後立山縦走
- GPS
- 104:00
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 4,890m
- 下り
- 4,762m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:50
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:32
- 山行
- 6:21
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:55
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 10:54
天候 | おおむね雨、たまに晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
学生時代は、1週間以上山を歩くこともあったけど、社会人になってから、長期山行は時間的に難しく、機会がありませんでした。体力が衰える前に以前から歩いてみたかった、後立山縦走+栂海新道を歩こうと、半年計画でトレーニングしてきました。酒は自分で担ぎ上げ、なるべく豪勢な食事を取るようにしていたのも改め、極力荷物は軽く、できる限り小屋を最大限に利用する方針に変更し、流行のライト安堵ファスト?で相方JH氏と日本海までたどり着こうというものです。
1日目
いきなりの雨。天気予報では、午後から晴れ、数日間は晴れることになっているので、今だけ我慢と言い聞かせて、真っ暗なうちに登山開始。荷物が軽いこともあって、順調に種池山荘へ到着。前日はひどい嵐だったようで、台風一過の晴天を期待しながら、冷池山荘まで。
本当はキレット小屋の予定だが、寝不足の体調不良と、鹿島槍から先の濡れた岩場を歩くのを嫌い、冷池山荘でテント泊。キレット小屋には断りの電話を入れる。すみません。日が落ちる頃に若干の晴れ間ものぞき、何とか明日は晴れてくれるよう願いながら就寝。いびきが気になって寝れない。
2日目
天気は回復傾向。日が昇る前から歩き出す。鹿島槍に到着と同時にご来光を拝む。キレット小屋までは、ぐらついたハシゴ以外は特に難しいところもなく、つまづいたりしないように、かつ大胆に歩き、コースタイムよりずいぶん早く到着した。昨日のような雨だと、より慎重になる必要がある。キレット小屋、よくこんな場所に建てたものだ。いつか、きっと泊まりに来ようと誓いながら、パワーの源コカコーラーを購入。相方は、いつどこで食べてもおいしいカップヌードルでHPを回復。
キレット小屋からは、地図で事前確認の通りアップダウンを繰り返しながら、徐々に高度を上げていく。基本、登りなので、岩場・鎖場もそう難しいとは感じなかった。五龍岳は、人もまばらで、少しの間休憩。今日は天気が良く、これぞTHE夏山って感じがする。
五竜山荘に到着するも、まだ早い。体力的に唐松も可能だが、お盆に突入し、遅くに到着すると、噂の唐松のテン場で、ずいぶん下の方に張る羽目になりそうなので、五竜止まりとした。食堂でビールを飲みながらチャーハンを食べる。うまい。ワインを買ってテントに戻り、つまみと一緒にワインを堪能。小屋を活用するのもありと、本日より、小屋をどんどん活用派に転向することとした。
3日目
朝からガス、小雨。天気予報どうなってんねん。2,3日先も予報できないようでは何の役にも立たないと悪態をつきながら出発。不帰超えが雨交じりとは、ついてない。唐松までは楽勝と思っていたが、結構岩場が出てくる。このコースは楽と勝手に思い込んで、ガイドもよく読んでいなかった。
不帰は、2峰北峰から、不帰キレットまでが要注意箇所だが、躓いてこけたりしない限りは、それほど危険ではない。ほとんどの場所で、岩の方を向くことなくクライムダウンできたので、難易度はそれほどでもない。雨によるスリップなどに気をつけていれば、大丈夫だろう。方向としては、北から南の方が登りになるのでちょっと楽かもしれない。すれ違った一人の靴底がべろっとはがれていた。こんなルートで靴底はがれたらしゃれにならない。大丈夫だろうか。相方の靴は、うん、すこし隙間があるだけだ。
天狗の大下りは、大登りだが、ガスでかんかん照りではないおかげで、楽に上れた。
天狗山荘は、雪にやられて、売店のみの簡易営業だが、ビールを売っていたので、天狗山荘止まりにした。白馬のテント場は、相性悪いから、願ったりかなったり。
4日目
いいやいいやで、だらだら来ているので、予定がだんだん逼迫してきた。今日は何が何でも朝日小屋、もしくはもっと先までいかねがならない。
朝から、雨。そして、白馬山荘に着く頃は雷が鳴っていた。行動は危険なので、喫茶室でまったりと過ごす。よけいに予定が狂ってしまう。
でも、朝日まではいかねばと、11時前に出発。朝日岳水平道の愛なき登山道にどろんこになりながら、17時前に到着。あの道は、改修中だったのだろうか。すべる木道、置き石すらない、泥田のような道と、なかなかの精神攻撃だった。
水谷のコルになかなかJH氏が現れない。どうやら靴ベロしちゃったようだ。不帰で見たときは、今回の登山中は十分持つぐらいの割れ目しかなかったのに、連日の雨の水分が、靴底をはいでしまったようだ。
栂海新道はあきらめることにした。
5日目
下山日。あまりぱっとしない、ガス時々晴れの天気。骨折患者とともに出発。しようと思ったら、ギブスがぽろっととれて思わず笑ってしまった。本人は真剣だったと思うけど、ごめんなさい。朝日小屋の親切な方々ありがとうございました。テーピングと針金で応急処置した靴で、なんとか蓮華温泉にたどり着けました。
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