また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1219703
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

十勝岳 (十勝岳温泉〜上ホロカメトック〜昭和火口) [The火山]

2017年08月10日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:19
距離
12.5km
登り
1,012m
下り
1,269m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:54
休憩
0:26
合計
7:20
8:33
8:33
20
8:53
8:54
15
9:09
9:10
47
9:57
9:58
25
10:23
10:23
28
10:51
10:51
15
11:06
11:06
14
11:20
11:22
46
12:08
12:17
66
13:23
13:23
30
13:53
13:55
70
15:05
15:15
4
15:19
ゴール地点
天候 晴れたり曇ったり
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス 十勝岳温泉カミホロ荘に宿泊
その他周辺情報 【登山後の温泉】
吹上温泉白銀荘で入浴可能
カミホロ荘を出発
2017年08月10日 07:39撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 7:39
カミホロ荘を出発
凌雲閣
2017年08月10日 07:57撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 7:57
凌雲閣
ギザギザの山が見える
2017年08月10日 08:04撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:04
ギザギザの山が見える
花1
2017年08月10日 08:04撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:04
花1
花2
2017年08月10日 08:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:05
花2
安政火口まではほぼ平らな道
2017年08月10日 08:09撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 8:09
安政火口まではほぼ平らな道
三段山へは行けません
2017年08月10日 08:21撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:21
三段山へは行けません
2017年08月10日 08:33撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:33
安政火口
2017年08月10日 08:34撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:34
安政火口
ミヤマリンドウ
2017年08月10日 08:36撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 8:36
ミヤマリンドウ
化物岩を手前に巻く
2017年08月10日 08:38撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:38
化物岩を手前に巻く
色づいたナナカマドの実と雲海
2017年08月10日 08:45撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 8:45
色づいたナナカマドの実と雲海
2017年08月10日 08:56撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 8:56
富良野岳と上ホロカメトックとの分岐。ここを左に
2017年08月10日 09:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 9:05
富良野岳と上ホロカメトックとの分岐。ここを左に
2017年08月10日 09:08撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 9:08
2017年08月10日 09:08撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 9:08
2017年08月10日 09:11撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 9:11
長い階段を登り詰める
2017年08月10日 09:49撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 9:49
長い階段を登り詰める
火口見えてくる
2017年08月10日 09:52撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 9:52
火口見えてくる
右手に富良野岳。かっこいい!
2017年08月10日 09:53撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 9:53
右手に富良野岳。かっこいい!
チングルマの綿毛
2017年08月10日 09:55撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 9:55
チングルマの綿毛
悪の要塞(推定)
2017年08月10日 10:01撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 10:01
悪の要塞(推定)
2017年08月10日 10:10撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 10:10
火口
2017年08月10日 10:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 10:18
火口
かみふらの岳という1893ピーク
2017年08月10日 10:27撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 10:27
かみふらの岳という1893ピーク
左は荒々しい火口
2017年08月10日 10:31撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 10:31
左は荒々しい火口
右は穏やかな斜面
2017年08月10日 10:32撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 10:32
右は穏やかな斜面
火口の向こうに雲海
2017年08月10日 10:36撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 10:36
火口の向こうに雲海
上ホロカメトック山頂
2017年08月10日 10:48撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
3
8/10 10:48
上ホロカメトック山頂
富良野岳を眺める
2017年08月10日 10:50撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
3
8/10 10:50
富良野岳を眺める
カミホロ避難小屋
2017年08月10日 11:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:05
カミホロ避難小屋
2017年08月10日 11:06撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:06
花畑です
2017年08月10日 11:12撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:12
花畑です
両側が切れ落ちている道
2017年08月10日 11:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:18
両側が切れ落ちている道
大砲岩
2017年08月10日 11:23撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:23
大砲岩
リンドウの群生
2017年08月10日 11:30撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 11:30
リンドウの群生
ようやく十勝岳が見えて来た
2017年08月10日 11:36撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 11:36
ようやく十勝岳が見えて来た
溶岩の道
2017年08月10日 11:47撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:47
溶岩の道
溶岩
2017年08月10日 11:48撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 11:48
溶岩
2017年08月10日 11:54撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 11:54
振り返る
2017年08月10日 12:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 12:05
振り返る
雲海
2017年08月10日 12:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 12:05
雲海
十勝岳山頂
2017年08月10日 12:09撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 12:09
十勝岳山頂
2017年08月10日 12:12撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 12:12
美瑛岳方向。荒涼とした風景
2017年08月10日 12:10撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
3
8/10 12:10
美瑛岳方向。荒涼とした風景
昭和火口側に下山。川のように見えているのは残雪だった
2017年08月10日 12:36撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 12:36
昭和火口側に下山。川のように見えているのは残雪だった
噴煙
2017年08月10日 12:39撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 12:39
噴煙
山頂を振り返る
2017年08月10日 12:39撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 12:39
山頂を振り返る
美瑛岳方向
2017年08月10日 12:44撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 12:44
美瑛岳方向
異星のよう
2017年08月10日 12:58撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 12:58
異星のよう
平らな道になる
2017年08月10日 13:00撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:00
平らな道になる
雲海
2017年08月10日 13:04撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:04
雲海
すり鉢火口
2017年08月10日 13:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 13:05
すり鉢火口
昭和火口への道
2017年08月10日 13:05撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:05
昭和火口への道
火口と美瑛岳
2017年08月10日 13:14撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 13:14
火口と美瑛岳
2017年08月10日 13:18撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:18
望岳台方向に降りる
2017年08月10日 13:19撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 13:19
望岳台方向に降りる
礫また礫の道
2017年08月10日 13:38撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 13:38
礫また礫の道
2017年08月10日 13:40撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:40
十勝岳避難小屋
2017年08月10日 13:55撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
1
8/10 13:55
十勝岳避難小屋
白銀荘への分岐。ここには標識がなく
2017年08月10日 14:20撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:20
白銀荘への分岐。ここには標識がなく
少し離れたところにありました
2017年08月10日 14:25撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:25
少し離れたところにありました
2017年08月10日 14:26撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:26
巨岩があったり
2017年08月10日 14:31撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:31
巨岩があったり
灌木帯を通ったり
2017年08月10日 14:37撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:37
灌木帯を通ったり
渡渉したり、侮れない道でした。
2017年08月10日 14:46撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 14:46
渡渉したり、侮れない道でした。
白銀荘到着
2017年08月10日 15:04撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
8/10 15:04
白銀荘到着
お風呂でさっぱり
2017年08月10日 17:00撮影 by  DMC-LF1, Panasonic
2
8/10 17:00
お風呂でさっぱり

感想

十勝岳。
十勝岳温泉に宿が取れましたので上ホロカメトックと十勝岳を繋いで周回するコースを選びました。

十勝岳温泉は酸性の強い温泉で、この温泉も今も活動を続ける火山活動の賜物であることが登山後に気づくことになります。
すでに標高1200mにありますので、十勝岳山頂まででも標高差800mほど。利尻に比べれば楽かと思いましたが、結果的にはなかなか侮りがたい山でした。

カミホロ荘で朝食を済ませ、出発。登山口のある凌雲閣までは20分ほど車道を歩きます。

前日まで天気が悪く、予報もあまりよくありませんでしたので、雨を覚悟の出発でしたが、だんだんと天気は快方に向かい、十勝連峰の山々が姿を現します。雨どころか暑さと日焼けの対策が必要でした。

沢に沿ってしばらく平坦な道を進むと安政火口に出ます。ここでようやくはっきりとここが生きた火山であることを思い知らされます。

えぐれたガレ場の涸れ沢を超え、沢の対岸を戻る感じで化物岩を巻き、富良野岳との分岐を超えてD尾根を登って行きます。このあたりから雲海が眼下に広がり、雲の上に出たことがわかります。右手には秀麗な十勝岳が雲海の上に浮かんで見えて来ます。十勝岳温泉のあたりは雲の中で終日天気が悪かったそうなので、超絶ラッキーです。

D尾根の長い階段を登りきってかみふらの岳を左に折れ、上ホロカメトックを目指します。左手は巨大な火口、右手はたおやかな花畑の斜面になります。

上ホロカメトックから先は両側が切れ落ちている稜線上の火口の縁を歩くことになります。晴天なのでなんの心配もありませんが、風が強かったら嫌なところだと思います。

大砲岩をすぎるとようやく十勝岳の山頂が見えて来ます。山容は柔らかですが、足元には溶岩が一面に転がっています。

12時過ぎに十勝岳の山頂に到着。少しガスがかかり始めており、遠望が効きませんが、美瑛岳も見え、その先きはトムラウシへと続く稜線があるのだろうなあ、と思いました。

軽く昼食をとって望岳台側に下山。こちらは溶岩ではなく、礫だらけです。この礫は望岳台側にずーっと続いており、歩きにくいのですが、昭和の噴火の際には麓の白金温泉まで大きな被害が出たそうなので、その跡でもあるのだろうなあと思いました。

一旦十勝岳の斜面を降りると、道は急に平坦となります。火口に挟まれた荒涼とした平原は地球ではない星のようであり、ウルトラマンとxx星人が戦いを繰り広げる舞台のようでした。

昭和噴火口から避難小屋まではやはり歩きにくい礫の道を辛抱の下山です。

白銀荘へ向かう道は平なので簡単と思っていましたが、火山活動の結果であろう大きな岩を超えなければなかったり、富良野川を渡渉したりとかなかなか気が抜けない道でした。

ようやくの思いで、白銀荘に到着。混浴露天風呂は水着着用という珍しい温泉でしたが、ゆっくり、リラックスできました。

火山の変化に跳んだコースでとても充実した登山になりました。

田中澄江「花の百名山」に名文がありましたので、最後に引用させていただきます。
「新らしい火山は、大地の生命のしるしをあざやかに刻みつけているようで、その前に立つ度に、大地の鼓動が、自分の全身に伝わってくるような思いになる。」

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:760人

コメント

待ってました
yoshiyanさん、こんにちは。

北海道山行レコも第四弾ですね。中でも十勝岳のレコは期待して待ってました。
2000mそこそこの山とはいえそこは北海道、森林限界を超えた風景に活火山の荒々しさが加わり、見応え,登り応えのある山のようですね。

実は9月に十勝岳に登ろうと企んでいます。レコ参考にさせて頂きますね。
2017/8/12 18:13
Re: 待ってました
papibanさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
当方、北海道大遠征中のため返信が遅くなり失礼しました。

十勝岳は期待以上に面白い山でした。
今回は宿の都合を考え、上ホロカメトックとの組み合わせのルートになったのですが、変化に富んでいて正解だったと思います。日程的に難しいかもしれませんが富良野岳や美瑛岳の山容もすばらしかったのでそちらにも足を伸ばせたらなどとも思いました。

>実は9月に十勝岳に登ろうと企んでいます。レコ参考にさせて頂きますね。

拙いレコですが参考にしていただければ幸いです。
妻からの情報ですが、温泉は凌雲閣、カミホロ荘、白銀荘のそれぞれが泉質が異なり、すべて楽しめるとよいですねとのこと。(宿泊地としての質はともかく、泉質としては凌雲閣が一番良いとのこと)
papibanさんの迫力ある写真でのレコ、期待しています。
2017/8/17 6:36
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 十勝連峰 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら