北穂高岳(上高地ピストン)
- GPS
- 34:23
- 距離
- 30.0km
- 上り
- 1,960m
- 下り
- 1,900m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 11:28
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 7:57
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本谷橋から先で雪あり。 涸沢から上は岩と氷雪のミックス |
その他周辺情報 | 小梨平キャンプ場のお風呂を利用(600円) |
写真
感想
今年の秋は台風が続いて、なかなか山に出かけられなかったので、
ラストチャンスは馴染みのある穂高に行ってきました。
天気が良く、景色は最高でしたが、今回は助けて頂いたおかげで
歩き切ることができましたので、経緯を書いておきます。
涸沢から北穂へのルートは夏道の想定で行きました。
涸沢から取り付くと、南稜にトラバースする途中で北穂沢に下りの
トレース(たぶん1名)を確認。北穂沢にルート変更し、20mほど登るも雪が少なく、ガレガレで落石が気になり、夏道に戻る。
ところが夏道にある雪にはトレースがない。最初の鎖場で、夏道には上まで
トレースがないことを確信。ルートはわかるので、そのまま進む。
雪が浅く、柔らかい為、アイゼンも効かず歩きづらいので想定より時間がかかるも
頂上直下のトラバース部分まで詰める。トラバースを抜ければピークに登り返して小屋だからと思い慎重にピッケルで雪を払った後に踏み固めて、ステップを切り7,8mぐらいのトラバースを抜ける。
すると、その先に北穂沢のどん詰まり部分でメインのトラバース(約10m)が出現。
ひとつ手前をメインと勘違いしていたようで、見た瞬間こっちのほうが
ヤバいのがわかる。改めて、ルートミスがないか、エスケープするルートが
ないか周辺を確認。「もう一回集中しないとダメだな」と考えていたところ、
北穂沢から上がってきた方が下から声をかけて頂きました。
Kさん「だいじょうぶですか?そこから右下には降りれませんか?」
私 「下に行くのは無理です。上を巻くのはダメでしょうか?」
Kさん「上はダメです。ルートありません」
私 「ゆっくりトラバースします」
Kさん「小屋はもうそこなので、小屋番さん呼んできましょうか?」
私 「すみません。お願いします」
Kさんがピークに登って行くのを見送り、少し待っていると
小屋番さんが来ていただいて、「アイゼンあるよね?予約してた?」
「はい。つけてます。予約してます。」と短いやりとりを済ますと
じゃ、踏み後つけるからそのあとに来てね。とサクサクとトラバースに
踏み後をつけて頂きました。おかげさまでその後は無事、北穂高小屋へに到着。
この日の北穂高小屋泊は私を入れて3名。
Kさんが北穂沢、私のあとから夏道でもう1名上がって来られました。
3人で話をさせていただき、登りはどちらが正解だったかわかりませんでしたが、
下りは北穂沢で一致。翌日の下りはKさん、私、もう1名の方の順で20分ぐらいの
間隔で下山しました。
今回は自力で到達できなかった初めての山行になりました。
今回の経験を次からの山行に活かしたいと思います。
Kさん、北穂高小屋の小屋番さん、本当にありがとうございました!
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