また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1255090
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

巻機山 天狗尾根

2017年09月09日(土) 〜 2017年09月10日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
20:18
距離
15.3km
登り
1,668m
下り
1,652m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:43
休憩
1:17
合計
7:00
13:23
24
13:47
13:50
54
14:44
14:44
17
15:01
15:04
103
16:47
17:01
83
18:24
18:24
39
19:25
20:22
1
20:23
宿泊地
2日目
山行
3:39
休憩
1:02
合計
4:41
4:56
17
宿泊地
5:25
5:25
18
5:43
5:55
18
6:13
6:13
9
6:36
7:18
12
7:30
7:30
55
8:25
8:25
27
8:52
8:57
35
9:32
9:33
4
9:37
ゴール地点
天候 1日目快晴、2日目下山するまで快晴
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
数回の渡渉とは、数回靴が水没するということです。雪渓がルートを塞いで、沢の上の雪の上を登らざるを得ないところがあります。私の技量ではそうでした。落ちたら脱出不能。ロシアンルーレットです。沢から尾根へ切り替えるところは直登です。近くの草を引っ張りながら上がります。
巻機山の遠景。疲れを抑えて来た甲斐があったと思いました。その時は。
2017年09月09日 12:38撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 12:38
巻機山の遠景。疲れを抑えて来た甲斐があったと思いました。その時は。
天狗岩。是非近くで見たいと思いました。その時は。
2017年09月09日 13:19撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 13:19
天狗岩。是非近くで見たいと思いました。その時は。
確かに山頂は穏やかです。が、しかし。
2017年09月09日 13:22撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 13:22
確かに山頂は穏やかです。が、しかし。
滝です。
2017年09月09日 14:18撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 14:18
滝です。
滝です。
2017年09月09日 14:24撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 14:24
滝です。
滝です。
2017年09月09日 14:35撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 14:35
滝です。
だいぶ登ってきました。とその時は思いました。
2017年09月09日 14:35撮影 by  Z00AD, ASUS
3
9/9 14:35
だいぶ登ってきました。とその時は思いました。
晴れてます。写真は、とても楽しそうです。
2017年09月09日 14:35撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 14:35
晴れてます。写真は、とても楽しそうです。
滝です。
2017年09月09日 14:45撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 14:45
滝です。
その場で写真を撮るの忘れて、もう戻るきもせず、適当にデジタルズームで撮ってます。徐々に心の遭難信号が。
2017年09月09日 15:11撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 15:11
その場で写真を撮るの忘れて、もう戻るきもせず、適当にデジタルズームで撮ってます。徐々に心の遭難信号が。
もはや、天狗岩も行く手を阻むジャンダルムとしか思えません。
2017年09月09日 15:15撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 15:15
もはや、天狗岩も行く手を阻むジャンダルムとしか思えません。
雪のトンネル。登る道が分からずこのトンネルを行こうかと思いましたが、あまりに危険なので止めました。その後なんとか登れるポイントを見つけました。
2017年09月09日 15:53撮影 by  Z00AD, ASUS
3
9/9 15:53
雪のトンネル。登る道が分からずこのトンネルを行こうかと思いましたが、あまりに危険なので止めました。その後なんとか登れるポイントを見つけました。
雪の塊。
2017年09月09日 16:00撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 16:00
雪の塊。
雪庇?
2017年09月09日 16:00撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 16:00
雪庇?
やっと、尾根筋に出ました。
2017年09月09日 16:59撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 16:59
やっと、尾根筋に出ました。
夕暮れ。完全に暗くなるまでに割引岳頂上までなんとか行ければ、あとは見通しのいいルートなので遭難回避かと目算します。
2017年09月09日 17:34撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 17:34
夕暮れ。完全に暗くなるまでに割引岳頂上までなんとか行ければ、あとは見通しのいいルートなので遭難回避かと目算します。
まだ遠いが、頂上見えてます。
2017年09月09日 17:44撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 17:44
まだ遠いが、頂上見えてます。
あっちの尾根から行ってれば、今頃飯食ってたのに。後悔後をたたずです。
2017年09月09日 17:45撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 17:45
あっちの尾根から行ってれば、今頃飯食ってたのに。後悔後をたたずです。
美しい夕暮れも私の磨り減った心には響きません。
2017年09月09日 17:45撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 17:45
美しい夕暮れも私の磨り減った心には響きません。
2017年09月09日 17:47撮影 by  ASUS_Z00AD, ASUS
9/9 17:47
池とう。なんとかぎりぎり明るいうちに頂上登れそうです。
2017年09月09日 17:59撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/9 17:59
池とう。なんとかぎりぎり明るいうちに頂上登れそうです。
2017年09月09日 18:27撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 18:27
割引岳頂上!
2017年09月09日 18:28撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/9 18:28
割引岳頂上!
米どころ
2017年09月09日 18:29撮影 by  Z00AD,
9/9 18:29
米どころ
真っ暗になって、なんちゃって山頂到着。
2017年09月09日 19:01撮影 by  Z00AD, ASUS
9/9 19:01
真っ暗になって、なんちゃって山頂到着。
次の日、なんちゃって山頂。
2017年09月10日 05:15撮影 by  Z00AD, ASUS
2
9/10 5:15
次の日、なんちゃって山頂。
なんちゃって山頂からニセ巻機。避難小屋も
2017年09月10日 05:16撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/10 5:16
なんちゃって山頂からニセ巻機。避難小屋も
山頂は穏やかです。
2017年09月10日 05:20撮影 by  Z00AD, ASUS
9/10 5:20
山頂は穏やかです。
山頂。ここが本当に最高点なのか?
2017年09月10日 05:25撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/10 5:25
山頂。ここが本当に最高点なのか?
2017年09月10日 05:34撮影 by  Z00AD, ASUS
9/10 5:34
巻機山と月
2017年09月10日 05:37撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/10 5:37
巻機山と月
割引岳
2017年09月10日 05:47撮影 by  Z00AD, ASUS
1
9/10 5:47
割引岳
何度もいいますが、頂上は穏やかな素敵な山です。
2017年09月10日 05:47撮影 by  Z00AD, ASUS
9/10 5:47
何度もいいますが、頂上は穏やかな素敵な山です。
来年、縦走する山?
2017年09月10日 05:47撮影 by  Z00AD, ASUS
9/10 5:47
来年、縦走する山?
2017年09月10日 05:48撮影 by  Z00AD, ASUS
9/10 5:48
usbケーブルを忘れて充電できなかったのでここでスマホはシャットダウン。下山は幸い何十人と登山客とすれ違ったので遭難の心配はありませんでした。
2017年09月10日 05:49撮影 by  ASUS_Z00AD, ASUS
1
9/10 5:49
usbケーブルを忘れて充電できなかったのでここでスマホはシャットダウン。下山は幸い何十人と登山客とすれ違ったので遭難の心配はありませんでした。

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 ガスカートリッジ コンロ ヘッドランプ GPS 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル シェラフ

感想

巻機山天狗尾根これまでで最大のピンチでした。珍しく、先週は毎日夜遅くまで仕事していたので、土曜日は午前8時出発の遅出出勤。しかも、前日、電話会議でアメリカ人の若い子をいじめ倒した罪の意識からかよく眠れず、体調もよくない。ただ、車を運転して巻機山を見てるとなんとなくいけそうな気がして、つい、ヌクビ沢、天狗尾根方面にふらふらと入ってしまいました。最初の関門は、ほぼ沢登りと言える沢伝いの登山路。八峰キレットや槍ヶ岳みたいにごつごつした岩じゃなくて、つるつるした岩の方がよほど怖いです。この時点で渡渉時に靴が完全に水没すること数度。7月に買ったばかりのマウンテンマゾヒストがほぼおじゃんに。意気消沈です。そして、「沢登り大変そうだから尾根伝いの方がいいや」というあほな選択で天狗尾根へ。次の関門は、雪の塊が進路を埋めているのが、2回ばかり。どうしても進路が見つからないので、覚悟を決めて、沢から雪の塊の上にあがり、そのまま数メートル雪の塊の上を登りました。水の流れの上なので想像では確実に雪の下は空洞になっています。あとは、踏み抜くかどうかだけ。ロシアンルーレットみたいな十数歩でした。最後の関門は沢から尾根筋に代わる所で、周りに生えている草を引っ張りながら登ります。途中、聞こえるはずのない人の声がしたので恐くなってあわてて登ると踏み跡のないところに行き着く。しょうがないので、降りると、というより草を引っ張ってブレーキをかけるだけでほぼ滑落していくと、声のしたところ辺りで、ほんの数メートル左に明確な踏み跡が。私をどこかに連れて行こうとした悪いものか、それとも正しい道に導こうとしたいいものか分かりませんが、とにかくそういものと交信できる時点で、精神的にやばい状態です。夕闇も近づき、このままあと少し難路が続くと遭難でした。やっと尾根に出て、割引岳が見えると、快晴でもあり、この後の登山路が想像できるようになりました。完全に日が暮れるまでに割引岳に登れれば、あとは、避難小屋までは見通しのよい登山路で、天気も崩れそうもないことから、なんとかなりそうだと。で、予想通りぎりぎり真っ暗になる前に割引岳に到着。こんな時間、絶対誰もいないと思って上がったら、人影が。一瞬、幽霊だと思ったら、ちゃんと人間でした。その若い子たちはグループで登ってきたけど一人が足をくじいて非常に遅くなったとのこと。ひとしきり、この恐ろしいルートのことを話しました。私は頂上で少し休憩したのでグループは少し先行しましたが、すぐに追いつきます。ただ、私の方も疲れきっているので、悪いが先に行かしてもらいました。グループは怪我した人をサポートしてゆっくり歩いています。私なんかだと、すぐに見捨ててしまいそうです。今の若者は本当に心優しい。人類は着実に進化していっているな、と思いました。小屋でも、もう休んでおられた年配のグループのかたが、あとからグループで来られることが分かると、場所を空けていただきました。年配の方もやさしいです。
翌朝も快晴で、山頂付近をしばらく散策して下山しました。井戸尾根も急坂でした。何十人もの登りの方といきちがったので、人気の山なのだと思いました。
このレポート読んで、またまたおおげさなと思っている方、天狗尾根登られる時はくれぐれも装備と心の準備を。残雪の状態と沢の水量にもよりますが、いわゆるバリエーションルートというのにかなり近いのだと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1605人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 甲信越 [日帰り]
巻機山 井戸尾根〜米子沢下降
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
巻機山桜坂駐車場
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら