中山道よりみち旅 (16) 瀬田の唐橋へ 草津〜石山

2017年10月21日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 10.8km
• 登り: 13m
• 下り: 20m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:30
• 合計: 2:30

7:15 JR草津駅
7:22 7:23 草津宿
7:44 7:46 野路一里塚跡 (南草津駅入口)
8:00 8:03 弁天池
8:07 8:09 笠山口BS
8:29 8:30 瀬田駅入口
9:05 9:17 唐橋東詰
9:21 9:25 唐橋西詰
9:28 9:33 京阪唐橋前駅
9:45 JR石山駅

歩行中の平均速度は約5.4km/h。
瀬田の唐橋に着くまで幸いにして全く降られなかったため、スーツ+黒革靴ながらもフル加速で歩きました。

天候

暗い曇りのち雨。台風前の終日雨予報の割には奇跡的に降られず♪

アクセス

利用交通機関：

電車

START……JR東海道線 (琵琶湖線) 及び草津線、草津駅から。
GOAL……JR東海道線または京阪石山坂本線、石山駅まで。
途中、南草津駅付近と瀬田駅付近でJRを利用できます。
瀬田の唐橋の西で京阪石山坂本線を利用できます。

コース状況／危険箇所等

全て舗装路歩きですので、危険なところはありません。
旧街道はところどころ非常に狭いため、車との接触に注意！
東海道の道標が充実していますが、道標が目につきにくい場所に設置されているのを見逃し、90度曲がるところを直進してしまいがちな場所もあります。私も軽く引っかかりました。w

写真

10/20 17:09

01. 前日は京都出張。今月上旬に大阪環状線から引退しメディアを賑わせた「The国鉄通勤電車」103系は、京都駅の奈良線ホームに行けばまだまだ健在です☆

10/21 7:02

02. 京都6:30過ぎの電車で草津に到着〜。東海道線や横須賀線のために設計され、今や草津線と湖西線で最後の活躍をする113系が出迎えてくれました♪　(この電車がまだ京都近郊ローカルで走っているうちに中山道赤線延ばしができて良かったです☆)

10/21 7:05

03. 誰もいない無機質な連絡通路に、物騒このうえない台風襲来時減便の予告 (何となくホラーな光景 w)。ホント、何なのですかねぇ……この10月の天気 (-_-;)。

10/21 7:13

04. ホテルの朝6時半からの朝食は、外国人観光客の大行列に恐れをなして省略しましたので、代わりに草津駅改札前の「麺家」にて、かきあげうどんをすすりました (JRWの駅そば・うどんは、普通に美味しいと思います)。

10/21 7:22

05. 草津駅界隈ではアーケード街となっている中山道に合流します。来し方を振り返り、一瞬ではありますが、日本橋からここまでの500km以上の旅路が脳裏をよぎりました。

10/21 7:25

06. 草津宿の東海道・中山道追分。先月下旬の到達時には感極まって、ひとり涙をボロボロ流してしまいましたが、今日は雨の止み間に歩けることの有り難い気分、そして京都への距離をジリジリと縮めようとするヤル気満々さとともに、土台の石垣にタッチしました。

10/21 7:26

07. 草津宿本陣を右に眺めつつ、いざ瀬田の唐橋へ！　午後2時から都内での会議に出るため (^^;)、遅くとも石山10時半の電車に乗るというタイムトライアルです。

10/21 7:30

08. 草津宿の造り酒屋。京都・大津界隈のベッドタウンでありながら、そこかしこにシブい建築が残り、遥か彼方に去った蕨とか桶川あたりの中山道風景を思い出します。

10/21 7:33

09. 宿場の南端、県道を渡ったところにある「立木神社」の入口。森厳な雰囲気を漂わせており、のんびり参拝したいものの、時間の制約を考えて通過 (汗。結果的には速く歩けたため、参拝しても十分間に合ったのですが)。

10/21 7:38

10. 草津川の新河道を渡ったのち、南草津駅の手前まで、ところどころ旧街道ムードが結構残る細道が続きました。

10/21 7:46

11. 矢倉南交差点で国道1号線を渡ったあと、野路一里塚周辺での進み方がこんな感じで掲示されています。

10/21 7:48

12. 野路一里塚跡。ホンモノの一里塚はもっとデカく、榎を植えていますので、これは最近つくった「なんちゃって一里塚」？　まぁ、今をときめく南草津駅前のマンション群との組み合わせも、街道今昔という感じで楽しめます。

10/21 7:51

どんより暗い

10/21 7:56

天気でしたが

10/21 8:08

鮮やかな花は

10/21 8:16

束の間の愉しみ♪

10/21 7:54

17. 野路界隈を進む途中、見事な生け垣の旧家が次々に現れます。

10/21 8:04

18. 景色がパッと開けて「弁天池」の脇を通ります。中の島に小さな橋がかけられ、厳島神社系っぽい雰囲気です。

10/21 8:24

19. 一里山公園北の溜め池……は干上がり気味で、ただの草の原。家並みが途切れない中、こんな景色でもちょっとした気分転換になります。

10/21 8:31

20. 瀬田駅から南東の一里山界隈では、こんな感じで緩いアップダウンとカーブが続きます。

10/21 8:38

21. 一里山2丁目の坂を登ったところで来し方を振り返る。遠くのマンションさえなければ、往時の風景を見ているかのよう。

10/21 8:44

23. 瀬田小学校南の坂を下ると、大江地区では2回の90度曲がりがあります。1回目は目線に道案内がありましたが、そこですっかり油断してしまい、地図を細かく確認することなく……

10/21 8:50

24. 2回目の90度曲がりに気付かずに通過して真っ直ぐ南下し、突き当たって道間違い発覚。あ〜あ、ひっかかっちまいました www

10/21 8:52

25. ここは間違えてもすぐ本来の道に戻れますので一安心。正面ちょい左の電柱の高い位置に掲示があるため、こりゃ見落とすよなぁ……(^^;;)。

10/21 9:04

26. 桧山バス停付近の緩いアップダウンを過ぎて県道に合流し、まっすぐ南西に向かい、このY字路で右に進みますと……

10/21 9:12

27. ついに瀬田の唐橋に到着！！　

ここでパラッと雨が降り始めましたが、終日絶対雨という予報の中、ここまで全く降られなかったのは奇跡でした☆

10/21 9:16

28. 日本三大名橋と呼ばれる橋のうち、日本橋と錦帯橋は絶対入選でしょうが、もう一つは諸説あるようです (汗)。まぁ、瀬田の唐橋は指折りの歴史ある橋であることは確かでしょう〜。

10/21 9:27

29. 一歩一歩かみしめながら唐橋を渡り、西詰の南側にある小高い位置からの眺め。明治天皇もここから唐橋を眺めて休憩したとのこと。天気の良い日の午後〜夕方とか、たぶん近江富士も見えて絶景なのでしょうか？

10/21 9:31

30. 僅かに歩いて、京阪石山坂本線の踏切に到達！　ついに「おけいはん」まで赤線延びました……！　が、これは大津観光ラッピング車。

10/21 9:35

31. 正調の京阪色キターッ♪
この伝統ある塗装も、ついにダークグリーン+白の新塗装に変わり始めています (これはこれで悪くないですが)。
旧塗装車がそれなりに走っているうちに、京阪電車に沿って中山道旅の最終回 (→撮り鉄しながらハイク) を歩く手はずが整って何よりです。

10/21 9:45

32. 石山駅南の商店街となった東海道＝中山道を、本降りに変わった雨の中トボトボ歩いて、本日は駅東入口まで (来し方を振り返る)。

10/21 9:48

33. 休憩込み2時間半で石山駅に無事到着し、良かった良かった♪　最終回はここから浜大津を経て、出来れば紅葉ベストシーズンの南禅寺などに寄り道しつつ、三条大橋にゴールです！

撮影機器：

EOS 5D Mark IV ボディ CANON

感想

ゆきまる@bobandou

これまで江戸日本橋から500km以上にわたって歩きつないできた中山道の旅も、去る9月25に近江草津宿に到達し、京都の三条大橋まで残るは26km強を残すばかりとなっていました。そして先日、京都在住のMyフォロワー・hiyo-ruさんと相談のうえ、最終日は京都の紅葉がベストに近づく頃合の週末に敢えてぶつけることになり (人混みで阿鼻叫喚？ w)、往路の夜行バスと復路の新幹線指定席も既にバッチリと予約を済ませ、長い街道旅の有終の美を飾る準備は着実に整いました♪

しかし、紅葉見物も兼ねた物見遊山ハイクを狙うにあたり、最大の課題は……草津から三条大橋までそこそこ距離があること。これまでの経験からして、夕方までに確実に踏破できることは間違いないのですが、既に日も短い時期でもあるだけに、

＊紅葉見物や琵琶湖 (＠浜大津) などの寄り道もバッチリ盛り込みながら
＊明るい時間のうちに三条大橋に着くようにしたい

……以上を考慮しますと、単純な住宅街歩きが中心の草津〜瀬田の唐橋間は、事前に歩いておくに越したことはありません。

そこで、京都出張の翌朝、東京で午後から開かれる会合のため昼前の新幹線に乗る前に、さっくりとスーツ姿で草津〜瀬田の唐橋〜石山間を歩いておくプランを練ったのですが、ご承知の通りの最近の悪天候続きで、前日の滋賀県南部の予報は、いかにも自信ありげに「雨」の一言……(-_-;)。
多少の小雨なら問題ないですが、さすがに土砂降りなら断念せざるを得ません。
結局、最終回は草津〜三条大橋となるのか……。

ところが！　泊まっていた京都駅界隈の宿で朝5時40分過ぎに起きてみますと、何とまだ雨は降っていない！
これは一刻も早く歩いてしまいたい……と思っていたところ、宿の朝食会場の前に出現していた外国人観光客の凄まじい長蛇の列が後押ししてくれました w
朝食券はムダになってしまいますが、まぁ自分の財布で泊まっているわけでもなし (^^;)、ここはとっさの判断でそのままチェックアウトし、朝方ゆえ本数が少ない米原方面行きの電車にもうまく飛び乗ることが出来ました。
こうして、当初の予定よりも40分ほど早い時間に草津駅を出発し、「どうかなるべく降られませんように……」と思いつつ全速力で歩いたところ、瀬田の唐橋に着いたところでポツポツ降り始め……。
爽やかな秋晴れではなかったのは残念とはいえ、雨予報の中で降られずに唐橋に着いたのですから、これ以上の贅沢は望めないほどの強運だったと思います☆

こうして、中山道と関西エリアに引いたヤマレコ赤線の切れ目は、約16〜7kmほどまで縮まりました。ついに三条大橋にたどり着く最終回が待ち遠しいです。
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
とりわけ、最近は多忙や天候のためになかなか山に登れず、下道歩きレコばかりアップしている中、ご海容のうえご覧下さったことに感謝申し上げます m(_ _)m

なお、スーツ+革靴で距離を稼いだ下道歩きですので、カテゴリは「トレーニング」と致します。

コメント

hiyo-ru

見事に雨かわしましたね〜
こんばんは。

台風21号の来襲を見事に見切っての中山道赤線延ばし、天も味方したようで良かったですね。ホテルの朝食は残念ですが、濡れない方が何倍もマシでしょう

本日22日は台風直撃で終日雨でした。
来月の最終回は秋晴れになりますように

ゆきまる@bobandou

＞hiyo-ruさま
こんばんは、コメントどうもありがとうございます！
ホテルの朝食、数年前までは朝6時半のスタート時に行けば、超〜余裕でゆったりとした雰囲気の中、美味いバイキングで超腹いっぱいになったのですが、最近の混雑ぶりたるや、一品一品を盛るのに凄まじい混雑となり、昨日などは「一発目を一通り盛り終わるだけでも20分以上かかるだろう…… 」と判断したのでした。

それでも美味いホテルメシを食べるか？
それとも、新幹線の時間も合わせて、なるべく早めに歩けるだけ歩くか？？
本当に一瞬の判断でしたが、もし当初の予定通り歩いていたら、唐橋の手前でかなり降られていたはずですので、ホント見事にかわしきった感じです

それにしても思い起こすにつけ、一連の中山道歩きのうち、雨で本当に苦しめられたのは和田峠越えの前後でしたが、これも辛うじて雨宿りと雨合羽でしのぎ、和田峠のてっぺんでは記念写真も撮れたほどです。また、雨上がりの凄まじいブヨ合戦というイヤな展開もありましたが w、これは季節柄仕方がなかったです。
むしろ、予報よりもはるかに天気が良いことが多く、とくに晴れ男を自認しているわけではないですが、不思議と恵まれた旅でしたね……。
最終回も、そんな運の良さに最後まで恵まれるものであって欲しいものです。
……が、あまり期待しすぎると良くないんだなぁ〜これが。

台風の雨ですが、いまこのレスを書いている傍らで突然スマフォがヘンな警報音を立て始めました。自宅からそう遠くない綾瀬市の川が氾濫しかけているようで……
あと、この雨と風で、標高1300〜1500mくらいの紅葉が完全に台無しになってしまうかも知れないと思うとトホホです。
ただ、台風が過ぎればようやく秋らしくなるということで、京都の葉っぱもこの台風で余り傷まず、順調に染まって行くことを期待するばかりです。