槍ヶ岳(新穂高から。奥丸山を経由して下山)
- GPS
- 34:24
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,870m
- 下り
- 2,870m
コースタイム
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:35
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:51
天候 | 1日目:曇りのち大荒れ/2日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜の嵐で槍ヶ岳が凍結。すべる。危険。 下山は千丈乗越から奥丸山を経由して。地図には点線で「難路」とありますが、笹刈りもされ、非常に歩きやすいです。むしろ地図上は実線の奥丸山から槍平までの下山道の方がよほど難路。ただ、槍ヶ岳に登るような人に問題となるような箇所はないと思います。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
一日目。
樹林帯を抜け、カールに出てからは風が寒い。
稜線に出たら、体がよろめくほどの強風。
槍ヶ岳山荘到着直後から、一気にガスが立ちこめ、一日目は事実上の終了。
夜は、もう笑っちゃうくらいの強風。でも、笑っていられたのは最初だけで、小屋が吹き飛ぶのではないかと心配になった。
もっとも、翌朝テン場に目をやると、岩陰ではあったが二ハリのテント。信じられない。まぁ、中を確認したわけではないので、無事だったかどうかは不明だが。
二日目。
「星が見える」
という声に目が覚めて外に行ってみる。午前3時。
ガスっていて数メートル先も見えない。
ただ、強風でガスが飛ぶのか、時折、星が見える瞬間もある。
小さいながら、エビのしっぽができている。玄関前のコンクリートも凍っている。
しばらく粘るも、ガスが晴れる感じもなく、あきらめて食堂の前に並ぶ。
ちょうど食べ終えたとき、ふわぁーっと明かりが差し込む。
食堂に
「おぉ」
という歓声が上がる。
カメラを手に、食堂を飛び出す。
素晴らしい光景。連写。
槍ヶ岳への登頂は、困難を極める。
なにしろ、凍結。すべるすべる。
登頂したときの感激はひとしお。
本来の予定なら、一日目に槍ヶ岳登頂を済ませ、翌日は南岳から西尾根を下りるはずだった。
しかしながら、槍ヶ岳の登頂に苦戦し、結局予定よりも2時間遅れの出発。南岳経由はあきらめる。
昨日とまったく同じルートでは面白くないと、千丈乗越から奥丸山を目指す。
笹刈りもされており、とても歩きやすい。奥丸山に近づくにつれ、登りが少々キツくなるが、それでも、ほぼずっと絶景を眺めながらの尾根歩き。地図には破線で「難路」とされているが、ぜんぜんそんなことはない。とてもステキなルートです。
むしろ奥丸山から槍平小屋までが難路。ですが、槍ヶ岳に登るような人が困ることはないでしょう。
予定通りには行きませんでしたが、素晴らしい山行でした。
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