比叡山〜飯室弁天堂・明王堂・法曼院・無動寺弁天堂・玉照院〜
- GPS
- 10:11
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,110m
- 下り
- 1,102m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 6:24
- 合計
- 10:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://hiyoshitaisha.jp/access/ (日吉大社さんのHPより) |
コース状況/ 危険箇所等 |
無動寺谷ルートは、回峰行で歩かれる道です。道は落ち着いていますが、谷は深いので気を付けましょう。 |
その他周辺情報 | 比叡山飯室谷不動堂 http://www.imurodo.com/ 無動寺谷 http://www.kyotofukoh.jp/report642.html |
写真
感想
大宮川観光駐車場を出て、西教寺から飯室谷不動堂まで奈良坂、飯室谷不動堂から元三大師堂まで中尾坂、そして峰道を歩いて、西塔、東塔とすすみ、無動寺谷明王堂でお護摩に参加しようという計画を立てました。
無動寺谷明王堂まで4時間ほどの行動時間をみて、お護摩が始まるまで30分余裕をみておきました。
三上山の朝焼けを大宮川観光駐車場の上から拝み、歩き始めます。
前回よりは、少し体は軽く感じられ、ありがたいことです。
飯室谷についてからお不動様に手を合わせ、この先、見守ってくださいとお願いし、いざ中尾坂にかかると、太鼓の音が聞こえてきました。
「お勤めの始まりだろうか?」
護摩供養の日ではないのですが、気になりましたので、本堂に戻ってみましたが、本堂はしずかでした。
飯室弁天堂でお勤めがされていました。
「どうぞお参りください」とおしゃってくださったので、お堂に上がらせていただき、お勤めに参加しました。初めてのお勤めで読まれるお経の流れはよくわからなかったのですが、飯櫃(はんき)童子さまのご真言を唱えてくださいと教えてくださり、心の中で唱えさせていただきました。
お勤めが終わって、「般若心経を一緒に唱えましょうか」とおっしゃってくださり、太鼓に合わせて、般若心経を唱えさせていただきました。
ご真言やお経を唱えさせていただくと、心がすっきりします。
おつとめのあと、少しお話をさせていただきました。
二十歳のころから、酒井阿闍梨のお手伝いをされていたそうです。
箱崎老師のこともお聞きすることができました。
先日、葛川明王院のお護摩で源信阿闍梨様から、八雲ヶ原の観音堂のことやお世話されている行者様のお話を聞いたところですが、その方は兄弟子にあたるそうです。
そのあと、お堂の上の方へ進ませていただくと、飯櫃童子と酒井阿闍梨さまの石像がありました。呼んでいただいたのかなぁ。
おつとめのあとも、ゆっくりさせていただいたので、計画通りに歩けば、明王堂のお護摩には間に合いそうにありません。
無動寺坂を登るコースをとれば11時には間に合いますので、計画変更です。奈良坂を戻ります。
西教寺を過ぎたところで、千体地蔵さまの前を通り、日吉大社の中を抜けて、本坂前を通り、無動寺坂の入り口に着きました。ここで9時過ぎでしたので、明王堂のお護摩に間に合います。
無動寺坂をみれば、大勢の方が前を歩いておられます。クラブツーリズムの三塔巡拝ツアーのみなさんでした。
お聞きすると、藤波源信阿闍梨さまが東塔から横川まで峰道を一緒に歩いてくださったようです。そして、坂本に下り、これから無動寺坂を登られるところだったようです。お世話につかれていた延暦寺のお坊様は、先日、葛川参籠と大乗院での座禅会でお出会いした行者様でした。お声をかけさせていただくと、「葛川参籠の方ですね」と覚えてくださっていました。先頭を歩いておられたのは、明王堂の圓堂阿闍梨さまのお兄様でした。
休憩されているところで、少し前に出させていただき、2度目の休憩ポイント・遠見岩(トウノ岩)で、先頭集団の前に出させていただきました。
相応和尚廟手前の小川で小休止。冷水で顔を洗うととても気持ちよかったです。このあと、玉照院までが最後の急登です。呼吸を整え、ゆっくり吐きながら、明王堂に上がらせていただきました。
中には、圓堂阿闍梨様との最後の三塔巡拝を終えられた信者のみなさんがおられました。
着いた時には、興奮冷めやらぬ信者様たちでずいぶんにぎやかでしたが、11時まえには、雰囲気も落ち着いていつもの明王堂にもどりました。
圓堂阿闍梨様の力強いお護摩とお加持をいただき、法曼院でお斎もいただきました。
弁天堂では、1時から護摩供養がされているので、少し時間が過ぎていましたが、そちらに向かいました。弁天堂のお護摩が終わって、帰りかけると明王堂でお出会いした方が声をかけてくださり、いっしょに歩いて下山することになりました。
玉照院でご挨拶をして帰るのですが、ご一緒されますかとお誘いくださいました。
玉照院は、先日、千日の回峰行を満行された釜堀阿闍梨様がおられるところです。釜堀阿闍梨様とは、葛川夏安居でお加持をいただいたのがご縁の始まりで、これから、明王堂の輪番に上がられたら、お話しできると思っていたところです。
玉照院は、中に上がったこともなかったし、上がれるとも思っていませんでしたので、信じられないぐらいのサプライズでした。
お茶をいただき、お話の輪に入れていただくことが出来ました。帰るときには、阿闍梨様が門の外まで見送ってくださり、大変恐縮しました。
ご一緒いただいた方は、東京、広島からお参りされていました。
「旅の仕上げは、無動寺谷の下り道。この雰囲気を味わわずに帰るなんて考えられないわ。」
最近、比叡山にもよく足を運んでいますが、確かに無動寺谷は雰囲気がよいですね。風が抜けるところ、見晴らしがよいところ、川の流れがあるところ、そして、行者様が歩かれる道。churaもとても気に入っています。
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