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Yamareco

記録ID: 1229094
全員に公開
ハイキング
道北・利尻

利尻山(登り:鴛泊コース 下り:沓形コース)

2017年08月16日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:26
距離
13.7km
登り
1,721m
下り
1,497m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:35
休憩
2:46
合計
9:21
5:30
5:32
142
7:54
8:02
10
8:12
8:16
66
9:22
9:31
12
9:43
10:42
11
10:53
11:10
21
11:31
12:16
70
13:26
13:28
55
14:23
14:43
1
14:44
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
飛行機
登り下りともに、登山口の送迎は宿にお願いしました。
こちらでは宿に送迎してもらうのが普通のようで、時間の定まらない下山時も電話すれば気軽に応じていただけます。
タクシーは台数そのものが少なく、あまり頼りにできないかも。
島内観光に関しては、路線バスと徒歩でブラついてました。
コース状況/
危険箇所等
鴛泊(おしどまり)コースは崩壊個所の横を通る場所がありますが、すれ違いがなければ問題無し。崩れやすい箇所も地元の方のおかげでだいぶ整備されていました。
沓形(くつがた)コースは崩壊地点のトラバースはもとより、普通のトラバースのところも土がえぐれていて、それが草に隠れているので踏み外し注意です。7合目から下は2日前の雨のせいで土も石も滑りやすく、総じてデンジャラス。

登山届はホテルで用紙をもらい記載し、ホテルに提出しました。下山時に連絡するように言われましたので、下山時に連絡を入れました。ここまでしっかり下山確認しているのは初めてなので感心しました。
その他周辺情報 前泊:北国グランドホテル 温泉大浴場あり
後泊:ホテル利尻 日帰り共用の温泉あり
船も飛行機も本数が少ないので、前後泊推奨ですが、送迎や荷物の預け入れを考えると同じ宿の方が良いです。鴛泊でも沓形でも、ホテルは柔軟に送迎してくれます。
飛行機から見える利尻島。周りは晴れでも島だけ雲がかかっています。普通の天気予報は参考になりませんね…
2017年08月15日 13:46撮影 by  iPhone 6s, Apple
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8/15 13:46
飛行機から見える利尻島。周りは晴れでも島だけ雲がかかっています。普通の天気予報は参考になりませんね…
夕日が丘展望台より、礼文島に沈む夕日を望む。明日晴れますよーに。
2017年08月15日 18:26撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/15 18:26
夕日が丘展望台より、礼文島に沈む夕日を望む。明日晴れますよーに。
だいぶ雲は無くなりましたが、山頂と山腹に雲がかかる利尻山。
2017年08月15日 18:28撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/15 18:28
だいぶ雲は無くなりましたが、山頂と山腹に雲がかかる利尻山。
翌朝、登山口となる利尻北麓野営場からスタート。5時くらいが出発ラッシュらしく、ちと出遅れた。あいにくの曇り空。
2017年08月16日 05:23撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 5:23
翌朝、登山口となる利尻北麓野営場からスタート。5時くらいが出発ラッシュらしく、ちと出遅れた。あいにくの曇り空。
最初は歩きやすい道。睡眠はしっかりとれているし、テン泊より装備が軽いので軽快に進みます。
2017年08月16日 05:25撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 5:25
最初は歩きやすい道。睡眠はしっかりとれているし、テン泊より装備が軽いので軽快に進みます。
唯一の水場となる甘露泉水。これ汲みづらいよねぇ。
2017年08月16日 05:32撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 5:32
唯一の水場となる甘露泉水。これ汲みづらいよねぇ。
しばらくは樹林帯を進みます。おっ、陽が差してきた!
2017年08月16日 05:55撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 5:55
しばらくは樹林帯を進みます。おっ、陽が差してきた!
意外と狭い場所もあり。くぐるようにして進んでいくと…
2017年08月16日 06:04撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 6:04
意外と狭い場所もあり。くぐるようにして進んでいくと…
バンッと視界が広がります。晴れて良かった!
2017年08月16日 06:28撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 6:28
バンッと視界が広がります。晴れて良かった!
6合目の見晴台。ここからは利尻山頂では無く、手前の長官山しか見えません。
2017年08月16日 06:36撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 6:36
6合目の見晴台。ここからは利尻山頂では無く、手前の長官山しか見えません。
東側は雲海が広がっています。素晴らしい眺めですが、札幌は曇りということか。
2017年08月16日 06:42撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 6:42
東側は雲海が広がっています。素晴らしい眺めですが、札幌は曇りということか。
このへんからお馴染みのイワギキョウをはじめとして、高山の花がチラホラ増えてきます。
2017年08月16日 06:58撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 6:58
このへんからお馴染みのイワギキョウをはじめとして、高山の花がチラホラ増えてきます。
7合目からは胸突き八丁と呼ばれる急坂。だんだんペースが怪しくなってきます。
2017年08月16日 07:25撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 7:25
7合目からは胸突き八丁と呼ばれる急坂。だんだんペースが怪しくなってきます。
第2見晴台のあたりから。どんどん高度が上がってきてます。
2017年08月16日 07:42撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 7:42
第2見晴台のあたりから。どんどん高度が上がってきてます。
長官山はあと少し。
2017年08月16日 07:43撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 7:43
長官山はあと少し。
鴛泊(おしどまり)の街と港が見えます。本当に島そのものが山なんですね。
2017年08月16日 07:50撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 7:50
鴛泊(おしどまり)の街と港が見えます。本当に島そのものが山なんですね。
8合目にあたる長官山に到着。
2017年08月16日 07:57撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 7:57
8合目にあたる長官山に到着。
ここからはいよいよ利尻山頂が見えてきました。素晴らしい!
2017年08月16日 07:58撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 7:58
ここからはいよいよ利尻山頂が見えてきました。素晴らしい!
個人的にこの稜線部分がとても爽快でした。風が気持ちイイ!
2017年08月16日 08:13撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 8:13
個人的にこの稜線部分がとても爽快でした。風が気持ちイイ!
小さな避難小屋。今回は用はありません。
2017年08月16日 08:15撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:15
小さな避難小屋。今回は用はありません。
トリカブトの仲間のリシリブシに出迎えられます。
2017年08月16日 08:22撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 8:22
トリカブトの仲間のリシリブシに出迎えられます。
ここからはまた登りが続きます。天気は持ちそう。
2017年08月16日 08:41撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:41
ここからはまた登りが続きます。天気は持ちそう。
稚内との間のフェリーが行き来するのが見えますね。
2017年08月16日 08:45撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 8:45
稚内との間のフェリーが行き来するのが見えますね。
崩壊が進む登山道ですが、こんな形で歩きやすく、かつ崩れを防いでいます。ありがたや。
2017年08月16日 08:50撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 8:50
崩壊が進む登山道ですが、こんな形で歩きやすく、かつ崩れを防いでいます。ありがたや。
振り返ると、ガスがじわじわ上がってきてます。
2017年08月16日 09:17撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 9:17
振り返ると、ガスがじわじわ上がってきてます。
崩落箇所の上を進みます。すれ違いがなければ問題無し。
2017年08月16日 09:24撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 9:24
崩落箇所の上を進みます。すれ違いがなければ問題無し。
沓形コース分岐から先、もうひと踏ん張りの階段。雲も段々。
2017年08月16日 09:29撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 9:29
沓形コース分岐から先、もうひと踏ん張りの階段。雲も段々。
頂上が見えてきました。
2017年08月16日 09:45撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 9:45
頂上が見えてきました。
山頂に到達。利尻山神社奥宮には船のペラも。
2017年08月16日 09:51撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 9:51
山頂に到達。利尻山神社奥宮には船のペラも。
鴛泊方面。晴れてて本当に良かった。
2017年08月16日 09:52撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 9:52
鴛泊方面。晴れてて本当に良かった。
ローソク岩もバッチシ! どの方角みても海があるのはこの島ならでは。
2017年08月16日 09:53撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 9:53
ローソク岩もバッチシ! どの方角みても海があるのはこの島ならでは。
山頂にはイブキトラノオなどのお花畑もありました。
2017年08月16日 10:00撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:00
山頂にはイブキトラノオなどのお花畑もありました。
南側にある本峰。道が崩壊しているので立入禁止です。
2017年08月16日 10:09撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:09
南側にある本峰。道が崩壊しているので立入禁止です。
北海道本土方面。こちらは雲が広がっていますね。
2017年08月16日 10:09撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:09
北海道本土方面。こちらは雲が広がっていますね。
これから下る沓形(くつがた)方面。街も港もクッキリ。
2017年08月16日 10:12撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 10:12
これから下る沓形(くつがた)方面。街も港もクッキリ。
下山開始。しばし来た道を戻ります。良い眺め。
2017年08月16日 10:49撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:49
下山開始。しばし来た道を戻ります。良い眺め。
分岐から沓形コースへ踏み入れます。
2017年08月16日 10:56撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:56
分岐から沓形コースへ踏み入れます。
いきなり滑りやすい土と砂。自然とムーンウォーク状態になります。(置く足置く足が勝手に前にずれていく…)
2017年08月16日 10:57撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 10:57
いきなり滑りやすい土と砂。自然とムーンウォーク状態になります。(置く足置く足が勝手に前にずれていく…)
空、海、雲、山! 夏って感じ。
2017年08月16日 10:59撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 10:59
空、海、雲、山! 夏って感じ。
崩壊地点のトラバース。落石と足元に注意して慎重にかつ素早く進みます。
2017年08月16日 11:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/16 11:09
崩壊地点のトラバース。落石と足元に注意して慎重にかつ素早く進みます。
普通のトラバースになったと油断したら、いきなり草の下の土がえぐれていて滑落しかけました。あぶねー!!
2017年08月16日 11:10撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/16 11:10
普通のトラバースになったと油断したら、いきなり草の下の土がえぐれていて滑落しかけました。あぶねー!!
終始足元に注意しながら進み、三兆山に到着。ここは眺望スポットです。
2017年08月16日 11:38撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 11:38
終始足元に注意しながら進み、三兆山に到着。ここは眺望スポットです。
アゲハ蝶をはじめとして、たくさんの蝶が乱舞してました。
2017年08月16日 11:44撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 11:44
アゲハ蝶をはじめとして、たくさんの蝶が乱舞してました。
沓形コースから見る利尻山は、まるで剱岳のような急峻なお姿。
2017年08月16日 11:49撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 11:49
沓形コースから見る利尻山は、まるで剱岳のような急峻なお姿。
鴛泊コースの稜線。あっちは人が多いんだろうな。
2017年08月16日 12:01撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 12:01
鴛泊コースの稜線。あっちは人が多いんだろうな。
危険箇所は過ぎたので、ここからは海を望みながらの下山道。ちなみにこちらのコースは1人とすれ違っただけでした。
2017年08月16日 12:14撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
8/16 12:14
危険箇所は過ぎたので、ここからは海を望みながらの下山道。ちなみにこちらのコースは1人とすれ違っただけでした。
楽な下山と思いきや、この後ぬかるんだ登山道に変わり、スリップとの格闘で四苦八苦。
2017年08月16日 13:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/16 13:04
楽な下山と思いきや、この後ぬかるんだ登山道に変わり、スリップとの格闘で四苦八苦。
沓形登山口に到着。ずっと足元に気を張りながら歩いたので、心底疲れた。
2017年08月16日 14:30撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/16 14:30
沓形登山口に到着。ずっと足元に気を張りながら歩いたので、心底疲れた。
翌日、初日に食べ損なった生うに丼を食す。もう思い残すことはない。
2017年08月17日 12:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
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8/17 12:04
翌日、初日に食べ損なった生うに丼を食す。もう思い残すことはない。
鴛泊フェリーターミナルの観光協会で、コマドリプロジェクトのピンバッジを購入。山岳保全に協力せねば。
2017年08月17日 12:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
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8/17 12:28
鴛泊フェリーターミナルの観光協会で、コマドリプロジェクトのピンバッジを購入。山岳保全に協力せねば。
時間があったので富士野園地まで足を伸ばして、なんとなく田中陽希のプレートを拝む。
2017年08月17日 13:05撮影 by  PENTAX K-3, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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8/17 13:05
時間があったので富士野園地まで足を伸ばして、なんとなく田中陽希のプレートを拝む。
そのまま空港に向かおうと、サイクリングロードをてくてく歩きました。海沿いは潮風が最高に心地良い!
2017年08月17日 13:27撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/17 13:27
そのまま空港に向かおうと、サイクリングロードをてくてく歩きました。海沿いは潮風が最高に心地良い!
グーグル先生に導かれるまま、未舗装路を進み。
2017年08月17日 13:43撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/17 13:43
グーグル先生に導かれるまま、未舗装路を進み。
空港に到着です。結構暑くなって汗かいてしまった。
2017年08月17日 13:51撮影 by  iPhone 6s, Apple
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8/17 13:51
空港に到着です。結構暑くなって汗かいてしまった。
この時期1日1便だけあるANA便で帰路につきます。ありがとう利尻の山の神様!
2017年08月17日 14:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
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8/17 14:36
この時期1日1便だけあるANA便で帰路につきます。ありがとう利尻の山の神様!

装備

個人装備
ヘッドランプ(1) 予備電池(1) カメラ(1) 地図(1) コンパス(1) 笛(1) ライター(1) ナイフ(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(1) 雨具(1) 防寒着(1) 手袋(1) ストック(1) ビニール袋(1) 替え衣類(1) ザックカバー(1) 水筒(1) 時計(1) 非常食(1) ファーストエイドキット(1) 医薬品(1) ラジオ(1) ツェルト(1)

感想

ここ最近は夏は東北の山シリーズが続いていましたが、今年の夏休みは東北もアルプスもどこも悪天予報続き。どこか晴れている山はないのか?と調べて行き着いたのが北海道は利尻島の利尻山。ANAマイルも余っているし前から気にはなっていたので、行っちゃうか!で行っちゃいました。

利尻山は鴛泊コースを往復するのが一般的なようですが、あまり深く考えずに沓形コースから下るプランで宿も段取り、直前に買った山と高原地図で点線ルートになっているのを知り、「あら?大丈夫かコレ?」と先人の方々のレコも参考にさせて頂き、行けそうだと判断してレッツゴー。

15日に飛行機で島に入りましたが、写真にある通りこの島だけ雲がかかる天候。上空から見ると山が雲を作っているのがよく分かりましたが、これは普通の天気予報で推察するのは無理ですね。この時点で山の天気は完全に運任せだと覚悟。

16日登山当日に鴛泊(おしどまり)を出た時はどんより曇り空でしたが、低層の雲だったらしく少し高度を上げたら日差しが差してきて、6合目から上の見晴らしの良い場所では、海も青空も雲海も利尻山もバッチリ拝めて、最高の天気でした。鴛泊コースは登山者も多く、崩落が進む山頂付近も整備がかなり進んでいる印象で、思ったより歩きやすかったです。(1回だけ砂で滑ってコケましたが)
山頂に着いても晴れが続き、360°を海に囲まれ、本当に山の神に感謝しました。

問題は沓形(くつがた)コースの下り。上級者向けというのは覚悟して進みましたが、なかなかワイルド&デンジャラス! 山頂直下は草で道が見辛く急下降する箇所もあり、さすがにカメラは仕舞って慎重に進みました。崩壊地点のトラバースも砂でズルズル滑りますが、落石も怖いのでさっさと通過。ここまでは良かったんですがその先の普通のトラバースでホッとして油断して歩き始めたら、草に隠れた土がえぐれているところが何個所があり、踏み外して滑落しかけました。危ない危ない。

三兆山に着いたところで利尻山を眺めると、鴛泊コースで見る姿とは全く異なり、剱岳のような急峻な山肌を眺めることになります。こちらはより崩壊が進んでいる印象でしたが、何か神がかっている感じでもありました。実際、稜線を進むにしたがって無風かつ直射日光で相当暑くてバテ気味になった時に、「風が欲しい〜!」と思わずつぶやいた途端に、ひんやりしたガスが上がってきて助けられたり。この他にも山の神に見守られているんじゃないかと思わせるシーンがありました。山って不思議。

7合目から下は楽勝と思いきや、2日前の雨のせいかぬかるみが多く、とにかく滑るので常に気が張ったままの状態が登山口まで続き、心底疲れました。利尻山は途中の水場が無いため、水分補給も残りを気にしながら摂取するのでそのあたりの調整も難しいなと感じました。ちなみに私は2リッターでちょうどくらいでした。

利尻島は深田久弥が書いている通り、島全体が山のようなもので、天気も水も海産物も観光も、利尻山がもたらしてくれているものだと感じます。離島の独立峰を体感できたことで、山のありがたみをあらためて知ることができた。そんな気がする山行でした。生うに丼のほかうまいものもたくさん食べられたし、思い切って利尻島まで足を伸ばして良かった!

↓すべての写真はこちらに置いてあります。
https://globalbonsai.myportfolio.com/2017-mtrishiri



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ハイキング 道北・利尻 [日帰り]
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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