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Yamareco

記録ID: 1211543
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ハイキング
京都・北摂

嵐山散策

2017年07月30日(日) [日帰り]
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体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:16
距離
9.0km
登り
212m
下り
162m
歩くペース
ゆっくり
2.02.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

10:00 阪急嵐山駅
    渡月橋
    天龍寺
    野宮神社(ののみや)
12:10 大河内山荘
    御髪神社
    常寂光寺
13:30 二尊院
    祇王寺
    化野念仏寺
15:10 愛宕神社一の鳥居
15:35 鳥居本バス停
16:00 阪急嵐山駅 着

歩行時間5時間 合計距離9km
天候 薄曇り 蒸し暑い
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
阪急 嵐山駅

感想

まるで亜熱帯気候のような高温多湿の7月である。こんな時に低い山に行くと熱中症になりそうなので、ザ京都の嵯峨野を歩いてみた。嵐山から嵯峨野には紅葉の時期に何回か来たことはあるが、あまりの観光客の多さにまるで人を見に行ったようなものであった。今日はあえて夏の盛りに、手元のガイド本を頼りに阪急嵐山駅から愛宕神社一の鳥居まで歩いた。人々は海外の方も多くいたが、それでも嵯峨野の奥へ入るにつれまばらになった。

嵐山へはバスやJRや嵐電も利用できるが、梅田からだと阪急が一番安い。渡月橋を渡ると嵐電の嵐山駅である。まずは天龍寺に立ち寄る。大方丈前の石庭を進み曹源池のぐるりから樹木の間の小径を巡る。背後の嵐山と共に広々とどっしりとした構えである。北門で折り返し入口の総門へ向かう。左折しテレビで良く観る竹林の道を進むと野宮神社である。踏切のキンコンカンコンが聞こえたので地図も見ずに線路を横切ったが、人もまばらになり北へと進むので、戻って、野宮神社の向かって西方向左の道へと入る。

しばらく竹林のの道を進むと天龍寺の北門を過ぎて先に「大河内山荘庭園」が見えた。入場料1000円以上の価値がある素晴らしい庭園であった。昭和初期の映画俳優個人が自分の収入と夢を注いで創り上げたそうだ。そんな立派な人がいたんだと感心した。途中に15歳未満お断りの場所がありパスしてしまったが帰って調べると静かなお座敷が広がっているらしい。小倉山・嵐山から京都の市街がぐるりと見渡せる。

山荘をあとにし進むとJR山陰本線のトンネルの上に出た。そしてすぐにトロッコ嵐山駅の駅前広場に出た。ふと頭に、トロッコ電車に乗って嵐山の緑の中を進み帰りは保津峡の川下り船に乗って嵐山に帰ってくるのも良いプランだと浮かんだが、列車は予約で満杯らしい。今回はパス。

道を北へ進むと御髪神社があり小倉池と呼ばれる普通の溜池の横の道を進むと常寂光寺の山門である。多宝塔の上の展望台まで巡った。眼下に京都市街が見渡せて暑さを忘れた。緑豊かな木々の足元には「びろうど」のような苔が敷き詰められ深呼吸をして心を静めた。

落柿舎の前には、真夏のこの時期に耕されたままの、土がむき出しの畑が広がっていた。変だなと思ったら、この地があづきの日本初の栽培地だったらしい。和菓子の小倉餡と言う名前の由縁である。なぜむきだしの土なのかは疑問である。

さらに北へと二尊院である。釈迦如来像と阿弥陀如来像の二体の像を祀っている。「釈迦如来は人が誕生し人生の旅路に出発すると時送り出してくれる発遣の釈迦、弥陀如来はその人が寿命をまっとうした時、極楽浄土よりお迎えくださる来迎の弥陀」と説明書きにあった。寺社仏閣めぐりをして、ご朱印など集めていたが釈迦如来・阿弥陀如来にそんな意味があるとは初めて知った。知恵を授けていただいてありがたいとつくづく思った。紅葉の馬場とも呼ばれる総門の道、また本堂から眺める唐門は夏の今、緑ゆたかなもみじ葉がゆさゆさと覆いかぶさってその素晴らしさに言葉も無い。

さらに進むとひっそりと佇む苔の祇王寺である。滝口寺はパスした。
鳥居本の石畳を道なりに進むと化野(あだしの)念仏寺である。西院(さい)の河原には石仏石塔がぎっしりと並んでいる。西院と書いて「さい」と読む。調べると阪急の西院駅は「さいいん」駅と読むが京福電車は「さい」駅である。知らなかったことばかりで自分の薄っぺらな知識を恥ずかしく思った。

石畳の道は、先で嵐山高尾パークウェイの高架の下をくぐると愛宕神社一の鳥居に突き当り二手に分かれる。鳥居本の地名の由縁であることを確かめた。右手の道の先に愛宕(おたぎ)念仏寺があるそうだが今日はパスした。道を戻り左手の石段を登って京都バス鳥居本バス停から阪急嵐山駅へと帰る。

京都は千年の都である。欧米からアジアから多くの人々が訪れて、やはり日本は素晴らしい国であると思ってくれるだろう。日本人の私ですら誇りに思う京都である。

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