飯豊山 〜山開き直前に切合小屋テント泊〜
- GPS
- 18:20
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,153m
- 下り
- 2,128m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 7:18
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 9:56
天候 | ◆6/24(土) 曇りときどき晴れ ◆6/25(日) 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
御沢キャンプ場 ・炊事場あり ・トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆注意箇所 剣ヶ峰付近の稜線は鎖場が続く。浮石はほとんどないが、多くの人に踏まれて磨かれた岩は滑りやすい。 種蒔山に積雪あり。ツボ足で通過できるが、心配ならチェーンスパイクを。 切合小屋から草履塚まで積雪あり。こちらもチェーンスパイクがあるとよい。 ◆水場 地蔵山直下の峰秀水 剣ヶ峰と三国岳の間 ※7/1から小屋の営業が開始となる。切合小屋、本山小屋の水場も使用可能となるはず。 →→ 雪解け遅れにより水が出ないかもしれないらしい。途中の水場で補給したほうがいいかも。 ◆その他 山の保護のためストックにキャップ装着を要請する看板が多く掲げてある。BDの細いストックはキャップが付けられないのだが、それを使っていたら関係者に注意された(以降は残雪箇所のみで使用)。歩いてみると、確かに登山道の傷みが目立つので納得した。 |
その他周辺情報 | ◆バッチ いいでの湯 … 1種(500円) ◆コンビニ 喜多方市内を逃したら皆無 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
感想
飯豊山。日本地図を見ると、その山頂は山形県と新潟県の境だ。しかし山頂は福島県の領地となっている。その歴史は明治時代の廃藩置県で、飯豊山頂が新潟県の領地となったことへの福島県の猛抗議により、喜多方から山頂に至る稜線が福島県の領地となったらしい。いつの時代も声の大きい奴が勝つのは変わらないってわけだ。
◆6月24日(土)
御沢の登山口から長坂尾根を登り、下十五里、中十五里、上十五里、笹平を経て横峰に着く頃には相当量の汗をかいた。その横峰の先にある地蔵山の岩から湧き出す峰秀水のなんと美味いことか。
地蔵山から剣ヶ峰、三国岳までは岩稜で、風の強い日に歩きたくないような痩せた場所もある。胸元にぶら下げたカメラを庇いながらの登坂は自分でやっていながら危険を感じる。早急に改善策を検討せねばならない。
三国小屋で少し休憩し切合小屋に向かう。この時点で既にバテていたが、「今日はここにテント張ろう。」とは言わない。なるべく先に進んで、悪天候が予想される明日の山行を早めに終わらせるためだ。残雪の多い種蒔山まで来ると、ようやく切合小屋と、その向こうに飯豊山の頂上が見えた。
登山口からおよそ7時間、やっと切合小屋に到着。久しぶりのテント装備は重かった。早速夕食の準備に取り掛かる。米を水に浸し、その間は赤ワインとチーズでフランス貴族の如く優雅な午後を楽しむ。米を炊き、戸隠カレーに湯を注ぐあたりでフランスは終了。食後はやはりドリップコーヒー。カフェイン摂取も関係なく19時に就寝するも、21時まで外で騒いでいる連中がうるさくてなかなか眠れなかった。雪渓から谷底に突き落としてやろうか。考えているうちに寝ていて、起きたら日曜日の2時だった。
◆6月25日(日)
夜明け前の飯豊山や大日岳がテント場から見える。天気は思ったより悪くない。さすがに御来光は期待できないが、登頂まで視界が開けていたら上出来だろう。
雪の残る斜面を登り、草履塚、姥権現、御秘所、御前坂を登る。テント泊装備を切合小屋に置いてきたので背中が軽い。チングルマやヒメウスユキソウなど多種の高山植物が咲き誇る稜線を歩き、飯豊本山小屋を通過。ここから山頂まではヴィクトリーロード。
残雪の多い飯豊連峰を見渡しながら、6時5分、飯豊山に登頂。上空は灰色の雲が覆っているが、大日岳や梅花皮小屋方面の稜線、ダイクラ尾根など視界は良好。天は我々を見捨てなかった。
さて、雨が降る前に下りよう。切合小屋に戻って荷物を回収し、昨日登ってきた道を戻る。三国岳避難小屋に着く頃には雲が湧き上がり、峰秀水の手前で本降りの雨となった。剣ヶ峰などの難所を過ぎてからだったのは不幸中の幸い。木の根か滑る長坂尾根を休憩なしで一気に下り、無事に下山。無事といっても、左足薬指の皮が剥け、ショルダーハーネスの摩擦で両肩は内出血していたが。
前日に決めた飯豊山だったが、稜線の景色が見られて満足している。次に飯豊山に登るときは、朳差岳や大日岳なども含めた縦走をしてみたい。
三度目の正直です(笑)
一度目、文章消えた、二度目、固まってしまった。
この時期の飯豊山、大いに楽しませて頂きました♪
残雪が結構あるのですね!
いやぁ〜、御池からの尾根道は岩稜ではありませんか!
テン泊装備の重いザックだと結構厳しそうですなぁ〜。
2年前(お盆)、こちらからの入山でなく良かったと思いました(笑)
お疲れさまでした。
ayamoekanoさん、おはようございます。
2年前は祓川からの縦走でしたね。切合小屋へはそこからが最短ルートでしょうか。御沢からのルートがあれほどの岩場だとは思っていなかったので苦戦しました。
今年は残雪が多いようです。しばらくは事前の情報収集が必要ですね。
初めまして、飯豊山は昨年に登頂した思い出深い山です。
65/100の花は、ミネズオウかなと思います。
調べてみてください。
pinckyさん、おはようございます。
ミネズオウ、間違いなさそうです。情報ありがとうございました。
飯豊山は大きくて、2泊3泊してゆっくりと楽しみたい山でした。
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