伝付峠を越えて〜蝙蝠岳・塩見岳・悪沢岳
- GPS
- 51:32
- 距離
- 57.4km
- 登り
- 5,684m
- 下り
- 6,510m
コースタイム
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 4:04
- 山行
- 9:23
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 9:30
- 山行
- 10:47
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 10:57
- 山行
- 12:19
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 12:23
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 8:11
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:50
5:30 ヘリポート出発
6:20 発電所
10:10 東京電力管理小屋
天候 | 8/11 うっすら雨 → 曇り → 夕方〜夜半 雨 8/12 晴れ → ガス → 夕方〜夜半 降ったり止んだり 8/13 晴れ → ガス → 夕方〜夜半 降ったり止んだり 8/14 晴れ時々曇り 8/15 曇り → すぐに雨 → そのまま雨 8/16 朝〜テント撤収、出発 曇り → 結構な雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
リニア新幹線工事現場より手前です。夜間の行き過ぎ注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届提出先は二軒小屋ロッジ、蝙蝠岳登山口にあります。 ■ヘリポート〜二軒小屋 ルーファイのできる方限定ルートです。沢沿いは踏み跡が薄く、峠手前は笹の藪漕ぎなどもあるため、暗いうちの移動は避けた方が賢明。 テープ等マーカーはありますが、一部区間のピンクテープは作業用目印となっているようで、ルート以外の場所にも数多く設置されていました。 テープ詳細については、kanenokiさんのレコを大変参考にさせていただきました。 とても心強かったです!ありがとうございました。 田代発電所まではコンクリートの林道。 下山時には均されていましたが、土砂崩れ跡がありました。 発電所からは沢沿いを移動。河原がひろいのでルートミスに注意してください。渡渉あり。 沢を離れると廃屋のある肩あたりまではかなりの急登です。ワイヤー、ロープ等設置あり。 廃屋を過ぎると緩やかに下降し、再び沢沿の道に出ます。 木造の古い橋は通行時注意が必要、川を渡る斜めになった橋は、固定されていますがグラつきます。3点支持で確実に。 出合から伝付峠までは、よく踏まれたルートですが、藪漕ぎの部分、谷側は切れ落ちているので踏み外しに気をつけてください。 峠から小屋までは危険箇所はありません。 全体として、昭文社発行、山と高原地図の歩行時間より、ルーファイや急登で時間を取られました。 ■二軒小屋〜蝙蝠岳 尾根に出るまでは急登ですが、その後は比較的緩やかな登りです。 破線となっていますが、伝付峠までに比べれば踏み跡は確かです。 徳右衛門岳手前の水場は分岐の木に、水と書かれているのでわかりやすいですが、ガレ場を下るようで水場自体は少しわかりにくいとのこと。(同行Kさん談) 森林限界手前、少し道が不明瞭。蝙蝠岳手前からハイマツの藪漕ぎになります。 ■その他 山域全体で崩落が進んでいるようです。 烏帽子岳から板屋岳までの稜線のルートは崩落地帯の縁を歩くような場所が多数ありました。 前岳への最後の登りは急勾配&ガレ、ザレているので、悪天時は注意が必要です。 登山地図のコメントはかなりアッサリしていますが、私的には一番の難所でした。 |
その他周辺情報 | ヴィラ雨畑 小学校を改築してできた施設だそうです。 なかなか趣がありGOOD ぬるめのお湯でのんびり浸かって疲れを癒してから、冷奴、コロッケとお蕎麦をいただきました。 http://villa-amehata.info |
写真
装備
共同装備 |
テント4人用
タープ
ガスストーブ
|
---|---|
備考 | ■今回の行動食は全日フレグラと柿の種、飴少々で統一 フレグラ 200g 柿の種 小袋6袋 全てほぼ半分余った。 ■着替え みんな着替えないというので1回分だけの着替えを万が一のために持った。 靴下は3日目くらいに履き替えようかなと思ったが、試しに履き替えなしで過ごしてみた。なんとかできないことはない。 自分では臭いと思わずに過ごせたが、周囲にとってどうだったのかは判断つかず(^^; だって周りみんな同じ状況なんだもん。 かぶれない程度であればいいのかもと思う。 ■汗拭きシート・スプレー 効果はあったと思われるが、汗拭きシートより体拭きシートの方が良かったかも… 汗拭きシートで頭を拭いても案外と効果があって、快適に過ごせた。 |
感想
私が生まれた時からバリバリ登山をやっているような人たちだから、まぁ、いわゆる南アルプス入門編みたいなコースにはならないだろうなぁ(u_u)
と覚悟はしていましたが、想像を上回るディープな旅でした。
1日たりとも楽させてもらえなかったけど、毎日が本当に楽しかった。
この道を歩き切れたことは、一生の思い出、一生涯の誇りになると思います。
同行してくださった皆さん、どうもありがとうございました\(^o^)/
※以下、個人的感想兼備忘録、長文です。
◼前日
長いこと天気が安定する予報だったのに、直前で手のひらを返したような雨予報。
テンションだだ下がりのため、出発直前に雨具を新調することにする。
高機能雨具を買うと、結局使わないで済むというジンクスもあるようだから、それも期待。
韮崎で待ち合わせして、登山口へ移動。
軽く前夜祭をして、就寝。
今回の旅がハードになることはわかっていたし、荷物分担の免除もしてもらっているので、せめて山行中は禁酒してパフォーマンスを落とさないようにしようと思う。
この日は3〜4人用テントに3人、車に1人という組み合わせ。
◼8/11 ヘリポート〜伝付峠〜二軒小屋
夜半に降った雨は明け方には収まり、雨具を着なくても出発できるような天気模様。
軽量、コンパクト化を考えて、「サーマレストのマットの代わりに100均の銀マットを2枚重ねて使用しようと思う」と言ったらみんなに止められた(^^;
幸い予備のエアマットがあったのでお借りすることに。
Wさんの歩くテンポは、焦れるくらいのゆっくりさだけれど、その代わり息が上がるということがなく、何時間歩いても疲れない。
歩きやすいですねと言うと、冬山では12時間止まらずに歩かなくてはいけない状況に陥ることもあるから、疲れない歩き方やテンポを覚えておくことは必須だと教えてくれた。
1時間程度歩いたら15分程の休憩を取る。
この間に行動食を食べる。昼食用の大休憩は取らない。
「1本立てようか。」
というのは、どういう語源なのだろう?
うちのチームの場合、スモーカーがいるので、タバコ1本って意味に使われていたけれど。
そういえば、昔は山小屋でタバコを地上と同じ価格で売っていたらしい。
専売時代のことだろう。
「オヤジが吸うような変なタバコで〜」
と言う、Hさんが愉快だった。
身体が慣れない中、蒸せ返るような湿気と悪路に、パーティスピードがなかなか上がらず、この区間はみんな苦労していた。
歩いても歩いても先に進まない。そんな気持ちに襲われる。
やっとの事で伝付峠に辿り着いた時には本当に嬉しかった。
そこからの600mの下りは、ずーっと登ってきた足の筋肉には辛く響いたけれども。
すれ違ったパーティは3組ほど。
お盆とは思えない静けさ。
朝:おにぎり×2
昼:おにぎり×1
夜:キムチ雑炊(α米・鍋キューブキムチ・牛肉テールスープの素・ポークジャーキー)
味はまぁまぁ。牛のテールスープを入れたのはよかった。
鍋キューブはα米に入れてお湯を入れても溶けない。
1個では少し多く、細かく砕いて半分くらいを入れておく方が◯
ポークジャーキーも15分程度では柔らかくならないので、別の仕掛けが必要。
◼8/12 二軒小屋〜蝙蝠尾根ビバークポイント
木からの雨だれがタープを叩き、雨が降っているのだと誤解したらしい。
珍しくWさんが寝坊し、結局みんなで寝坊した。
急いで支度しているのだが、私だけ着替えがある分、どうしてもスピードに追いつけない。
ついでにプラティパスの水が、後からだとザックになかなか入れられず、荷ほどきして再度入れなおすことに。
夜の間に準備しておけばよかった。
パッキングに時間がかかって、出発がさらに遅れる。
トンネルをくぐって登山口に向かい、登山届を提出。
「誰が管理してるんやろなぁ」
「東海フォレストの社員でしょう」
「それだと、帰ってこない奴らがいたら回収に来るくらいやろなぁ。
うちの場合、昨日頼んだわっぱ飯を受け取りに来ない奴がいる!って気がつかれて、回収してもらえるっちゅうことやね」
登山口からの道は昨日よりは踏み跡の濃い、バリルート特有の柔らかい土。
こういう道を歩くのはとても楽しい。
Wさんは何度も出てくる蝙蝠岳の標識に「これからはコウモリが漢字で書ける!」と喜んでいた。
虫へん、鳥ですらなく、哺乳類なのに。
とみんなで笑う。
徳右衛門岳を過ぎたあたりから、空模様が怪しくなって「この辺りで雨具をつけよか」といって準備した途端に本降りになった。
今後も何度かあるのだが、このあたりのWさんの判断が素晴らしく的確なのは経験の賜物なのか。
体を冷やすことなく、森林限界手前の森でビバーク場所を探し出し、温かいスープで乾杯。
水たまりが近くにあったので虫の数には辟易としたが、股蚊取り線香が功を奏して、しばらく経つと全く気にならない程になった。
ところでここはビバークポイント。
もちろんアルコールなんて売っていない。
比較的新参者で、心優しく力持ちなKさんは、デポしろと言われて置いてきた赤ワインを「ここにあのワインがあればなぁ、なんで置いてくるかなぁ」「ワシの健康に気を使ってくれてありがとなぁ」などとイジられまくっていた。このやり取りは、赤ワインを回収するまで続く。
すれ違ったパーティは2組ほど
朝:5分でできるカレーピラフ
昼:α米おにぎり×1
夜:中華丼五目ご飯(α米・中華丼の素)シジミの味噌汁
フリーズドライのシジミの味噌汁がまさかの貝殻つきとは…
α米おにぎりはかなり便利ではあるのだけれど、細かいゴミが出るのが面倒
◼8/13 蝙蝠尾根ビバークポイント〜塩見岳〜三伏峠
明け方には月が光っていた。
森林限界を超えると、薄くピンク色の空。
時間とともに、山にかかっていた雲が消え、360°何もかもが見えるようになった。
南アルプスのコスパなんて考えが一気に吹き飛ぶ幸せな瞬間。
ここまで来られて本当に良かった。
コンデジで写真を撮るのがもどかしい。
戻ったら、自分の目で景色を見ながら撮影できる、小さい一眼レフを買おうと決心する。
ハイマツ漕ぎは思っていた以上の重労働で、先行者のすぐ後ろを歩くと跳ね返りの枝で水びたし、下手をすると怪我することを実感。
ぴったりくっついて歩く癖をなんとかしなくては。
北俣岳の分岐までくると、ようやくメジャールートだなぁと思えるほどの人出が出てきた。
圧倒的に多いのは単独テント縦走の方。
ツアー客が1組くらいしかいなかったのはこの山域のなせる技なのか、天気予報のなせる技なのか。
テン場では高校生達が晩ご飯を作っていた。
ラーメンの具はチャーシューだけなのか?と先生に聞かれて、「わかめもあります!キリッ」と答えていた女子高生に拍手。
おっさんおばさんのパーティなのに、夜は恋バナで盛り上がる。
独身のKさんには、下山したら即一人暮らしを全会一致で勧告。
朝(行動食兼):α米(梅しらすが思いの外美味しかった)
昼:α米おにぎり×1
夜:蒲焼のタレごはん(α米・ぼんじりの焼き鳥・乾燥野菜・蒲焼のタレ×2)
α米は水で時間をかけて戻した方が美味しい。
朝ごはんとして全部しっかり食べるのではなく、行動食として少しずつ食べた方が手間取らないし、好きなテンポで食べられる。
塩見小屋を通過したあたりでシャリバテ気味に。
羊羹を持ってきているつもりで、置いてきていたのは失敗だった。
ただ、ご飯を食べて、アミノバイタルを入れるとすぐに復活。
テン場で使うものは、種類ごとではなく、日別でパッキングしておくと、出し入れがスムーズなのだと気づく。
せっかく汲んできてくれた水だからと、捨てずに注ぎ足ししてきたプラティパスの中身が、少し悪くなってしまったようだ。
ペットボトルのほうが、長期縦走には向いているのかも…
ついでにこのプラティパス、やっぱり水漏れしているようだ…
◼8/14 三伏峠〜小河内岳〜高山裏避難小屋〜中岳避難小屋
朝早くから行動する高校生につられて、こちらもテントを早仕舞いし出発。
時間通りにキッチリ行動する彼らを見て、Wさん、Hさんが「大したもんや、きっと、しっかりした指導者がついているんやな。」としきりに称賛する。
いやでも、こんなに朝早くからそんな物音たてなくても…と思う自分は、心が狭いのか。
Wさんは睡眠時間には厳しい。毎日7時就寝はmustだが、さりとてこちらはそうは眠れない。
少しまどろんでは目が覚め、退屈なのでマッサージをしたり、あれやこれやと思いを巡らす。
Wさん、Hさんの寝つきは羨ましいくらいだった。
どこでもいつでも眠れるも長期縦走の条件なのだろう。
ただ、眠っていない割に元気に歩き通せたのは、終始テンションが高かったからか。
歩き始めると、ヘッデンで照らすだけでも、稜線までの道がお花畑なのが見て取れた。
烏帽子岳、小河内岳と進む稜線からは、蝙蝠尾根から自分達が歩いてきた道が雲のうえに浮き上がって見える。
たった3日なのに、はるか昔のような。でも手を伸ばせば届くような。
その向こうの南アルプス北部、中央アルプス
「あれ?槍が見えるんとちゃうか?」
とのWさんの言葉に「そやな〜穂高と槍や!」「ホントだ、とがってる〜」と喜びの声。
プリンのカラメルのように富士山型にまとわりついていたガスも徐々に取れ、小河内岳からの景色は最高だった。
中岳避難小屋からやってきた女性には「あの道、登りたくないなぁと思いながら下ったんです〜」と言われ、途中すれ違った男性には「あ〜」と微妙な笑顔で語られる前岳直下の登り。
そこまで言われると、一体どんなものなのか、逆に面白くなってきてしまった。
「大抵、逆のことを思うんやね。下る人は登りたくないと思い、登る人は下りたくないと」というのは、なかなかの真理。
中岳避難小屋の小屋番さんとそこにある帽子と会話内容、相当マニアックなのになぜか見覚え、聞き覚えがある。
夜、空を見上げると、不思議な動きをする光の点が3つ4つ。
「飛行機の通過する高さじゃない、不思議だ」
まさかUFO?
避難小屋の床にはサービスで毛布を引いてくれていて、油断してエアマットを膨らまさないで寝たら、夜半に身体が痛くて目が覚めた。
ここで痛いのだから、テン場など推して知るべし。
銀マット作戦、止めてもらってよかった。
朝(行動食兼):α米
昼:α米
夜:キムチ味噌雑炊(α米・鍋キューブキムチ・乾燥野菜・フリーズドライの野菜味噌汁)→卵スープをプラスして翌日の朝ごはん
行動時間が長かったので、おにぎりではないα米を昼食に。これは結構効いた。
鍋キューブ、前回溶けきらなかったことを踏まえて、今回は水気を多くし、なるべくかき混ぜながら調理する。
結果、相当味が濃くなってしまった…
夜ご飯の中身をWさんに告げたら、具が高校生に負けてるとorz
この坂道を登り切れたご褒美にビール1本だけつけた。
◼8/15 中岳避難小屋〜悪沢岳〜二軒小屋
朝からガス。
自分のアルプス百名山山頂ガス率の高さ、70%を超えるんじゃなかろうか。
もはや驚きもなければ、落胆もない。
昨日の登りの疲れがどれだけ出ているか不安だったが、連日のマッサージとストレッチのおかげで、ちょっと膝につっぱりがある程度で済んでいるのは助かった。
(Kさん、毎日ありがとうございました。)
いずれにせよ、前岳を越す登りはそうそうお目にかからないだろうという気持ち。
付き合いの長いWさんとHさんが時々笑いながら話す「あの時のあれはしんどかったなぁ」
楽しかったことも辛かったことも、過去になってしまえばいい思い出になるのだ。
悪沢岳を過ぎたあたりで携帯電話の行方が気になったが、今更戻れるわけもなく、そのまま先に進む。
だいぶ下ったあたりでKさんに話したら「その時言ってくれたら、そのくらい取りに行ってあげたのに!」とのこと。
お気持ちだけありがたく受け取る。
実際その時にそう言われていたとしても、多分遠慮させてもらっただろうな。
さて、とうとうこの日は新型雨具上下の出番になってしまった。
「軽い!涼しい!買ってよかった!」
行き交う人の山道具チェックが仕事のようなHさんによると、雨具はほとんどのメーカーが撤退傾向で、山上でもモンベル一人勝ちとのこと。
こんなお天気なので、二軒小屋からのルート上ですれ違う人はいないだろうと思っていたが、単独で登ってこられた方が何名かおられた。
翌日の天気予報、ひょっとしていいのかな?と考える。
降り続く雨に今回初めて、テント内に4人集合。
ダラダラと午後を過ごす。案外快適。
ただし、今までそんなに感じなかった臭い問題、さすがに密閉4人だと…
そもそも、Wさん、私の顔の前に靴下干すのヤメテー(笑)
朝(行動食兼):5分でできるガーリックライス(粉チーズ)
昼:わっぱ飯
夜:Hさんからもらったどん兵衛
わっぱ飯、「これを食べるためだけにもう一度来てもいいかな?」
「いや、もう二度と食べられない味だね〜」
一緒に過ごす最終日なので、ビール1本つけた。
◼8/16 二軒小屋〜伝付峠〜ヘリポート
ざあざあと降っていた雨が奇跡的に朝には上がっていた。
今まで水滴のついたテントやタープを持っていてもらったが、他に客もいないことだし、出発前にバサバサと振って水気を取る。
代わりに自分たちが濡れる。
歩くオーダーはWさん、muni、Hさん、Kさんで固定だったが、今回Hさん、muni、Kさん、Wさんに変更。
自分のペースで歩けるHさんはだいぶ楽だったようだ。
黙々と登り、黙々と降りる。
さすがに6日目になると用意した行動食にも飽きてきた。
お互いのものを分け合ったりしてしのぐ。
水場で水を汲もうとしたら、沢に降りれば水なんていくらでも取れるからと言われる。
行程全体を通じて学んだことは、グループで行動するときには、必要以上の予備は不要なのだということ。
それから、「きれい」ということにはこだわらなくてもいいのだということ。
どうせ後で出すのだし、最終的には家で片付けるのだから。
この日こそ本当に誰ともすれ違うことなく下山。
朝(行動食兼):α米(白米・牛とじ丼)
昼:行動食
こんちはー。
無事に行ってこれたようで良かったです。
今年は本当天気に悩まされる夏ですよね…
塩見や悪沢は雲の中になってしまって残念でしたが、蝙蝠から先、僅かながらも晴れていて良かったです。
あの尾根、絶対晴れた時に歩いて欲しいんで
そして、伝付峠までの道のりは未踏なので、興味深く拝見いたしました
今夏は南アに行けていないのですが、更に禁断症状が出そうです(笑)
素晴らしい記録、ありがとうございました
(追記)
48は…仙丈ケ岳&間ノ岳・(奥に)北岳・農鳥岳…ではないでしょうか?
何となくですが。。。
joeさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。山の同定もありがとうございます!
おかげさまで、なんとか無事に歩いてこられました。
水場は他にはないって情報、しっかり活用というか、肝に銘じさせてもらいましたよ〜
ありがとうございました。
山頂でのお天気にはあまり恵まれませんでしたが、蝙蝠岳から先のパノラマビューや、小河内岳からの絶景、中岳からの南の南など、写真には残らない数々の名場面を楽しむことができて、結局のところ、いいところは全部見られたんじゃないのかなって気持ちになってます。
北アルプスのちょっと洗練された雲上の絶景も素晴らしいけれど、南アルプスの泥臭い苦労の果てのご褒美は、ちょっと癖になりそう(笑)
伝付峠の往復は、自分1人では決して選ばない道なので、余計感慨深いものがありました。
山に入るのに峠を一つ越えるなんて、酔狂なこと。
ふふふ。楽しかったですよ〜。joeさんにはオススメできる道じゃないかなぁ〜
今年はjoeさんの記録があまりなくて、あららお忙しいのだわと思っていました。
禁断症状で震えが出る前に、是非是非、また楽しいレコを読ませてくださいな〜
ベテランさん達との南ア大冒険、お疲れ様でした!ここぞというときに頑張れるmuniさんですし、ハードな場所も乗りきれたのではと! 食事もいろいろと工夫されたようですね。でもわっぱ飯はステキ! (そうそう、乾燥ワカメは魔法の食材ですよ♪)
6日間靴下が同じ? オッケーオッケー!
禁酒でもごほうビール? オッケーオッケー!
新品の雨具で雨降り? オッケーオッケー!
下山後の温泉で初めて気づく自分の臭さとかもありますが、それも全部含めてステキな思い出ですよね。南ア中部は日数がないと入れませんし、静かな山歩きも楽しめて何よりです⭐
また来年も縦走を楽しんできてくださいね!
お久しぶり!wildwindさん。
コメントありがとうございます。
だよね〜、オッケーオッケーだよね〜(^_^)
今回の旅に出る前、wildwindさんのレコも読ませてもらったよ〜
読んで、歩いてみて、あぁそうかって実感。
レコの楽しみ方ってこういうあり方もあるよね。
思ったけど、私、こういうガッツリした旅、かなり好きだ(笑)
もう2度とわっぱ飯は食べることはないだろうと思ったけど、誰か行きたい人がいたら、もう一度伝付峠、超えてもイイかも
今回ご一緒した方々は、それこそ20年ぶりとか39年ぶりとか。
ここに来るのは、結構大変だから、そうそう度々は来られないだろうけど
いつかまたここに来たいと思う。
南ア中部、魅せられてしまいました。
そして、長期縦走も…
楽しかったなぁ〜
muniさん
こんばんは!
南アですねえ
樹林帯や山容の大きさ深さ
南ア南部の感覚
水平距離に対する獲得標高
そして不安になるほどの孤独感
でもずっと続く3,000mの世界は
その道を行った者しか分からない世界です
そんな感覚を呼び覚ましてくれるレコ
楽しく拝見しました
あ〜
塩見、荒川
行きたいなあ〜〜❤
こんにちは、naoykさん。
コメントありがとうございます。
お返事遅れてもうしわけありません〜
南の南アルプスは初めてでしたが、その奥深さにすっかりトリコになってしまいました。
愉快な同行者がいたので、孤独感を感じる暇はありませんでしたが、1人だったら…
山々と向き合う時間が長く感じられたかもしれませんね。
そうでなくても、すれ違う人たちがなんとなく同士のように感じられたものです。
あんなに辛かったのに、また歩きたいな〜って思ってしまうほど
でもいつまでも、この、奥深く、やすやすと人を寄せ付けない場所であってほしいなと思いもします。
相変わらず真っ白な世界を堪能させてもらった塩見、荒川。
次回は微笑んでくれますように
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