一ノ沢〜常念岳〜蝶ヶ岳〜上高地

日程 | 2017年08月17日(木) 〜 2017年08月19日(土) |
---|---|
メンバー | , |
天候 | Day 1 晴れときどき霧 Day 2 霧と雨ときどき曇り Day 3 雨→曇り→晴れ |
アクセス |
利用交通機関
行き:柏矢町駅付近の宿 -(タクシー)→ 一ノ沢登山口
電車、
バス、
タクシー
帰り:上高地BTよりバス(さわやか信州号)
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|
地図/標高グラフ

表示切替:
コースタイム [注]
- 2日目
- 山行
- 5時間30分
- 休憩
- 0分
- 合計
- 5時間30分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
ルートはヤマプラ+手修正
コース状況/ 危険箇所等 | 常念岳周辺は岩場だが、焦らずマイペースで行けば大丈夫 |
---|---|
その他周辺情報 | 下山後は上高地温泉ホテルの日帰り湯(800円 / タオル無 / 12:30 - 15:00営業) |
過去天気図(気象庁) |
2017年08月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by noir1411
連日の雨のため決行か中止か…毎日天気予報とにらめっこ。少なくとも初日は昼まで持ちそうなので、ひとまず常念岳までは行くことに決めて、その後のことはその場その場で判断することにした。
ところが初日は麓が雨でガッカリしていましたが、太陽と沢の水という抜群の条件の中、常念乗越までの歩きを楽しみました。このまま蝶まで行ってしまいたいと思いもしましたが日の入り過ぎてしまうので予定通り常念小屋泊。布団の中で雨音を聞きながら明日の天気の回復を願うのでした。
二日目の朝は残念ながら雨は止まずカッパ装備で出発。常念岳では前常念と槍・穂の姿を妄想…できない!!下りの岩場は足元注意しつつライチョウが居ないかきょろきょろ、きょろきょろ…霧の中のヒョコッとした石が雷鳥に見えて仕方がありません。展望がない日は、たいていライチョウに会えるのに、お盆にサービスしてしまって次の土日まで休業中だったのでしょうか。振り返っても来た道は見えず、達成感はゼロ。蝶槍についたころから風が強くなり、しばらくすると汗で濡れた身体が風にさらされとても冷えて、ああこれが低体温症を招く危険なやつなんだなと思いました。事実、山小屋についてご飯を食べても、乾いた服に着替えてダウン着ても2,3時間は寒かったです。寝るころはまだ曇っていましたが1時ごろ目が覚めると窓から星空が。外に出ると天の川が空に…きれいだった…。
3日目は日の出が見れたにもかかわらず、出発は雨。森に潜り込む前に、これが見納めと、お花畑で写真を撮りまくった。長い長い森をひたすら歩く長塀尾根。これを登るのは辛そう。徳澤園のアイスクリームを思い描きながら最後の急な下りを乗り越えた。
さて今回は、一日の歩く時間を短めにして山小屋ダラダラの旅がテーマでした。故に、いろいろと食べ物を背負い込み想定より荷物が重たくなってしまった。そして下山後の体重が微増…でも、ゆとりのある山旅も案外いいもんだと新発見です。昼には小屋に居て、ぼんやり景色を眺め、酒を飲みうたたねし、小屋に置かれた漫画や雑誌を読んだり、小屋の余興を楽しんだり、夜中に抜け出して星空を見て、日の出もゆったりした気持ちで眺めた。いつもは体力の限界ギリギリ(のつもり)まで歩いて小屋に着いたら放心状態・無気力で、夕飯食べたらバタンキューで翌朝も気持ちの余裕のないまま出発、という都会の生活をそのまま持ってきたような山旅でしたから。一方で歩き足りない物足りなさがあったのも事実。頑張るデーとぐうたらデーを組み合わせたメリハリのある山行ができるようになりたいなあ。
足首リハビリ 調査分析メモ
GW以降ゆるやかに痛みは軽減している。相変わらず急登の斜面と段差の大きな下りでは、何かが足首の関節に挟まれてイテテとなること数回と、このイテテの回数が減った分だけ腱らしきものがパツーンと弾くような痛みが目立ったが、前回までと痛みの大きさにさほど変化は感じず、回数は減ったと思う。山行翌日は軽い違和感(むくみ?)となぜか足首内側に筋肉痛。
膝を内側に倒さない、腰で支えて歩く、爪先で蹴りださないの3点引き続き留意。
ところが初日は麓が雨でガッカリしていましたが、太陽と沢の水という抜群の条件の中、常念乗越までの歩きを楽しみました。このまま蝶まで行ってしまいたいと思いもしましたが日の入り過ぎてしまうので予定通り常念小屋泊。布団の中で雨音を聞きながら明日の天気の回復を願うのでした。
二日目の朝は残念ながら雨は止まずカッパ装備で出発。常念岳では前常念と槍・穂の姿を妄想…できない!!下りの岩場は足元注意しつつライチョウが居ないかきょろきょろ、きょろきょろ…霧の中のヒョコッとした石が雷鳥に見えて仕方がありません。展望がない日は、たいていライチョウに会えるのに、お盆にサービスしてしまって次の土日まで休業中だったのでしょうか。振り返っても来た道は見えず、達成感はゼロ。蝶槍についたころから風が強くなり、しばらくすると汗で濡れた身体が風にさらされとても冷えて、ああこれが低体温症を招く危険なやつなんだなと思いました。事実、山小屋についてご飯を食べても、乾いた服に着替えてダウン着ても2,3時間は寒かったです。寝るころはまだ曇っていましたが1時ごろ目が覚めると窓から星空が。外に出ると天の川が空に…きれいだった…。
3日目は日の出が見れたにもかかわらず、出発は雨。森に潜り込む前に、これが見納めと、お花畑で写真を撮りまくった。長い長い森をひたすら歩く長塀尾根。これを登るのは辛そう。徳澤園のアイスクリームを思い描きながら最後の急な下りを乗り越えた。
さて今回は、一日の歩く時間を短めにして山小屋ダラダラの旅がテーマでした。故に、いろいろと食べ物を背負い込み想定より荷物が重たくなってしまった。そして下山後の体重が微増…でも、ゆとりのある山旅も案外いいもんだと新発見です。昼には小屋に居て、ぼんやり景色を眺め、酒を飲みうたたねし、小屋に置かれた漫画や雑誌を読んだり、小屋の余興を楽しんだり、夜中に抜け出して星空を見て、日の出もゆったりした気持ちで眺めた。いつもは体力の限界ギリギリ(のつもり)まで歩いて小屋に着いたら放心状態・無気力で、夕飯食べたらバタンキューで翌朝も気持ちの余裕のないまま出発、という都会の生活をそのまま持ってきたような山旅でしたから。一方で歩き足りない物足りなさがあったのも事実。頑張るデーとぐうたらデーを組み合わせたメリハリのある山行ができるようになりたいなあ。
足首リハビリ 調査分析メモ
GW以降ゆるやかに痛みは軽減している。相変わらず急登の斜面と段差の大きな下りでは、何かが足首の関節に挟まれてイテテとなること数回と、このイテテの回数が減った分だけ腱らしきものがパツーンと弾くような痛みが目立ったが、前回までと痛みの大きさにさほど変化は感じず、回数は減ったと思う。山行翌日は軽い違和感(むくみ?)となぜか足首内側に筋肉痛。
膝を内側に倒さない、腰で支えて歩く、爪先で蹴りださないの3点引き続き留意。
感想/記録
by usaru
直前の天気予報では1日目だけ一時晴れ間があるというので、槍・穂高連峰に沈む夕日、星空撮影、ご来光と、欲張りではあるものの淡い期待を抱きつつ、我ら夫婦で立てたのんびり登山計画を決行することにしました。
山の天気が変わりやすいとはよく聞きます。今回も、天気に合わせ、ダメならダメ、行けそうなら行く、というスタンスでした。
一日目の予報は、午後から天気が崩れるというので少し早めに出発しました。結局、槍・穂高連峰の雲が晴れることはありませんでしたが、午後も天気が崩れることなく、時折雲から出てくる槍ヶ岳を楽しみながら、常念小屋周辺で平和な時間を過ごしました。当然、この日の夕日は望めません。しかも、日が暮れると同時に雨が降りはじめ、星空も絶望的になりました。
二日目の予報は、一日中雨。しかし、三日目の未明から天気が回復するとのこと。星空が見れるかもとの期待が膨らみます。朝、山小屋のお兄さんにこの日の状況を聞いてみると、確かに雨であることには違いはないが風は穏やかだというので、蝶が岳まで行くことに決定。実際は、確かに雨は降りましたが、時折小粒の雨が降るだけで、蝶槍までは風も比較的穏やかで、途中の樹林帯では雨露に濡れたお花畑にも恵まれました。そして、この日の夜、星空です。まだ午後11時くらいでしたが、山小屋の宿泊者はひっそりと寝静まっています。いつでも持ち出せるように準備しておいた撮影機材一式(カメラ、三脚、交換レンズ、アストロトレーサー、レリーズ、予備電池)を抱えて小屋の外へ出ます。槍・穂高連峰をシルエットにした星空を期待していたのですが、その方面は雲が掛かり、時折、稲光がしていました。しかし、念願の星空撮影は、無事、成功です。そして、朝、少し寝坊しましたが、ご来光の撮影にも成功しました。もう、十分満足です。
三日目は上高地へ下るだけですが、予報では朝から天気が回復するはずでした。が、ご来光を拝めたにも関わらず、雨での出発となりました。しかし、それもすぐに止み、程なくお花畑に。これがまた、雨露に濡れてとても新鮮でした。
ちょっと残念だったのは、皆さんのレコに雷鳥が登場していましたので当然のように期待していたのですが、今回はお目にかかれなかったことくらいでしょうか。それでも、ここ最近、連日雨の天気の中、槍ヶ岳、星空、ご来光、そしてお花畑に恵まれたことはとても幸運でした。
山の天気が変わりやすいとはよく聞きます。今回も、天気に合わせ、ダメならダメ、行けそうなら行く、というスタンスでした。
一日目の予報は、午後から天気が崩れるというので少し早めに出発しました。結局、槍・穂高連峰の雲が晴れることはありませんでしたが、午後も天気が崩れることなく、時折雲から出てくる槍ヶ岳を楽しみながら、常念小屋周辺で平和な時間を過ごしました。当然、この日の夕日は望めません。しかも、日が暮れると同時に雨が降りはじめ、星空も絶望的になりました。
二日目の予報は、一日中雨。しかし、三日目の未明から天気が回復するとのこと。星空が見れるかもとの期待が膨らみます。朝、山小屋のお兄さんにこの日の状況を聞いてみると、確かに雨であることには違いはないが風は穏やかだというので、蝶が岳まで行くことに決定。実際は、確かに雨は降りましたが、時折小粒の雨が降るだけで、蝶槍までは風も比較的穏やかで、途中の樹林帯では雨露に濡れたお花畑にも恵まれました。そして、この日の夜、星空です。まだ午後11時くらいでしたが、山小屋の宿泊者はひっそりと寝静まっています。いつでも持ち出せるように準備しておいた撮影機材一式(カメラ、三脚、交換レンズ、アストロトレーサー、レリーズ、予備電池)を抱えて小屋の外へ出ます。槍・穂高連峰をシルエットにした星空を期待していたのですが、その方面は雲が掛かり、時折、稲光がしていました。しかし、念願の星空撮影は、無事、成功です。そして、朝、少し寝坊しましたが、ご来光の撮影にも成功しました。もう、十分満足です。
三日目は上高地へ下るだけですが、予報では朝から天気が回復するはずでした。が、ご来光を拝めたにも関わらず、雨での出発となりました。しかし、それもすぐに止み、程なくお花畑に。これがまた、雨露に濡れてとても新鮮でした。
ちょっと残念だったのは、皆さんのレコに雷鳥が登場していましたので当然のように期待していたのですが、今回はお目にかかれなかったことくらいでしょうか。それでも、ここ最近、連日雨の天気の中、槍ヶ岳、星空、ご来光、そしてお花畑に恵まれたことはとても幸運でした。
訪問者数:412人



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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山/行った場所
- 常念岳 (2857m)
- 蝶ヶ岳 (2677m)
- 河童橋 (1505m)
- 蝶ヶ岳ヒュッテ (2668m)
- 常念小屋 (2450m)
- 徳澤園 (1562m)
- 蝶槍 (2655m)
- 長塀山 (2564.9m)
- 明神館 (1530m)
- 徳本口(徳本峠分岐) (1545m)
- 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
- 妖精の池 (2605m)
- 徳沢ロッヂ (1550m)
- 一ノ沢登山口 (1323m)
- 山ノ神
- チューダイ広場
- カモシカの池
- 蝶ヶ池
- 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐(横尾方面) (2625m)
- 最終水場
- 王滝ベンチ (1617.56m)
- 烏帽子沢 (1744.93m)
- 笠原沢 (1885.76m)
- 蝶ヶ岳三角点 (2664.5m)
- 無料トイレ (1510m)
- 徳沢公衆トイレ
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