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Yamareco

記録ID: 1212803
全員に公開
ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

七ツ森と七ツ森全山展望地

2017年07月04日(火) 〜 2017年07月05日(水)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:43
距離
7.6km
登り
488m
下り
332m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:05
休憩
0:41
合計
2:46
13:45
14:08
26
14:34
14:51
14
15:46
15:47
26
16:13
宿泊地
2日目
山行
2:21
休憩
0:25
合計
2:46
13:35
23
宿泊地
13:58
14:00
21
14:21
14:26
22
14:48
15:01
75
16:16
16:21
0
16:21
ゴール地点
投稿者は結婚披露宴会場で2017年5月3日に脳内出血で倒れました。安静を強いられましたが投薬治療でほぼ回復し、少し残った身体の不具合を解消すべく、七ツ森の一角にあるいわてリハビリテーションセンターでトレーニングしました。おかげで社会復帰できるまでに回復し、退院直後、トレーニングも兼ねて七ツ森を2日に分けて歩きました。
今回の七ツ森はゆっくり歩いても2時間45分×2日の行程で5時間30分、健脚の方やトレーニングなどでは車による小移動含めても4時間弱程度で歩けるでしょう。また、7山全山の展望地へは、別に車での移動をオススメします。
天候
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・JR田沢湖線小岩井駅
・岩手県交通雫石線 盛岡バスセンター(盛岡駅経由)から約30分
 〜尾入野 or いわてリハビリテーションセンター前下車(約1時間に1本)。 
(バス時刻表)http://www.iwatekenkotsu.co.jp/PDF%E8%B3%87%E6%96%99/%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8pdf/11%E9%9B%AB%E7%9F%B3%E6%96%B9%E9%9D%A2/11030_sizukuishi_20160404.pdf
コース状況/
危険箇所等
2017年春、周辺の山林伐採によりかなり展望が開けるようになりました。それまで展望が効くのが生森(おおもり)と勘十郎森(かんじゅうろうもり)だけだったらしいのですが、三角森(みかどもり)、稗糠森(ひえぬかもり)、見立森(三手ノ森、みてのもり)も伐採で展望効くようになりました。
その他周辺情報 7山のうち5山から展望が効くようになりましたが、稗糠森頂上部伐採のおかげで七ツ森全山が1箇所から見渡せるようにもなりました。七ツ森全山が見渡せるようになった今が全山制覇のチャンスです。
三手ノ森は御所ダム堤体材料として山頂部のほとんどが伐採されました。昭和47年の空中写真では土工が進んでませんが、昭和55年では土取りがほぼ終わっているのが読み取れます。そして今春(2017年)稗糠森の伐採で三角森が現れ、一箇所から全山見通せるようになりました。
三手ノ森は御所ダム堤体材料として山頂部のほとんどが伐採されました。昭和47年の空中写真では土工が進んでませんが、昭和55年では土取りがほぼ終わっているのが読み取れます。そして今春(2017年)稗糠森の伐採で三角森が現れ、一箇所から全山見通せるようになりました。
近くを通った際は是非赤く示した七つ森展望地までどうぞ。伐採により稗糠森に隠されていた三角森が現われました。今見えている七山全山は、稗糠森の木々の生長により2〜3年で見えなくなると思います。
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近くを通った際は是非赤く示した七つ森展望地までどうぞ。伐採により稗糠森に隠されていた三角森が現われました。今見えている七山全山は、稗糠森の木々の生長により2〜3年で見えなくなると思います。
国道46号の生森の麓をショートカットするように道路が付け替えられたけどその旧道を少し入ったところにある生森入口。生活環境保全林の案内板があります。道路を進むと車でも頂上まで行けるけど、登山道は山の中を進みます。
2017年07月04日 13:26撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:26
国道46号の生森の麓をショートカットするように道路が付け替えられたけどその旧道を少し入ったところにある生森入口。生活環境保全林の案内板があります。道路を進むと車でも頂上まで行けるけど、登山道は山の中を進みます。
少し進むと水路が整備されて親水公園みたいになっているところに出ます。
2017年07月04日 13:27撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:27
少し進むと水路が整備されて親水公園みたいになっているところに出ます。
生森への車道登路を横切って最大傾斜方向に進みます。
2017年07月04日 13:32撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:32
生森への車道登路を横切って最大傾斜方向に進みます。
写真奥が石倉森方面、写真左が生森方面。
2017年07月04日 13:35撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:35
写真奥が石倉森方面、写真左が生森方面。
生森への最後の登路。
2017年07月04日 13:39撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:39
生森への最後の登路。
生森頂上広場到着。登りはじめから20分ちょっとで到着。
2017年07月04日 13:49撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:49
生森頂上広場到着。登りはじめから20分ちょっとで到着。
生森頂上から雫石盆地の眺め。このあと頂上までの車道を通り、途中石倉森に立ち寄るコースで下山します。
2017年07月04日 13:47撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 13:47
生森頂上から雫石盆地の眺め。このあと頂上までの車道を通り、途中石倉森に立ち寄るコースで下山します。
道路からちょっと入ると、
2017年07月04日 14:31撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 14:31
道路からちょっと入ると、
すぐに石倉森の山頂。頂上からの眺望は効きません。さて生森、石倉森下山後は車で小移動し、東町の新興住宅地から登山道がない稗糠森の取り付きを捜します。
2017年07月04日 14:35撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 14:35
すぐに石倉森の山頂。頂上からの眺望は効きません。さて生森、石倉森下山後は車で小移動し、東町の新興住宅地から登山道がない稗糠森の取り付きを捜します。
稗糠森全体が伐採されており、住宅地の路上に止めて伐採後の地拵えを伝って作業道に出る。
2017年07月04日 15:39撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 15:39
稗糠森全体が伐採されており、住宅地の路上に止めて伐採後の地拵えを伝って作業道に出る。
住宅地越しに明日登る鉢森を望む。
2017年07月04日 15:40撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 15:40
住宅地越しに明日登る鉢森を望む。
稗糠森の頂上はこの辺りだろうというところから明日登る勘十郎森と三角森を望む。(1日目終了)
2017年07月04日 15:50撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/4 15:50
稗糠森の頂上はこの辺りだろうというところから明日登る勘十郎森と三角森を望む。(1日目終了)
2日目。昨日の住宅地の最奥部から進む。実は右手の奥に進むと稗糠森への作業道、そして勘十郎森からの下山路に簡単にアクセスできるのでした。
2017年07月05日 13:36撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:36
2日目。昨日の住宅地の最奥部から進む。実は右手の奥に進むと稗糠森への作業道、そして勘十郎森からの下山路に簡単にアクセスできるのでした。
七ツ森小学校までの通学路になっているようで、山の中にきれいな舗装路が続いています。
2017年07月05日 13:40撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:40
七ツ森小学校までの通学路になっているようで、山の中にきれいな舗装路が続いています。
山の中の舗装路、この先に小さな峠。
2017年07月05日 13:44撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:44
山の中の舗装路、この先に小さな峠。
峠を左斜め方向に進むと鉢森と三角杜の分岐に
2017年07月05日 13:51撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:51
峠を左斜め方向に進むと鉢森と三角杜の分岐に
三角森方面に進みます。
2017年07月05日 13:52撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:52
三角森方面に進みます。
三角森も伐採が入ったようです。
2017年07月05日 13:54撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:54
三角森も伐採が入ったようです。
三角森は七つ森小学校の菩提樹ならぬ菩提山。向こうに三手ノ森が見えます。
2017年07月05日 13:58撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 13:58
三角森は七つ森小学校の菩提樹ならぬ菩提山。向こうに三手ノ森が見えます。
今度は鉢森山に登ります。
2017年07月05日 14:09撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:09
今度は鉢森山に登ります。
だらだら尾根道が続きます。
2017年07月05日 14:12撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:12
だらだら尾根道が続きます。
鉢森頂上直下の登山道。ノリウツギの花弁が変異しているように見えます。
2017年07月05日 14:17撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:17
鉢森頂上直下の登山道。ノリウツギの花弁が変異しているように見えます。
鉢森山頂はまったく眺望が効きません。
2017年07月05日 14:21撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:21
鉢森山頂はまったく眺望が効きません。
さて峠まで戻ってきました。左に進んで勘十郎森へ。
2017年07月05日 14:39撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:39
さて峠まで戻ってきました。左に進んで勘十郎森へ。
勘十郎森の登路も伐採されています。
2017年07月05日 14:41撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:41
勘十郎森の登路も伐採されています。
途中、昨日登った稗糠森を見下ろします。
2017年07月05日 14:44撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:44
途中、昨日登った稗糠森を見下ろします。
勘十郎森の頂上には四阿が設えてありました。帰りは南斜面を作業道に沿っております。そのうち登山道と合体しました。車に戻って最後の山、三手ノ森(見立森)を目指します。
2017年07月05日 14:48撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 14:48
勘十郎森の頂上には四阿が設えてありました。帰りは南斜面を作業道に沿っております。そのうち登山道と合体しました。車に戻って最後の山、三手ノ森(見立森)を目指します。
いわてリハビリテーションセンター下の三手ノ森登路起点の公民館脇に車を停めます。
2017年07月05日 16:03撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 16:03
いわてリハビリテーションセンター下の三手ノ森登路起点の公民館脇に車を停めます。
三手ノ森南斜面も伐採されています。おかげで頂上まで登路のない山ですが、作業道を通って快適に登れます。
2017年07月05日 16:04撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 16:04
三手ノ森南斜面も伐採されています。おかげで頂上まで登路のない山ですが、作業道を通って快適に登れます。
この左がリハビリテーションセンターの敷地内の散策路。毎日のように歩いた箇所を敷地外から眺めます。
2017年07月05日 16:07撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 16:07
この左がリハビリテーションセンターの敷地内の散策路。毎日のように歩いた箇所を敷地外から眺めます。
デイサイトの露頭が現れていて、ここが新第三紀の熔岩円頂丘(ラバードーム)であることが分かります。
2017年07月05日 16:10撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 16:10
デイサイトの露頭が現れていて、ここが新第三紀の熔岩円頂丘(ラバードーム)であることが分かります。
三手ノ森の山頂プレートです。他の投稿では山頂表示はないようなことが記されていましたが、ちゃんとありましたよ。この写真の左側奥が明るいのは、ここまでどうやら切取り地形(御所ダム堤体材料の土取場)でかつての山頂部を土工事したためです。
2017年07月05日 16:22撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
7/5 16:22
三手ノ森の山頂プレートです。他の投稿では山頂表示はないようなことが記されていましたが、ちゃんとありましたよ。この写真の左側奥が明るいのは、ここまでどうやら切取り地形(御所ダム堤体材料の土取場)でかつての山頂部を土工事したためです。
撮影機器:

感想

七ッ森は今春かなり伐採されました。今までは展望のきく山は生森(おおもり)ひとつだけだったようですが、今は生森(おおもり)のほか、三角森(みかどもり)、勘十郎森(かんじゅうろうもり)、稗糠森(ひえぬかもり)、三手ノ森(みてのもり)と、7つ森分の5山が頂上から展望の効く山となっています。
さて、宮澤賢治の「春と修羅」の中の散文詩「第四梯形」の由来は、諸説ありますが、ほぼこの七つ森の中の三角森を指すと思われます。詩に出てくるリパライトや汎用的な言い回しのテーブルマウンテンに対する巷間の諸解説、これらの山々を安山岩※と言ってしまうことなど、ネットで見聞きする賢治研究者の地質学的見識はちょっと低いようです。
 
※かつて「石英安山岩」という誤解を招く岩石名がありました。ここから安山岩の一種と解釈されたのでしょうが、これは石英(斑晶)の入った安山岩ではなく、成因的にも成分的にも全く別の火山岩なのです。だから最近ではデイサイトと呼ぶようになりました。リパライトは有色鉱物の輝石の斑晶を含まないデイサイトの事ですが、岩石名としての定義がこれも曖昧なため現在では使われないようになりました。それでも当時としては賢治の地質用語選びはかなり正確なため、地質の素人の賢治研究者の解釈を、今となっては弄んでいるように思えます。

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