栂尾・高雄から清滝へ
- GPS
- 04:22
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 339m
- 下り
- 353m
コースタイム
10:30 栂尾山 高山寺 とがのおさん こうさんじ
10:50 槙尾山 西明寺 まきのおさん さいみょうじ
12:10 高雄山 神護寺 たかおさん じんごじ
14:30 愛宕念仏寺 おたぎねんぶつでら
15:03 愛宕寺前バス停 京都市バス嵐山行き乗車
合計時間4時間20分 合計距離8.7km
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 京都市バス愛宕寺前バス停乗車 阪急嵐山駅 |
感想
真夏でも京都市街地より気温が3〜5度低いとガイド本にあったので、栂尾から清滝川沿いを下り、試(こころみ)峠から愛宕念仏寺へと回ってみた。
この渓谷沿いのコースは、3年前に当時所属していた山の会の人々と歩いたことがあり、また清滝バス停は愛宕山へ登る時の拠点ともなるので懐かしい。真夏の今日は、両岸にそそり立つ北山杉やモミジの濃い緑が目に眩しく、清滝川の流れの音に載せられて爽やかな歩きとなった。
阪急電車を大宮駅で降りてJR京都駅からのJRバス周山行きに乗る。北上し金閣寺の向こうの山肌に大の字が見えると左折し、先日巡った「きぬかけの道」を西に進み龍安寺や仁和寺の山門を過ぎて周山街道と呼ばれる福井まで通じる道をどんどん進む。川沿いをさらに進み、バス停は高雄ー槙ノ尾ー栂ノ尾と続く。嬉しいことに、このJRバスでICOCAが使えるようになっていた。
広い駐車場の向こうにトイレがある。戻ってバスの脇から「高山寺裏参道」とある坂を登る。ひょっと右手に国宝らしからぬ枯れた造りの石水院があって有名な鳥獣戯画のレプリカが飾られていた。墨で描かれたカエルやウサギが今にも飛び出してきそうな楽しそうな巻物である。表参道を下り、川遊びや川床料理を楽しむ人々を見ながら川に沿って下る。真っ赤に塗られた指月橋を渡ると静かな庭園が広がる西明寺である。
戻って車道を進み右に下ると川に出る。茶店の横から登り階段が延びる。大きく曲がってさらに石段を登ると神護寺である。高雄の山奥にこんな広々とした敷地に大きな建物が堂々と建っていることに驚いた。源頼朝の肖像画といわれる国宝のレプリカを見た。かなり大きい。地蔵院の広場では対岸の緑を見渡しながら「かわらけ投げ」3枚200円をやってみた。これらの栂ノ尾・槇ノ尾・高雄(尾)はあわせて三尾(さんび)と呼ばれ新緑はもちろん紅葉の名所として有名である。
金鈴橋を渡り舗装路を清滝バス停へ上る。そこからバスは目の前の清滝トンネルを行くが、歩くには真っ暗で怖いので左側の道を上り試峠へ進む。。ループ状になっていて明るい峠の頭上を嵐山・高雄パークウェイが横切る。下るとトンネル出口と合流し右手に愛宕念仏寺があった。左手に愛宕寺バス停が見えたので時刻表を確認してから境内へ入る。
昭和の半ばに復興されて千二百体の羅漢像が壁に斜面に密集して置かれている。いろいろな表情で佇むが、どれも苔むしており落ち着いた静かな空間である。
涼を求めての真夏の渓谷歩きを目指したが、図らずも有名な国宝の数々を目にすることができて嬉しい。
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