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Yamareco

記録ID: 1267966
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

錫杖岳 左方カンテ

2017年09月24日(日) 〜 2017年09月26日(火)
 - 拍手
z-tsurugi2999 その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:47
距離
10.1km
登り
2,585m
下り
2,610m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:38
休憩
0:08
合計
10:46
5:06
39
スタート地点
5:46
5:54
563
15:17
15:18
36
15:54
15:54
0
15:54
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
高山駅から濃飛バスで新穂高温泉口下車。旅館に前泊し当日朝は槍見温泉前の駐車場まで車で移動。下山後はゆっくり温泉に入って宿泊。
コース状況/
危険箇所等
特に問題なし。人気ルートなので順番待ちあり。
その他周辺情報 槍見温泉、新穂高ロープウェイなど。
5時に中尾橋からスタート。槍見温泉の脇に登山ポストあり。クリヤ谷の登山道に入る。
2017年09月24日 05:07撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 5:07
5時に中尾橋からスタート。槍見温泉の脇に登山ポストあり。クリヤ谷の登山道に入る。
アプローチの最初の渡渉ポイント。
2017年09月24日 05:45撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 5:45
アプローチの最初の渡渉ポイント。
何とか濡れずに通過。
2017年09月24日 05:47撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 5:47
何とか濡れずに通過。
歩きはじめて1時間ちょい。ようやく前衛フェースが姿を見せた。
2017年09月24日 06:13撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 6:13
歩きはじめて1時間ちょい。ようやく前衛フェースが姿を見せた。
前衛フェースの左端が見えた。本当にあんなところを登れるのか?(^^;
2017年09月24日 06:25撮影 by  iPhone 6, Apple
2
9/24 6:25
前衛フェースの左端が見えた。本当にあんなところを登れるのか?(^^;
フェースの全容。「日本の岩場」には高差250〜300mとある。都庁や六本木ヒルズより高い(何のこっちゃ)。要するにデカイ。
2017年09月24日 06:26撮影 by  iPhone 6, Apple
5
9/24 6:26
フェースの全容。「日本の岩場」には高差250〜300mとある。都庁や六本木ヒルズより高い(何のこっちゃ)。要するにデカイ。
登山口から約2時間で取付き場に到着。アプローチで息があがってしまい体力不足を痛感。
2017年09月24日 07:03撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 7:03
登山口から約2時間で取付き場に到着。アプローチで息があがってしまい体力不足を痛感。
取付き場から見た前衛壁の中央部側。とにかく高い。
2017年09月24日 07:08撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/24 7:08
取付き場から見た前衛壁の中央部側。とにかく高い。
先着が2組いたので順番待ちになったが丁度良い休憩時間になった。トポによると1pはIII 40m。
2017年09月24日 07:10撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 7:10
先着が2組いたので順番待ちになったが丁度良い休憩時間になった。トポによると1pはIII 40m。
2pはルンゼからフェースのⅣ 40m。岩がしっかりしているので安心して登れる。
2017年09月24日 07:20撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 7:20
2pはルンゼからフェースのⅣ 40m。岩がしっかりしているので安心して登れる。
隣の凄腕チームは5.11aの黄道光にトライしていた。
2017年09月24日 07:59撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 7:59
隣の凄腕チームは5.11aの黄道光にトライしていた。
渋滞の待ち時間に穂高を眺める。気温も風もちょうどいい。
2017年09月24日 08:17撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 8:17
渋滞の待ち時間に穂高を眺める。気温も風もちょうどいい。
3pは前半のハイライト。スラブ状のフェースでⅤ 30m。途中で体が宙に露出するので高度感がある。
2017年09月24日 08:39撮影 by  iPhone 6, Apple
2
9/24 8:39
3pは前半のハイライト。スラブ状のフェースでⅤ 30m。途中で体が宙に露出するので高度感がある。
コンテで歩いて後半の4pの取付きへ。Ⅳ+30mのチムニー。
2017年09月24日 09:13撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 9:13
コンテで歩いて後半の4pの取付きへ。Ⅳ+30mのチムニー。
5pのフェースはⅣ+ 40m。ホールドはある。
2017年09月24日 09:32撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 9:32
5pのフェースはⅣ+ 40m。ホールドはある。
大テラスに到着。しばし順番待ち。前の組の漫談のような会話を聞きながら景色を楽しんだ。
2017年09月24日 09:50撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/24 9:50
大テラスに到着。しばし順番待ち。前の組の漫談のような会話を聞きながら景色を楽しんだ。
写真では上手く伝わらないが見事な景観だった。
2017年09月24日 09:52撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 9:52
写真では上手く伝わらないが見事な景観だった。
核心の6pはⅤ+40m。前の組がチムニーを抜けてクラックのフェースを登攀中。
2017年09月24日 09:53撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 9:53
核心の6pはⅤ+40m。前の組がチムニーを抜けてクラックのフェースを登攀中。
これが憩いの大テラス。
2017年09月24日 10:37撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 10:37
これが憩いの大テラス。
いよいよ順番が来た。6pは出だしが核心。僅か3mだがホールドが意外と乏しい。前の組のフォローの男女は試行錯誤するも登れず、左の木を足場にして越えた。さて、どうするか。
2017年09月24日 10:41撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 10:41
いよいよ順番が来た。6pは出だしが核心。僅か3mだがホールドが意外と乏しい。前の組のフォローの男女は試行錯誤するも登れず、左の木を足場にして越えた。さて、どうするか。
実力者なら正面突破だか、そんな技量は無いので壁の右側の細かいホールドに乗り、一気にチョークストーンを掴んで何とか突破。
2017年09月24日 10:42撮影 by  iPhone 6, Apple
1
9/24 10:42
実力者なら正面突破だか、そんな技量は無いので壁の右側の細かいホールドに乗り、一気にチョークストーンを掴んで何とか突破。
チムニーの中。途中からクラックを使ってラインを左に移した。写っていないがフェースの最上部は体が宙に露出する。
2017年09月24日 11:00撮影 by  iPhone 6, Apple
2
9/24 11:00
チムニーの中。途中からクラックを使ってラインを左に移した。写っていないがフェースの最上部は体が宙に露出する。
核心部の6pを終えて一安心。前の組はここから懸垂下降で降りてしまった。我々は最後まで上がる。
2017年09月24日 11:23撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 11:23
核心部の6pを終えて一安心。前の組はここから懸垂下降で降りてしまった。我々は最後まで上がる。
その前に小休止。
2017年09月24日 11:23撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 11:23
その前に小休止。
アーチを描いて反り返っているフレーク状の岩が見える。
2017年09月24日 11:23撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 11:23
アーチを描いて反り返っているフレーク状の岩が見える。
7pはⅣ+ 40m。スラブは苦手なので正直怖かった。
2017年09月24日 11:28撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 11:28
7pはⅣ+ 40m。スラブは苦手なので正直怖かった。
7pの終了点から下を見る。奈落の底だ。
2017年09月24日 11:32撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 11:32
7pの終了点から下を見る。奈落の底だ。
中央の谷が結果的に今日の下山ルートになった。他組のように懸垂で降りた方が楽なのだが、前衛壁の頂上P2を踏みたいのと、あわよくば本峰に登りたかったので懸垂しなかった。
2017年09月24日 11:42撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 11:42
中央の谷が結果的に今日の下山ルートになった。他組のように懸垂で降りた方が楽なのだが、前衛壁の頂上P2を踏みたいのと、あわよくば本峰に登りたかったので懸垂しなかった。
ラストの8pの終了点から眺めた本峰。
2017年09月24日 11:43撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 11:43
ラストの8pの終了点から眺めた本峰。
前衛フェースのP2に立った。満足。
2017年09月24日 12:43撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 12:43
前衛フェースのP2に立った。満足。
左が前衛壁P2、中央が本峰、右が烏帽子岩。三役の揃い踏み。
2017年09月24日 12:44撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 12:44
左が前衛壁P2、中央が本峰、右が烏帽子岩。三役の揃い踏み。
穂高の頂上には雲がかかっている。
2017年09月24日 12:46撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 12:46
穂高の頂上には雲がかかっている。
烏帽子岩の基部に狭い小道が見える。あの道を行く。
2017年09月24日 12:53撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 12:53
烏帽子岩の基部に狭い小道が見える。あの道を行く。
師匠が先頭を行く。
2017年09月24日 12:53撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 12:53
師匠が先頭を行く。
無事に烏帽子岩の基部を通過した。
2017年09月24日 12:59撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 12:59
無事に烏帽子岩の基部を通過した。
烏帽子岩。2枚の岩を縦に貼り合わせ感じ。
2017年09月24日 13:04撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 13:04
烏帽子岩。2枚の岩を縦に貼り合わせ感じ。
本峰の手前。簡単に登れそうな道が見つからない。まともに正面から行ったら難しいので諦めた。
2017年09月24日 13:15撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:15
本峰の手前。簡単に登れそうな道が見つからない。まともに正面から行ったら難しいので諦めた。
谷筋を下山。落石が発生しやすいので慎重に下りたがジャン飛騨尾根のαルンゼよりはマシだった。
2017年09月24日 13:24撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:24
谷筋を下山。落石が発生しやすいので慎重に下りたがジャン飛騨尾根のαルンゼよりはマシだった。
しばらくすると一般ルートに合流。ホッとする。
2017年09月24日 13:36撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:36
しばらくすると一般ルートに合流。ホッとする。
一般ルートの枯れた沢道。
2017年09月24日 13:40撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 13:40
一般ルートの枯れた沢道。
前衛壁の上部に数人のクライマーが張り付いている。中央の亀裂が6pのチムニーだと思う。その上のロープを下げている所が6pの終了点で、その上の斜面が7pのスラブ。岩壁中央の縦の大きな凹角のルートが注文の多い料理店。
2017年09月24日 14:00撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 14:00
前衛壁の上部に数人のクライマーが張り付いている。中央の亀裂が6pのチムニーだと思う。その上のロープを下げている所が6pの終了点で、その上の斜面が7pのスラブ。岩壁中央の縦の大きな凹角のルートが注文の多い料理店。
前衛壁の下側。客観的に見れば、あんな所を登っているクライマーは変人と言われても仕方がない(^^;
2017年09月24日 14:02撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 14:02
前衛壁の下側。客観的に見れば、あんな所を登っているクライマーは変人と言われても仕方がない(^^;
背後の前衛壁が小さくなってきた。また登りに来たい。
2017年09月24日 15:02撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 15:02
背後の前衛壁が小さくなってきた。また登りに来たい。
金属プレートを食べてる?
2017年09月24日 15:03撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 15:03
金属プレートを食べてる?
無事に下山。けっこう疲れた。
2017年09月24日 15:47撮影 by  iPhone 6, Apple
9/24 15:47
無事に下山。けっこう疲れた。
早く温泉に入りたい。お疲れ様でした。
2017年09月24日 15:53撮影 by  iPhone 6, Apple
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9/24 15:53
早く温泉に入りたい。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

前から気になっていた錫杖岳に初トライ。人気ルートの左方カンテはルートグレード4級下、ピッチ最高グレードⅤ+。貧弱な実力ではセカンドでもここがギリギリ。リードは去年もお世話になったプロクライマーのI氏に依頼した。
前衛壁はガッチリした岩質なので安心して登れる。各ピッチそれぞれに個性があって楽しい。特に3pと6pは高度感満載で怖いが楽しかった。他の組は7pのスラブを省略して懸垂で下り、たぶん注文の多い料理店にトライしていた。朝一番に取り付けば1日に2ルートは可能かもしれない。
できれば本峰にも登りたかったが、近付いてみると正面からは難易度が高く、巻いて一般登山ルートから登ると時間がかかるので諦めた。しかし岩登りも景色も十分に楽しめたので大満足の山行となった。

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