北八つに来た奴2 麦草峠の北側の名所一周。(前半ピーク、後半池巡り)
- GPS
- 06:58
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:58
天候 | 曇り時々雨、のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
麦草峠には結構たくさんの駐車場がある、そのうちの一つを使用。 |
その他周辺情報 | 縄文の湯 尖石縄文考古館 八ヶ岳総合博物館 |
写真
感想
海の日の3連休、初日に越後駒ケ岳に登った。間の日曜日は別の趣味が午前中にあるのでそちらに出たいところだ。土曜日の午後から移動に使える、そして海の日の天気予報は東北や新潟で雨だがそれ以外は晴れそうなのである。
そこで、どこに行こうかなと悩んだのである。
(1)猛暑予報が出ているので涼しい山。
(2)2つ連続で百名山を登ると感動が薄れるので百名山以外。
(3)でも、二百名山、三百名山、花の百名山、新・花の百名山に選ばれている山。(せっかくの遠征登山だからカウントは増やしたい。)
そこで、ガラガラポンと結論付けられたのが、ここ、北八つ、縞枯山、花の百名山に選ばれている。
そして、麦草峠から周回するか、ロープウェー山頂駅から周回するか迷った。そして麦草峠からの周回を選んだ。ここを朝早くに出ればロープウェー山頂駅に運行時間より前に来ることができると踏んだためである。
16時ごろ茅野にたどり着き、スーパーで夕食、次の日の食事、飲料などを買って麦草峠に出発する。きれいなトイレがある登山者用駐車場があることを知っていたのでそこに駐車し、カーナビのテレビを入れるが・・・電波状況が悪く入らない。じゃあ、携帯電話で情報収集とヤマレコへの返信を書こうと思っても・・・圏外・・・。
結局、車内に積んである漫画「ヤマノススメ」を読みながら夜が更ける。眠気が来たのでそれに任せて車中泊・・・5時ごろ爽快な朝を迎えた。
準備をして出発、すぐに3人グループに追いつく、3人グループは蓼科山までの縦走を予定しているそうだ。先に行かせていただき、茶臼山、そして展望台、ただただ真っ白だった。
ここはもう雲の中、風があり水蒸気が体に吹き付けてくる、風の当たらないところで水分補給だ。そして茶臼山山頂に戻ると、先の3人組がちょうど到着しいろいろ話をする。私の今日のコース、トレーニング法、そして花、ちょうど咲いていた花を聞かれ「マイヅルソウ」と答えた。
その後は静かな登山、あっという間に本日の目標である縞枯山に到着する。感慨にふけることもできなかった・・・。
そして意外にここからの下りがきつい、雨山峠までの下り、大きな岩も乗り越えながらの道である。ここですれ違ったカップルさんと話をする、縞枯山荘に泊まってきたそうだ、まだ7時台前半、驚かれた。
その後、縞枯山荘、ロープウェー山頂駅を経て、北横岳方面に進む、ここでも山ガール2人組に話しかけられる。ちょうど、木曽駒ケ岳から空木岳の縦走を企画しているようでアドバイスはないか?と言われたので、駐車場のことやコースタイムのことで話をさせていただいた、だって私もまだ行ったことがないコース、でも今シーズン行こうと勉強しているコースなのです。
北横岳ヒュッテで朝食、おにぎり2つ。七つ池までのピストンをこなしてからいよいよ北横岳へ。そこそこの登りを超えると視界が広がった、明らかにピーク、そう北横岳南峰であった、ここでじっくりと休憩を取りながら雲と森を眺める。少しずつ晴れ間が見え始めている、そしてそれに森が呼応する。雲と森との対話、風と雲との対話を楽しむ。
そして、北横岳北峰に移動する。どうやらこちらのほうが高いらしい。でも、三角点は南峰、頂上表示は北峰、まあ、両方登れたので良しとしよう。ここではソロ山ガールさんに「写真撮ってくださらない?」と言われ写真を撮って差し上げた。
そして、亀甲池までの一気の下りに挑む。
岩と土と木の下り道、登りの人と数名すれ違うがみんな苦しそうに汗をかいている。
本日の急な道は、縞枯山からの下りと、北横岳からの下りである、ここをいずれも下りで通過できたことは良かったと思う。登りだったら相当な疲労があったこととともう。ここで、本日の前半、ピーク巡りは終了である。
そして、次はそういうわけで亀甲池である。
亀甲池は上から見ると柱状節理がまるで亀甲のように見えることから名づけられた。しかし、湖畔を行く我々は亀甲のように見えることを知らない。「ここは、なぜ亀甲池というのですか?」というハイカーの質問に答えられなかったのである。
その後、双子池に向けて100m登り100m下る。ズタヤクシュが咲いているのを本日始めて見た、そしてオサバグサもたくさん咲いていた。
双子池、キャンプ指定地、双子池ヒュッテと通過する。ヒュッテには飲み水が出るという蛇口があったが、ひねっても何も出なかった・・・。3リッター持ってきた水もあと1リッター、少々補給をしたいところだ。
次は雨池である、双子池ヒュッテに向かう林道を登り返してから徐々に下っていく。林道歩きは快適だ。鼻歌を歌いながら歩く道だ。そして、途中に会った「近道」に踏み込んでみることとする。事前にヤマレコマップでは、誰かが通った後があるので大丈夫だろうと思っている。そこは、グリップがきく下り坂で、気持ちよくて走ってしまった。ここのタイムは速い。
そして、水場を越え(いい水場だった)、200m登り返し、雨池に到着した。ここは、ほぼ通過、ここでようやく出てきた看板「麦草峠」に集中である。あとは、ここまで歩けばゴールなんだな、3kmと書いてあったな・・・。
軽い下りと、徐々な登り、サトキマダラヒカゲ撮影とすまし、麦草峠ゴールを迎える。なかなかいい、山行だったのではないかと思う。
そして、この日はその後がすごかったのである。
温泉は、茅野市の「縄文の湯」に入る。本当にお湯が良かった。しかし、興味をひかれたのは尖石に縄文時代の博物館があることだった。そこに行って私は大感激したのである。
茅野市に縄文時代の遺跡が多いこと、そしてそれを発掘した偉人「宮坂英式氏」がいたこと、それを茅野市の売りにしていること。
縄文式土器は単純な土器という印象があったが、いやいやどうして。祭祀用の食器、土鈴、燭台、お墓・・・。縄文式土器の概念を根底から覆させられる施設と思いました。国宝が土偶2点、副葬品8点計10点見られます、もちろんルールを守れば撮影できるし、複製品でもない、こんな贅沢な博物館があるのだ・・・。で、丁度開館記念日ということでタダで入場できたのは私ですが・・・。
本当に素晴らしかったです。八ヶ岳総合博物館も、見ていい博物館だと思いました。
その後は高速道路に突入。大月インターから小仏トンネルまで30kmの渋滞と出ていたので、大月ジャンクションから須走まで抜け小山へ、小山から山北までは渋滞しましたが30分程度、山北から国府津、西湘バイパス国道134号は渋滞なし、鎌倉方面は渋滞情報があったので腰越で鎌倉市内方面にハンドルを切り、自宅到着21時台でした。茅野から4時間台で戻ってきました。
いい1日でした、ピークを越えたこと、池を越えて行けたこともそうですが、登山後の縄文遺跡に触れたこと、八ヶ岳の文化に触れたことが大きいですね。本当、いい1日でした。
aideieiさん おはようございます
暑い中 山歩き は 北八ヶ岳でしたか。
こちらなら ちょっと 涼しそうですねー。
お天気は いまいちそうですが 花はこんな時
かえって元気ですからね
山と 歴史 博物館を ミックスさせるのが aideieiさんですねー。
こっちには 土偶が いっぱいあるんですねー。
それに この地方は 黒曜石の産地でも あったはずですので
大昔は 超先進地帯 だったかもですねー
tsui
tsuiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに涼しくて歩きやすい気温でした。隣が蓼科山ということもあり岩岩の道も多かったですね。
下山してナビで温泉を調べていると「縄文の湯」がヒットしました。そこからの流れで博物館巡りとなりました。なんとなく、山登りってたくさんの文化が関わりあっているんだなあと思っています。なお、黒曜石についても展示がありました。
aideieiでした。
麦草峠スタートなら涼しそうですねー
携帯電波通じないんですね、メモメモ (笑)
お天気はも一つのようで残念でしたが
歴史に触れられていい山旅でしたね
cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
涼しさ求めて車を走らせる季節になりました。基本、涼しかったです。そして、意外と人少なかったです。
このコース、なかなかおすすめです。
aideieiでした。
おこんばんは〜🎵
越コマの次は北ヤツでしたのねぇ〜。
ピークハントの後の池巡りも良いですね (*^^*)
今度、私も行って見よう!
てか、中央高速の渋滞回避、さすがです!
kazu5000さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ピークはントは前半、池巡りは後半とうまく分かれたコースでしたね。蓼科山にはもう登っているので、蓼科山とこの赤線を繋げる山行を企画したいですね、でも、それは来年以降かな・・・と思います。
中央高速の渋滞、私は神奈川県民(三浦半島)なので中央高速にこだわらなくてもよいのです。なので、今回は大月から須走・・・というコースを取りました。情報をどう生かしていくか、そこが課題ですね。毎回演習という感じです。
aideieiでした。
aideieiさん今晩は〜
涼しげというよりも何か寒そうですね〜
今月初めに蓼科へ観光で行き、ロープウェイで登り坪庭を歩きましたが、その時も霧で何も見えませんでした・・
あちこちの標識に魅力的な山名があり、行きたい衝動に駆られてしまいましたね
満足度の高い山歩きで良かった
subaru5272さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
私は1日中半袖で過ごせましたが、長袖を着ているハイカーもおりました。17度くらいをキープしていたようです。北横岳に来たとたんに着込むハイカーもおりました。まあ、寒さの間隔は人により違いますから・・・。
麦草峠を起点とするかロープウェーを起点とするかは意見が分かれると思いますが、楽しめる山塊と思います。
aideieiでした。
aideieiさん、こんにちは。
北八シリーズですね
昨年のにゅうに続き
山友ちゃんと「北八の(麦草峠はさんで)反対側歩きたいね〜」と話していたところです。
日程の都合上まだ具体的に計画できていませんが
一日でまわれるのですね!
私たちの足でも、麦草峠発15時台のバスには乗れるかな??
(1泊してもいいかな〜という気持ちなのですが)
ということで、ぽちっとお気に入りとさせていただきますね。
sumihiyoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
sumihiyoさん達の山行計画に参考になるのであれば光栄なことです。今回の私のペースを参考にして「山高原地図の0.8」程度、で計算するのもよいのではないでしょうか。
今回回ってみて、麦草峠に車を置けば1日で回れるなあと思いました。次は蓼科山とこの赤線を繋ぎたいなあと思ってしまいました。
私も、天狗岳から赤岳までが繋がっていないですし、その南も赤線がありません、あと何回か八ヶ岳にはお世話になりそうです。
aideieiでした。
aiさん
北八に行きましたか
八ヶ岳この辺りは歩いているので、懐かしく見させて頂きました。
天気が は残念でしたね
蓼科山は是非スズラン峠から登ってください。
やっぱり八ヶ岳は涼しそう
hamburg
HBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
非常に涼しい1日でした。花は少なめ、眺望もなし、それでも楽しかったのです。次々に現れる目標、山小屋、池、分岐など非常に楽しかったです。
また明日から山です。どんな出会いがあるか楽しみです。
aideiei@長野でした。
aiさん 北八ヶ岳行きたくなります😊
初めてのテン泊、麦草から双子池だったんです、8月の初めでしたが、双子池での朝は、8度と寒かったですが、帰りの、甲府昭和SAは、39度で、何?このギャップと思ったの思い出しました😜
もう4年前ですね😜
双子池の水飲めるんですよね、、小屋のおじさん自慢してました😊
怖くて飲めませんでしたが、。
でわ、、また、、
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
さすがに双子池の水は飲もうと思えませんでした。そういう表示もなかったですし。なかなかいいコースでしたよ。
着々と百名山も増えている様子、この夏の大活躍を願っております。
aideiei@長野でした。
北八ツに行ったことある奴です。
眺望がなかったようで、残念でしたね。
でも花には出会えたようで○◎。
拙者は麦草峠から縞ガレ山には縦走したことがないのです。
南北八ツ縦走の背骨の一部なのですが……。
ミツ岳が大変とありますが(⇨拙者も未踏)、北横岳らから大岳を経て双子池に下るコースに、是非、挑んでみて下さい。
でも晴れた日に……大岩ゴロゴロで、北八ツ最難関コースだと思います。
それと守屋山は小粒ながら絶景を誇ります。
花百でもあるので是非お試しを。
尖石温泉、茅野市営温泉七つのうち一つですね。
残念ながら博物館はパスしてしまいました。
木曽駒から空木への縦走路は素晴らしいです。
是非、再訪してみたいコースの一つですね、
せっかくなので、花百の三ノ沢岳も組み込まれてはいかがでしょうか?
半袖隊長
半袖隊長、こんにちは。コメントありがとうございます。
実は昨日、空木岳と南駒ヶ岳登ってきました。素晴らしくもきつい道でした。これについては帰宅後レコにします。
さて、北八ヶ岳ですが、なかなか面白い道でした。前半はピーク巡り、後半は池巡りでした。
隊長も回復したらぜひここを歩いてみてください。
aideiei@長野でした。
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