天祖山 錦秋の日原・こころの奥に吸い込んだ秋の風(大ブナ尾根〜唐松平)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,462m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:東日原BS(17:22発(西東京バス【奥21】奥多摩駅行き) |
コース状況/ 危険箇所等 |
天祖山下山口までの下りは一部ザレ急斜面 |
その他周辺情報 | 山根うどんさん:東日原BS横の簡易郵便局横にあるほっこり食堂。ラーメン500円,山菜そば・うどん600円。簡易郵便局前にドリンク自販機があります。 |
写真
感想
文化の日,息子といっしょに奥多摩を歩きました。
いつか歩きたいとおもっていた憧れの日原の森。天気予報以上の晴れの1日となりました。奥多摩ホリデー号始発に乗り込み奥多摩へ。初めて乗ったホリデー号は登山色一色で,その雰囲気も,奥多摩に向かうにつれ山深くなってくる景色の変化も,一つ一つが新鮮です。道中同じ小学生の男の子のパパさんと隣席となり,楽しいお話をしているとほどなく奥多摩駅に到着。息子は電車でややお疲れ。
奥多摩駅からさらにバスにのることにブルーな息子をコーラグミで持ち上げながら30分ほどで東日原へ。バス停をおりてすぐに公衆トイレがあり準備OK。真っ青な晴れ空の下に突き上げる稲村岩を眺めながら歩みをすすめます。歩きはじめたら息子の顔色も回復。しばらくのんびり日原街道をすすみ,橋を越えて日原林道方向へ。林道は日原川に沿った舗装路で,晴れたさわやかな朝日と紅葉のなか息子の足取りも軽やか。
八丁橋で右手に天祖山への登山道入り口をみながらそのまま林道をすすむこと3kmくらいすると,大ブナ尾根の東側の谷にあたる場所で林道が北向きから南向きに折り返す橋が架けられた小川があり,ここから登り始め。
はじめは川の右斜面を九十九折に登り,水平方向に東西に続く作業道を左手西方向へ。しばらくゆくと2mほどの鉄のモニュメント?があり,その脇で川を西方向に渡渉。そこから先は大ブナ尾根の東斜面。斜面を見上げるとすぐに秋色の樹々が斜面の上へと続きます。どこから尾根に取り付こうかとしばらく進むと斜面が植林帯に。ちょうど斜面下にピンクテープがあったので,ここから再び登り。
やわらかい土と小石の歩きにくい植林帯の急斜面ですが,えっちらおっちらと登ってゆくと,急斜面の上に青空と黄葉の樹々が見えてきた!植林帯を抜けるとその先はブナ,イヌシデ,クリ,イタヤカエデなどの落葉広葉樹が見事な自然の調和のなかで佇み,やわらかな秋の陽の光をあびて輝き,錦繍を織りなしていました。
1000mから1600mくらいまでの間ですが,そのなかでも紅葉・黄葉のグラデーションが変化します。ゆとりのある樹木の密度,やわらかな土,急すぎない斜面,そして豊かな太陽。樹々が育つためにとても素晴らしい場所なんだろうなあ。斜面中腹の1300~1400mくらいの解放感と林相の美しさは本当に感動の連続で,何度も斜面を見上げては見下ろし,また見上げ。息子もなれない山登りですが,休みながら,樹とふれあい,戯れながら唐松平までの尾根を登りました。
下りは天祖山の登山道を利用。石尾根と並行するように東南東にむかって続く尾根なので,ちょうど秋の太陽が右手側から差し込むので,太陽の光でキラキラと煌めく紅葉を愉しみながら下山することができるのも発見でした。
息子と歩いた秋の奥多摩。美しい日原の自然。素晴らしい1日。生きているって本当に素晴らしい。本当にありがたい。自然とすべての人,すべての物に感謝の気持ちがあふれてくる。。こんな美しい秋の錦繍に次はいつ会えるかわからないけど,この素晴らしい日原の自然に心から魅了されてしまいました。いつか訪れたい聖地ナラテイロ,会いたい巨樹の数々。。尽きることがありません。
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