11月4日（土）海老名の古墳巡りと河原口坊中遺跡展（温故館＝郷土資料館）
hirokok510
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 84m
- 下り
- 88m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
拍手
古墳群の表の入り口は逆側の古墳群バス停なので、こちらは裏側ー道標は全くないので地元の人に尋ねると、こんな駐車場の裏の狭い道が入り口に通じるらしい
ガスの中に大山が大きく見える―大山はおそらく特別な山だった労ーこのあたりの遺跡の多くは大山がよく見えるところに立地しているらしいー
3号墳ー大正時代の記録では前方後円墳（推定墳長51m）−現在は削平されて円墳にしか見えないー古墳群中、もっとも古いとされる（弥生・古墳移行期）
3号墳は前方後円形、4号墳は前方後方形（いずれも3世紀後半の弥生・古墳移行期）で墳丘が低く、弥生墳墓的な様相を残しているらしい―現状は墳丘の形はかなり失われているようだーー
掘立て柱建物・溝状遺構・井戸跡・土坑などが多数発見され。中世建物遺構として貴重らしい。
感想
朝、小田急線海老名駅からバスで谷入口バス停下車、秋葉山古墳群に向かって進む。住宅街を抜けてしばらく進み、坂道を上ると8時過ぎに入り口に到着。
近くの3号墳は古墳群で最も古く3世紀後半の出現期古墳。いびつな前方後円形で弥生古墳移行期の姿を残す。円筒埴輪などはない。続いて4号、2号と進み、4世紀の古墳群最大規模の墳町59mの前方後円墳の1号墳に出る。
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。」(wiki)
秋葉山古墳について（文化財オンラインより）
「秋葉山古墳群」は、神奈川県のほぼ中央を南北に流れる相模川から2kmほど東、標高75から80mの丘陵頂部に立地し、古墳時代初頭を前後する時期にて営まれた古墳群である。この地は、相模川を利用した南北の水上交通と、武蔵地域に抜ける陸上交通が交わる要衝にあたる。海老名市教育委員会では、内容を確認するための発掘調査を昭和63年から断続的に実施してきた。
古墳群のうち最も古くさかのぼるのが3号墳である。現状では径40m程度の円墳状を呈するが、大正年間の郷土史家中山毎吉の記録や古写真等によれば前方部の存在が確認でき、かつては全長50m程度の前方後円形の墳丘であったと考えられる。後円部側には、幅7．8mの周溝が確認されている。出土した土器は、東海系の高杯が見られるものの全体としては在地色が強く、時期は弥生時代から古墳時代の移行期にあたる庄内式期に併行すると考えられる。前方後方形の墳丘が卓越する東日本において、最古級の前方後円形の墳丘をもつ数少ない例である。
4号墳の墳丘は全長37．5m以上の前方後方形であり、後方部の北から西にかけては幅4m程度の周溝が確認された。出土遺物は少ないが、3号墳に近い時期と考えられている。
これらに続くのが2号墳であり、墳丘は全長50．5mの前方後円形で、前方部前面には幅6．5mの溝が確認されている。出土した土器は庄内式期から布留式期にかけてのもので、畿内色が強まるとともに、駿河地域の影響を受けたものもある。また、径20cm前後、高さ40cm以上の円筒形の土製品も発見されている。形状は円筒埴輪に類似するが、突帯を持たず用途不明か？
1号墳は
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。
小型の丸底をした土器と鉄鏃が出土している。」（wiki)
そこからいったん道路に出て5号墳を見学、次の瓢箪塚古墳に向かう。途中国分尼寺跡があるようだが、見えなかった。
国分尼寺跡
「尼寺跡は、平成9年に国の史跡に指定されました。指定に関する確認調査を数回行い以下のようなことが分かっています。
伽藍配置
中央に金堂を配し、講堂・中門・回路で囲む一般的な「国分寺式」と呼ばれるものです。
金堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に礎石が16個残っていました。全国的にみても残りがよく、その規模や築造過程が分かります。
講堂跡
基壇や礎石はなく、詳細は不明です。」（海老名市急線海老名駅からバスで谷入口バス停下車、秋葉山古墳群に向かって進む。住宅街を抜けてしばらく進み、坂道を上ると8時過ぎに入り口に到着。近くの3号墳は古墳群で最も古く3世紀後半の出現期古墳。いびつな前方後円形で弥生古墳移行期の姿を残す。円筒埴輪などはない。続いて4号、2号と進み、4世紀の古墳群最大規模の墳町59mの前方後円墳の1号墳に出る。
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。」(wiki)
秋葉山古墳について（文化財オンラインより）
「秋葉山古墳群」は、神奈川県のほぼ中央を南北に流れる相模川から2kmほど東、標高75から80mの丘陵頂部に立地し、古墳時代初頭を前後する時期にて営まれた古墳群である。この地は、相模川を利用した南北の水上交通と、武蔵地域に抜ける陸上交通が交わる要衝にあたる。海老名市教育委員会では、内容を確認するための発掘調査を昭和63年から断続的に実施してきた。
古墳群のうち最も古くさかのぼるのが3号墳である。現状では径40m程度の円墳状を呈するが、大正年間の郷土史家中山毎吉の記録や古写真等によれば前方部の存在が確認でき、かつては全長50m程度の前方後円形の墳丘であったと考えられる。後円部側には、幅7．8mの周溝が確認されている。出土した土器は、東海系の高杯が見られるものの全体としては在地色が強く、時期は弥生時代から古墳時代の移行期にあたる庄内式期に併行すると考えられる。前方後方形の墳丘が卓越する東日本において、最古級の前方後円形の墳丘をもつ数少ない例である。
4号墳の墳丘は全長37．5m以上の前方後方形であり、後方部の北から西にかけては幅4m程度の周溝が確認された。出土遺物は少ないが、3号墳に近い時期と考えられている。
これらに続くのが2号墳であり、墳丘は全長50．5mの前方後円形で、前方部前面には幅6．5mの溝が確認されている。出土した土器は庄内式期から布留式期にかけてのもので、畿内色が強まるとともに、駿河地域の影響を受けたものもある。また、径20cm前後、高さ40cm以上の円筒形の土製品も発見されている。形状は円筒埴輪に類似するが、突帯を持たず用途不明か？
1号墳は
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。
小型の丸底をした土器と鉄鏃が出土している。」（wiki)
そこからいったん道路に出て5号墳を見学、次の瓢箪塚古墳に向かう。途中国分尼寺跡があるようだが、見えなかった。
国分尼寺跡
「尼寺跡は、平成9年に国の史跡に指定されました。指定に関する確認調査を数回行い以下のようなことが分かっています。
伽藍配置
中央に金堂を配し、講堂・中門・回路で囲む一般的な「国分寺式」と呼ばれるものです。
金堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に礎石が16個残っていました。全国的にみても残りがよく、その規模や築造過程が分かります。
講堂跡
基壇や礎石はなく、詳細は不明です。」（海老名市）
秋葉山古墳群から40分ほどしばらく歩いて瓢箪塚古墳公園に出る。海老名市最大の前方後円墳らしい。
「全長約75m以上、海老名市内最大の前方後円墳。
1996（平成8）年の発掘調査で埴輪片が見つかっている。4世紀末〜5世紀初頭の築造。
市指定史跡、1998（平成10）年指定。ひさご塚公園内に保存されている。地元では「ひょうたん山」と呼ばれ親しまれており、春になるとお花見スポットとして多くの人が訪れる。」（古墳マップ）
ー後世削平され、当初は80m以上だったと推定されているようだ。
このあたりは古代相模国の中心地のひとつだったらしく、近喰相模国造碑が立っていた。
墳頂に上り散策してから9時半過ぎに次の目的地の相模国分寺跡に向かう。途中道を少し間違えて上田急線海老名駅からバスで谷入口バス停下車、秋葉山古墳群に向かって進む。住宅街を抜けてしばらく進み、坂道を上ると8時過ぎに入り口に到着。近くの3号墳は古墳群で最も古く3世紀後半の出現期古墳。いびつな前方後円形で弥生古墳移行期の姿を残す。円筒埴輪などはない。続いて4号、2号と進み、4世紀の古墳群最大規模の墳町59mの前方後円墳の1号墳に出る。
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。」(wiki)
秋葉山古墳について（文化財オンラインより）
「秋葉山古墳群」は、神奈川県のほぼ中央を南北に流れる相模川から2kmほど東、標高75から80mの丘陵頂部に立地し、古墳時代初頭を前後する時期にて営まれた古墳群である。この地は、相模川を利用した南北の水上交通と、武蔵地域に抜ける陸上交通が交わる要衝にあたる。海老名市教育委員会では、内容を確認するための発掘調査を昭和63年から断続的に実施してきた。
古墳群のうち最も古くさかのぼるのが3号墳である。現状では径40m程度の円墳状を呈するが、大正年間の郷土史家中山毎吉の記録や古写真等によれば前方部の存在が確認でき、かつては全長50m程度の前方後円形の墳丘であったと考えられる。後円部側には、幅7．8mの周溝が確認されている。出土した土器は、東海系の高杯が見られるものの全体としては在地色が強く、時期は弥生時代から古墳時代の移行期にあたる庄内式期に併行すると考えられる。前方後方形の墳丘が卓越する東日本において、最古級の前方後円形の墳丘をもつ数少ない例である。
4号墳の墳丘は全長37．5m以上の前方後方形であり、後方部の北から西にかけては幅4m程度の周溝が確認された。出土遺物は少ないが、3号墳に近い時期と考えられている。
これらに続くのが2号墳であり、墳丘は全長50．5mの前方後円形で、前方部前面には幅6．5mの溝が確認されている。出土した土器は庄内式期から布留式期にかけてのもので、畿内色が強まるとともに、駿河地域の影響を受けたものもある。また、径20cm前後、高さ40cm以上の円筒形の土製品も発見されている。形状は円筒埴輪に類似するが、突帯を持たず用途不明か？
1号墳は
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。
小型の丸底をした土器と鉄鏃が出土している。」（wiki)
そこからいったん道路に出て5号墳を見学、次の瓢箪塚古墳に向かう。途中国分尼寺跡があるようだが、見えなかった。
国分尼寺跡
「尼寺跡は、平成9年に国の史跡に指定されました。指定に関する確認調査を数回行い以下のようなことが分かっています。
伽藍配置
中央に金堂を配し、講堂・中門・回路で囲む一般的な「国分寺式」と呼ばれるものです。
金堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に礎石が16個残っていました。全国的にみても残りがよく、その規模や築造過程が分かります。
講堂跡
基壇や礎石はなく、詳細は不明です。」（海老名市急線海老名駅からバスで谷入口バス停下車、秋葉山古墳群に向かって進む。住宅街を抜けてしばらく進み、坂道を上ると8時過ぎに入り口に到着。近くの3号墳は古墳群で最も古く3世紀後半の出現期古墳。いびつな前方後円形で弥生古墳移行期の姿を残す。円筒埴輪などはない。続いて4号、2号と進み、4世紀の古墳群最大規模の墳町59mの前方後円墳の1号墳に出る。
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。」(wiki)
秋葉山古墳について（文化財オンラインより）
「秋葉山古墳群」は、神奈川県のほぼ中央を南北に流れる相模川から2kmほど東、標高75から80mの丘陵頂部に立地し、古墳時代初頭を前後する時期にて営まれた古墳群である。この地は、相模川を利用した南北の水上交通と、武蔵地域に抜ける陸上交通が交わる要衝にあたる。海老名市教育委員会では、内容を確認するための発掘調査を昭和63年から断続的に実施してきた。
古墳群のうち最も古くさかのぼるのが3号墳である。現状では径40m程度の円墳状を呈するが、大正年間の郷土史家中山毎吉の記録や古写真等によれば前方部の存在が確認でき、かつては全長50m程度の前方後円形の墳丘であったと考えられる。後円部側には、幅7．8mの周溝が確認されている。出土した土器は、東海系の高杯が見られるものの全体としては在地色が強く、時期は弥生時代から古墳時代の移行期にあたる庄内式期に併行すると考えられる。前方後方形の墳丘が卓越する東日本において、最古級の前方後円形の墳丘をもつ数少ない例である。
4号墳の墳丘は全長37．5m以上の前方後方形であり、後方部の北から西にかけては幅4m程度の周溝が確認された。出土遺物は少ないが、3号墳に近い時期と考えられている。
これらに続くのが2号墳であり、墳丘は全長50．5mの前方後円形で、前方部前面には幅6．5mの溝が確認されている。出土した土器は庄内式期から布留式期にかけてのもので、畿内色が強まるとともに、駿河地域の影響を受けたものもある。また、径20cm前後、高さ40cm以上の円筒形の土製品も発見されている。形状は円筒埴輪に類似するが、突帯を持たず用途不明か？
1号墳は
「第五号墳とともに秋葉山古墳群では最後の4世紀に造営されたと見られている。整った形をした定型的な前方後円墳で、墳丘の長さは59メートル、後円部の直径は33メートル、前方部の長さは26メートル。前方部の高さは2.8メートル、後円部の高さは6.3メートル。周濠は見られないが前方部正面にのみ溝が掘られている。
小型の丸底をした土器と鉄鏃が出土している。」（wiki)
そこからいったん道路に出て5号墳を見学、次の瓢箪塚古墳に向かう。途中国分尼寺跡があるようだが、見えなかった。
国分尼寺跡
「尼寺跡は、平成9年に国の史跡に指定されました。指定に関する確認調査を数回行い以下のようなことが分かっています。
伽藍配置
中央に金堂を配し、講堂・中門・回路で囲む一般的な「国分寺式」と呼ばれるものです。
金堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に礎石が16個残っていました。全国的にみても残りがよく、その規模や築造過程が分かります。
講堂跡
基壇や礎石はなく、詳細は不明です。」（海老名市）
秋葉山古墳群から40分ほどしばらく歩いて瓢箪塚古墳公園に出る。海老名市最大の前方後円墳らしい。
「全長約75m以上、海老名市内最大の前方後円墳。
1996（平成8）年の発掘調査で埴輪片が見つかっている。4世紀末〜5世紀初頭の築造。
市指定史跡、1998（平成10）年指定。ひさご塚公園内に保存されている。地元では「ひょうたん山」と呼ばれ親しまれており、春になるとお花見スポットとして多くの人が訪れる。」（古墳マップ）
ー後世削平され、当初は80m以上だったと推定されているようだ。
このあたりは古代相模国の中心地のひとつだったらしく、近喰相模国造碑が立っていた。
墳頂に上り散策してから9時半過ぎに次の目的地の相模国分寺跡に向かう。途中道を少し間違えて浜田歴史公園「上浜田中世建築遺構群」という遺跡に出た。ここは
「鎌倉〜室町時代の武家屋敷跡と推定される建物群が確認された県指定の史跡で、中国や朝鮮からの舶来品の陶磁器、国産品の陶磁器などが出土しました。現在、居館跡が確認された周辺は「浜田歴史公園」として整備保存され、発掘された柱跡などの遺構が復元されています。」（かながわ歴旅）
掘立て柱建物・溝状遺構・井戸跡・土坑などが多数発見され。中世建物遺構として貴重らしい。
さて、10時10分過ぎ、ようやく相模国分寺跡に出てしばらく遺跡を見学、今は発掘調査が終わり、草地に埋め戻されているが、七重塔の心礎だけは見学できた。かなり立派な心礎だ。渡来系技術者がやってきたのだろうか？
国分寺跡に関しては、
「史跡相模国分寺跡は、海老名駅の東側約500メートルの台地上にあります。周囲は開発によって、宅地化されていますが、跡地は歴史公園として整備、公開され市民をはじめ来訪者の憩いの場となっています。
また、一部伽藍の基壇や平面形が復元され、当時の様子をうかがい知ることができます。
尼寺跡は、国分寺の北側約500メートルのところにあります。尼寺の周囲も宅地が迫っていますが、金堂跡周辺は地域の広場として地元をはじめ、市民の方々に利用されています。
国分寺跡は、大正10年に国の史跡に指定されました。
昭和40年代に入ると発掘調査が行われ、以下のようなことが分かりました。
伽藍配置
国分寺の主要伽藍（建物）配置は、奈良県にある法隆寺と同じ、東側に金堂・西側に塔、北側中心部に講堂を配し周囲を中門・回廊で囲む「法隆寺式」という配置をとります。全国の国分寺では大 変珍しい配置で数例しか確認されていません。
塔跡
国分寺のシンボルともいえるのが塔跡です。ここ相模の場合は、高さ1メートルほどの基壇上に建てられています。
塔跡は現在整備され、当時の基壇の様子が復元されています。
塔は古代建築学から復元すると七重で高さが65メートルもあったとされます。
金堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に、16個の礎石が現存しています。跡地の北よりには土壇があり、須弥壇の遺構と考えられます。
講堂跡
高さ1メートルほどの基壇上に、12個の礎石が現存しています。
中門・回廊跡
中門・回廊とも簡単な盛土の基壇と考えられますが、削平されてしまっており詳細は不明です。
現在は、規模のみ平面表示しています。
僧坊跡
東西に長く広がりをもつもので、発掘調査では8部屋確認されました。
現在は、平面形が復元されています。
いつ造られたのか？
全国に国分寺が造られる経緯となったのは、天平13（741）年の聖武天皇の詔によります。
相模国分寺でもこの詔を受けて建立されたといえ、発掘調査の所見から、8世紀中頃には創建されていたと考えられます。
なぜ海老名の地なのか？
国分寺創建当時、相模国の国府は今の平塚市にあったと考えられます。通常国分寺は国府の近くに建てられますが、相模国では当初から国府と離れたところに建てられたと考えられます。これは、関東地方の寺院建築に深く関わった壬生氏が高座郡周辺を拠点にしていたためという見方もあります。」（海老名市）
国分寺の前にある海老名市温故館（郷土資料館）を訪ねる。ここでは話題になった完形の板状鉄斧が展示されている河原口坊中遺跡展が行われ、11時から展示解説が行われた。温故館は、
「この建物は、大正7（1918）年に海老名村役場庁舎として完成しました。時代の最先端をゆく近代的建築で、郡役所様式と呼ばれる建築様式を取り入れて建てられました。その後、海老名市は、この建物の一部を改修し、海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」として昭和57年10月に開館いたしました。郷土の歴史に関する文献・記録・民俗・考古その他の資料を収集・保管・展示をして、郷土文化の発展・向上に寄与してきました。温故館は、大正10年に相模国分寺跡の史跡指定にあわせて「遺物陳列館」として開館したものです。昭和57年に郷土資料館を開館する際に、この名称と資料を引継ぎしました。」（海老名市）
展示解説まで時間があるので、展示を一通り見学、板状鉄斧もすごいが、夥しい数の木製農具が出ている―鋤・鍬・田下駄・エブリなどーー
そのほか、お目当ての完形の板状鉄斧や土器類、卜骨や小銅鐸など、興味深い出土品が並んでいる。土器では在地土器のほかに中期中葉以前には関西系土器、中期後半東海西部系の影響が強まり、とりわけ関東ではめったに出ない台盤状土製品が注目される。さらに後期に入ると西遠江、三河系土器の影響が強まり、かなりの交流や移住があったか？
さっきに関しては様々なタイプの片刃石斧や棍棒と考えられる大陸系の環状石器などが多数出ているのに注目。11時に解説会が始まり、とりわけ完形の板状鉄斧は半島でも出ていないとある著名な考古学者は言っていた。また2016年の列島発掘店でも展示され、文化庁は、
「 鉄器は弥生時代に使用が始まりました。鉄は「くろがね」と呼ばれるように漆黒色で、その輝きは石にはない異質のものとして人々の目に映ったことでしょう。弥生時代に鉄を生産する技術はありませんでした。しがたって、鉄器あるいは鉄素材は朝鮮半島のどこかで入手し、北部九州や近畿などを経由し関東・東北まで流通させる広域のネットワークが出来上がっていたと考えられています。
この鉄斧は、はるばる1200キロを超える旅をしてたどり着いてきたのです。これをみた時、人々は素晴らしい道具を入手した喜びと、想像もつかない「彼の地」に思いを馳せたことでしょう。鉄斧は全長28.5センチ、幅3.4センチ、厚さ1.3センチです。30センチに迫る大きさは関東初とのことですが、西日本を含めても最大級です。
ほとんど錆びていないことから、両刃で非常に鋭利に研がれていることを皆さんの目で直に観察していただけます。弥生時代の人々を魅了したであろう鉄斧を見ながら、その社会に想いをめぐらせてみませんか。」
（文化庁記念物課 主任文化財調査官 禰�電腸唾法�
と記している。
小銅鐸は関東で稀に出土、県内では3例目という。房総半島でも見かけるが、朝鮮半島でこうした小さい銅鐸のようなものが日本に伝わり巨大化したが、どうして小銅鐸が出るのか？東海の人々が持ち込んだのか？銅鐸の起源については諸説あるようで、半島の銅鈴から日本で巨大化し、小銅鐸はその終わりごろ（弥生後期から古墳初期）に列島内で生産されたが、汎用型は無文で半島タイプ、突線鈕三遠式銅鐸を模した銅鐸型銅製品が多く、暴走や相模で見られるのはこのタイプが多いか？
展示解説が終了し、近くのイタリアンでパスタを食べて帰途に就いた。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
秋葉山の最新記録
山王山の最新記録
伊勢山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する