記録ID: 1190844
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沢登り
奥秩父
鶏冠谷右俣 【笛吹川水系東沢】
2017年07月08日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:15
8:30
40分
西沢渓谷駐車場
12:00
12:00
155分
左俣・右俣出合
14:35
14:35
50分
大滝40m下
15:25
15:25
80分
徳ちゃん新道
16:45
西沢渓谷駐車場
会のkrkdx氏と沢に行こうというということになり、私企画で鶏冠谷右俣に行くことに。
krkdx氏が行きたいと言っていた沢はどこも2級の沢で、まだまだひよっこな私には鶏冠谷右俣が一番優しいかなという安易な理由で決定。
メンバーも一緒の山行はお初のMさん、Nさんが一緒で超賑やかそうなメンバー。
前夜発で自宅まで車で来てもらったkrkdx氏にピックアップしてもらい、道の駅みとみで仮眠。
わりと他にも前泊の山がたくさん。お隣のカップルはホラ貝のゴルジュに行くそうだ。
翌朝、のんびり8:30頃に出発。
あとで沢靴に履き替えるのがめんどうなので、沢靴、スパッツをはいて西沢渓谷へ向かう。
道なりに進み、吊り橋を渡ってわずかに進んだところの右側に「鶏冠山」と看板があり、明瞭な踏み跡に入ると、そのまま東沢の河原へ導かれる。
しばらく進むと、鶏冠谷出合。右側の木の幹に「鶏冠谷出合」と書かれた標識があり、わかりやすい。
出合の奥は薄暗いが、水は透明でとてもきれい。
奥多摩の沢に比べずっときれいなので、テンションあがる。
鶏冠尾根に登る道を左に分けて小滝をいくつか越えると、10mの魚止ノ滝。
ここはガイド本どおり左岸から小さく巻いた。
ロープが張られているが、ちょっと悪い。安環でセルフをとりながら進む。
奥飯盛沢出合まではゴーロや小さなナメ、ナメ滝が続く。
奥飯沢出合で小休憩。
しかし、今日は天気がいい。というか、良すぎる。
今年初の真夏日ということで、こういう日には沢登りに限る。岩なんか無理です。
奥飯沢出合からすぐの3段12mナメ滝は通常は右から巻いて上段の滝下へ行くが、右岸から中段、上段ともに巻くことにした。
一応、今回リーダーなのと、実力的には一番低いが私のリード練習も兼ねて、ロープを出してフィックスを張った。思ったよりは厳しくなかった。
途中、マイクロカムで2箇所中間支点をとったが、2個目が利きが甘かったのか、ロープを固定したときに外れてしまった。反省。
後続パーティはロープなしで左岸から巻いていた。やはり左岸から巻くのが楽そうだ。
3段12mナメ滝を突破すると、核心部とされる逆さくの字の滝。
誰がリードするとなり、ここもリードさせていただくことに。水流の右側から取り付きました。
寝てる滝のせいか緊張感はそれほどわかず、スタンスもあり、思ったよりも難しくない。
どこに中間支点とるか悩みながら登り、下の方でマイクロカムで1箇所、右壁の上から垂れ下がっているスリング2箇所に中間支点をとり、最後はちょいと難しかったのでスリングを使ってゴボウで越えた。
登ったのはいいが、さてフォロービレイはどうするか辺りを見渡すと右壁に残地ハーケンが1個あったので、ハーケンを打ち足して支点をつくった。
左俣・右俣出合で休憩。
二俣から見える25m大滝をどう登ろうか思案し、右岸から高巻くことに。
右岸から巻く場合は、大滝前衛の4m滝と一緒に巻くが、これがかなりの大高巻き。
しかも、序盤は灌木があるが結構な急斜面、トラバースは足場も土で灌木も少なくここで滑ったら終わりな感じで緊張を強いられる。
みんな全然怖がらずに進むが、トラバースが怖くて、「え、まじでここ行くの?」となってしまった。
怖がる私を見て、Mさんがここよりそこの方がいいよとアドバイスくれて、見守ってくれたのでグズらずに通過できた。ほっ。
すっかり怖くなってしまったので、ゴルジュハンマーを出して斜面を上がった。
ゴルジュハンマー様様である。超心強い。
滝への落ち口は懸垂下降せずに降りれた。
倒木のかかった4m滝は、倒木を利用して簡単に越えられた。
ゴルジュ出口の30m滝は、左のルンゼから高巻いた。
結構、どろどろのところで、下部で足場が崩れて悲鳴とともに2mくらい落ちたorz
上部は左側から滝上に出ようとしたが、どうもホールド、スタンスともに乏しく登れそうにない。おまけに落ちたら滝下まで落ちてしまう。
上からkrkdx氏にお助け紐を出してもらい何とか突破。
男性陣は、滝をそのまま登っていたけど、よく登れるなと思った。
個人的には、ここが一番怖かったです。
多分、ルートミスったかもね。他の人の記録見る限りそこまで難しくなさそうだもの。
大滝を越えると、沢は開けて明るいナメやナメ滝が続く。
とてもきれいで来てよかったなと思うのだが、1時間以上同じ渓相だと正直言って段々飽きてきてしまった。
空もゴロゴロいいはじめ、雷雨になりそうな予感。
天気も心配だし、これでもかというくらいに続くナメにもうナメはいいよ、足も疲れたし、早く脱渓したいっすと思い始めた頃、ようやく40m大滝下に到着。
ここに来るまでの途中、夫婦と思われる沢屋2人に出会い、左俣・右俣の出合はどこだと聞かれたが、もうとっくに過ぎてるよというような会話をした。
話を聞くところ、その夫婦、今までも何回か鶏冠谷を遡行しているらしいが、毎回、結構な藪漕ぎを強いられているらしい。
あんなザ、二俣なところを見過ごすなんてどうやったらできるのか謎だし、右俣の場合、この大滝手前の支沢を少し登り、左岸の支尾根に乗ってしまえば、そこまで藪漕ぎはせずに済むのだがその話を聞いて、ひよっこな私でもこの人たち大丈夫かと思ってしまった。
40m大滝下から右から入ってくる支沢を少し登り、沢装備を解き、左岸の支尾根に乗り、踏み跡を拾いながらつめる。
疲れが出てきて、ペースが上がらない。ちょうど30分ほどで登山道に出た。
登山道をちょっと進むと、右側の藪に人の姿!
見てみると、さっきの夫婦。
藪漕ぎしたくないと言っていたが、結局、今回もルートをロストして藪漕ぎ地獄を強いられたみたいだ。これにはみんなどうしたらそうなるのか苦笑いしてしまった。
下山は徳ちゃん新道で下る。
初めて通ったが、展望ゼロでくそつまらない。あれは絶対登りで使いたくないわ。
早く温泉&コーラ飲みたい一心でひたすら下り、思ったよりも早く下れた。
帰りは、白龍閣というところで温泉。500円と安くていい。
krkdx氏が行きたいと言っていた沢はどこも2級の沢で、まだまだひよっこな私には鶏冠谷右俣が一番優しいかなという安易な理由で決定。
メンバーも一緒の山行はお初のMさん、Nさんが一緒で超賑やかそうなメンバー。
前夜発で自宅まで車で来てもらったkrkdx氏にピックアップしてもらい、道の駅みとみで仮眠。
わりと他にも前泊の山がたくさん。お隣のカップルはホラ貝のゴルジュに行くそうだ。
翌朝、のんびり8:30頃に出発。
あとで沢靴に履き替えるのがめんどうなので、沢靴、スパッツをはいて西沢渓谷へ向かう。
道なりに進み、吊り橋を渡ってわずかに進んだところの右側に「鶏冠山」と看板があり、明瞭な踏み跡に入ると、そのまま東沢の河原へ導かれる。
しばらく進むと、鶏冠谷出合。右側の木の幹に「鶏冠谷出合」と書かれた標識があり、わかりやすい。
出合の奥は薄暗いが、水は透明でとてもきれい。
奥多摩の沢に比べずっときれいなので、テンションあがる。
鶏冠尾根に登る道を左に分けて小滝をいくつか越えると、10mの魚止ノ滝。
ここはガイド本どおり左岸から小さく巻いた。
ロープが張られているが、ちょっと悪い。安環でセルフをとりながら進む。
奥飯盛沢出合まではゴーロや小さなナメ、ナメ滝が続く。
奥飯沢出合で小休憩。
しかし、今日は天気がいい。というか、良すぎる。
今年初の真夏日ということで、こういう日には沢登りに限る。岩なんか無理です。
奥飯沢出合からすぐの3段12mナメ滝は通常は右から巻いて上段の滝下へ行くが、右岸から中段、上段ともに巻くことにした。
一応、今回リーダーなのと、実力的には一番低いが私のリード練習も兼ねて、ロープを出してフィックスを張った。思ったよりは厳しくなかった。
途中、マイクロカムで2箇所中間支点をとったが、2個目が利きが甘かったのか、ロープを固定したときに外れてしまった。反省。
後続パーティはロープなしで左岸から巻いていた。やはり左岸から巻くのが楽そうだ。
3段12mナメ滝を突破すると、核心部とされる逆さくの字の滝。
誰がリードするとなり、ここもリードさせていただくことに。水流の右側から取り付きました。
寝てる滝のせいか緊張感はそれほどわかず、スタンスもあり、思ったよりも難しくない。
どこに中間支点とるか悩みながら登り、下の方でマイクロカムで1箇所、右壁の上から垂れ下がっているスリング2箇所に中間支点をとり、最後はちょいと難しかったのでスリングを使ってゴボウで越えた。
登ったのはいいが、さてフォロービレイはどうするか辺りを見渡すと右壁に残地ハーケンが1個あったので、ハーケンを打ち足して支点をつくった。
左俣・右俣出合で休憩。
二俣から見える25m大滝をどう登ろうか思案し、右岸から高巻くことに。
右岸から巻く場合は、大滝前衛の4m滝と一緒に巻くが、これがかなりの大高巻き。
しかも、序盤は灌木があるが結構な急斜面、トラバースは足場も土で灌木も少なくここで滑ったら終わりな感じで緊張を強いられる。
みんな全然怖がらずに進むが、トラバースが怖くて、「え、まじでここ行くの?」となってしまった。
怖がる私を見て、Mさんがここよりそこの方がいいよとアドバイスくれて、見守ってくれたのでグズらずに通過できた。ほっ。
すっかり怖くなってしまったので、ゴルジュハンマーを出して斜面を上がった。
ゴルジュハンマー様様である。超心強い。
滝への落ち口は懸垂下降せずに降りれた。
倒木のかかった4m滝は、倒木を利用して簡単に越えられた。
ゴルジュ出口の30m滝は、左のルンゼから高巻いた。
結構、どろどろのところで、下部で足場が崩れて悲鳴とともに2mくらい落ちたorz
上部は左側から滝上に出ようとしたが、どうもホールド、スタンスともに乏しく登れそうにない。おまけに落ちたら滝下まで落ちてしまう。
上からkrkdx氏にお助け紐を出してもらい何とか突破。
男性陣は、滝をそのまま登っていたけど、よく登れるなと思った。
個人的には、ここが一番怖かったです。
多分、ルートミスったかもね。他の人の記録見る限りそこまで難しくなさそうだもの。
大滝を越えると、沢は開けて明るいナメやナメ滝が続く。
とてもきれいで来てよかったなと思うのだが、1時間以上同じ渓相だと正直言って段々飽きてきてしまった。
空もゴロゴロいいはじめ、雷雨になりそうな予感。
天気も心配だし、これでもかというくらいに続くナメにもうナメはいいよ、足も疲れたし、早く脱渓したいっすと思い始めた頃、ようやく40m大滝下に到着。
ここに来るまでの途中、夫婦と思われる沢屋2人に出会い、左俣・右俣の出合はどこだと聞かれたが、もうとっくに過ぎてるよというような会話をした。
話を聞くところ、その夫婦、今までも何回か鶏冠谷を遡行しているらしいが、毎回、結構な藪漕ぎを強いられているらしい。
あんなザ、二俣なところを見過ごすなんてどうやったらできるのか謎だし、右俣の場合、この大滝手前の支沢を少し登り、左岸の支尾根に乗ってしまえば、そこまで藪漕ぎはせずに済むのだがその話を聞いて、ひよっこな私でもこの人たち大丈夫かと思ってしまった。
40m大滝下から右から入ってくる支沢を少し登り、沢装備を解き、左岸の支尾根に乗り、踏み跡を拾いながらつめる。
疲れが出てきて、ペースが上がらない。ちょうど30分ほどで登山道に出た。
登山道をちょっと進むと、右側の藪に人の姿!
見てみると、さっきの夫婦。
藪漕ぎしたくないと言っていたが、結局、今回もルートをロストして藪漕ぎ地獄を強いられたみたいだ。これにはみんなどうしたらそうなるのか苦笑いしてしまった。
下山は徳ちゃん新道で下る。
初めて通ったが、展望ゼロでくそつまらない。あれは絶対登りで使いたくないわ。
早く温泉&コーラ飲みたい一心でひたすら下り、思ったよりも早く下れた。
帰りは、白龍閣というところで温泉。500円と安くていい。
天候 | 快晴→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不確定要素の強い沢登りなのでPTや沢の状況によってコースタイムや登攀・巻きが変わってきます。タイム等全てを鵜呑みにしない事。 |
その他周辺情報 | ■日帰り温泉 白龍閣 \500 やる気なさげな旅館だった。風呂上がりに牛乳でぷはっーはできません。 温泉は川沿いでいい湯。 http://hakuryuukaku.jp/ 下山後の夕食は塩山メインストリートのガストで。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
アルパインヌンチャク×2
ミニバイル
|
---|---|
共同装備 |
ロープ(8mm×30m)
マイクロカム
ナッツ
ハーケン5〜6枚
|
感想
ヤマレコUPしないとね〜と思っていたらpolaris625氏がレコをUPして自分もタグ付けてくれていたのでラッキーって事でレコ便乗しました。
今年4回目の沢登りもまたまた山梨県の沢4連続目です。
今回のリーダー同じ会のpolaris625氏とは5月に深入沢を遡行していてその時は自分がリーダーをしたので次回鶏冠谷右俣か豆や木沢を宜しくと約束し早速実行してくれました。
他のメンバーも会の人間でM口さんとるい痔、この二人と自分は入会当初結構一緒に山に登っていたが最近一緒になる事が無かったのではしゃぎ過ぎてpolaris625氏は終始引き気味だったのかも??ごめんね(*_*)。
鶏冠谷は以前左俣を遡行していたので右俣を希望しましたが基本まったり系のナメの沢なのでとても綺麗なのですが終盤飽きてしまいました。
次回は綺麗な登攀的な沢を行きたいっすね。
帰りにいつもの白龍閣で温泉に入り、塩山ガストで飯食って帰宅しました。翌日は再び山梨へ・・・。
自分のUPした写真なのですがカメラの時計設定間違えて時間ズレズレです。コメントに正規の時刻を記入しました。
ナメが連続する美渓だが、滝もほどよくあり楽しめた。
滝自体の登攀は難しくない。
ただ、滝の巻きは結構悪いので、沢慣れしたパーティで行くのがよさそう。
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