羅臼岳〜羅臼温泉から屏風岩まで
- GPS
- 10:15
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,006m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
羅臼登山口305〜里見台400〜泊場730〜屏風岩下850〜下山〜P1320
〜釧路〜羽田
天候 | ガス〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
屏風岩下の残雪は、冬靴じゃないと登れない |
写真
感想
梅雨がない北海道へ行ったはずなのだが、釧路は濃霧、羅臼も濃霧。しかも小雨、なんじゃい。
翌日は午前1時には雨だったが、2時にあがったようで、宿で準備して出る。登山口の野営場に3時。こんな状況でも、露天風呂には九州ナンバーの車などがきている。
雨上がりだが、濃霧で視界は50m。明け方に鹿のきゃい〜んという、気味の悪い声や、笹ヤブがガサガサ音がするのも鹿だと思うが、まさかクマか。今日も羅臼では知床開きという祭りをやるようだが、山とは一切関係なくて、下界が冬眠明けと言うだけのはなし。せっかく週末で知床にきたんだから登っては見るが、どうなることやら。
森繁久弥が、「白夜が明ける」と歌ったのは羅臼のことだが、3時には薄明るい。ササやぶも雨でぬれていて、雨具で出る。いけるところまでと、気分は落ち込んでいるが、でも知床では海抜0mにダケカンバが生えていて、それが新緑で気持ちがいい。救いはそれだけ。
2時間ほど登って、たまに濃霧が晴れて遠景が見え出すと、力が入る。
この羅臼口は地図上で、どうにも長いし、尾根道をトラバースする複雑に見えたが、でも思ったほど悪くない。崖下に第一、第二の壁という場所もあるが、何も壁を登るわけじゃなくて、崖下の登山道というだけで、心配もなかった。はるか下に沢が流れていて、沢音が聞こえてくる。高度400mに這い松広場もあった。
高度700mで河原に出る。硫黄温泉で、赤とか黄色の河原だが水がうまい。河原に沿って登って、泊場の先から残雪が出てくる。
一応12本のアイゼンも持ってきたが、夏靴にアイゼン付けても、心細い。残雪を伝わっていくと、道も不明瞭になってきたが、しかし、屏風岩の手前の急な雪渓を登るのがルートになっているようだ。部分的に斜度は35度越えますね。トレースもないし、夏靴じゃ心細い。相手がいてザイルがあった方がいいよ。だから引き返し。高度は1010m。8月上旬まで雪渓が残ると書いてあった。
ようやく快晴に晴れてきてよかった。後は長い下り戻り道。誰も登ってこない、不思議なくらいに人がゼロ。
晴れてくると盛夏で、梅雨がないとはすでに盛夏。蝉の鳴き声がうるさいくらいになって、知床ご自慢のカラスが駐車場では人を見ると威嚇してきた。
そのまま釧路まで行くと、まだここも濃霧。羅臼でも海だけ濃霧。だから、山から真っ青な根室海峡を見ようと思ったがそれも無理で、夏の道東とは、こんなに濃霧があること初めて知った。
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