中山道「塩尻宿→下諏訪宿」

2017年08月28日(月) [日帰り]

• GPS: 04:00
• 距離: 17.1km
• 登り: 368m
• 下り: 308m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:54
• 休憩: 0:05
• 合計: 3:59

10:06 塩尻駅
12:22 12:27 旧塩尻峠
14:05 下諏訪宿本陣

天候

曇のち晴

アクセス

利用交通機関：

電車

往 JR中央線東海（名古屋→塩尻）
複 JR中央線東日本（下諏訪→塩尻）JR東海（塩尻→名古屋）

コース状況／危険箇所等

問題なし

その他周辺情報

下諏訪温泉（遊泉ハウス児湯）

写真

塩尻到着　

中山道 JR中央線高架を見る

大門　趣のある無人の民家

大門　耳塚
桔梗ヶ原の戦いや安曇族王との関係？

大門　耳塚内
耳形の皿や椀を奉納すると耳がよく聞こえるとのこと。

大門　大門神社
境内から1960年長野県で初めて完成品銅鐸出土
長野県が銅鐸文化圏外という定説が覆された。

下大門　塩尻橋（田川）から高ボッチ・鉢伏山方面
この橋を渡ったらすぐに右の小道へ折れ、大小屋交差点では左に入る。

堀ノ内　国の重要文化財・堀内家住宅は改修工事中
18世紀後半建築で19世紀初めに現在地へ移築。

自然の森の中にあると言ってよい阿礼神社隣の塩尻東小学校。長野は夏休みは終わっている。元気に遊ぶ子たちを眺め「環境は人を作る」ことを再確認。

広い境内で高い木々に囲まれた阿礼神社
坂上田村麻呂や木曽義仲も参拝。

塩尻町　この国道153号は路側帯がなく、大型トラックも行き交い、やや危険な道。

塩尻陣屋跡　現在は笑亀酒造（明治後期・登録有形文化財）

塩尻町　笑亀酒造の特殊な杉玉・酒林

塩尻宿　脇本陣跡　270坪
明治16年の大火で町の大部分を焼失

塩尻宿本陣跡　367坪。塩尻は今でもJRの分岐点だが、三州街道の分岐点。三河国からは南塩、糸魚川からは松本経由で北塩が運ばれた塩の道交差点。

小野家住宅。国指定重要文化財。

小野家住宅。屋号「いちょう屋」
建設は1829年〜1836年。

五千石街道分岐
道の名の「五千石」の由来。大坂夏の陣の論功行賞の後、8万石松本藩では小笠原家は播州明石へ移封。戸田康長が7万石の領地替で高崎藩から移封。浮いた1万石が、諏訪と高遠両藩に5千石ずつ分与。諏訪藩主が東5千石の飛び地巡見に利用した道が「五千石街道」と呼ばれた。

十王堂跡

十王堂　夫婦道祖神

仲町　三州街道分岐　三州とは三河の国の別名。
三州街道は愛知県足助から長野県伊那谷を通り、塩尻に到達する。盆地の道筋は、伊那街道、飯田街道とも呼ばれる。塩の道。

家名や屋号の入った蔵が多く見られる。

柿沢一里塚（58里）

永福寺近くの道祖神

永福寺（観音堂）
木曽義仲の子孫が観音堂を建立。

下柿沢　実り始めた稲穂
後は高ボッチ山〜東山

中山道沿いの細長い柿沢集落
手入れされた美しい庭木と立派な家屋（本棟民家）が多く素晴らしい町並み。
　

柿沢　緩い勾配で坂道を上がる。
高度が上がり、北西に塩尻や北アルプスが見え始める。

柿沢集落

柿沢集落の「雀おどり」諏訪地方独特の切妻屋根の棟飾り。風格と気品が感じられる。

柿沢集落　しだいに高度が上がる。

柿沢　道祖神

首塚・胴塚
1548年の武田信玄と小笠原長時の合戦の約1千名の戦死者の弔い場所。

後は東山〜塩尻峠方面

北アルプスと塩尻市街を眺める

長野自動車道の上にて
柿沢橋と長坂橋

20号線より
北アルプスと塩尻市街を眺める

塩尻峠に向かって歩く

塩尻峠に向かって歩く

東山　20号線と交差
高ボッチスカイラインへの案内板

旧塩尻　半鐘梯子

旧塩尻

旧塩尻　東山〜塩尻峠

南西を見る　御嶽山方面

塩尻峠と高ボッチ高原分岐

東山一里塚（57里）

東山一里塚（57里）
初期中山道では下諏訪・小野峠・小野宿・牛首峠・日出塩と贄川の中間点を通り、塩尻峠や塩尻は通らなかった。難路で沢沿いの道で大雨で崩壊災害が多く、1616年に塩尻峠経由に変更となる。

塩尻峠　茶屋本陣跡（上条家）
新鮮な野菜が玄関付近においてあったので、上条家の方はまだお住まいか。

塩尻峠　茶屋本陣跡（上条家）

もうすぐ塩尻峠

塩尻峠（御野立公園）

塩尻峠（浅間神社）

塩尻峠展望施設より
たいへん美しいの一言。

塩尻峠を東に向かって下る。急傾斜。

大石　中山道では旅人に有名だった。

諏訪湖を見ながら塩尻峠を下る。
所々に段々畑の痕跡があり、昔は開墾していたようだが、今は荒れ放題で悲しくなる。

岡谷ICの上まで下りてきた。

石舟観音入口の水場
冷たくて気持ちがよい。

少し階段を上がり、石舟観音

岡谷IC上から諏訪湖。
ここまで住宅開発が進んでいる。確かに眺めはいいが、高速道路の車騒音は相当なもの。

岡谷今井　長野自動車道の上。
高速道に中山道が寸断され、くるくる回らされる。

これが長野の夏景色。

今井家。小休本陣跡。
すごい邸宅だ。家の構えに仰天。

今井家。小休本陣跡。
いったいどのくらいの樹齢なのか。

今井家。小休本陣跡。正面門。
町の名前も今井。町の有名人も今井。

今井家。小休本陣跡。
正面玄関。もちろん現在もお住まいのよう。

今井家番所跡。
高島藩（諏訪藩）口留番所。

今井　印象に残る民家。

今井　緩やかに下っていく。

今井　印象に残る民家。

赤羽　横河川近くの道祖神など

赤羽　諏訪湖へ注ぐ横河川

出早口　東堀一里塚（56里）

出早口　東堀一里塚（56里）
駐車場に占領されて風前の灯火

長地片間町〜長地柴宮
生け垣が連続する落ち着いた住宅地

長地柴宮　伝統的な民家

長地柴宮　庭木の手入れが尋常ではない家ばかり。

長地柴宮　岡谷街道との交差点にある道標
「右　中仙道　左　いなみち」

長地柴宮　平福寺

長地柴宮　旧渡辺家住宅

長地柴宮　旧渡辺家住宅
高島藩藩士　18世紀中頃建築

長地柴宮　旧渡辺家住宅

百日草 原色が似合う長野

小さな木造橋を渡る

有名な幅1メートルの中山道

下諏訪宿に近づく

下諏訪 石灯籠常夜灯

下諏訪 あと少しだ

魁塚
江戸城総攻撃の赤報隊が維新軍に斬首された場所

下諏訪宿 高札場
中山道と甲州街道合流場所にあったが、人々で混雑してもよく見えるこの場所に移動した。

甲州街道との合流点へ。

みなと屋

歴史民俗資料館
月曜休み

下諏訪 脇本陣跡 御宿まるや

御宿まるや
当時の建築資料を用い徹底して忠実に再建された

燕来荘と新鶴本店
甲州街道との合流点あたり

下諏訪宿 本陣 月曜休館

温泉ハウス 児湯　ここも高温の湯
家路についた。ふう。

感想

cielo-azul

曇りで涼しい中山道歩きができると家を出たが、晴れになる。
長野には長野の風が吹き、暑い日であるが、歩きやすい。