ヘルベチアヒュッテ銭函峠越え
- GPS
- 23:50
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 713m
- 下り
- 193m
コースタイム
12日:ヒュッテ11:20→ヒッチハイクで定山渓11:30→ホテル山水で風呂、バスで札幌へ
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰りはヒッチ+バス(定山渓から) |
写真
感想
妻と娘(小一)は香川君の試合を見にドルトムントへ行ってしまった。北18条でカシマ君にベチアの鍵をもらって、銭函へ。10年ぶりくらいのヘルベチアヒュッテへ行く。山岳部員のこころのふるさとヘルベチアヒュッテは素敵な小屋だ。
暑い銭函、駅の便所の水道で1.8リットルほど飲み水を汲む。桂岡のまっすぐの坂道は意外に長い。こんなに長かったかな。林道から夏道に入る入り口は地形図を見ないとちょっとわかりにくい。案内板は無し。森の中に入ると案内板がたくさんある。古い時代から小樽内川流域へ抜ける道だった事だろう。春香山の銀嶺荘(東海大の小屋)の人が標識を整備しているみたい。途中大浜を見下ろす一角もある。石狩湾新港のあたり、すごく栄えて工場がたくさんになっている。前は大原野だった。
峠からベチア方面の刈り分けは微妙に地形図とは違うところになっているようだが、まあ地図をちょくちょく見ていれば変な方へ行く事も無く長い下りを行く。途中巨木やヤナギランなどもあった。舗装道路からは十分程でヘルベチアヒュッテ。変わりないな、いつまでも。
扉を開けて真っ暗な部屋の窓を開けて行くと、ベチアの匂いがした。薪ストーブをつけ、風を入れ、小屋の暗闇を見つめていると、日が暮れて来た。縁側に出て、高くなったハルニレやダケカンバの梢の先など見ていると空が青暗くなり、月が出て来た。
ろうそくとランプで書き物したり読み物したり独り言をいったりして一晩過ごす。晩も朝も九州棒ラーメン、お酒は葡萄酒とチーズ。
掃除をして小屋を後にする。名残惜しい。お盆時期、死んだ仲間たくさんを思い出し、良い交霊ができた気がする。
銭函も定山渓も歩くと4時間かかる。ひさしぶりにヒッチハイクを敢行する。満面の笑顔で片手を揚げると、小型トラックがすぐ止まってくれた。やっぱり北海道だぜ。定山渓では足湯コーナーに子供といた近所の若い奥さんに「お湯で選ぶなら山水」と聞いて、山水ホテルで風呂。こぢんまりして良い宿だ。近くの食堂で焼き魚定食いただいてバスで真駒内へ。
夜はつるで小泉さんと前田さん、サイトーと飲んだ。とても楽しかった。翌朝日高へ
。
コメント
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yoneyamaさんは日高で、奥さんと娘さんは、ドルトムントですか!
ヘルベチア・ヒュッテは、泊まった回数は3回だけですが、思い出の小屋です。
http://trace.kinokoyama.net/hokkaido/mukade-ski76.htm
銭函峠と春香山から石狩浜の俯瞰も、懐かしい眺めです。
海から山へ上がってゆく、あの感覚は、道内ならではですね。
私は、3月に銭函峠からのスキー下降で、先端を雪の塊に突き刺して宙返りし、板をまっ二つに折ったことがありました。
巨木は、カツラかもしれません。ツタはイワガラミかな。
ヘルベチアは、90年代後半あたりに、かなりの補修工事がされて、以来、概観もとてもきれいになったように思います。
yoneyamaさんが、山の風体をして、ヒッチをされたら、マイカーの運転手ならば迷うところかもしれませんね。時間帯によっては。
トラックだと呼吸があうのかも。
私の友人らも、札幌―知床を往復ヒッチで行き来してました。遠距離の運転手は、話し相手が欲しいのだそうです。
ヒッチは山の風体ではなく短パンとシャツです。僕の山の風体は土木作業員風なので、緊急の救助要請と思われると困るのです。
ベチアの補修工事は1985年、僕が二年目の年でした。それ以前は床下がすぐ外で、床に置いといたビールが凍っていたのを覚えています。このとき、石炭ストーブも小屋が汚れるので本来の薪ストーブに換えました。
改修から25年、表面に張った新しい柾木も風格が出て、またいい感じになっております。
この小屋はH大の所有なんですか? kennさんの日記で何度か読んだことがあったので、誰でも泊まれる小屋なのかと思いました
事前にジムに連絡して鍵を借りれば誰でも泊まれます。是非一度。
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