残雪タップリな槍ヶ岳。今年も貸切の穂先を満喫!
- GPS
- 29:04
- 距離
- 37.0km
- 登り
- 1,741m
- 下り
- 1,726m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:38
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:09
天候 | 6/17(土)晴れ、6/18(日)曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は残雪豊富。ババ平から槍の肩までずっと雪道。 穂先のみ雪ナシ。 アイゼン、ピッケル要。 雪渓上は落石注意。ヘルメット要。 徳沢から横尾間で崖崩れあり、一部、工事道に迂回要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|
感想
この時期にいつも妻が行きたがる恒例の残雪の槍ヶ岳。
今年も穂先でのんびりしたい、とのこと。
この時期はまだ雪が付いているので槍沢往復となる。
このルートはとにかく長いので面倒であるが、
何よりも穂先を独占できるというのが醍醐味。
何しろ最近のオンシーズンの穂先登頂の混み具合は異常である。
最近は肩から穂先を見て10人以上いる場合は面倒なのでパスと決めている。
沢渡から乗合タクシーで上高地バスターミナル。
今年もシーズンが始まった。
新緑の綺麗な梓川沿いを行く。
徳沢から横尾間で、崖崩れにより迂回路あり。
ニノ橋は昨秋は仮設橋であったが新しくなっていた。
本日は快晴で暑い。槍沢は虫が多かった。
今年は雪が多くババ平からずっと雪渓。
ババ平から先大曲までは沢沿いは雪が落ちかけ、夏道は雪のななめトラバースとの交互になり歩きにくい。夏道はトラバース部分は滑り止めがないと危険な斜度であるが、交互に現れる夏道でアイゼンの歯を痛めるし。
沢の上は万一崩れたら沢に転落。の、どっちもどっち。
大曲から先はずっと雪渓となる。
最初は緩やかなのでノーアイゼンでも良いが、ここはいつの間にか斜度が強まり、気づいた時はアイゼン装着が危険な斜度になっているので、緩斜面のうちから装着。
見渡す限り誰も見えない雪渓を延々と登る。
雪渓上は落石多いので注意。雪渓上では落石の音がしないので常に上に気を配る。斜度が強まると振り返るとやや怖い。
しかーし、暑い…。
槍沢は無風であり、上から太陽がガンガンに照りつける。
雪渓上であるが非常に暑い。下界の暑さはものすごそうだ。
雪渓上を直登一本槍なのでふくらはぎがパンパンになる。
天狗原分岐付近で壁のような斜度になるところがいつもきつい。
斜度がハンパない。
妻はここでお会いした方に、「下りは、ここじゃなくて別のルート無いんですか?」と聞かれたそうな。
妻が「槍沢に下りるんでしたら下りのルートもここですよ」と答えたら、「ここ、下りられるんですか!?どうやって下りるんですか?」と言われたそうな…。お気持ちは非常にわかります。
真っ青な空はずっと真っ青。そして穂先が見えた。
この穂先が見えてからがいつも長く感じる。
元気な妻にところどころで待ってもらい、水を分捕る。
ここのところ東京も気温の低い日が続いていたので暑いのが辛い。
殺生分岐からは夢遊病者のように歩を進める。
妻は快晴なのでハイテンション。
「疲れてるよ〜」と口ではいうがニコニコしているので
全く疲れてるようには見えない。
この時期でも雪の少ない年は、殺生からの最後の急斜面は雪が付いてないこともあるが、今年は先週も雪が降ったばかりとのことでタップリとついている。まあ、変にミックスとなっている時よりはいいか。
夢遊病のように歩を進め、えんやこらと肩に辿り着く。
そして、向こう側の景色と対面!こかでいつも報われたな〜、と思う。
特に今年は雪も多くてより美しい。
先に行ってチェックインをすませた妻が出迎えてくれた。やれやれ。
部屋に入りひとしきりクールダウンし、腹拵え。
しばらくゴロゴロした後、穂先へ散歩に。
ヨシヨシ、取り付いてる人影は見えない。
穂先はほぼ雪ナシ。
そして、この時期の醍醐味!
穂先でまったりと景色を楽しむ。オンシーズンでは絶対にあり得ない贅沢。1時間近くいて誰も来なかったときもあるが、今日は時折登ってくる方もいて写真を撮りあったりもした。
どなたもいなくなった後は貸切の山頂を楽しみ、40分も穂先でまったりした。槍ヶ岳は妻によれば18回目とのことであるが、何度来ても同じようで違う景色を目の当たりにすると感動する。
翌朝は天気崩れる予報であり、そそくさと下山。
斜度があるので残雪の下りは注意。
徳沢のソフトクリームはもちろん欠かさずに。
今年もこの時期ならではの残雪の槍ヶ岳を堪能した。
が、今年は本当に雪が多い。
雪融けも遅そうであるので、
北アの今年の夏山シーズン出だしは、十分な残雪対策を。
ついにペンさんたちの北ア・シーズン到来ですね(^^)/
沢渡に車を置いただけで胸躍る気持ちになりますから
この晴天に恵まれたら、天にも昇る思いになれますね
どの写真も本当に素晴らしい!
しかし18回ですか…
私は穂先が2回、スルーが1回です^^;
とても贅沢な貸切レコ!それが成せるのも
経験とスキルのなせる業ですね。
読んでいるこっちが気分良くなりました
私も北アに行けるよう…頑張ります。
残雪期の槍は妻が好きなもので…。
この時期は穂高からの縦走はまだ危険で、長い槍沢ピストンとなるのが面倒ですが、やはり気持ち良いですね。
毎年同じようなレコばかりですが、
天気も気温も雪の状態も毎年違いますし。
穂先でのんびりできる贅沢はやはり貴重です
シーズンに入りましたので、naotosasさんの1番お気に入りのアチラの山レコが待ち遠しいですね
しかし、その前に梅雨が…
転倒の影響を微塵も感じさせない、奥様の満面の笑顔♪よかったよかった。
確かに槍沢往復とは想像しただけで「え〜」と思ってしまいますが、この貸し切り感は苦労に報いて余りある贅沢ですね〜!
珍しく積もった6月の雪のおかげで、景色も抜群でうらやましい!
ほんと最盛期の槍穂は私も敬遠しちゃいます。平日動けるようになったことがまだ救いかな?
今週からようやく梅雨らしくなり(なってしまい泣)、この日が残雪×晴天のラストチャンスになったかもしれませんね!気持ちのよいレコでした〜♪
本当に、今年は6月としてはかなり雪が多かったです。
クラックやスノーブリッジが殆ど無かったので、いつもの残雪期よりその点は良かったです。
いつもかなり寒いので万全の防寒対策荷物を背負っていったのですが、
今年は室内は寒くありませんでした。
最近のオンシーズンの穂先はディズニーランド並みの渋滞が凄いですよね。
あんな状態ではとても登る気は起きないです。
昔、剱のタテバイ下で、ノロノロ団体が取り付いたまま全く動かず、1時間近く待たされてウンザリしたことが
取り付いたまま動かない方が逆に怖いと思うのですが
yokoさんは平日行かれるようになられて羨ましい限りです
我々でも行けそうな穴場?がありましたらぜひ教えてください
この時期の槍は行ってみたいと思いつつ、まだ行けてません。
連休とりにくかったからね〜〜〜
今年からは連休とりやすくなったので、そのうちチャレンジしてみたいと思います。
貸切の山頂うらやましいです。
まあ、初雪の時に貸し切ったことはあるのですが
梅雨本番ですね〜〜〜
今週末はダメかなあ。
姐さん、我々は毎年のように行ってますので、
来年ご一緒しますか?
横尾までは単調に長いですから、ツレがいた方が気が紛れられるかと
今日は久々に梅雨らしくなりましたので、しばらく愚図つきそうですね
快晴の青空で景色もバッチリ いいですね〜〜
ぺん妻さんも笑顔と元気がいっぱいで、すっかりよくなられたのでしょうか。よかったです〜〜気持ち良さそうで…超速そう…
残雪期の槍はGWに1回しか行ったことがないですが、GWは人がいっぱい
この時期、こんなに雪もあって、山頂も貸し切りなんてうらやましい限りです。さすが、いつも山の選択も上手にされてますね
oさん、ご無沙汰です。
梅雨時の快晴で、本当に良かったです
妻の肋骨はまだ完全ではないらしいですが、
本人はいたって元気です。
この時期は雪との中途半端なミックスで
沢の上の雪が崩れるとドボン、など
ハンパな時期なため、この時期は空いてますよ
槍まで行きましたが〜
この時期にアイゼンで・・・本当に羨ましいで−す。
たしかに贅沢で、人の少ない肩の小屋・・・
羨ましいとしか言葉が無いです〜
雪があると帰りは少し楽ですね
carolさんはお忙しそうですね。
PTA活動でしょうか?
昨年、大同心ルンゼにご案内いただいたのはこの時期でしたよね。
懐かしく思い出しておりました。
ご多忙のようですが、きっとナツヤマに向けて色々と練られていると思います。満を持して、ですね!
残雪期は好きでなく、つい敬遠してしまいますが、実のところ、壮大な残雪の山の写真をやたらと友人の上げたもので見るので、心動きます。スノーブリッジとか、ミックスとか、面倒くさいんですけどね。
でも、いいなあ。行きたくなる。
1‐3月でやたらとがんばってしまい、今は気持ちがゆる山以外に向かないんですが、そろそろ復活のモチベーションもあがってきました。でも梅雨ですね。
槍の穂先は、一度だけ、いつの間にか誰もいなくなったことはありますが、40分とはすごいですね。のんびりできて、素敵です。
また、今年もお会いしましょう、どこかで。復活著しい奥様によろしく。
devilmanさん、こんばんは。
そうです、この時期は面倒くさいんですよね
雪山でもなく無雪でもなく、ミックス!
アイゼン着脱を繰り返したり、スノーブリッジに落ちそうになったり、
夏道と冬道のどっちが歩き易いか迷ったり、で
けれど、穂先でまったりできるのはやはりこの時期ですね。
1時間程穂先にいた年もありました。
それでも年々登山者は増えている気がします。
今年もどこかでお会いできるといいですね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する