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Yamareco

記録ID: 1197742
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ハイキング
比良山系

花折峠

2017年07月17日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
00:58
距離
2.9km
登り
160m
下り
161m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
0:36
休憩
0:22
合計
0:58
12:44
15
12:59
13:21
20
13:41
13:41
1
13:42
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平に自転車デポ
花折トンネル近くの空き地に駐車
コース状況/
危険箇所等
近畿自然歩道
http://kinkiwalking.web.fc2.com/fukui/14/index.html
途中側から平側まで舗装されていて歩きやすい道です。
その他周辺情報 自然大好きクラブ(NATS)http://www.env.go.jp/nature/nats/shizenhodo/kinki/
勝華寺(しょうけじ) ここから、北嶺回峰行者葛川夏安居が始まります。
勝華寺(しょうけじ) ここから、北嶺回峰行者葛川夏安居が始まります。
花折峠までは、勝華寺の管理を代々任されている宮垣善兵衛氏が案内に当たられます。1153年目の夏安居だそうです。
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花折峠までは、勝華寺の管理を代々任されている宮垣善兵衛氏が案内に当たられます。1153年目の夏安居だそうです。
伊崎の阿闍梨様
近畿自然歩道、途中の入り口
近畿自然歩道、途中の入り口
平まで舗装されています。
平まで舗装されています。
花折峠 ここで、葛野常満・常喜さんに案内が引き継がれます。
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花折峠 ここで、葛野常満・常喜さんに案内が引き継がれます。
ここで樒を手折られたので、「花折峠」と言われるようになったそうだ。
ここで樒を手折られたので、「花折峠」と言われるようになったそうだ。
花折峠より比叡山を望む。花折峠は結界を意味する峠でもあり、花折峠を境に比叡山を望むことはない。
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花折峠より比叡山を望む。花折峠は結界を意味する峠でもあり、花折峠を境に比叡山を望むことはない。

感想

このあたりでは、16日といえば、京都の祇園さんの宵山です。
浴衣姿で、祇園祭に向かわれる姿がみられます。

葛川明王院の属する延暦寺東塔無動寺や全国の天台宗山門派の行者さまが7月16日から20日まで4泊5日の葛川夏安居に臨まれる初日でもあるのです。
無動寺の阿闍梨さまは、今年は25回目の参籠とおっしゃっていました。
大々先達になられます。
伊崎の阿闍梨さまは、太鼓回しの後、行者がたくさんいる中でのお勤めは迫力がありますよとすすめていただきました。
途中の勝華寺さんでは、この日お堂が開かれて、ご本尊が拝めます。
勝華寺さんと花折峠で葛川夏安居の行者様をお待ちして、お加持をしていただきました。

勝華寺では、行者さんにお斎が振舞われます。このお接待を「宮垣善兵衛」さんが世襲で代々この務めを果たされています。
これは相応和尚の時代から引き継がれ、花折峠まで先達として案内もされます。今年で1153回目になります。花折峠では葛川・葛野家の人が待ち受け、その後を案内されます。

行者さんが勝華寺に着かれたら、行が始まり、お堂には近づけないので、朝のうちにお堂に上がらせていただいて、お参りさせていただきました。
11時ごろより、お勤めが行われました。
先達行者より、次々と新達に指示をされます。新達さんは、短く大きな声で「はぃ」と返事。すでに声がかれてしまった新達もおられて、厳しさがうかがえました。
12時半ごろ、法螺貝が吹かれて、勝華寺を出発されます。
お寺の前に正座してお加持をしていただきました。

花折峠では、比叡山関係の報道の方と葛野常喜さん、葛野常満さんがおられました。
比叡山の方が、カメラマンに、道のまんなかでカメラを構えたり、行者の迷惑になったりすることがないように再度、注意されます。

初めてのことで、どのあたりで待つのが良いかわからないので、常喜・常満さんに尋ねると、「カメラの人の近くが、ええのとちゃうか。」と教えてくださったので、カメラマンの後方で、一行の邪魔にならないよう控えてお待ちしました。

夏安居の一行の法螺貝の音が聞こえてきます。

峠を越えると、比叡山はもう見えません。
葛川に向かって結界を越えることになるのでしょうか。
先達さんが「新達、前へ、わしの横やぁ。」
花折峠から、比叡山を拝まれます。

花折峠と比叡山を拝まれたところのちょうど中間で、座って手を合わせていると、先達が
「お加持〜ぃ。」と、おっしゃてくださいました。
ここでも、お加持していただけました。

峠で、行者さんが善兵衛さんにここまでの案内のお礼を言われて、常喜・常満さんに案内を引き継がれ、峠を下り始められます。

行者一行が通られたあと、報道の方の後ろについて、平へ向かいます。
秘伝とされる行場もあるようで、報道の方がカメラを止めて、手前で待っておられることもありました。当然、さらにその後ろで控えておきます。

平に着くと、杖に付けていた樒を安曇川に投げ入れ、拝まれました。
ここでも、報道の方はカメラを向けられていなかったので、churaの随喜はここまでとしました。

歩くことで、何か感じることができるのではないかと、無動寺谷をはじめ比叡山の三塔十六谷を歩かせていただきました。歩くことだけで、こころが静まり、「一歩」に気持ちが集中していきます。それだけでも、ありがたいことです。
回峰行では、手文に260カ所もの礼拝すべきところを書き写し、先達に一度だけ一緒に歩いてもらい、行にはいられます。
夏安居では、秘所とでもいえばよいのか、お山の方も取材されないところがあり、それこそ大切な「祈り」の場でした。
これからは、自分に許された所で感謝の気持ちをお伝えしていくようにします。
平のバス停にデポしておいた自転車で、途中トンネルを抜けて駐車地へ戻りました。



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