槍穂高縦走もどき(槍も穂高も無し)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 2,139m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
- 山行
- 3:53
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:33
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:32
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:14
天候 | 27日(1日目)快晴 28日(2日目)曇り、昼前からガス 29日(3日目)飛騨側は強風&霧雨、信州側はガス、ただし標高2500m以下は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■上高地〜槍沢ロッヂ ただの観光地。 ■槍沢ロッヂ〜天狗原分岐 実は夏道を歩くのは初。真っ暗だったので詳細は不明だが、歩きやすかった。 ■天狗原分岐〜天狗池 基本○印を見逃さなければ大丈夫だが、槍沢を横切るゴロゴロ地帯は、視界が悪いと迷いやすいかもしれない。 ■天狗池〜南岳 後半がかなりの急登。梯子と鎖も古い感じでちょっと怖い。 ■南岳〜北穂高岳(大キレット) 今更言わずもがなの超危険地帯。人為的な落石だけは起こさないよう気を付けた。 ■北穂高岳〜穂高岳山荘 恐らく天候が良ければかなりの恐怖コースなのでしょうが、あいにく数メートル程度の視界しかなく危険箇所不明。涸沢槍あたりの鎖場は見た目難易度高そうだけど、けっこうちょうどいいところにホールド・スタンスともあり、しんどさは感じない。ただし、当時飛騨側からかなりの強風が吹きつけており、そちらを歩くときはバランスを崩さないよう気をつかった。 ■穂高岳山荘〜涸沢(ザイテングラート) けっこう事故が多いところらしいが、それまで通ってきたところがひどかっただけにあまり危険は感じない。おそらくここを使う人はけっこう消耗している場合が多いからなのだろうか。 ■涸沢〜横尾 普通の登山道。危険箇所なし。団体さんが多く、抜かせてもらうのが大変だった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 行動食は持ちすぎた。でも足りないよりましか。 |
感想
夏山の総仕上げとして「大キレット越え」を主目的とした槍穂高縦走を検討。大キレットは「穂高→槍」より「槍→穂高」の方が若干難易度低いとのことで、上高地スタート〜南岳→北穂でキレット通過〜下山は奥穂・前穂経由重太郎新道と計画。ポイントは事故の多い重太郎新道までにどれだけ体力を温存しておけるか、と考えテント泊はやめて小屋泊で軽量化。登りはじっくり下りは慎重にをテーマに2泊3日で行ってきました。
【1日目】
沢渡の始発バスに間に合わせるため、深夜2時に自宅出発。ところがあまりの眠さに途中のSAで仮眠。結局上高地到着がAM9:00過ぎ。現地はこれ以上ない快晴。こんな快晴今年初めて見ました。しかし寝不足もあって初日は槍沢ロッヂでストップ(計画どおり)。今考えると横尾で泊まってゆっくりするか、もう少し頑張って先に進んでおくかするべきでした。槍沢ロッヂは好宿ですが、風呂が微妙。入浴開始の15:00にはすでに10人以上が並び、みんながみんなカラスの行水。いつの間にか一人10分以内というルールまで出来上がり戦争のようでした。なんか宿泊客の間で変な連帯感は生まれましたが…。風呂目当てなら横尾をお勧めします。
【2日目】
大キレットを午前のうちに通過するため、2時起床、2時半出発、南岳小屋8時到着とまずまず予定通り。南岳小屋のトイレが面白かったです。実際の大キレットは思ったより難易度は高くない。高度感は剱岳の方が上だし、長谷川ピーク前後までは楽すぎてこのまま終わるんじゃないかと逆にドキドキした。しかし大キレットの真の恐ろしさは難所の飛騨泣きを越えた北穂への上り!とにかくこの急登のしんどいことしんどいこと。徐々に空気が薄くなってくるせいもあると思うのですが、呼吸が安定しない、浮石が多く足の置き場に気をつかう、やはり恐ろしい場所でした。9時過ぎから飛騨側からガスが上がってきたので、北穂の展望はいまいち。とりあえず明日に期待して、この日はやけに蒸し蒸しする北穂小屋に宿泊。
【3日目】
朝3時45分くらいに突然点灯して起こされる。もともとそれくらいに起きようと思っていたのでそれはいいのですが、外は昨日以上のガス&強風。あいかわらずてんきとくらすの予報はひどい。ま、信じてないけど。南稜から下る考えもあったが、昼から晴れる予報だったので、涸沢岳へ向かう。しかし天候は回復するどころか悪くなる一方。晴れていれば楽しいはずの岩登りも、打ちつける風雨でただの苦行。穂高岳山荘到着時点でもう一度考え直す。どうしようか思案していると、同じく休憩していた若者グループが荷物をデポしてピストンで奥穂山頂へ向かう様子。それならとこちらも準備して向かいかけると、若者たちが下りてきて「無理っすね、風が強くて」この一言で下山を決断。奥穂・前穂は次の機会に回すことにしました。決断した以上は下りるしかないのですが、この下りのつまらないことったらもう。今回の遠征ももやもや感の残るすっきりしない山行に終わりました。
これで今年の北アは3連敗。せめて1回は文句のつけようのない頂上からの景色が見たいです。今年はどうも裏目裏目と来ているのでちょっと次はどうしようか思案中。
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