伯耆大山 弥山尾根東稜登攀 3月末

2017年03月31日(金) [日帰り]

• GPS: 08:41
• 距離: 8.1km
• 登り: 1,235m
• 下り: 1,236m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:21
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:39

3:16 大山寺橋・南光河原駐車場
3:24 3:26 大山寺
3:35 3:36 大神山神社
3:40 3:41 元谷・下宝珠越分岐
3:59 3:59 元谷堰堤右岸分岐
4:05 4:41 元谷小屋
9:56 10:05 大山
10:07 10:07 大山頂上碑
10:17 10:17 石室方面との分岐
10:22 10:22 八合目
10:38 11:04 六合目避難小屋
11:12 11:12 行者谷分かれ
11:14 11:15 五合目
11:24 11:25 三合目
11:49 11:49 夏山登山口
11:54 11:55 大山寺橋・南光河原駐車場
11:55 ゴール地点

天候

曇、ガス、ホワイトアウト、地吹雪

写真

今年の積雪多く、3月末でも平年のMAXよりも多い。
（グラフは、気象庁の大山スキー場内の観測点の積雪量）

1p目、弥山尾根東稜取付より尾根を右へ迂回、尾根へ上がるべく良いラインを探す。今回は2時起き、3時過ぎ駐車場出発、東稜取付1323m地点、5：40

2p目を見下ろす、東稜山腹の急な雪壁から尾根上に出たところ
雪は適度に締まっており、ラッセルなしに済む。この時期のメリットですね。

3p目

4p目

4p目

6p目

6p目

6p目

8p目

8p目

9p目

9p目、ここまで天気がもってくれた。視界はまずまず。
次のピッチあたりからホワイトアウト、11p目で登攀終了、10：05弥山着、避難小屋が見えない。一転して風が強くなる。

9合目から8合目へ、地吹雪？吹雪？烈風で雪の粒が顔をたたきつける。まっすぐ前に歩けない。ホワイトアウト状態で尾根と谷の境目もよく見えない。本当に3月末かと思いつつ慎重に降りる。3合目まで地吹雪が続く。

下山中、多分3合目付近（撮影日時はエラーです。）
こんなに下っても地吹雪でした。目を開けるのがつらい。
11：55駐車場に戻る。珍しく早かった。
1月から3月上旬にかけては2回に1回はヘッドランプ点けての下山である。ひどいときはまだ登攀中なんてこともあり。

感想

icchan2017

○天候の変化で登攀よりも下山が厳しかった。
9時前までは曇り、見通しも良かったが、その後ガスに覆われだし雪模様となり、弥山山頂ではホワイトアウトで何も見えず。

○4月目前だが、新雪に覆われ冬山の様相である。1〜2月の降雪時のイメージであった。
○気温は体感ではマイナス5度からマイナス2度ぐらいラッセルはなし、アイゼンがよく効いた。一方スリップしたら一気に加速しそうな状態のためスタカットが長くなる。
○ブッシュは露出し始めており、幹や太めの枝に支点が得られた。雪もそれなりに固くなりスノーバーもよく効いた。支点に困らなかったのでどのピッチもほぼ50mいっぱい伸ばすことができたので、効率的だった。
○東稜は西稜とともに入門コースと位置付けられていが、東稜の方がやや傾斜もあり高度感もあり少し難し目と感じた。
○登攀終盤は降雪とガス、風で視界が効かず頂上稜線にでると完全にホワイトアウトだった。
○山頂小屋はパスし六合目の避難小屋を目指す。ポールが数十メートル毎にあるのだが目を凝らしても見えたり見えなかったり、強風と地吹雪で時に体がよろけるし、右ほおが一方的にさらされるため、右目が痛くメガネは凍りつきで足元もよく見えない。