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Yamareco

記録ID: 1208350
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

羊蹄山京極コース 今年もまた道外の百名山ハンターさんに出会う

2017年07月27日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:04
距離
9.5km
登り
1,472m
下り
1,450m
歩くペース
ゆっくり
2.32.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
1:44
合計
8:54
5:11
109
7:00
7:00
40
五合目
7:40
7:56
49
六合目
8:45
8:45
67
八号目
9:52
9:52
3
山頂部
9:55
10:17
13
旧山頂
10:30
10:45
10
山頂
10:55
11:27
68
京極コース分岐
12:35
12:54
71
1137m地点
14:05
ゴール地点
天候 晴、この時期にしては気温は低め
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス 駐車場は20台ほど駐車可能。トイレなし。登山ポストあり。
コース状況/
危険箇所等
8合目から上のガレ場は浮石多数
※GPSが不調で地図・標高グラフが少し変
5時前に登山口に到着
山頂が遥か遠くに見える。
いつものごとく出発に手間取り歩きはじめたのは5時11分。
5時前に登山口に到着
山頂が遥か遠くに見える。
いつものごとく出発に手間取り歩きはじめたのは5時11分。
登山道はまず広い畑の間を通って行く。ジャガイモの花が咲いている。新ジャガが楽しみだ。
登山道はまず広い畑の間を通って行く。ジャガイモの花が咲いている。新ジャガが楽しみだ。
2合目〜7合目くらいまではほとんど眺望はない。数か所このように少しだけ下が見える所がある。
2合目〜7合目くらいまではほとんど眺望はない。数か所このように少しだけ下が見える所がある。
○合目の標識。五合目が一番傷みが激しい。いわゆるボコボコにされた感じ。かわいそうである。(ここの標高は約1100M)
○合目の標識。五合目が一番傷みが激しい。いわゆるボコボコにされた感じ。かわいそうである。(ここの標高は約1100M)
六合目の標識(ここの標高は約1300M)の文句”忍耐、努力、前進”に強く昭和を感じた。
平成になってもう29年、今時の登山は”忍耐、努力”じゃないよなあ。昭和は遠くなりにけりである。
 ここまでトコトコと毎度のスローペースで登る間に軽快に登ってくるソロの2人に追い抜かれ、元気のいい若い3人組にすれ違う。男2人の背負うザックがやたらでかい。山頂でテント泊したようだ。
六合目の標識(ここの標高は約1300M)の文句”忍耐、努力、前進”に強く昭和を感じた。
平成になってもう29年、今時の登山は”忍耐、努力”じゃないよなあ。昭和は遠くなりにけりである。
 ここまでトコトコと毎度のスローペースで登る間に軽快に登ってくるソロの2人に追い抜かれ、元気のいい若い3人組にすれ違う。男2人の背負うザックがやたらでかい。山頂でテント泊したようだ。
8合目過ぎでガレ場が待っている。急傾斜、滑りやすそう、浮石も多そうで緊張する。
8合目過ぎでガレ場が待っている。急傾斜、滑りやすそう、浮石も多そうで緊張する。
5時間はかかると思っていた山頂部にそれより少し早く到着。やれやれである。7合目くらいで体より気持ちが相当バテて昨年回ったので今回はお鉢周りは勘弁してやるヨと自分で自分をなだめすかしながら辿り着いた。
5時間はかかると思っていた山頂部にそれより少し早く到着。やれやれである。7合目くらいで体より気持ちが相当バテて昨年回ったので今回はお鉢周りは勘弁してやるヨと自分で自分をなだめすかしながら辿り着いた。
薄く雲がかかり風が少し強く気温がぐっと下がる。合羽を羽織ってから山頂とは逆の直ぐ右手にある岩頭に登ってみる。
薄く雲がかかり風が少し強く気温がぐっと下がる。合羽を羽織ってから山頂とは逆の直ぐ右手にある岩頭に登ってみる。
その岩頭に短く折れた支柱があった。その下に割れてしまった看板の破片がいくつか落ちていて、まだはっきりと”山頂”と読める木片もあった。
ここで汗を拭いて山頂タバコを楽しんでいると比羅夫コースの方からやって来た方々に「そこが山頂?」と聞かれる。
指をさして山頂はこの先にあることを教えてあげてふと思ったのは、皆さんやっと山頂部に辿りついてから更にお鉢を1/3周ほども歩いているのでかなりお疲れ。一刻も早く山頂に辿りつきたいと思い自分に山頂か?と聞くのだろう。
(翌日GPSのログを見るとこの場所は旧山頂となっている地図は日本登山地図。ネットで色々調べるが羊蹄山の山頂の変遷の情報は無かった。)
その岩頭に短く折れた支柱があった。その下に割れてしまった看板の破片がいくつか落ちていて、まだはっきりと”山頂”と読める木片もあった。
ここで汗を拭いて山頂タバコを楽しんでいると比羅夫コースの方からやって来た方々に「そこが山頂?」と聞かれる。
指をさして山頂はこの先にあることを教えてあげてふと思ったのは、皆さんやっと山頂部に辿りついてから更にお鉢を1/3周ほども歩いているのでかなりお疲れ。一刻も早く山頂に辿りつきたいと思い自分に山頂か?と聞くのだろう。
(翌日GPSのログを見るとこの場所は旧山頂となっている地図は日本登山地図。ネットで色々調べるが羊蹄山の山頂の変遷の情報は無かった。)
一休みして自分もやおら山頂に向かう。途中に三角点がある。
一休みして自分もやおら山頂に向かう。途中に三角点がある。
山頂に到着7・8人の方がいた。
山頂に到着7・8人の方がいた。
山頂より西南の方向を望む。雲の切れ目に狩場らしき山が見える。海岸からスタートするロングコースであの山を登りたいと思っている。
山頂より西南の方向を望む。雲の切れ目に狩場らしき山が見える。海岸からスタートするロングコースであの山を登りたいと思っている。
山頂より南の方向を望む。洞爺湖が近い。中島がでかい。
山頂より南の方向を望む。洞爺湖が近い。中島がでかい。
山頂より北北西の方向(積丹半島)を望む。
山頂より北北西の方向(積丹半島)を望む。
山頂直下を望む。
山頂直下を望む。
山頂直下のガレ場安定の悪そうな岩がゴロゴロしている。
山頂直下のガレ場安定の悪そうな岩がゴロゴロしている。
京極コースの降り口。登るより下りが怖い。時間の余裕があるのでここで下山開始前の一服をすることにした。ここで登りの途中で軽々と抜いて行った百名山ハンター氏とまったりと語り合った。
京極コースの降り口。登るより下りが怖い。時間の余裕があるのでここで下山開始前の一服をすることにした。ここで登りの途中で軽々と抜いて行った百名山ハンター氏とまったりと語り合った。
無事下山後、札幌に戻る途中の中山峠で休憩をする。
ここから見ても羊蹄は大きな山だ。今日無事に自分があの山頂まで行って戻ってこれたことが嬉しい。
1
無事下山後、札幌に戻る途中の中山峠で休憩をする。
ここから見ても羊蹄は大きな山だ。今日無事に自分があの山頂まで行って戻ってこれたことが嬉しい。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 タオル ストック カメラ ポール
備考 キツイ山なので服装・持ち物を軽量化し靴も底が柔らかく薄いトレキングシューズにしたがこれは失敗。下山時沢山ある段差を降りるときの衝撃を靴底で受けきれるず足の裏にかなり響き下山の後半かなり足裏が痛かった。

感想

 昨年7月真狩コース以来の2度目の羊蹄山。今年はきつそうな京極コースにした。
 足弱な自分にはどのコースで登ろうと羊蹄は相当にキツイ。この日に備え何度かザックを重たくしてのトーレーニング登山をしていたが、そのお蔭か今日は必要なものは全部詰めたザックでもほとんど重いと感じない。そして天気は良いが気温は余り上がらない予報。つまり暑さによる疲労も余り心配が無い。

 登りはじめて最初に休憩した6合目までで余り汗もかかず、疲れも思ったよりは無く来れたが、再度登りだすとこの先も続く急登や歩き難そうなザレ場の事を思い気持ちが重たくなる。精神的な余裕が無くなると脚も重たくなり、どうにか理由をつけて登るのを途中で止めて帰ろうかなどと少し思いはじめるが、もう一人の自分がその弱気をなだめたりすかしたりしながらようやく山頂部に到着した。

 山頂へ行く前に旧山頂でゆっくり休んだので軽い足取りで無事2度目の山頂到着を果たした。目出度しである。殆ど空腹を感じないがそこでほんの少しだけ山頂ランチを食べてからあたりを少し歩きながら写真を撮り眺望を楽しんでやって来た京極コースへの分岐点に戻る。

 中途半端な時間でまだ山頂部にいる余韻を楽しみたいと思い腰を下ろしタバコを吸い始めると登っている途中、確か五合目あたりで抜かされた自分より7・8歳くらい年長の男性がやってきて近くに腰を下ろしてタバコに火をつけて「ああっこれで家に帰れる。」とつぶやくのが聞こえた。
 自分が遠くからきたのですかと話しかけたのがきっかけで会話が始まった。この方は青森の弘前から北海道の百名山を登りに来てこの山が最後だったとのこと。天気の関係で九つの山全部を登りきるのに思ったより日数がかかったこと。アクセスがしにくい利尻や幌尻での苦労したことなどなど、そして北海道の山の印象や自分が岩手で登山を始めたことを話すと岩手の山の話も出た。
 話しているうちに二人とも遥か昔の学生時代に函館いたことがわかり、どちらもその時函館山に登ったことなどが分かり何だか若い頃を懐かしむ気分にもなっていた。

 かなりの時間話をしていると、ここから京極の下山ですか?とそばを通りかかったソロの女性に聞かれたのを潮に話を切り上げ下山を開始することにした、この青森の百名山ハンター氏に自分は脚が遅いのでついて行きますが多分相当遅れますから気にせず先に行ってくださいと話して下山開始。怖いザレ場を無事り切ってからは予想どおり軽々と下っていくハンター氏をペースメーカーに順調に高度を下げていく。下るに従い気温が上がりどんどん汗が出始めてきたのでそろそろ一休みしたいと思い六合目くらいで10メートルくらい前を先行するハンター氏に休憩しませんか?と声をかけるが聞こえなかったのかそのまま先を行ってしまった。2度3度大きな声を出す余裕は無かった。まあ、下山したら挨拶出来ると思い立ち止まりザックを降ろして1枚脱いで汗を拭いて大休止にした。

 昨年この山の登山前日に会い登山中・下山後に色々話をした長野の百名山ハンター氏のことを思い出した、あの方は羊蹄を口切に名山周りを開始すると言っていたが果たしてどうだったのだろうか?長身痩躯でさっそうと山中を歩いていた姿を思い出すと、きっと北海道で登りたい山は予定通り登ったんだろうとは思うが、、、
 自分は何か数値的な目標を持っての登山をしたいとは思はないが、強いて言えば何度でも、そして何かの折につけては登りたくなる山にいつかは出会いたいというのが目的というか願望かなあなどと思う。

 再度歩きはじめて3合目くらいでハンター氏に追いつく、振り向いたら気づかないうちに見えなくなったのでこの少し手前で休んでいたとのこと。そこからまたペースメーカ役になっていただきながら、痛み出した足裏をいたわりながら無事登山口に戻れた。
 それぞれの車に戻り身づくろいをしてから、山頂で言い忘れた道内百名山登山の達成のお祝いを言って、そしてお互いの無事の帰宅を言い交わしてハンター氏とのお別れとなった。

 羊蹄はきついが毎年登りたくなる山であることを実感した登山だった。来年は一番キツイらしい喜茂別コースにしようか、そして2度あることは3度ありでその時また誰か百名山ハンター氏に出会えるかもと思いながら札幌へ車を走らせた。



 

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コメント

感想に登場するソロ女性です(多分)
こんにちは。初めまして(?)。

お二人はパーティなのかなソロ同士なのかな?と思いながら降りましたが、
謎解けました。

山は広いですが、けっこう狭いものだとも思い、レコ読ませていただきました。

私もハンター的な岳人さんたちが多かったように思いました。
ある年配のソロ男性は「どこが頂上かわからん山だな!ಠ_ಠ

とおっしゃってました(^_^;)

またどこかでお会いしましたらよろしくお願いいたします。
2017/7/29 13:12
Re: 感想に登場するソロ女性です(多分)
こちらこそよろしくお願いします。
藻岩での忘れ物 見つかるとよいですね。

東日本大震災での札幌カリタスさんの活動を現地で見ていまして宗教全体に否定的だったことがかなり変わりました。宮古での自分の個人的な活動にも助成金を頂いたことも、多分いつまでも忘れません。u神父さんお元気かなあ?
2017/7/30 0:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
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利用交通機関:
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