愛鷹山（黒岳〜越前岳） さわやか高原歩き

2017年06月10日(土) [日帰り]

• GPS: 04:49
• 距離: 9.7km
• 登り: 941m
• 下り: 770m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:03
• 休憩: 0:46
• 合計: 4:49

9:28 愛鷹登山口バス停
9:44 9:49 須山愛鷹登山口
10:16 10:20 富士見峠
10:34 10:44 黒岳
10:57 10:57 富士見峠
12:12 12:35 愛鷹山
13:36 13:36 馬の背見晴台
14:02 14:06 十里木高原駐車場
14:17 十里木バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：JR御殿場駅〜愛鷹登山口（富士急行バス 29分）
帰り：十里木〜JR御殿場駅（富士急行バス 43分）
http://bus.fujikyu.co.jp/pdf/rosen/gotemba/20170403/timetable_3.pdf

コース状況／危険箇所等

越前岳周辺はぬかるみ気味で、段差や局所的に急な場所が混じります。足を取られないように注意。

写真

6/10 9:27

愛鷹登山口バス停からスタート。バス停を降りてすぐに分かりやすい標識…というかこれ以外何もありません。

6/10 9:30

オオスズメバチさんがお出迎え。地元を出てからめっきり見る機会が減ったなぁ。10倍ズームなので画質の悪さはご勘弁を…。

6/10 9:31

卵らしき泡。モリアオガエルとかかな？

6/10 9:31

整然とした杉の回廊を進みます。

6/10 9:35

ジャゴケ。鱗のような見た目が印象的。

6/10 9:37

工事中でした。迂回路があるので人も車も問題なく通れます。

6/10 9:42

トキワハゼかな？似た花のムラサキサギゴケは何度か見ていますが、こちらは初めてかも。

6/10 9:46

駐車場のすぐ奥に山神社。位牌岳や割石峠へは林道を直進しますが、富士見峠へはここで鳥居をくぐります。

6/10 9:51

登山者向けに富士遊湯の里・大野路の割引券がゲットできます。私は時間の都合上寄りませんでしたが、御殿場駅への帰りのバスの通り道なので余裕のある方は寄ってみては。

6/10 9:58

杉林の中、ゴロゴロと石が交じる道が多めです。

6/10 10:04

マツカゼソウ？葉の付き方から調べましたが、意識して見てみると面白いものですねー。

6/10 10:07

落石注意の標示があった巻道を歩いていると、目の前を蛇が横切っていきました（写真には撮れず）。一瞬だったのでハッキリとは見えませんでしたが、帰宅後調べてみるとヤマカガシが一番近い気がする。

6/10 10:15

キジ撃ち場。小キジって表現は初めて見たなぁ。そもそもキジ撃ちの姿勢にならない気がするんだけど、登山では一般的な表現なのかな？

6/10 10:16

避難小屋。

6/10 10:19

避難小屋を過ぎるとすぐ、別に展望があるわけではない富士見峠に。越前岳へは左ですが、まずは右の黒岳に寄っていきます。

6/10 10:27

黒岳周辺はフタリシズカがやたらと目につきます。一部に群生しているというより、登山口から山頂まで万遍なく生えている感じ。

6/10 10:29

富士見峠から少し登るとなだらかな道になり、途中に黒岳展望広場。

6/10 10:29

少し雲がかかっていますが、キレイに富士山が見えました。手前には富士サファリパーク。

6/10 10:35

展望広場からさらに奥へ進み、黒岳山頂に到着。

6/10 10:35

山頂標示の奥には立派なサンショウバラの木。絶滅危惧種（VU）だそうですが、今回のルートでは何本も見かけました。

6/10 10:36

葉がサンショウに似ているのが名前の由来だとか。綺麗な花です。

6/10 10:44

広い山頂で、ここも富士山のビュースポット。

6/10 10:39

富士山アップ。

6/10 10:47

黒岳山頂を後にして富士見峠へ戻ります。途中にあった自然杉、こんなに目立つのに何故か行きでは気が付かなかったな…。

6/10 10:57

アセビの実はまだ青い。

6/10 11:10

富士見峠を過ぎて、今度は越前岳へ。なだらか〜やや急くらいの坂が続き、一定のペースで標高を上げていく感じの道です。

6/10 11:15

こんな道が結構な頻度で現れます。狭いしぬかるみ気味だし、ちょっと歩きにくい。

6/10 11:19

鋸岳展望地。風がこもり気味の道が続いていたので、吹き抜ける風が気持ちいい。

6/10 11:24

カズマミの仲間。葉の形や葉柄の短さからしてコバノカズマミかな？

6/10 11:39

急に現れた危険注意の看板。何にだよ、と思っていたら…

6/10 11:41

南側がガケになっていました。ロープが張られているし自分から乗り出さなければまず落ちるはずがない道ですが、確かに落ちたらダメージが大きそう。

6/10 11:45

ツツジには少し季節が遅かったようです。

6/10 11:53

キンモンガ。

6/10 11:54

ツクバウツギ。

6/10 11:54

富士見台より。昔の五十銭紙幣の図柄はここからみた富士山だとか。ツツジの季節に来ると良さそうです。

6/10 12:03

富士見台あたりから道が平坦になってきました。

6/10 12:07

マイヅルソウ。

6/10 12:12

越前岳に到着、こちらも広い山頂。海側の木々がないためか、結構な強風です。

6/10 12:12

山頂標識。(広義の)愛鷹山最高峰です。

6/10 12:13

大岳・蓬莱山・位牌岳方面。蓬莱山〜位牌岳の縦走ルートはバリルート扱いで、登山道設営も苦難の連続だったとか。

6/10 12:36

海はうっすらとしか見えません。

6/10 12:29

休憩中に寄ってきたハラブトハナアブ。フッサフサです。

6/10 13:01

えぇ、何だこれめっちゃ分岐してる…。下山初めてすぐこんな道に。進む先は同じなので基本は1本道みたいなものなんですが、一体どうしたらこうなるんだ…。

6/10 13:08

アセビと似ていますが、こちらはドウダンツツジかな？白以外にも筋の入ったサラサドウダンを見かけました。

6/10 13:13

ぬかるみ気味で、木の根で大きな段差も多いし一部ですが急な場所もあるし、すべらないよう注意です。

6/10 13:18

平坦地って、もうちょっとネーミング考えても…。ここも富士山ビュースポットですが、残念ながら越前岳を越している間に雲がかかってしまっていました。

6/10 13:35

急に開けた場所に出ました。無駄なプチ分岐の多さや歩きにくさにうんざりし始めていたのですが、これはイイ！

6/10 13:37

馬の背。下山後バスまで時間が余ってしまったので、ここで休憩していけばよかった…。

6/10 13:40

登山道というより高原を歩いている感じ。

6/10 13:43

ヤブデマリ。

6/10 13:45

振り返って越前岳。

6/10 13:48

白い花。名前はわからず…。

6/10 13:49

ニガナ。

6/10 13:55

展望台。

6/10 13:55

富士山にはすっかり雲がかかっちゃったし南アルプスは遠くて霞んでしまいますが、開放感があっていい場所です。

6/10 13:58

ここから駐車場まで、長ーい階段をおります。

6/10 14:02

駐車場から振り返るとこんな感じ。

6/10 14:03

駐車場にはトイレだけでなく洗い場もあっていたれりつくせり。ここから道路沿いに歩いてバス停に向かいます。

6/10 14:12

カルミア。つぼみの形が面白いですねー。「アポロ 花」で検索したら一発で見つかりました。

6/10 14:16

道路際の花畑。この手の花はノースポールだのカモミールだのマーガレットだの、種類が多くてどう見分ければよいか分からない…。

6/10 14:17

十里木バス停でゴール。ここで乗ったのは私一人だけでした。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル

感想

HOSHI2016

以前から行きたいと思いつつ、雪やタイミングで中々来られなかった愛鷹山へ。

少し暑い季節になってきましたが、登山口がすでにそこそこの高さがあるので（愛鷹登山口が標高700m、十里木が880m）涼しく快適に登ることが出来ました。
特に越前岳山頂は風が強かったため、休憩中はベースレイヤーの上に一枚足すくらいには涼しかったです。
山頂を中心に所々に展望地があり、景色が眺められるのもいいですね。
午前中は久々に雲に隠れていない富士山を拝めました。

難をつけるなら越前岳周辺の歩きにくさ。
ややぬかるんだ地表や空気のこもるV字道、木の根による大きめの段差など、一つ一つはちょっとしたことなのですが、ずっと続くと疲れます。

一方で馬の背以降の道はとても気に入りました。
道は広くて歩きやすく、草地中心で展望が開けていて、登山道というより高原を散歩しているような気分です。
登山にあまり興味がない人や、低い山はちょっと…という人も、十里木〜馬の背ピストンのハイキングなら楽しめるのではないかと思います。