池の平湿原
- GPS
- 02:05
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 128m
- 下り
- 130m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ”信州そば処ふるさとの草笛” |
写真
装備
個人装備 |
雨具(レインウェア)
飲料
|
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感想
昨年の7月10日から丸一年。二年連続で池の平湿原をウォーキングします。女王・コマクサをはじめ、夏の高山植物を堪能しましょう。
昨年同様、雲上の丘・見晴岳方面を歩きます。すぐに青紫の鮮やかなアヤメの群生が現れました。そして、ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)が豪華に咲き誇っています。
雷の丘を過ぎると、可憐なハクサンフウロ(白山風露)、キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)が、今年も出迎えてくれました。
雲上の丘(2110m 湿原の最高峰)からは、手前の鏡池から向うの木道まで、湿原の全体が見渡せます。
高さ10cmくらいのところにゴゼンタチバナ(御前橘)の白い4枚花弁を見つけました。マイヅルソウ(舞鶴草)も小さな白い花を咲かせています。
腰の高さくらいに、テガタチドリ(手形千鳥)の淡い紅紫色の花を見つけました。
見晴コマクサ園と見方コマクサ園で、女王・コマクサ(駒草)を観賞します。柵の向こうに、小さな淡紅色の花が群生しています。他の植物が生育できないような厳しい環境の砂礫に美しい花を咲かせるので「高山植物の女王」と呼ばれています。花の形が馬(駒)の顔に似ていることから命名されている通り、花弁が膨らんで先が反り返り、雄しべと雌しべが露出した変わった形状です。それでも美しいので、皆、柵から手を伸ばして近くの瑞々しい一枚を撮影するのに懸命です。
湿原へ。木道を左回りに一周します。初夏にコケモモが咲くのでこの木道はコケモモラインと呼ばれていますが、この時期はツツジくらいでしょうか。どうも、昨年と比べると干上がってしまった様子で、乾燥が進むと笹が広がってしまい、高山植物が無くなってしまったのでしょうか。
グリーン広場からゆるやかな坂道を登り、兎平(湿原の入口)に戻りました。今年は残念ながら、ニッコウキスゲやマルバダケブキも見つけられませんでした。
〔感想〕
ただ、2時間足らずのウォーキングなのに、毎年来てしまう。
尾瀬ヶ原より600mも高い2,000m級のウォーキング。
いつもながら、砂礫地に凛として花を咲かせる女王・コマクサの毅然とした姿に、生きる力(生命力)を感じずにはいられません。
アヤメの群生に迎えられ、たくさんの高山植物を愛でながらのんびりと散策し、乾いた清清しい風にそよがれ、遠く林の中からのカッコウの声に立ち止まり、池の前で背伸びをし、広大な湿原の木道を歩く気持ちよさ...。
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