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ヤマレコ

記録ID: 1187360 全員に公開 アルパインクライミング奥秩父

二子山中央稜

日程 2017年07月02日(日) [日帰り]
メンバー
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図 [pdf]

感想/記録

友人のマルチピッチデビュー。
アプローチの際、県道から林道に入る山小屋すぐのところにある登山口は中央稜へのものではないので注意されたい。そこからさらに、落石の多い道をしばらくいった、ローソク岩近くの峠の登山口だ。

石灰岩のため、前日までかなり雨が降ったことから非常によく滑った。ガバを掴むと指が水に沈んだ。初心者のみでいく場合は、岩からの染み出しもあるので前日が雨の場合は避けた方が無難。特に核心である3ピッチ目までが濡れやすく、4ピッチより上は日当たりがよく凹角以外は乾くのが早い。
友人が初のマルチピッチに、5.7のランクでこんなに厳しいのか、と絶望していた。僕も同じくデビューして間もないため、気持ちはほんとによくわかる。外岩に慣れるまでは、岩からのプレッシャー、場所によって異なるフリクション、高度感、怪我への恐怖、作業量の多さ、複雑さ、それらで実力が出し切れない。
4、6ピッチをリードで頑張ってくれた。
ナイスファイトだった。

3ピッチ目の核心は、今回如何様にも登れそうで、困難は全く感じなかった。あそこは個々人で登り方が異なるだろう。カチが強い人なら工夫は不要だし、ワイドクラック風に登る人もいるだろう。個人的には左側が凹角気味であるのを利用して、キョンを使うと良いと思う。
ボルトが核心手前にあるため思い切れるし、最悪それを踏めば簡単にガバをとれるだろう。
5ピッチ目は、4ピッチ目の終了点から広い立てるスラブに上がった後、右にいくと別のコースなのでマップをよく注意されたい。すこし左上すればハーケンが見つかるはず。

懸垂等での脱出も大テラスから可能だし、ナチプロの練習にも良く、下山にも時間を要しない。初心者を連れていくのに非常に貴重な岩場。
次回いく機会があればナチプロ縛りで登りたいところだ。

今回は0ピンの重要性を実際に4ピッチ目の終了点で説明した。理論よりも身体で危機意識とともに憶えた方がよい概念であるため、リードクライマーが落ちた場合を実演した。

0ピンがない場合、最初のピンまででフォールした場合、ロープの伸びによる衝撃の吸収がなされず、ビレイヤー、ひいては支点にまで最悪の荷重がかかることを説明。
ATCに直接荷重がかかり下方に引っ張られるため、ビレイヤーは間違いなく体勢を崩し、場合によってはそこからの復帰が困難になる。
0ピンがある場合、荷重はビレイヤーにではなく、ヌンチャクを介してかかる上、ビレイヤーは下ではなく、ロープを通して荷重のかかるヌンチャクに向けて引っ張られるため、体勢を崩すことがない。
実演による教育効果はやはりかなり大きいと実感。覚えることが多い初期には、本当に重要なことは、身体で恐怖と併せて理論を理解することが大切だと確認することができた。
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