下ノ廊下

2017年10月28日(土) 〜 2017年10月29日(日)

コースタイム

28日 日電歩道起点7:55発−阿曽原温泉小屋16:42着
29日 阿曽原温泉小屋8:22発−欅平14:14着

天候

10月28日 曇り
10月29日 雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

非常に良く整備されています。
紅葉はこれから終わりに向かいそうです。
紅葉を楽しめるのは11月初週まででしょうか。
欅平周辺のみまだピークを迎えていませんでした。

写真

10/28 8:58

赤沢岳西尾根の岩峰群かな。アルプス的でかっこいい。冠雪してます。

10/28 9:17

丸山東壁かな。

10/28 9:33

もみじ。

10/28 9:37

水が美しい！

10/28 9:59

大タテガビン。

10/28 10:40

新越沢出合の連瀑。これは噂通り悪そうだ。でもかっこいい。

10/28 10:41

人がちっぽけに写る(細滝の落ち口にいます)。

10/28 10:46

黒部別山北峰壁尾根。

10/28 11:08

壁尾根ズーム。これはまさしく壁だ。尾根の末端とは思えない。

10/28 11:21

曇っているが視界は良好。

10/28 11:21

梯子で迂回する場所あり。迂回する必要あるのか？と疑問を感じましたが、上から見ると以前のルートは馬鹿でかいフレーク上でした。これは確かにちょっと危険。

10/28 11:36

黒部別山谷は雪渓がびっしり。今年の北アは残雪豊富なようですね。

10/28 11:43

あれだけ大きな雪渓も、ゴルジュの規模に比べればこの程度。

10/28 12:04

白竜峡の青い釜。

10/28 12:06

白竜峡のゴルジュと紅葉が美しすぎてテンションがおかしくなってた。真ん中左端に連れが写ってます。

10/28 12:16

これにも連れが写ってる。

10/28 12:14

ちょっとズーム。

10/28 12:26

面白い節理。

10/28 12:38

対岸の紅葉が美しい。黄色がきれいだ。

10/28 13:06

穏やかな流れ。

10/28 13:23

十字峡にて。劒沢の瀑布の迫力が物凄い。ダムの放水が無いせいか、本流よりはるかに水量が多い。

10/28 13:59

水が本当に美しい。

10/28 14:01

曇りの日ならではのしっとりとした紅葉。

10/28 14:33

再び顕著なゴルジュになってきた。

10/28 14:38

岩を断ち割ったかのような岩溝。途中途中でルートにかかる小さな沢やルンゼがどれもこれもかっこいいのです。何を撮っても様になってしまう。

10/28 14:43

高度感ある写真が撮れました。案外恐怖感は無い。

10/28 14:45

黒四発電所が見えてきた。関西電力の文字が光り輝いていた。

10/28 14:49

S字峡。

10/28 14:50

紅葉に彩られた日電歩道。

10/28 15:26

東谷出合。吊り橋上から。黒部川を最も容易に渡渉できるのはここなのかな。

10/28 15:46

仙人谷ダムはダムとは思えないほど青い水を湛える。

10/28 16:22

トンネルの奥に紅葉。

10/28 16:27

まもなく阿曽原温泉小屋。奥鐘山がぶっ立ってる。

10/28 17:23

台風接近のためテン場はやや余裕がありました。

10/29 6:14

雨の翌朝。皆さん早朝に出ていかれました。雨が弱まるのを待っていたらテントを畳むタイミングを逃してしまい、我々はダントツの最後尾に。

10/29 8:21

雨が止んだので出発。

10/29 8:47

雨後の黄葉も好きです。

10/29 8:51

好展望地。

10/29 9:04

また雨が降り出したので、ミラーレスはここで封印。

10/29 9:39

ハングした大岩でお遊び。カチにチョーク跡が残ってました。やっぱ登っている人居るんだね。笑。

10/29 10:45

雨の紅葉ロード。傘羨ましい…。

10/29 11:26

黒部の怪人、奥鐘山西壁と落葉。奥鐘山だけで30枚以上撮ってました。

10/29 11:39

これより水平歩道の核心部、大太鼓。

10/29 11:47

下を覗き込む。番線は離せません。正直ここは怖かった。

10/29 13:21

欅平が見えた。もうひと踏ん張り。

撮影機器：

RICOH GR リコー

FUJIFILM X-E2 ボディ 富士フイルム

感想

yamakurumi

初めての下ノ廊下(夏季に仙人谷ダム〜欅平を歩いたことはありましたが)。
今まで、沢登りで沢山の絶景に出会ってきましたが、紅葉の下ノ廊下はそれに負けず劣らず素晴らしかったです。寧ろほとんど勝ってました、悔しいけど。曇りや雨でも大感動でしたが、晴れていたらもっと素晴らしい景色に出会えていたのだろうか。

黒部の谷はスケールが物凄い。本流は勿論のこと、ちょっとしたルンゼや小沢までどれもこれもがかっこいい、美しい。名前も無いような沢が100m超の滝を落としている。側壁の規模も桁違いで、丸山東壁やオオタテガビン、奥鐘山西壁などの有名な壁以外にも、他の地域にあれば沢山ルートが引かれているだろうと思えるような壁がそこかしこにある。そして谷を彩る美しい紅葉。あまりにも素晴らしかった。
白竜峡ではあまりに美しいゴルジュにテンションが振り切れていました。

改めて、(生まれが)富山県民であることに誇りを感じると共に、このようなルートを切り拓いた方々や、整備してくださっている方々に対し、畏敬の念を覚えました。黒部の大自然に対し、ダム建設などで大きく手を加えたという事実には正直あまり良い感情を持っていませんが、大きなリスクを負わずにこれほどの絶景を楽しむことができるというのはありがたいことだと感じました。

阿曽原温泉小屋のご主人曰く、今年の下ノ廊下の紅葉は駄目駄目だそうだ。これには驚いた。とても感動したのに。
これは数年内に再訪するしかなさそうだ。次回は晴天の日に。

どうでもいいことですが、今回の山行で唯一辛かったのは、欅平から宇奈月駅へと向かうトロッコに乗っている時間でした。雨でずぶぬれになった合羽を脱いで半袖でトロッコに乗った(乾いた防寒着はザックの奥底に押し込まれてしまっていました)のですが、あまりの寒さに震えが止まりませんでした。宇奈月駅に着いて入った温泉の気持ち良かったこと。まさに極楽でした。