西丹沢 畦ヶ丸・加入道山・大室山 山と峠の歴史と伝説を探訪する

2017年09月03日(日) 〜 2017年09月04日(月)

天候

3日(日) 曇り時々晴 4日(月)曇り時々霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

〈大滝橋→一軒屋避難小屋→大滝峠上〉
東海自然歩道なのでよく整備されている。大滝沢に沿い、マスキ嵐沢を見送り、大滝沢 本流 鬼石沢出合の一軒屋避難小屋に至る。避難小屋周辺他、一部人工林もあるがコース上は天然林優勢で夏でも涼しく気持ち良い森林浴となる。展望は無い。ステタロー沢が最後の水場となり、この後は尾根に乗って大滝峠上へ。

〈大滝峠上→畦ヶ丸避難小屋→モロクボ沢ノ頭〉
引き続き東海自然歩道。大滝峠上からひと登りすると雰囲気の良いブナ林がある。畦ヶ丸避難小屋前から西に進路を取るとモロクボ沢ノ頭で甲相国境尾根に合流する。ここまで、ブナの大木が幾つかある。

〈モロクボ沢ノ頭→バン木ノ頭→シャガクチ丸→水晶沢ノ頭〉
甲相国境尾根。天然林に包まれて幾つかのピークを登降する 。快適な尾根道だが夏場は一部、少し藪がかかる。展望は西の樹間に時折、道志の山並みが覗く程度。

〈水晶沢ノ頭→白石峠→加入道山→加入道避難小屋〉
苔蒸す水晶沢ノ頭から緩やかに下ると白石峠。道志村では「お茶煮のコシッパ」と呼ばれた峠で、かつて道志と箒沢を結んでいた。(現在は道志側は廃道、東には白石林道を経て西丹沢VCに至る登山道が分岐しているがやや荒れている。)
ここからひと登りで加入道山(1418)。避難小屋は建て替えられてまだ1年半。とても綺麗に使われている。トイレは無い。

〈加入道山→馬場峠→破風口→大室山 西ノ肩→大室山〉
馬場峠・前大室は古の峠であり、道志から大室山への登拝路(俚称 ヤケハギ尾根)が通っていた。この辺り、西と南の展望が少し開けて西丹沢の山並み、道志山塊、富士山を望む。
破風口も古の峠で 小さなキレット状だが、登山道は明瞭で危険は無い。
ここから登り返して1543Pまでは夏場は藪が煩い。
大室山 西ノ肩は小広い平地で、犬越路とを結ぶ登山道が分岐。
大室山(1587)は山梨百名山。往古より山体信仰を集めた霊山だが、信仰を偲ばせるものは山頂には無い。

〈大室山→大室山 西ノ肩→大杉丸→犬越路〉
西ノ肩から下った尾根上は、晴れた日には南と西に遮るものの無い広濶な大展望が広がって素晴らしい。
加入道山、大室山に引き続き、ブナの大木が随所にある。大杉丸は気付かない程度のピークで、急下りで犬越路に至る。
犬越路避難小屋がある。

〈犬越路→用木沢出合〉
下りに使う場合、上部は道が荒れ気味で注意が必要。下部は用木沢沿いの爽やかな道で渓谷の雰囲気を楽しめる。一部、落石注意。

山と峠の歴史や伝説などは「感想」欄に日記を貼付してあります。(古書からの引用多数の長文です。)

写真

9/3 10:05

大滝沢

9/3 10:47

一軒屋避難小屋

9/3 12:10

畦ヶ丸 南面のブナ林

9/3 13:30

9/3 14:02

9/3 14:09

9/3 15:26

9/3 15:34

水晶沢ノ頭

9/3 16:28

加入道山(1418)

9/3 16:34

加入道避難小屋

9/4 7:05

9/4 7:06

ヤマトリカブト

9/4 7:15

9/4 7:24

9/4 7:27

9/4 7:28

9/4 7:34

西丹沢の山々

9/4 7:39

ホトトギス

9/4 7:48

道志山塊

9/4 8:37

立ち枯れた大ブナ

9/4 8:43

大室山 西ノ肩

9/4 8:50

大室山(1587)

9/4 8:50

9/4 8:50

9/4 8:52

9/4 8:57

撮影機器：

AQUOS SERIE SHL25 au シャープ

感想

smrktoraerigon

2017年9月3日(日)・4日(月)
晩夏の西丹沢

〜一軒家跡・畦ヶ丸・白石峠・加入道山・箒沢・馬場峠・破風口・大室山・犬越路などの山と峠の歴史・伝説を探訪する〜
(加入道避難小屋 泊)

山行日記 (2日ぶんです)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1962745248&owner_id=12844177
(日記 目次)
1日目
0、九ヶ月ぶりの西丹沢へ
1、丹沢のブナの危機
2、「ユーシン渓谷」の現在
3、「一軒屋」避難小屋 付近の歴史
4、〈丹沢西部の怪峰〉「畦ヶ丸」の今昔
5、「甲相国境尾根」 翠緑の平均台
6、【白石峠】の歴史
7、「加入道山」と山名由来考
8、加入道避難小屋 静謐なる山上の一夜
2日目
9、【馬場峠】と山峡集落「箒沢」
10、【破風口】を越えた北の谷の人々
11、「大室山」大権現 山体信仰の歴史
12、「大室山」の魅力
13、【犬越路】の伝説と由来
14、失われた「用木沢」の大ブナ
15、去りゆく夏への挽歌


山行アルバム
(1日目)
https://yamap.co.jp/activity/1155465
(2日目)
https://yamap.co.jp/activity/1157605

mixi「丹沢を歩く会 」コミュニティ 副管理人
モリカワ

コメント

Kunikunidake

お久しぶりです！
こんにちわ。
ワカンマンでーす♪

早いもので、あれからもう3年以上たったんですね。
あの時は、途中までトレースをつけてくださってほんと助かりました。
ツボ足だと胸近くまである場所もありましたよね。
雪を泳いで進んでいく姿を見て、タフなひとだなぁ〜！
って、びっくりさせられました！

ご一緒できて、本当に楽しかった思いでです。

また、丹沢でお会いできると良いですね。
お互いにケガには気をつけて、山を楽しみましょう！

smrktoraerigon

Re: お久しぶりです！
コメントありがとうございます。
時が経つのは はやいものですね。
あの日の山歩きは自分にとっても懐かしい良い思い出になっています。
またいつか丹沢で会える日を楽しみにしております！