また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1228759
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

伝付峠を越えて〜蝙蝠岳・塩見岳・悪沢岳

2017年08月11日(金) 〜 2017年08月16日(水)
 - 拍手
muni その他3人
GPS
51:32
距離
57.4km
登り
5,684m
下り
6,510m

コースタイム

1日目
山行
4:01
休憩
0:03
合計
4:04
11:27
113
13:20
13:20
35
13:55
13:56
92
15:28
15:30
1
15:31
宿泊地
2日目
山行
9:23
休憩
0:07
合計
9:30
6:03
26
宿泊地
6:29
6:36
89
8:05
8:05
352
13:57
13:57
96
15:33
宿泊地
3日目
山行
10:47
休憩
0:10
合計
10:57
4:14
30
宿泊地
4:44
4:44
50
5:34
5:37
132
7:49
7:49
25
8:14
8:14
59
9:13
9:13
33
9:46
9:46
62
10:48
10:49
150
13:19
13:19
73
14:32
14:32
28
15:00
15:06
5
15:11
宿泊地
4日目
山行
12:19
休憩
0:04
合計
12:23
3:57
52
宿泊地
4:49
4:49
66
5:55
5:56
41
6:37
6:38
25
7:03
7:03
8
7:11
7:12
159
9:51
9:51
79
11:10
11:11
280
15:51
15:51
19
16:10
16:10
10
5日目
山行
8:10
休憩
0:01
合計
8:11
6:23
6:23
31
6:54
6:54
44
7:38
7:39
124
9:43
9:43
189
6日目
山行
6:21
休憩
0:29
合計
6:50
4:48
139
7:07
7:08
10
7:18
7:18
42
8:00
8:27
38
9:05
9:06
151
11:37
11:37
1
11:38
ゴール地点
8/11(ログがうまく取れていなかったのでざっくり)
5:30 ヘリポート出発
6:20 発電所
10:10 東京電力管理小屋
天候 8/11 うっすら雨 → 曇り → 夕方〜夜半 雨
8/12 晴れ → ガス → 夕方〜夜半 降ったり止んだり
8/13 晴れ → ガス → 夕方〜夜半 降ったり止んだり
8/14 晴れ時々曇り
8/15 曇り → すぐに雨 → そのまま雨
8/16 朝〜テント撤収、出発 曇り → 結構な雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
ヘリポート脇の駐車スペースから出発
リニア新幹線工事現場より手前です。夜間の行き過ぎ注意。
コース状況/
危険箇所等
登山届提出先は二軒小屋ロッジ、蝙蝠岳登山口にあります。

■ヘリポート〜二軒小屋
ルーファイのできる方限定ルートです。沢沿いは踏み跡が薄く、峠手前は笹の藪漕ぎなどもあるため、暗いうちの移動は避けた方が賢明。
テープ等マーカーはありますが、一部区間のピンクテープは作業用目印となっているようで、ルート以外の場所にも数多く設置されていました。
テープ詳細については、kanenokiさんのレコを大変参考にさせていただきました。
とても心強かったです!ありがとうございました。

田代発電所まではコンクリートの林道。
下山時には均されていましたが、土砂崩れ跡がありました。
発電所からは沢沿いを移動。河原がひろいのでルートミスに注意してください。渡渉あり。
沢を離れると廃屋のある肩あたりまではかなりの急登です。ワイヤー、ロープ等設置あり。
廃屋を過ぎると緩やかに下降し、再び沢沿の道に出ます。
木造の古い橋は通行時注意が必要、川を渡る斜めになった橋は、固定されていますがグラつきます。3点支持で確実に。
出合から伝付峠までは、よく踏まれたルートですが、藪漕ぎの部分、谷側は切れ落ちているので踏み外しに気をつけてください。
峠から小屋までは危険箇所はありません。
全体として、昭文社発行、山と高原地図の歩行時間より、ルーファイや急登で時間を取られました。

■二軒小屋〜蝙蝠岳
尾根に出るまでは急登ですが、その後は比較的緩やかな登りです。
破線となっていますが、伝付峠までに比べれば踏み跡は確かです。
徳右衛門岳手前の水場は分岐の木に、水と書かれているのでわかりやすいですが、ガレ場を下るようで水場自体は少しわかりにくいとのこと。(同行Kさん談)
森林限界手前、少し道が不明瞭。蝙蝠岳手前からハイマツの藪漕ぎになります。

■その他
山域全体で崩落が進んでいるようです。
烏帽子岳から板屋岳までの稜線のルートは崩落地帯の縁を歩くような場所が多数ありました。
前岳への最後の登りは急勾配&ガレ、ザレているので、悪天時は注意が必要です。
登山地図のコメントはかなりアッサリしていますが、私的には一番の難所でした。
その他周辺情報 ヴィラ雨畑
小学校を改築してできた施設だそうです。
なかなか趣がありGOOD
ぬるめのお湯でのんびり浸かって疲れを癒してから、冷奴、コロッケとお蕎麦をいただきました。
http://villa-amehata.info
<8/11>
ヘリポートから出発
夜半の雨は上がって、雨具は着なくてもいい程度の小雨
2017年08月11日 05:34撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/11 5:34
<8/11>
ヘリポートから出発
夜半の雨は上がって、雨具は着なくてもいい程度の小雨
リニア中央新幹線はここを通過するんですね〜
トンネル工事中でした
2017年08月11日 05:39撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/11 5:39
リニア中央新幹線はここを通過するんですね〜
トンネル工事中でした
さて、長〜い旅の始まり
この区間伝付峠に到着するまでずっと「伝付峠↔新倉」の標識です
2017年08月11日 06:21撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/11 6:21
さて、長〜い旅の始まり
この区間伝付峠に到着するまでずっと「伝付峠↔新倉」の標識です
スタートしたばかりなのにKさんのペースがまったく上がりません
田代発電所で手荷物検査をしたところ、出てくるわ出てくるわ…
赤ワイン1.5L、魚肉ソーセージ10本、朝晩お湯沸かすだけって言ってるのになぜかラ王5食の予備食(^^;
いいからこの場にデポしていけーーーー!!
2017年08月11日 06:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
6
8/11 6:26
スタートしたばかりなのにKさんのペースがまったく上がりません
田代発電所で手荷物検査をしたところ、出てくるわ出てくるわ…
赤ワイン1.5L、魚肉ソーセージ10本、朝晩お湯沸かすだけって言ってるのになぜかラ王5食の予備食(^^;
いいからこの場にデポしていけーーーー!!
ということで、荷物も軽やかに再出発
いきなり渡渉
2017年08月11日 06:57撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/11 6:57
ということで、荷物も軽やかに再出発
いきなり渡渉
渡渉が終わるといきなり急登
2017年08月11日 07:17撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/11 7:17
渡渉が終わるといきなり急登
ふんが〜〜〜〜(>_<)
2017年08月11日 07:19撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/11 7:19
ふんが〜〜〜〜(>_<)
幻想的な森です
すれ違った方から、伝付峠は晴れて、富士山が見えたとの情報を手に入れて、俄然盛り上がる
2017年08月11日 07:57撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/11 7:57
幻想的な森です
すれ違った方から、伝付峠は晴れて、富士山が見えたとの情報を手に入れて、俄然盛り上がる
しかしながら、一生懸命登って稼いだ標高はその次の沢に行く前に吐き出されてしまいます
再びの沢道スタートはこの橋から
2017年08月11日 08:48撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/11 8:48
しかしながら、一生懸命登って稼いだ標高はその次の沢に行く前に吐き出されてしまいます
再びの沢道スタートはこの橋から
ひえー(>_<)ぐらつくよ〜〜
2017年08月11日 08:52撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
2
8/11 8:52
ひえー(>_<)ぐらつくよ〜〜
強度も微妙だけど、斜めで滑りそうでこわい〜
2017年08月11日 09:09撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
2
8/11 9:09
強度も微妙だけど、斜めで滑りそうでこわい〜
折れて落ちそうな橋…(>_<)
2017年08月11日 09:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/11 9:27
折れて落ちそうな橋…(>_<)
二段の滝を見て
2017年08月11日 09:36撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/11 9:36
二段の滝を見て
何度目かの渡渉
2017年08月11日 10:28撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
2
8/11 10:28
何度目かの渡渉
出合からは山に分け入ります
2017年08月11日 12:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/11 12:45
出合からは山に分け入ります
比較的マシなルートではありますが、藪漕ぎ藪漕ぎイエイイエイ
2017年08月11日 13:35撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/11 13:35
比較的マシなルートではありますが、藪漕ぎ藪漕ぎイエイイエイ
そしてようやく伝付峠に到着!
2017年08月11日 13:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/11 13:36
そしてようやく伝付峠に到着!
やっと二軒小屋の案内が出てきたー
2017年08月11日 13:40撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/11 13:40
やっと二軒小屋の案内が出てきたー
いい森!
なんだけど、2000mから1390mへ600mの下り…
峠越えって、峠越えって!
2017年08月11日 14:05撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
2
8/11 14:05
いい森!
なんだけど、2000mから1390mへ600mの下り…
峠越えって、峠越えって!
足がガクガクになりながらも、ヤナギラン咲く二軒小屋キャンプ場へ到着
2017年08月11日 15:32撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/11 15:32
足がガクガクになりながらも、ヤナギラン咲く二軒小屋キャンプ場へ到着
今宵の宿
Wさん、Hさんはタープの下でお休みになりました(^_^)
屋外で寝るのも楽しそうだなぁ〜
2017年08月11日 16:11撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
4
8/11 16:11
今宵の宿
Wさん、Hさんはタープの下でお休みになりました(^_^)
屋外で寝るのも楽しそうだなぁ〜
<8/12>
樹の下にテント、タープを張ったので、雫と雨の聞き分けがつかず…
明け方に雨は上がっていましたが、予定より1.5時間遅れの出発です
2017年08月12日 06:20撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/12 6:20
<8/12>
樹の下にテント、タープを張ったので、雫と雨の聞き分けがつかず…
明け方に雨は上がっていましたが、予定より1.5時間遅れの出発です
トンネルを抜けて
2017年08月12日 06:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/12 6:17
トンネルを抜けて
登山口にも登山ポスト
いざ、南アルプスビッグリングの旅へ
2017年08月12日 06:32撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/12 6:32
登山口にも登山ポスト
いざ、南アルプスビッグリングの旅へ
こっちもいきなり急登
2017年08月12日 07:01撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/12 7:01
こっちもいきなり急登
そしてアップダウン…
2017年08月12日 07:16撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/12 7:16
そしてアップダウン…
電力施設の階段を登り
2017年08月12日 08:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 8:09
電力施設の階段を登り
あぁ、いいお天気!
2017年08月12日 08:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
8/12 8:12
あぁ、いいお天気!
ここを過ぎると、少し緩やかないい森が続きます。
樹林帯を超えるのに2日かかるなんて、眺望ラバーズには絶対オススメできない道ですが、シラビソやツガ、ダケカンバが本当に美しい。
爽やかな香りが疲れを癒してくれます
2017年08月12日 10:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/12 10:24
ここを過ぎると、少し緩やかないい森が続きます。
樹林帯を超えるのに2日かかるなんて、眺望ラバーズには絶対オススメできない道ですが、シラビソやツガ、ダケカンバが本当に美しい。
爽やかな香りが疲れを癒してくれます
水場の分岐点には「水」の書き込みあり
趣味ジム通い、筋トレをこよなく愛する男Kさんが「僕行ってきます!」と言ってくれたので
2017年08月12日 12:23撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 12:23
水場の分岐点には「水」の書き込みあり
趣味ジム通い、筋トレをこよなく愛する男Kさんが「僕行ってきます!」と言ってくれたので
残りの3人はお留守番です
2017年08月12日 12:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 12:39
残りの3人はお留守番です
あ、遊んでるわけじゃありません
雨に濡れたテントやタープを干したりしてましたよ〜(^_^)
2017年08月12日 13:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
8/12 13:10
あ、遊んでるわけじゃありません
雨に濡れたテントやタープを干したりしてましたよ〜(^_^)
しかし15分後、収穫なしで帰還
少しわかりにくいようで、GPSを取りに戻ったとのこと
Hさんがお目付役として同行することに
→ちょっと見落としがあって、迷ってしまったようだとのHさん談
2人で今晩+明日用のお水、15L相当を汲んできてくれました(感謝)
2017年08月12日 12:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 12:52
しかし15分後、収穫なしで帰還
少しわかりにくいようで、GPSを取りに戻ったとのこと
Hさんがお目付役として同行することに
→ちょっと見落としがあって、迷ってしまったようだとのHさん談
2人で今晩+明日用のお水、15L相当を汲んできてくれました(感謝)
とうとう塩見岳の標識が!
でもね〜う〜ん。
うちのパーティだとこの時間ではとても到達無理な気が(^^;
2017年08月12日 13:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/12 13:57
とうとう塩見岳の標識が!
でもね〜う〜ん。
うちのパーティだとこの時間ではとても到達無理な気が(^^;
なんとなくここは、植生とか、苔とか、道の感じが奥秩父に似てる気がする
2017年08月12日 14:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 14:40
なんとなくここは、植生とか、苔とか、道の感じが奥秩父に似てる気がする
昼過ぎからのガスが雨に変わり
今日は予定どおり蝙蝠岳手前でビバークすることにしました
2017年08月12日 15:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/12 15:39
昼過ぎからのガスが雨に変わり
今日は予定どおり蝙蝠岳手前でビバークすることにしました
この日のお宿会議
お天気予報は晴れだけれど、このまま雨が降り続くなら、明日はそのまま引き返そうとのWさん判断に、2日間も歩いて樹林帯の上にも出られない南アルプスのコスパの悪さが悲しくなりました…(>_<)
2017年08月12日 18:01撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/12 18:01
この日のお宿会議
お天気予報は晴れだけれど、このまま雨が降り続くなら、明日はそのまま引き返そうとのWさん判断に、2日間も歩いて樹林帯の上にも出られない南アルプスのコスパの悪さが悲しくなりました…(>_<)
<8/13>
天気予報大正解!
森林限界を超えると
2017年08月13日 05:03撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
7
8/13 5:03
<8/13>
天気予報大正解!
森林限界を超えると
2017年08月13日 05:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
6
8/13 5:06
やっとキターーーー!
2017年08月13日 05:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
8/13 5:22
やっとキターーーー!
雷鳥の家族がポテポテ
2017年08月13日 05:25撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 5:25
雷鳥の家族がポテポテ
蝙蝠岳は白く
2017年08月13日 05:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 5:32
蝙蝠岳は白く
久々のメイキング映像w
2017年08月13日 05:33撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
6
8/13 5:33
久々のメイキング映像w
でもでも前途には希望が持てるよ!
2017年08月13日 05:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/13 5:54
でもでも前途には希望が持てるよ!
塩見岳が見えた!
2017年08月13日 06:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/13 6:08
塩見岳が見えた!
悪沢〜
2017年08月13日 06:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/13 6:26
悪沢〜
悪沢岳の向こうに赤石岳が見える!
2017年08月13日 06:30撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 6:30
悪沢岳の向こうに赤石岳が見える!
え〜と。なんだっけ(^^;
2017年08月13日 06:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 6:31
え〜と。なんだっけ(^^;
待ってろ塩見〜
2017年08月13日 06:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 6:33
待ってろ塩見〜
下山晴れ蝙蝠岳
なだらかな登山道に見えるけど、ハイマツの藪漕ぎがスゴイんだぜ〜
2017年08月13日 06:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 6:44
下山晴れ蝙蝠岳
なだらかな登山道に見えるけど、ハイマツの藪漕ぎがスゴイんだぜ〜
ウスユキソウ
2017年08月13日 07:42撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/13 7:42
ウスユキソウ
北俣岳から先はやせた岩尾根
慎重に歩きます
2017年08月13日 07:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/13 7:52
北俣岳から先はやせた岩尾根
慎重に歩きます
よっこらせー
2017年08月13日 07:54撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
1
8/13 7:54
よっこらせー
そしてようやく北俣岳分岐〜
あーおーぞーらーーー
ちなみに20年前の地図では、ここが北俣岳山頂と書かれていました
2017年08月13日 08:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/13 8:20
そしてようやく北俣岳分岐〜
あーおーぞーらーーー
ちなみに20年前の地図では、ここが北俣岳山頂と書かれていました
あれれれれっれ?
2017年08月13日 08:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 8:40
あれれれれっれ?
突然ですが足元へ目を移しまして
2017年08月13日 09:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 9:09
突然ですが足元へ目を移しまして
可憐な花たち
2017年08月13日 09:09撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 9:09
可憐な花たち
今回は体力温存のため、ほとんど写真に残しませんでした
2017年08月13日 09:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 9:10
今回は体力温存のため、ほとんど写真に残しませんでした
本当はたくさん咲いていましたよ
2017年08月13日 09:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/13 9:10
本当はたくさん咲いていましたよ
ということで、クママークを超えると
2017年08月13日 09:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 9:14
ということで、クママークを超えると
塩見岳到着!
2017年08月13日 09:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
8/13 9:20
塩見岳到着!
実は双耳峰だったって知ってます?
2017年08月13日 09:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/13 9:47
実は双耳峰だったって知ってます?
さぁ、白いからとっとと下山しますよ〜
塩見小屋から登って来られる方々が一様に疲れきっているのが納得な急坂
2017年08月13日 09:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 9:57
さぁ、白いからとっとと下山しますよ〜
塩見小屋から登って来られる方々が一様に疲れきっているのが納得な急坂
どっこいしょー
2017年08月13日 10:05撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
8/13 10:05
どっこいしょー
そんな中、自転車担いだ大学生が3人…
いったいどこで自転車に乗るつもりなんだろうか…
2017年08月13日 10:27撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
3
8/13 10:27
そんな中、自転車担いだ大学生が3人…
いったいどこで自転車に乗るつもりなんだろうか…
塩見小屋
39年前から立て直されて形が変わっているとのこと
この辺りから雨がぱらつき始めましたが
2017年08月13日 10:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 10:49
塩見小屋
39年前から立て直されて形が変わっているとのこと
この辺りから雨がぱらつき始めましたが
再び樹林帯
雨風をしのいでくれるのは本当にありがたいことです
2017年08月13日 12:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 12:02
再び樹林帯
雨風をしのいでくれるのは本当にありがたいことです
地味な山頂でしたが
2017年08月13日 13:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 13:20
地味な山頂でしたが
再び青空が見えたりなんかして
2017年08月13日 13:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 13:32
再び青空が見えたりなんかして
峠の方が有名ですが!
山だってあるんですね〜
2017年08月13日 14:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/13 14:36
峠の方が有名ですが!
山だってあるんですね〜
ここでふたたび塩見岳が見えました
2017年08月13日 14:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 14:38
ここでふたたび塩見岳が見えました
さぁ、ようやく今夜のお宿に近づいたよ!
39年前、小屋は沢沿いにあったそうです
今は水場が遠い(>_<)
今日の水汲みも、Kさんが立候補、対応してくださいました
ホント助かりました
ありがとうございました〜
2017年08月13日 14:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/13 14:47
さぁ、ようやく今夜のお宿に近づいたよ!
39年前、小屋は沢沿いにあったそうです
今は水場が遠い(>_<)
今日の水汲みも、Kさんが立候補、対応してくださいました
ホント助かりました
ありがとうございました〜
テン場は大盛況!
空いているスペース、某高校登山部に囲まれる場所が今夜のお宿です
2日目までは数えるほどしか人に会わずにいたので、久々の人出にちょっとびっくり
それでも思ったよりは少なかったな
南アルプスって人がいないのかと思っちゃうほど
2017年08月13日 15:22撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
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8/13 15:22
テン場は大盛況!
空いているスペース、某高校登山部に囲まれる場所が今夜のお宿です
2日目までは数えるほどしか人に会わずにいたので、久々の人出にちょっとびっくり
それでも思ったよりは少なかったな
南アルプスって人がいないのかと思っちゃうほど
<8/14>
夜半の雨はすっかり上がり、人の多いテン場は朝からすったもんだで、予定より1時間早く出発
2017年08月14日 04:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/14 4:52
<8/14>
夜半の雨はすっかり上がり、人の多いテン場は朝からすったもんだで、予定より1時間早く出発
塩見岳の向こうに見えるのは甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
2017年08月14日 05:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 5:50
塩見岳の向こうに見えるのは甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳
北アも見えた!
2017年08月14日 05:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 5:50
北アも見えた!
今度こそ、藪漕ぎもハイマツ漕ぎも何もない気持ちのいい道!
2017年08月14日 05:58撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 5:58
今度こそ、藪漕ぎもハイマツ漕ぎも何もない気持ちのいい道!
中央アルプスも乗鞍も御嶽も見えた
2017年08月14日 06:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 6:00
中央アルプスも乗鞍も御嶽も見えた
小河内岳避難小屋
この小屋からの眺めはほんっとーによかった。
ここに来て3日目とおっしゃる女性とお会いしましたが、どうしてそうなのかはお聞きしませんでしたが、逗留したくなる場所という意味では、ものすごく納得。腹落ちしています
2017年08月14日 06:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/14 6:22
小河内岳避難小屋
この小屋からの眺めはほんっとーによかった。
ここに来て3日目とおっしゃる女性とお会いしましたが、どうしてそうなのかはお聞きしませんでしたが、逗留したくなる場所という意味では、ものすごく納得。腹落ちしています
あ!富士山が!!
2017年08月14日 06:22撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 6:22
あ!富士山が!!
蝙蝠岳から塩見岳
そして今まで歩いた道
長いなぁ!遠いなぁ!
2017年08月14日 06:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 6:33
蝙蝠岳から塩見岳
そして今まで歩いた道
長いなぁ!遠いなぁ!
徐々にベールが取れて、きれいな形の富士山
2017年08月14日 06:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 6:39
徐々にベールが取れて、きれいな形の富士山
塩見岳と
2017年08月14日 07:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 7:12
塩見岳と
これから行く場所を眺めたら
2017年08月14日 07:27撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 7:27
これから行く場所を眺めたら
ふたたび樹林帯を歩いたり
2017年08月14日 08:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 8:18
ふたたび樹林帯を歩いたり
空が開けたり
2017年08月14日 08:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 8:39
空が開けたり
この尾根一帯は片側の崩壊が激しいので、通行には注意が必要です
2017年08月14日 09:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 9:02
この尾根一帯は片側の崩壊が激しいので、通行には注意が必要です
大日影山は気づかないうちに通り過ぎてしまいました(^^;
2017年08月14日 09:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 9:52
大日影山は気づかないうちに通り過ぎてしまいました(^^;
マルバダケブキの群生
2017年08月14日 09:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 9:59
マルバダケブキの群生
鮮やかな山吹色
2017年08月14日 10:03撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 10:03
鮮やかな山吹色
なかなかバリエーションにあふれた景色
2017年08月14日 10:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 10:33
なかなかバリエーションにあふれた景色
高山裏避難小屋までやってきました。
当初の予定ではここで一泊でしたが、到着時刻、翌日のお天気、行程の長さを考えて、今日中に中岳避難小屋まで行くことに。
一番大きかったのは、高山裏から先の水場の水が確実に確保できる情報があったこと。
水汲みに1時間のロスを見ていましたが、それがなくて済むのは大変ありがたいことでした。
2017年08月14日 11:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 11:07
高山裏避難小屋までやってきました。
当初の予定ではここで一泊でしたが、到着時刻、翌日のお天気、行程の長さを考えて、今日中に中岳避難小屋まで行くことに。
一番大きかったのは、高山裏から先の水場の水が確実に確保できる情報があったこと。
水汲みに1時間のロスを見ていましたが、それがなくて済むのは大変ありがたいことでした。
小屋を過ぎて樹林帯をどんどん下り、再び登りに転じます。
ここからはずーーーーーーーっと登り
途中ですれ違った方には、微妙な笑顔で「あぁ、あの道を登るんですか…」と。
一体どんな登りなのよ(^^;

体力温存のため、この区間写真撮影は割愛しましたが、ほぼ直登ルートです。
途中の森は虫三昧です。
39年前にも同じように、虫がたくさんいたそうな。
世代的には何世代目に当たるんですかねぇ
なんてことを考えて、現実逃避を図ります
2017年08月14日 11:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/14 11:15
小屋を過ぎて樹林帯をどんどん下り、再び登りに転じます。
ここからはずーーーーーーーっと登り
途中ですれ違った方には、微妙な笑顔で「あぁ、あの道を登るんですか…」と。
一体どんな登りなのよ(^^;

体力温存のため、この区間写真撮影は割愛しましたが、ほぼ直登ルートです。
途中の森は虫三昧です。
39年前にも同じように、虫がたくさんいたそうな。
世代的には何世代目に当たるんですかねぇ
なんてことを考えて、現実逃避を図ります
途中にある水場
地図では細いと書かれていますが、今回は問題なく汲むことができました
しかもすっごく美味しいんですよ〜!
2017年08月14日 11:44撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/14 11:44
途中にある水場
地図では細いと書かれていますが、今回は問題なく汲むことができました
しかもすっごく美味しいんですよ〜!
そこから2時間
やっとの思いで登ってきても、高山裏の避難小屋とさして目線が変わらないことにショックを受ける
2017年08月14日 13:42撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 13:42
そこから2時間
やっとの思いで登ってきても、高山裏の避難小屋とさして目線が変わらないことにショックを受ける
ここからが、問題のアルカイックスマイルな登り道です
2017年08月14日 13:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 13:55
ここからが、問題のアルカイックスマイルな登り道です
なんだ〜もう直ぐじゃん!って思うんですけどね〜
2017年08月14日 14:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 14:07
なんだ〜もう直ぐじゃん!って思うんですけどね〜
余裕ブッこいて、被写体を動かさず自分が体勢を変えて写真を撮ったら、大変そうやね〜(笑)と笑われたw
2017年08月14日 14:21撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 14:21
余裕ブッこいて、被写体を動かさず自分が体勢を変えて写真を撮ったら、大変そうやね〜(笑)と笑われたw
もう半分くらい来たのかな?
と思ってからが、めっちゃ長い
2017年08月14日 15:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 15:02
もう半分くらい来たのかな?
と思ってからが、めっちゃ長い
おお〜〜見上げたときにあった稜線と同じ目線まで来たよ!
と思っても、自分のところの尾根はまだ稜線にはぶつからない
あとちょっとだから、休憩は上で取ろうと話していましたが、まだ60mほどあることが判明
上からも下からも人が来ていないことを確認してから、狭いけれども小休止
2017年08月14日 15:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 15:07
おお〜〜見上げたときにあった稜線と同じ目線まで来たよ!
と思っても、自分のところの尾根はまだ稜線にはぶつからない
あとちょっとだから、休憩は上で取ろうと話していましたが、まだ60mほどあることが判明
上からも下からも人が来ていないことを確認してから、狭いけれども小休止
そして、いよいよこの坂道を登ったら
2017年08月14日 15:26撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 15:26
そして、いよいよこの坂道を登ったら
到着!
あ〜〜〜〜(>_<)しんどかったーーーーぁ!
と思わず言って、岩の上でひっくり返りました
斜度がほぼ一緒な坂道をずーっと登ってきたから、かかとのできたことない場所に靴擦れが出来てました

とはいえ、ここはまだ前岳ではないので(^^;
2017年08月14日 15:30撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 15:30
到着!
あ〜〜〜〜(>_<)しんどかったーーーーぁ!
と思わず言って、岩の上でひっくり返りました
斜度がほぼ一緒な坂道をずーっと登ってきたから、かかとのできたことない場所に靴擦れが出来てました

とはいえ、ここはまだ前岳ではないので(^^;
蝙蝠岳、塩見岳、小河内岳を眺めながら先に進みます
2017年08月14日 15:41撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 15:41
蝙蝠岳、塩見岳、小河内岳を眺めながら先に進みます
崩壊の進んだ登山道
立ち止まって写真を撮っていたら、こんないつ崩れてもおかしくないところで立ち止まらないで〜と
なるほど!ごめんなさーい(>_<)
2017年08月14日 15:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/14 15:45
崩壊の進んだ登山道
立ち止まって写真を撮っていたら、こんないつ崩れてもおかしくないところで立ち止まらないで〜と
なるほど!ごめんなさーい(>_<)
誰もいない山頂
本当にもう、やっと、やっと、きたよ〜
2017年08月14日 15:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
3
8/14 15:54
誰もいない山頂
本当にもう、やっと、やっと、きたよ〜
そのままの勢いで中岳も
前岳〜中岳間の登山道、稜線際登山道は通行止めになっていますので、少し下がった方を通過するようにしましょう
2017年08月14日 16:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/14 16:12
そのままの勢いで中岳も
前岳〜中岳間の登山道、稜線際登山道は通行止めになっていますので、少し下がった方を通過するようにしましょう
今日歩いた道々
よく頑張った、みんな
よく頑張った、私
2017年08月14日 16:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 16:13
今日歩いた道々
よく頑張った、みんな
よく頑張った、私
そして避難小屋
お世話になりまーす!
2017年08月14日 16:16撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 16:16
そして避難小屋
お世話になりまーす!
今晩のお宿はトイレ岳
2017年08月14日 16:53撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/14 16:53
今晩のお宿はトイレ岳
小屋の中で歓談していたら、外がすごいよって教えてくれた
小屋の中で歓談していたら、外がすごいよって教えてくれた
明日行くからよろしくね!
悪沢!
3
明日行くからよろしくね!
悪沢!
赤石と聖と光
アフリカゾウみたい…
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赤石と聖と光
アフリカゾウみたい…
南アルプスからの富士山はやっぱり近い
あぁ、本当にここまで来られて良かったなぁ
4
南アルプスからの富士山はやっぱり近い
あぁ、本当にここまで来られて良かったなぁ
Kさんは毎日Hさんと私の体のメンテも対応してくれたのでした
なんていい人!
歩ききれたのは、Kさんの力も大きかったと思います
本当に有難うございました
2017年08月14日 19:03撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
4
8/14 19:03
Kさんは毎日Hさんと私の体のメンテも対応してくれたのでした
なんていい人!
歩ききれたのは、Kさんの力も大きかったと思います
本当に有難うございました
<8/12>
ガッスガスな朝です
でも昨日の夜、全部見られたからいいんだもんね〜
2017年08月15日 05:17撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 5:17
<8/12>
ガッスガスな朝です
でも昨日の夜、全部見られたからいいんだもんね〜
割と大きなサルの群れが
3000mでサルを見たのは初めてだと言って盛り上がる
2017年08月15日 05:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 5:48
割と大きなサルの群れが
3000mでサルを見たのは初めてだと言って盛り上がる
白いまんまの悪沢岳
もはや予定調和とも思えてしまう自分が怖いw
2017年08月15日 06:15撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 6:15
白いまんまの悪沢岳
もはや予定調和とも思えてしまう自分が怖いw
Hさん、100名山悪沢岳ゲットおめでとうございまーす
2017年08月15日 06:16撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/15 6:16
Hさん、100名山悪沢岳ゲットおめでとうございまーす
ここのカエルは割愛
そして、この辺りで気がつきました
私、携帯電話を中岳避難小屋に忘れてきたなとorz
もちろん戻るなんて論外
とりあえず手元にないことを確認して、すっきりした気持ちで先に進みます
2017年08月15日 06:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 6:56
ここのカエルは割愛
そして、この辺りで気がつきました
私、携帯電話を中岳避難小屋に忘れてきたなとorz
もちろん戻るなんて論外
とりあえず手元にないことを確認して、すっきりした気持ちで先に進みます
今回の旅、最後の「岳」
2017年08月15日 07:13撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 7:13
今回の旅、最後の「岳」
稜線は花が咲き乱れています
2017年08月15日 07:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 7:18
稜線は花が咲き乱れています
ガスってても、お花畑は安定
2017年08月15日 07:20撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 7:20
ガスってても、お花畑は安定
梯子を登れば
2017年08月15日 07:28撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 7:28
梯子を登れば
とうとう千枚岳
山に入って5日目…
長かったような、短かったような…
なーんて感慨に浸る間もなく、ちょうど強くなってきた雨に、しっかり雨支度をして下山
2017年08月15日 07:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/15 7:38
とうとう千枚岳
山に入って5日目…
長かったような、短かったような…
なーんて感慨に浸る間もなく、ちょうど強くなってきた雨に、しっかり雨支度をして下山
ハイマツが出てきた!
2017年08月15日 07:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 7:40
ハイマツが出てきた!
ここからメジャールートを離れて二軒小屋へ
千枚岳山頂からの標高差1500mを一気に下ります
悪沢岳からだと1700m激下り
2017年08月15日 08:14撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 8:14
ここからメジャールートを離れて二軒小屋へ
千枚岳山頂からの標高差1500mを一気に下ります
悪沢岳からだと1700m激下り
これがまー、結構な難所で(^^;
何度も滑って転びました
人って、辛かったことは忘れるんですね
写真を見て、まざまざと思い出されてくる悪路…(>_<)
2017年08月15日 08:29撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
3
8/15 8:29
これがまー、結構な難所で(^^;
何度も滑って転びました
人って、辛かったことは忘れるんですね
写真を見て、まざまざと思い出されてくる悪路…(>_<)
雨はひどくなる一方
晴れていたら、多分もう少し気持ちのいい道だったんじゃないかなぁ
というか、滑らないから歩き易い??
2017年08月15日 08:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 8:39
雨はひどくなる一方
晴れていたら、多分もう少し気持ちのいい道だったんじゃないかなぁ
というか、滑らないから歩き易い??
倒木を乗り越えたり
2017年08月15日 09:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 9:44
倒木を乗り越えたり
ひたすら下る
2017年08月15日 09:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/15 9:45
ひたすら下る
なーんとなく周囲は明るくて、ちょっと脇は晴れてそうなのに…っていう不思議なお天気
写真に見る陰影はとても素敵だな
2017年08月15日 11:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/15 11:24
なーんとなく周囲は明るくて、ちょっと脇は晴れてそうなのに…っていう不思議なお天気
写真に見る陰影はとても素敵だな
そうこうしているうちに、やっとダムが見えてきました
終わりが見えてきて寂しいより先にホッとする
2017年08月15日 12:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 12:32
そうこうしているうちに、やっとダムが見えてきました
終わりが見えてきて寂しいより先にホッとする
最後の梯子を下りたら
2017年08月15日 12:45撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/15 12:45
最後の梯子を下りたら
橋を渡る
ふと胸に、この道を歩けたことは一生の誇りになるんじゃないかって思いが去来しました
2017年08月15日 12:46撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/15 12:46
橋を渡る
ふと胸に、この道を歩けたことは一生の誇りになるんじゃないかって思いが去来しました
ここまで来て、ようやくリングが完成
丸4日間
ひたひたに濃い時間を過ごしました
2017年08月15日 12:51撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
2
8/15 12:51
ここまで来て、ようやくリングが完成
丸4日間
ひたひたに濃い時間を過ごしました
まさに歩いたルート
なんだか実感がわかない
2017年08月15日 12:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/15 12:55
まさに歩いたルート
なんだか実感がわかない
そんな思いを抱きつつ、ザブザブ雨の最後のお宿では
2017年08月15日 14:10撮影 by  DMC-FX07, Panasonic
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8/15 14:10
そんな思いを抱きつつ、ザブザブ雨の最後のお宿では
ジャーン!わっぱ飯!
今日のピークは悪沢岳とわっぱ飯だよねー♪って言いながら歩いてきました。
沁みる美味しさ〜
2017年08月15日 14:12撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/15 14:12
ジャーン!わっぱ飯!
今日のピークは悪沢岳とわっぱ飯だよねー♪って言いながら歩いてきました。
沁みる美味しさ〜
雨宿りにやってきたセミと戯れる
2017年08月15日 14:54撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
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8/15 14:54
雨宿りにやってきたセミと戯れる
<8/16>
最後の朝
なんと奇跡的に雨が上がっている!
雨の中のテント撤収はしたくないねぇ、晴れて欲しいねってみんなで祈っていました
2017年08月16日 05:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/16 5:48
<8/16>
最後の朝
なんと奇跡的に雨が上がっている!
雨の中のテント撤収はしたくないねぇ、晴れて欲しいねってみんなで祈っていました
そのまま晴れてくれないかなーなんて、調子のいいことを考えていましたが、現実は伝付峠からびったんびったんの雨
2017年08月16日 07:05撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/16 7:05
そのまま晴れてくれないかなーなんて、調子のいいことを考えていましたが、現実は伝付峠からびったんびったんの雨
展望台から最後に山々を眺めて帰りたかったけれど、そんな気が微塵も起きない…(^^;
2017年08月16日 07:06撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/16 7:06
展望台から最後に山々を眺めて帰りたかったけれど、そんな気が微塵も起きない…(^^;
とっとと下るよー
2017年08月16日 07:12撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/16 7:12
とっとと下るよー
旅の出鼻にいきなり折れて、デポしていたWさんのポールを回収し
2017年08月16日 08:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/16 8:31
旅の出鼻にいきなり折れて、デポしていたWさんのポールを回収し
ワイヤーアクションな坂を下り
2017年08月16日 08:40撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
1
8/16 8:40
ワイヤーアクションな坂を下り
東京電力管理小屋の辺り、調査用ピンクテープ多発地帯です
ここは、普通に登山道を進んでください
2017年08月16日 08:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
8/16 8:48
東京電力管理小屋の辺り、調査用ピンクテープ多発地帯です
ここは、普通に登山道を進んでください
あ、もう滝だね〜
2017年08月16日 09:18撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/16 9:18
あ、もう滝だね〜
なーんて言いながら、登山道を離れます
初日にあんなに苦労したのに、降りるのはあっという間
2017年08月16日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
8/16 10:57
なーんて言いながら、登山道を離れます
初日にあんなに苦労したのに、降りるのはあっという間
Kさんのデポグッズたちも無事回収されて、魚肉ソーセージはおやつ
ワイン0.5Lは私があずさで飲むようにと分けてくださいました(^_^)
2017年08月16日 10:58撮影 by  FinePix XP80 XP81 XP85, FUJIFILM
8/16 10:58
Kさんのデポグッズたちも無事回収されて、魚肉ソーセージはおやつ
ワイン0.5Lは私があずさで飲むようにと分けてくださいました(^_^)
もっと「帰りたくない」って思うかと思ったけど、コンクリートの道が足に響いて痛くて痛くて(笑)
一刻も早く駐車場に着きたい(>_<)気持ちでいっぱいw
2017年08月16日 11:39撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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8/16 11:39
もっと「帰りたくない」って思うかと思ったけど、コンクリートの道が足に響いて痛くて痛くて(笑)
一刻も早く駐車場に着きたい(>_<)気持ちでいっぱいw
やっと到着!
「キザなこと言うと、4人の絆が深まった旅やな」
っていうWさん
ほんとその通りの、素晴らしい旅でした
こんな旅、そうそうはできないけど、是非また一緒に旅に出ましょう(^_^)
2017年08月16日 11:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
4
8/16 11:40
やっと到着!
「キザなこと言うと、4人の絆が深まった旅やな」
っていうWさん
ほんとその通りの、素晴らしい旅でした
こんな旅、そうそうはできないけど、是非また一緒に旅に出ましょう(^_^)
2017年08月14日 17:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/14 17:31
2017年08月14日 18:08撮影 by  iPhone 6s, Apple
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2017年08月14日 18:08撮影 by  iPhone 6s, Apple
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2017年08月14日 18:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
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2017年08月14日 18:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
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2017年08月14日 18:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
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2017年08月14日 18:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/14 18:09
2017年08月14日 18:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/14 18:10

装備

共同装備
テント4人用 タープ ガスストーブ
備考 ■今回の行動食は全日フレグラと柿の種、飴少々で統一
フレグラ 200g
柿の種 小袋6袋
全てほぼ半分余った。

■着替え
みんな着替えないというので1回分だけの着替えを万が一のために持った。
靴下は3日目くらいに履き替えようかなと思ったが、試しに履き替えなしで過ごしてみた。なんとかできないことはない。
自分では臭いと思わずに過ごせたが、周囲にとってどうだったのかは判断つかず(^^;
だって周りみんな同じ状況なんだもん。
かぶれない程度であればいいのかもと思う。

■汗拭きシート・スプレー
効果はあったと思われるが、汗拭きシートより体拭きシートの方が良かったかも…
汗拭きシートで頭を拭いても案外と効果があって、快適に過ごせた。

感想

私が生まれた時からバリバリ登山をやっているような人たちだから、まぁ、いわゆる南アルプス入門編みたいなコースにはならないだろうなぁ(u_u)
と覚悟はしていましたが、想像を上回るディープな旅でした。
1日たりとも楽させてもらえなかったけど、毎日が本当に楽しかった。
この道を歩き切れたことは、一生の思い出、一生涯の誇りになると思います。
同行してくださった皆さん、どうもありがとうございました\(^o^)/

※以下、個人的感想兼備忘録、長文です。

◼前日
長いこと天気が安定する予報だったのに、直前で手のひらを返したような雨予報。
テンションだだ下がりのため、出発直前に雨具を新調することにする。
高機能雨具を買うと、結局使わないで済むというジンクスもあるようだから、それも期待。
韮崎で待ち合わせして、登山口へ移動。
軽く前夜祭をして、就寝。
今回の旅がハードになることはわかっていたし、荷物分担の免除もしてもらっているので、せめて山行中は禁酒してパフォーマンスを落とさないようにしようと思う。
この日は3〜4人用テントに3人、車に1人という組み合わせ。


◼8/11 ヘリポート〜伝付峠〜二軒小屋
夜半に降った雨は明け方には収まり、雨具を着なくても出発できるような天気模様。
軽量、コンパクト化を考えて、「サーマレストのマットの代わりに100均の銀マットを2枚重ねて使用しようと思う」と言ったらみんなに止められた(^^;
幸い予備のエアマットがあったのでお借りすることに。
Wさんの歩くテンポは、焦れるくらいのゆっくりさだけれど、その代わり息が上がるということがなく、何時間歩いても疲れない。
歩きやすいですねと言うと、冬山では12時間止まらずに歩かなくてはいけない状況に陥ることもあるから、疲れない歩き方やテンポを覚えておくことは必須だと教えてくれた。
1時間程度歩いたら15分程の休憩を取る。
この間に行動食を食べる。昼食用の大休憩は取らない。
「1本立てようか。」
というのは、どういう語源なのだろう?
うちのチームの場合、スモーカーがいるので、タバコ1本って意味に使われていたけれど。
そういえば、昔は山小屋でタバコを地上と同じ価格で売っていたらしい。
専売時代のことだろう。
「オヤジが吸うような変なタバコで〜」
と言う、Hさんが愉快だった。
身体が慣れない中、蒸せ返るような湿気と悪路に、パーティスピードがなかなか上がらず、この区間はみんな苦労していた。
歩いても歩いても先に進まない。そんな気持ちに襲われる。
やっとの事で伝付峠に辿り着いた時には本当に嬉しかった。
そこからの600mの下りは、ずーっと登ってきた足の筋肉には辛く響いたけれども。
すれ違ったパーティは3組ほど。
お盆とは思えない静けさ。

朝:おにぎり×2
昼:おにぎり×1
夜:キムチ雑炊(α米・鍋キューブキムチ・牛肉テールスープの素・ポークジャーキー)
味はまぁまぁ。牛のテールスープを入れたのはよかった。
鍋キューブはα米に入れてお湯を入れても溶けない。
1個では少し多く、細かく砕いて半分くらいを入れておく方が◯
ポークジャーキーも15分程度では柔らかくならないので、別の仕掛けが必要。


◼8/12 二軒小屋〜蝙蝠尾根ビバークポイント
木からの雨だれがタープを叩き、雨が降っているのだと誤解したらしい。
珍しくWさんが寝坊し、結局みんなで寝坊した。
急いで支度しているのだが、私だけ着替えがある分、どうしてもスピードに追いつけない。
ついでにプラティパスの水が、後からだとザックになかなか入れられず、荷ほどきして再度入れなおすことに。
夜の間に準備しておけばよかった。
パッキングに時間がかかって、出発がさらに遅れる。
トンネルをくぐって登山口に向かい、登山届を提出。
「誰が管理してるんやろなぁ」
「東海フォレストの社員でしょう」
「それだと、帰ってこない奴らがいたら回収に来るくらいやろなぁ。
うちの場合、昨日頼んだわっぱ飯を受け取りに来ない奴がいる!って気がつかれて、回収してもらえるっちゅうことやね」
登山口からの道は昨日よりは踏み跡の濃い、バリルート特有の柔らかい土。
こういう道を歩くのはとても楽しい。
Wさんは何度も出てくる蝙蝠岳の標識に「これからはコウモリが漢字で書ける!」と喜んでいた。
虫へん、鳥ですらなく、哺乳類なのに。
とみんなで笑う。
徳右衛門岳を過ぎたあたりから、空模様が怪しくなって「この辺りで雨具をつけよか」といって準備した途端に本降りになった。
今後も何度かあるのだが、このあたりのWさんの判断が素晴らしく的確なのは経験の賜物なのか。
体を冷やすことなく、森林限界手前の森でビバーク場所を探し出し、温かいスープで乾杯。
水たまりが近くにあったので虫の数には辟易としたが、股蚊取り線香が功を奏して、しばらく経つと全く気にならない程になった。
ところでここはビバークポイント。
もちろんアルコールなんて売っていない。
比較的新参者で、心優しく力持ちなKさんは、デポしろと言われて置いてきた赤ワインを「ここにあのワインがあればなぁ、なんで置いてくるかなぁ」「ワシの健康に気を使ってくれてありがとなぁ」などとイジられまくっていた。このやり取りは、赤ワインを回収するまで続く。
すれ違ったパーティは2組ほど

朝:5分でできるカレーピラフ
昼:α米おにぎり×1
夜:中華丼五目ご飯(α米・中華丼の素)シジミの味噌汁
フリーズドライのシジミの味噌汁がまさかの貝殻つきとは…
α米おにぎりはかなり便利ではあるのだけれど、細かいゴミが出るのが面倒


◼8/13 蝙蝠尾根ビバークポイント〜塩見岳〜三伏峠
明け方には月が光っていた。
森林限界を超えると、薄くピンク色の空。
時間とともに、山にかかっていた雲が消え、360°何もかもが見えるようになった。
南アルプスのコスパなんて考えが一気に吹き飛ぶ幸せな瞬間。
ここまで来られて本当に良かった。
コンデジで写真を撮るのがもどかしい。
戻ったら、自分の目で景色を見ながら撮影できる、小さい一眼レフを買おうと決心する。
ハイマツ漕ぎは思っていた以上の重労働で、先行者のすぐ後ろを歩くと跳ね返りの枝で水びたし、下手をすると怪我することを実感。
ぴったりくっついて歩く癖をなんとかしなくては。
北俣岳の分岐までくると、ようやくメジャールートだなぁと思えるほどの人出が出てきた。
圧倒的に多いのは単独テント縦走の方。
ツアー客が1組くらいしかいなかったのはこの山域のなせる技なのか、天気予報のなせる技なのか。
テン場では高校生達が晩ご飯を作っていた。
ラーメンの具はチャーシューだけなのか?と先生に聞かれて、「わかめもあります!キリッ」と答えていた女子高生に拍手。
おっさんおばさんのパーティなのに、夜は恋バナで盛り上がる。
独身のKさんには、下山したら即一人暮らしを全会一致で勧告。

朝(行動食兼):α米(梅しらすが思いの外美味しかった)
昼:α米おにぎり×1
夜:蒲焼のタレごはん(α米・ぼんじりの焼き鳥・乾燥野菜・蒲焼のタレ×2)
α米は水で時間をかけて戻した方が美味しい。
朝ごはんとして全部しっかり食べるのではなく、行動食として少しずつ食べた方が手間取らないし、好きなテンポで食べられる。
塩見小屋を通過したあたりでシャリバテ気味に。
羊羹を持ってきているつもりで、置いてきていたのは失敗だった。
ただ、ご飯を食べて、アミノバイタルを入れるとすぐに復活。
テン場で使うものは、種類ごとではなく、日別でパッキングしておくと、出し入れがスムーズなのだと気づく。
せっかく汲んできてくれた水だからと、捨てずに注ぎ足ししてきたプラティパスの中身が、少し悪くなってしまったようだ。
ペットボトルのほうが、長期縦走には向いているのかも…
ついでにこのプラティパス、やっぱり水漏れしているようだ…


◼8/14 三伏峠〜小河内岳〜高山裏避難小屋〜中岳避難小屋
朝早くから行動する高校生につられて、こちらもテントを早仕舞いし出発。
時間通りにキッチリ行動する彼らを見て、Wさん、Hさんが「大したもんや、きっと、しっかりした指導者がついているんやな。」としきりに称賛する。
いやでも、こんなに朝早くからそんな物音たてなくても…と思う自分は、心が狭いのか。
Wさんは睡眠時間には厳しい。毎日7時就寝はmustだが、さりとてこちらはそうは眠れない。
少しまどろんでは目が覚め、退屈なのでマッサージをしたり、あれやこれやと思いを巡らす。
Wさん、Hさんの寝つきは羨ましいくらいだった。
どこでもいつでも眠れるも長期縦走の条件なのだろう。
ただ、眠っていない割に元気に歩き通せたのは、終始テンションが高かったからか。
歩き始めると、ヘッデンで照らすだけでも、稜線までの道がお花畑なのが見て取れた。
烏帽子岳、小河内岳と進む稜線からは、蝙蝠尾根から自分達が歩いてきた道が雲のうえに浮き上がって見える。
たった3日なのに、はるか昔のような。でも手を伸ばせば届くような。
その向こうの南アルプス北部、中央アルプス
「あれ?槍が見えるんとちゃうか?」
とのWさんの言葉に「そやな〜穂高と槍や!」「ホントだ、とがってる〜」と喜びの声。
プリンのカラメルのように富士山型にまとわりついていたガスも徐々に取れ、小河内岳からの景色は最高だった。
中岳避難小屋からやってきた女性には「あの道、登りたくないなぁと思いながら下ったんです〜」と言われ、途中すれ違った男性には「あ〜」と微妙な笑顔で語られる前岳直下の登り。
そこまで言われると、一体どんなものなのか、逆に面白くなってきてしまった。
「大抵、逆のことを思うんやね。下る人は登りたくないと思い、登る人は下りたくないと」というのは、なかなかの真理。
中岳避難小屋の小屋番さんとそこにある帽子と会話内容、相当マニアックなのになぜか見覚え、聞き覚えがある。
夜、空を見上げると、不思議な動きをする光の点が3つ4つ。
「飛行機の通過する高さじゃない、不思議だ」
まさかUFO?
避難小屋の床にはサービスで毛布を引いてくれていて、油断してエアマットを膨らまさないで寝たら、夜半に身体が痛くて目が覚めた。
ここで痛いのだから、テン場など推して知るべし。
銀マット作戦、止めてもらってよかった。

朝(行動食兼):α米
昼:α米
夜:キムチ味噌雑炊(α米・鍋キューブキムチ・乾燥野菜・フリーズドライの野菜味噌汁)→卵スープをプラスして翌日の朝ごはん
行動時間が長かったので、おにぎりではないα米を昼食に。これは結構効いた。
鍋キューブ、前回溶けきらなかったことを踏まえて、今回は水気を多くし、なるべくかき混ぜながら調理する。
結果、相当味が濃くなってしまった…
夜ご飯の中身をWさんに告げたら、具が高校生に負けてるとorz
この坂道を登り切れたご褒美にビール1本だけつけた。


◼8/15 中岳避難小屋〜悪沢岳〜二軒小屋
朝からガス。
自分のアルプス百名山山頂ガス率の高さ、70%を超えるんじゃなかろうか。
もはや驚きもなければ、落胆もない。
昨日の登りの疲れがどれだけ出ているか不安だったが、連日のマッサージとストレッチのおかげで、ちょっと膝につっぱりがある程度で済んでいるのは助かった。
(Kさん、毎日ありがとうございました。)
いずれにせよ、前岳を越す登りはそうそうお目にかからないだろうという気持ち。
付き合いの長いWさんとHさんが時々笑いながら話す「あの時のあれはしんどかったなぁ」
楽しかったことも辛かったことも、過去になってしまえばいい思い出になるのだ。
悪沢岳を過ぎたあたりで携帯電話の行方が気になったが、今更戻れるわけもなく、そのまま先に進む。
だいぶ下ったあたりでKさんに話したら「その時言ってくれたら、そのくらい取りに行ってあげたのに!」とのこと。
お気持ちだけありがたく受け取る。
実際その時にそう言われていたとしても、多分遠慮させてもらっただろうな。
さて、とうとうこの日は新型雨具上下の出番になってしまった。
「軽い!涼しい!買ってよかった!」
行き交う人の山道具チェックが仕事のようなHさんによると、雨具はほとんどのメーカーが撤退傾向で、山上でもモンベル一人勝ちとのこと。
こんなお天気なので、二軒小屋からのルート上ですれ違う人はいないだろうと思っていたが、単独で登ってこられた方が何名かおられた。
翌日の天気予報、ひょっとしていいのかな?と考える。
降り続く雨に今回初めて、テント内に4人集合。
ダラダラと午後を過ごす。案外快適。
ただし、今までそんなに感じなかった臭い問題、さすがに密閉4人だと…
そもそも、Wさん、私の顔の前に靴下干すのヤメテー(笑)

朝(行動食兼):5分でできるガーリックライス(粉チーズ)
昼:わっぱ飯
夜:Hさんからもらったどん兵衛
わっぱ飯、「これを食べるためだけにもう一度来てもいいかな?」
「いや、もう二度と食べられない味だね〜」
一緒に過ごす最終日なので、ビール1本つけた。


◼8/16 二軒小屋〜伝付峠〜ヘリポート
ざあざあと降っていた雨が奇跡的に朝には上がっていた。
今まで水滴のついたテントやタープを持っていてもらったが、他に客もいないことだし、出発前にバサバサと振って水気を取る。
代わりに自分たちが濡れる。
歩くオーダーはWさん、muni、Hさん、Kさんで固定だったが、今回Hさん、muni、Kさん、Wさんに変更。
自分のペースで歩けるHさんはだいぶ楽だったようだ。
黙々と登り、黙々と降りる。
さすがに6日目になると用意した行動食にも飽きてきた。
お互いのものを分け合ったりしてしのぐ。
水場で水を汲もうとしたら、沢に降りれば水なんていくらでも取れるからと言われる。
行程全体を通じて学んだことは、グループで行動するときには、必要以上の予備は不要なのだということ。
それから、「きれい」ということにはこだわらなくてもいいのだということ。
どうせ後で出すのだし、最終的には家で片付けるのだから。
この日こそ本当に誰ともすれ違うことなく下山。

朝(行動食兼):α米(白米・牛とじ丼)
昼:行動食

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コメント

お疲れ様でした!
こんちはー。
無事に行ってこれたようで良かったです。
今年は本当天気に悩まされる夏ですよね…
塩見や悪沢は雲の中になってしまって残念でしたが、蝙蝠から先、僅かながらも晴れていて良かったです。
あの尾根、絶対晴れた時に歩いて欲しいんで
そして、伝付峠までの道のりは未踏なので、興味深く拝見いたしました

今夏は南アに行けていないのですが、更に禁断症状が出そうです(笑)
素晴らしい記録、ありがとうございました

(追記)
48は…仙丈ケ岳&間ノ岳・(奥に)北岳・農鳥岳…ではないでしょうか?
何となくですが。。。
2017/8/25 1:25
Re: お疲れ様でした!
joeさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。山の同定もありがとうございます!
おかげさまで、なんとか無事に歩いてこられました。
水場は他にはないって情報、しっかり活用というか、肝に銘じさせてもらいましたよ〜
ありがとうございました。

山頂でのお天気にはあまり恵まれませんでしたが、蝙蝠岳から先のパノラマビューや、小河内岳からの絶景、中岳からの南の南など、写真には残らない数々の名場面を楽しむことができて、結局のところ、いいところは全部見られたんじゃないのかなって気持ちになってます。
北アルプスのちょっと洗練された雲上の絶景も素晴らしいけれど、南アルプスの泥臭い苦労の果てのご褒美は、ちょっと癖になりそう(笑)
伝付峠の往復は、自分1人では決して選ばない道なので、余計感慨深いものがありました。
山に入るのに峠を一つ越えるなんて、酔狂なこと。
ふふふ。楽しかったですよ〜。joeさんにはオススメできる道じゃないかなぁ〜

今年はjoeさんの記録があまりなくて、あららお忙しいのだわと思っていました。
禁断症状で震えが出る前に、是非是非、また楽しいレコを読ませてくださいな〜
2017/8/29 22:16
南ア大冒険⭐
ベテランさん達との南ア大冒険、お疲れ様でした!ここぞというときに頑張れるmuniさんですし、ハードな場所も乗りきれたのではと! 食事もいろいろと工夫されたようですね。でもわっぱ飯はステキ! (そうそう、乾燥ワカメは魔法の食材ですよ♪)


6日間靴下が同じ? オッケーオッケー!
禁酒でもごほうビール? オッケーオッケー!
新品の雨具で雨降り? オッケーオッケー!


下山後の温泉で初めて気づく自分の臭さとかもありますが、それも全部含めてステキな思い出ですよね。南ア中部は日数がないと入れませんし、静かな山歩きも楽しめて何よりです⭐

また来年も縦走を楽しんできてくださいね!
2017/8/31 12:59
Re: 南ア大冒険⭐
お久しぶり!wildwindさん。
コメントありがとうございます。
だよね〜、オッケーオッケーだよね〜(^_^)

今回の旅に出る前、wildwindさんのレコも読ませてもらったよ〜
読んで、歩いてみて、あぁそうかって実感。
レコの楽しみ方ってこういうあり方もあるよね。
思ったけど、私、こういうガッツリした旅、かなり好きだ(笑)
もう2度とわっぱ飯は食べることはないだろうと思ったけど、誰か行きたい人がいたら、もう一度伝付峠、超えてもイイかも

今回ご一緒した方々は、それこそ20年ぶりとか39年ぶりとか。
ここに来るのは、結構大変だから、そうそう度々は来られないだろうけど
いつかまたここに来たいと思う。
南ア中部、魅せられてしまいました。
そして、長期縦走も…
楽しかったなぁ〜
2017/8/31 19:46
南アですねえ
muniさん
こんばんは!
南アですねえ

樹林帯や山容の大きさ深さ
南ア南部の感覚

水平距離に対する獲得標高
そして不安になるほどの孤独感
でもずっと続く3,000mの世界は
その道を行った者しか分からない世界です

そんな感覚を呼び覚ましてくれるレコ
楽しく拝見しました

あ〜
塩見、荒川
行きたいなあ〜〜❤
2017/9/7 23:03
Re: 南アですねえ
こんにちは、naoykさん。
コメントありがとうございます。
お返事遅れてもうしわけありません〜

南の南アルプスは初めてでしたが、その奥深さにすっかりトリコになってしまいました。
愉快な同行者がいたので、孤独感を感じる暇はありませんでしたが、1人だったら…
山々と向き合う時間が長く感じられたかもしれませんね。
そうでなくても、すれ違う人たちがなんとなく同士のように感じられたものです。

あんなに辛かったのに、また歩きたいな〜って思ってしまうほど
でもいつまでも、この、奥深く、やすやすと人を寄せ付けない場所であってほしいなと思いもします。

相変わらず真っ白な世界を堪能させてもらった塩見、荒川。
次回は微笑んでくれますように
2017/9/17 13:19
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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