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Yamareco

記録ID: 1224250
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

百名山88座、89座達成 鹿島槍ヶ岳、五竜岳

2017年08月11日(金) 〜 2017年08月13日(日)
 - 拍手
GPS
54:08
距離
25.0km
登り
2,944m
下り
2,950m

コースタイム

1日目
山行
5:53
休憩
1:25
合計
7:18
6:08
12
扇沢バスターミナル
6:20
6:20
67
柏原新道登山口
7:27
7:43
40
ケルン
8:23
8:33
43
一枚岩
9:16
9:23
51
石ベンチ
10:14
10:40
52
種池山荘
11:32
11:47
19
爺ヶ岳南峰
12:06
12:17
69
爺ヶ岳中峰
13:26
冷池山荘
2日目
山行
8:49
休憩
1:58
合計
10:47
5:13
55
冷池山荘
6:08
6:14
40
布引山
6:54
6:58
9
雨具準備
7:07
7:09
37
鹿島槍ヶ岳南峰
7:46
7:54
6
鹿島槍ヶ岳北峰
8:00
8:00
54
北峰との分岐
8:54
9:14
20
鎖場開始地点
9:34
9:56
58
キレット小屋
10:54
11:06
27
休み(2311m地点)
11:33
11:33
19
口ノ沢のコル
11:52
12:16
72
北尾根ノ頭
13:28
13:38
65
休み(G5手前)
14:43
14:51
3
五竜岳との分岐
14:54
14:56
4
五竜岳
15:00
15:00
60
五竜岳との分岐
16:00
五竜山荘
3日目
山行
5:31
休憩
0:55
合計
6:26
5:50
49
五竜山荘
6:39
6:43
85
大黒岳(プレート前)
8:08
8:18
18
唐松岳頂上山荘
8:36
8:48
14
唐松岳
9:02
9:12
30
唐松岳頂上山荘
9:42
9:54
37
丸山ケルン手前2450m地点
10:31
10:31
39
扇雪渓
11:10
11:17
59
第三ケルン手前のケルン2117m地点
12:16
第一ケルンリフト駅
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR ムーンライト信州(信濃大町)バス(扇沢)
コース状況/
危険箇所等
くさり場多数。八峰キレットは足の置き場を確実にできていたため、大丈夫だったが、G5あたりの鎖場では、鎖だけの2点で飛び降り、飛びつきが必要な場面もあり、腕力が必要と感じた。
その他周辺情報 八方の湯がバスターミナルのそばでバス時間の調整に都合がよかった。食事メニューが充実していれば良いのですが・・・。
2017年08月11日 06:02撮影 by  503HW, HUAWEI
8/11 6:02
2017年08月11日 10:43撮影 by  503HW, HUAWEI
2
8/11 10:43
2017年08月13日 04:55撮影 by  503HW, HUAWEI
2
8/13 4:55
2017年08月13日 07:41撮影 by  503HW, HUAWEI
1
8/13 7:41
2017年08月13日 08:38撮影 by  503HW, HUAWEI
2
8/13 8:38

感想

1日目の出発地の扇沢では青空も出ているが、下降気味の予報に、冷池山荘まで雨に遭わないこと祈って出発。ケルンから見えるという種池山荘は、ケルンから少し高度を上げた所から見えたり、見えなかったり。種池山荘からは爺ガ岳へのルートを目視確認可能な中、登っていく。途中2羽の雷鳥も出現、撮影会となっていた。爺ヶ岳南峰からも鹿島槍方向は雲で見えない。やがて冷池山荘とテント場が見えてくる。持ち上げた3Lほどの水分の半分を残し、冷池山荘に到着した。日差しが無いのも幸いした。持参のパンを残すため、山荘でカップラーメンを食べる。
夕飯も品数が多く、満足した。食事中に雨が降り出す。
2日目の早朝3時頃外に出ると、星もところどころ見え、月も出ていた。
翌日の天気予報は、山荘のNHKでは午前OK、午後雨とあったが、YAHOO天気は真逆となっていたが、NHKのほうが合っていたようだ。まだ暗い中、鹿島槍ヶ岳へのルートにヘッドライトが見える。案の定、鹿島槍ヶ岳の少し手前で雨が降り出す。雨具に変えて、南峰と北嶺に到達。証拠写真だけで88座達成の感慨も薄めに五竜岳への長いルートを急ぐ。雨は止んだり、日が差したりと変わる天気の中、コースタイム2時間のキレット小屋の半分かと休み場所を探して、鎖場出現の場所で休息した。GPSだとキレット小屋にはかなり近い場所だった。ここからの厳しい急降下に時間を要するということか。いくつかの登山者を先行させて、途中鎖場での行き違いの順番待ちもあったが、八峰キレットも小雨の中、足場が確保できていたため、不安もなく通過できた。
 キレット小屋で雨宿りも兼ね、カップうどんを食べる。しかし五竜岳への長い道が残っている。雨も断続的に続く。G5付近の鎖場は、足の確保が取れないところがあり、下りでは鎖にしがみながら、平らなところに飛び降りたり、上りでは、鎖から勢いをつけて飛び上がり、ホールドできる岩を掴んだりとボルダリングのような場面が何度も出現し、疲労蓄積もあり、八峰キレットより肉体的に、精神的にきつかった。
途中雨の中、6羽の雷鳥の行進にも遭遇するが、写真を撮る余裕もない。
五竜岳分岐には逆方向からの登山者もおり、山荘から軽装の登山者も多くいた。
 雨も続く中、五竜岳での滞在時間も短く、89座の達成を味わうのは少し後になる。五竜山荘への下りで近くを歩いていた某大学卒の若いグループが百名山達成にはどれくらいづつ登るかという話が聞こえてきたので、厚かましく便乗して、偉そうなことを言わせてもらった時である。体力的は50代半ばで初心者に近いが、鎖場順番待ちのせいと慰めながら、コースタイムより時間がかかって、五竜山荘に到着。
 五竜山荘は遅めの到着だったため、3回目の夕食の順番となった。手持ちのバッテリーの空になったので、山荘の充電(1時間100円)を使う。
 夜には満天の星空が見えた。
3日目は、目が覚めて寝られなくなった。8時過ぎからでも合計5時間は寝ていない。食事がフライングで4時半前からスタートしたため、順番待ちで並ぶ。追加の順電も行ったため、出発は遅めになった。時折、ブロッケン現象もできそうな西側の霧と東側からの日差しの中、昨日は確認できなかった五竜岳や唐松岳を見ながら夏山雑誌の写真に出ていそうなスカイラインを進む。鎖場待ちや雷鳥にも遭遇しながら、立派な唐松岳頂上山荘に到着。水やパンなどだけを持って、唐松岳に登る。頂上からは、白馬岳や剱岳だけでなく、時折槍ヶ岳も頭を見せてくれた。
 八方尾根は初めてだが、ケルン同士が確認できるような見通しの良い緩やかなルートと思っていたが、結構な高度差を樹林帯も抜けながらを下っていく。登りの登山者が多い時間帯でもあり、道を譲りながらの下山となった。小雨も降り始め、展望はなく、第三ケルンからは、日帰りハイカーも増え、雨で滑りやすい木道にも注意しながら、ゆっくり下っていく。
 リフト乗り場にようやく到着し、どっと疲労が出た。八方バスターミナルそばの入浴施設で汗を流し、長野駅行きのバス経由で長野駅からの新幹線で東京に戻る。始発のあさまも自由席待ちの行列が長いため、ダメモトではくたかに乗るが、大宮まで立ちっぱなしの帰宅となった。
 天候には最終日の前半に恵まれただけであったが、暑さでバテルこともなく、かすり傷だけで済んだ、ほぼ満足な登山であった。残り11座となった百名山への挑戦は、来シーズンになる。

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コメント

お疲れ様でした。by Y.Tsuchiya
88,89座達成おめでとうございます。私は13日〜15日と白山でのんびりして先ほど帰ってきたところです。鹿島槍キレット小屋付近での遭難ニュースを新聞で見て「まさか・・・」と心配してしまいました。お互い事故には気を付けて登山続けましょう。白山の報告は後程・・・
2017/8/15 22:25
プロフィール画像
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