出していました

5/28 5:58

朝食を済ませた頃には雲海に切れ目が。もう田んぼに水が張ってるんですね、光が当たって一段と映える

5/28 5:59

山の上はピーカン

5/28 6:24

5/28 6:24

5/28 7:03

出発前、どんどん雲が晴れていっています

5/28 7:17

帰りは横尾経由なので30分弱の稜線歩き。星景撮りが目的なので蝶槍はスルー

5/28 7:35

振り返るとまだまだ残雪があるようです

5/28 7:48

横尾への分岐を過ぎたあたりで雷鳥ゲット！赤色が映えます

5/28 7:49

こっちは茶色

5/28 7:49

実際はこの距離感です、だいぶ遠い

5/28 9:39

下りは写真を撮る気も起きずなんちゃって槍見台に到着

5/28 10:06

だいぶ下ってきた感。この先になんちゃってじゃない槍見台があったはずなのですが分からずじまい。展望がほとんどない場所にベンチがあったけど...

5/28 10:29

横尾到着。自販機のポカリを見つけて速攻購入250円。しかし中の売店ではペットボトルが300円だそうです。でも缶の方がう ま い！

5/28 14:20

帰りはもうひたすら歩いて小梨の湯に入ってバスターミナルの上で食事。冷たいそばがう ま い！

5/28 14:46

日曜のこの時間だと駐車場もバスがびっしり

5/28 14:46

出発直前に穂高連峰が雲に隠れました。今までずっと顔を出してくれていてありがとうございます。

5/28 20:06

おまけ。中央道大月を過ぎた辺りからの大渋滞。新宿着は1時間強遅れました。

撮影機器：

iPhone 6s Apple

FUJIFILM X-T2 ボディ 富士フイルム

FUJIFILM X100F 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ネックウォーマー 靴 チェーンスパイク18本爪 ザック サブザック 昼夜翌朝食 行動食 非常食 飲料500ml 水1L コンパス シュラフ(モンベル#5) インフレータブルマット ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ(X-T2) カメラ(X100F) カメラ(WG-M1) レンズ(16mm F1.4) レンズ(35mm F1.4) レンズ(8mm F2.8 FishEye) レンズ(18-135mm F3.5-5.6) 三脚 ミニ三脚 レンズヒーター

共同装備

テント ジェットボイル 予備燃料

備考

35mm F1.4とWG-M1は利用せず。

感想

YouMiz_yr

長塀山ルートはただただ長い。下るなら横尾一択で、登りも横尾のほうがいいのかもしれない。そして一番いいのは三股ルート。毎日アルペン号でいけるらしい。行きの上高地-徳沢はウォームアップだと思えばまだ行けますが、帰りのラスト3時間がたまらないですね。星撮りなら展望とか二の次で体力消費の少ないルートですね。

夜はこれが普通なのかわかりませんが、全く風がなくほとんど寒い思いをせずに撮影できました。テント場から遠くまで行かなくても十分絵になるのも良いですね。またテント場を見下ろすポジションもテン場のすぐ近く(徒歩30秒)にあるのでバリエーションには困りません。

シュラフ(モンベル#5)+インフレータブルマット+ユニクロウルトラライトダウン+フリース+インナーなどで下半身はタイツとズボンでザックにシュラフごと突っ込んで寝ましたが、寝れはしたものの足先がやっぱり寒い！ダウンパンツダウンシューズを追加するか、フリースを外してシュラフをグレードアップしたほうがよかったかもと思っています。

雪に関しては私の想像の比ではないくらい残っていました。チェーンスパイクいるかもお守りのつもりで持ってこうと思っていましたが、雪登山は初めてなのでチェーンスパイクなかったら途中で引き返してたかもしれません。慣れや向き不向きもあると思うので行ける人はつぼ足でも十分行けるようです。

高解像度写真は順次Flickrにあげます。
https://flic.kr/s/aHskWg6Xkd