積丹岬と神威岬
- GPS
- 04:32
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 410m
- 下り
- 394m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
柵内や遊歩道を歩いている分には危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 道道と国道沿いに何件か温泉があります。飲食店は、地域柄寿司屋や海鮮食堂が多数あります。今回は岬の湯しゃこたんと中村屋を利用しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
サブザック
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
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感想
先週に続き実家の片付けに小樽へ行きました。今回は積丹岳を登ろうと事前に天気予報も充分にチェックし、積丹半島が最も早くに回復するだろうと勇んでやってまいりました。
確かに現地の天候は急速に回復していましたが、国道の登山口入り口から見上げた肝心の積丹岳の山頂だけが分厚い雲に覆われ、その後方にも邪悪な雲が連なって続いていました。そして悪いことに、途中の道路情報の電光掲示板に「後志地方、雷警報」の表示が出ていました。
積丹岳は、スタートから延々樹林帯の中を進むため全く景色が見えず、山頂近くの標高1,000付近からようやく視界が開ける山なので、この状況であればそこまで辿り着いた時は雲の中という恐れもあり、安全第一で断念しました。
そこで、他の山(両古美山)への転進か、積丹半島ツアーかの選択を迫ると妻は「海が見たい!」とアッサリ観光を選択…登山に来たのに(笑)
そして、登山でもなくハイキングでもなく、今回もノルディックウォーキングですらもないただの観光、2週連続の「じい散歩」決定です。(苦笑)
今回のコースは、2年前の6月にも訪れているのですが、前回とは逆の順番で巡り現地でのコースも逆に辿ってみることにしました。
【 第1部 積丹岬編 】
積丹岬は、神威岬に比べると訪れる人も少なく、ゆっくりと適度な距離と起伏によってハイキング気分を充分に味わうことができます。
まずは、女郎子岩まで約2kmの遊歩道を歩きます。前回に比べると雑草は刈り払われてよく整備されていたので、気持ちよく歩くことができました。
この遊歩道は3.5km先の幌武意までつながっているのですが、奥に行くほど山道のようになり、熊が出没することがあるとのことなので、熊鈴を携帯し見晴らしの利かないポイントでは笛を吹きながら歩いてきました。
観光客向けの終点の展望台からは、最も美しいといわれる女郎子岩を見下ろすことができます。その先の登山道的な道に魅かれてピリカ岬の先まで歩いたので往復5km以上歩きました。
駐車場に戻り今度は、日本の渚100選に選ばれるほど美しい「島武意海岸」を散策します。
トンネルを抜けるとそこは絶景の宝庫で、まずは目に飛び込んでくるのは巨大な黒船にも見える高さ64mの屏風岩です。
海岸に下りるために、九十九折の階段を降りていくのですが、相当な段数があるために多くの人が、上からの展望を楽しんで引き返していきます。
海岸に降りると、正面の前浜辺りで静かな雰囲気を楽しんでいる人がほとんどで、私たちのように海岸を端から端まで歩いている方は誰もいません。
たぶん海岸は大きめの石浜でとても歩きにくいことと、出岬からの奇岩の風景があまり紹介されていないために、わざわざ見に行こうと思う方がいないためだと思われます。
まずは屏風岩方面に歩いていくと、大きな丸石で積まれた石垣がありその上方には、緑の斜面の合間に火山的な雰囲気の斜面が現れ、そのコントラストに目を奪われます。
次に出岬方面に目を転じると、今度は逆に緑の斜面から突き出た火山様の斜面が、背景の青空によってクッキリと浮き立たせられています。
引き寄せられるように近づいていくと、岩塔群が立ち並ぶ驚きの山容が現れます。ただ、残念なのは2年前はきれいな円錐形のものがいくつかありましたが、風雨にさらされ大きく形を崩していました。
しばらく散策した後、海岸の佇まいに後ろ髪引かれる思いで階段を登り、再びトンネルをくぐり駐車場に戻ってログをみると距離は6.7kmでした。
昼食は、次の目的地の途中にある地域の人気店が立ち並ぶエリアの「中村屋」を選びました。お店の人が、「もう時期外れで、メニューには載せていないけれどムラサキウニのウニ丼ならお出しできますよ。」とのことなので早速注文しました。ボリューム満点で甘いウニ丼を堪能できたことで、積丹岳登れなくても良かったかな?
【 第2部 神威岬編 】
駐車場から、展望台を経て女人禁制の門の先の「チャレンカの小道」を通り、神威岬の先端まで約770mの遊歩道を進みます。
雰囲気としては、稜線歩きに近い感覚で楽しむことができます。門に戻ってから、左手に登る展望台を経由して駐車場に戻ると、全体で約2kmの道のりを1時間〜1時間30分もあればのんびり散策を楽しむことができます。
出発時、快晴で気温が25度と少し風が強いかな、という程度でこれ以上ないという絶好の条件です。
それだけに観光客も多く、狭い通路をすれ違うのも頻繁でそれだけでも疲れてしまいました。
景色は、イチオシの積丹ブルー、丸い水平線、複雑な海岸線と豊かな起伏、振り返ると雄大な積丹岳と余別岳などの山々、そして看板にも書いてあった「美味しい空気」、どれをとっても最高でした。
写真ではなかなか高度感などが判りにくいので、興味のある方はぜひ一度訪れて、実際に見ていただきたいと思いました。
山旅ロガーのデーターによると、最高点の標高135m、累積標高369m、行程6.7kmを3時間。これに神威岬の2.1kmの1時間を加えると、全行程8.8kmを4時間の行動時間でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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島武意海岸といえば、冬に一人アザラシの写真を撮りに行き、帰りあのトンネルを通るのが怖くて嫌で、山越えして車に戻った事を思い出しました(笑)
積丹は天気が良いととってもきれいですね!
それにしてもウニ丼、うらやましすぎます!
i-tomoさん、コメントありがとうございます。トンネルの上はよく見ていませんが、山越えできるのですね、結構険しかったようなおぼろげな記憶が…(笑)
本当は積丹岳に登りたくて山小屋のある登山口まで悪路(新しい砂利が入って雨裂は隠れていました)を通って行きましたが、次善のプランとしてはウニ丼を期待していなかった分だけ嬉しかったです!
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