単独富士山御殿場口編[27]
- GPS
- 17:45
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,341m
- 下り
- 2,341m
コースタイム
19:20御殿場新五合目発-0:55六合目-2:20 七合目-2:40七合四尺-4:30ご来光-5:50八合目-8:25剣ヶ峰山頂-休憩-9:30下山開始-13:30御殿場新五合目
14:30移動開始-15:00富士八景(富士八景の湯)-18:00発-20:30自宅着
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。 富士八景(温泉) |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
単独富士山御殿場口編
単独山行他0名
ザック重量約9Kg。(ザック8Kg+カメラ機材1Kg)
ストックなし
アイゼンなし
約15km
7/9(土)は、富士宮口を3人で山行予定であったが都合がつかなくなった為、集団山行のために富士宮口は残すとしてまだトライしていない御殿場口を単独で山行することにした。富士宮口、御殿場口双方に言えることだが今回を逃すと交通規制が掛かってしまい融通が効かなくなる。また、人も多くなり渋滞となり快適な山行が出来ない。
今回、日曜日の早い時間に帰宅し山行の疲れを癒すため、土曜の夜から登り始めることにした。上手く行けばご来光も見れる筈である。雨が降った場合は中止とするつもりであった。
日曜夜から登り始める為、金曜夜帰宅後朝5時まで寝ずに時間調整する。朝5時に寝て土曜昼正午に起床する。
天気予報(御殿場)は土曜晴れ、日曜曇りだったため予定どおり出発。
谷村PAで休憩していると雷雨にあう。当初予定より1時間も足止めを食らってしまった。中止とするか迷ったが影響なしと判断し雷雨が止むのと同時に出発。御殿場口を目指す。(途中、コンビニとガソリンスタンドによる。)
いざ御殿場口新五合目を出発、他に山行者いない。真っ暗な闇の中、ヘッドライトの狭い範囲の明かりを頼りに山行開始。
ひたすらに砂の上を歩く(大砂走)。歩けど歩けど一向に砂の道は終わらない。2時間程度歩いていた頃か右手から同じく夜間山行者の声が聞こえる。この時悟った。下山用大砂走を登ってしまったことを・・・。どっちに行けば正しいコースに行けるのか闇では知りようもないのでそのまま登る。これにより体力激減。
六合目に着いた時点で既に1時。この時、御殿場口からの今回の山行の過酷さを知った。悪いことに六合目の時点で高山病の兆候(吐き気)が出始めた。長い道のりとなるため登頂時間が遅くともリタイヤしないようゆっくりと登ることにした。その甲斐あって高山病の症状は剣ヶ峰の登りまで軽かった。剣ヶ峰では最高潮の高山病を発症、高山病は下山時も暫く続いた。
因みに、今回の高山病対策は以下の通り。(今回頭痛薬は使用しなかった。下山後も頭痛が消えなかったので下山後に服用。)
・たばこは山行中控える。
・空腹にしない。(腹に物を入れると高山病の症状が和らいだので予防処置として早めに食事する。)
・極度に心拍数が上がらない程度に登る。(この為、登頂時間が相当伸びる。)
・酸素補給する。(10L酸素缶。食べる酸素。)
ゆっくりの山行の為、残念ながら山頂で御来光を見ること叶わず。しかし、御来光自体は見ることが出来良かった。(だが間の岳で見た御来光の方が貫禄。風景含め。)
それと今回、夜中の山行ということあって星空が抜群であった。天の川までばっちり。これには感動。
そうこうしいつものように高山病と戦いながらなんとか登頂。抜かれること数えきれず。休憩時間を含む登頂までにかかった時間は12時間。7時間程度の登頂時間の筈だったが5時間オーバー。今回高山病対策のため10Lの酸素缶を持参。ゆっくり山行の時にはかなりの効果があるようである。(おかげで酸素缶が切れるまでは症状は軽かった。切れた後の剣ヶ峰登頂が最悪だった。)
にしても12時間かかった自分がいれば、走って登っている人がいる。この差は一体?
下山時にも走って登る人を見た。ランニングシャツにランニングパンツ、荷物は500mlのペットボトルのみと恐ろしさすら覚える。自分なら即遭難である。
行きには12時間も使ってしまったが下山は3時間程度だった。特に砂走りは須走より遥かに長く、下山時遠く彼方に駐車場が見えているだけ心を折られる。(駐車場まで砂道。)
にしてもやはり御殿場口からの山行は過酷である。全体的な距離もそうだが御殿場口の砂走り着実に体力を奪う。走っている人に言わせれば何のことでもないのかもしれないが・・・。(遥か遠くの駐車場まで走っているのが見えるだけに。)
他の人がどうであれ、下山後完全に体力をなくしていた自分は大石茶屋でまずはかき氷(イチゴミルク)を一気にむさぼり食う。その後、ポカリスエット350ml缶飲み干す。これでなんとか富士八景(温泉)に行くまでの体力は補給出来た。
富士八景で風呂に入り、生姜定食大盛りを食べて、休憩室で2時間爆睡。これで2時間半の帰宅時の体力を補充。
残すところ富士宮口のみ。富士宮山行したら富士山山行は暫く休止。(高山病で山を楽しむどころではない。)
今回下山時、赤岩八合館で豚汁を持参したおにぎりと食す。富士山での豚汁は格別。
帰りに談合坂SAで串焼き(カルビ)を食す。相変わらず美味い。
次回はテント泊か。
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