ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1307830
全員に公開
ハイキング
丹沢

山はやっぱり雨だった@忘路峠-甲相国境尾根-ひのき前頭

2017年11月08日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:51
距離
5.5km
登り
469m
下り
466m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:42
休憩
0:12
合計
2:54
9:25
57
スタート地点
10:22
10:26
20
忘路峠
10:46
10:48
26
11:14
11:15
25
11:40
11:41
15
檜ノ頭
11:56
12:00
19
ひのき前頭
12:19
ゴール地点
スタート・ゴール地点は野外活動センター入口付近になります。時折撮影のために立ち休みした以外では、バン木ノ頭のベンチで少しだけ座って荷物を整理していました。基本的に小雨が降って寒い風が吹いていたので、国境尾根はほとんど休むことなく足早に抜けました。
天候
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
室久保林道野外活動センター跡入口の路側帯に駐車
コース状況/
危険箇所等
 忘路峠ルートは野外活動センターから少しの間で2回渡渉しますが、マーキングをしっかり確認して進む限り問題ありません。峠に出る手前のつづら折れ区間で道を見失いやすいですが、最近追加されたマーキングには「→」が書き込まれていて、大変有効でした。
 甲相国境尾根は全く問題なし。ただ、紅葉は国境尾根まで上がるとピークは過ぎていました。
 バン木ノ頭西尾根は檜ノ頭に下る途中で勾配の厳しいところがあり、そこが段差になっていて直進しづらいですが、左右どちらからかで中央の木を避けて尾根の中心に戻れば問題ないです。下りでは支尾根が何箇所かありますが、マーキングがしっかりありますので、見落とさない限り問題ありません。ひのき前頭手前でルートは右の谷間を進んで沢に合流して野外活動センターに至りますが、ひのき前頭の左側の沢に下りても忘路峠ルートの方に出られます。マーキングがしっかりしているので、こちらも問題ありませんでした。
その他周辺情報 室久保林道を北に下ると「的様」と「道志の湯」があります。
朝5時10分頃に自宅を出て、いつものルートで道志方面を目指します。厚木市内に入って大山を見ますと、雲は山頂まで下っていませんので、何とか今日は持ちこたえてくれるかなとポジティブに考えていました。
1
朝5時10分頃に自宅を出て、いつものルートで道志方面を目指します。厚木市内に入って大山を見ますと、雲は山頂まで下っていませんので、何とか今日は持ちこたえてくれるかなとポジティブに考えていました。
しかし、清川村役場の辺りからぽつぽつき始めて、宮ヶ瀬では普通に雨。道路もしっかり濡れてしまいました。一時的にこの周辺で雲が厚いだけだと思いたいですが、ちょっと不安になります。
1
しかし、清川村役場の辺りからぽつぽつき始めて、宮ヶ瀬では普通に雨。道路もしっかり濡れてしまいました。一時的にこの周辺で雲が厚いだけだと思いたいですが、ちょっと不安になります。
道志みちを西走している頃に雨が上がり、神ノ川では路面も濡れておらず、もうこの辺は大丈夫なようだったので、さっさと準備を済ませてエビラ沢から風巻ノ頭を目指すことにしました。
3
道志みちを西走している頃に雨が上がり、神ノ川では路面も濡れておらず、もうこの辺は大丈夫なようだったので、さっさと準備を済ませてエビラ沢から風巻ノ頭を目指すことにしました。
7時27分に出発し、まずは滝の脇から難所のロープ区間を登ります。画像の左の踏み跡はすぐに終了してしまいますが、ルートは滝壺に下りて左側にあります。
1
7時27分に出発し、まずは滝の脇から難所のロープ区間を登ります。画像の左の踏み跡はすぐに終了してしまいますが、ルートは滝壺に下りて左側にあります。
エビラ沢の滝の左側に、このようになった分流が落ちていまして、ここに画像のようにトラロープが吊るしてあります。ここをよじ登ってから滝の右岸の崩れかけた梯子のところからトラバースして進みますが、このロープ区間を少し登っていると、まさかの雨。滝の飛沫かと思ったら、バッチリ空から降ってきました(;´д`)。
1
エビラ沢の滝の左側に、このようになった分流が落ちていまして、ここに画像のようにトラロープが吊るしてあります。ここをよじ登ってから滝の右岸の崩れかけた梯子のところからトラバースして進みますが、このロープ区間を少し登っていると、まさかの雨。滝の飛沫かと思ったら、バッチリ空から降ってきました(;´д`)。
これから雨になると、帰りもこの難所を通ることになるので、一層危険になるため、ここは潔く撤退。しかし、これから帰るとなると道は出勤時間帯の大渋滞にはまるのは明白で、せっかくここまで来たのだから、西側まで進んで雨が止んだら適当なところで山に入ることにしました。画像は途中立ち寄った野原吊橋からの道志渓谷です。紅葉が真っ盛りで大変きれいですが、雨は止みません。
3
これから雨になると、帰りもこの難所を通ることになるので、一層危険になるため、ここは潔く撤退。しかし、これから帰るとなると道は出勤時間帯の大渋滞にはまるのは明白で、せっかくここまで来たのだから、西側まで進んで雨が止んだら適当なところで山に入ることにしました。画像は途中立ち寄った野原吊橋からの道志渓谷です。紅葉が真っ盛りで大変きれいですが、雨は止みません。
結局ゆっくり山伏峠までやってきましたが、ご覧の通り路面はびっしょり。ずっと雨でした。「あ〜あ、結局ダメか」と溜息をついてUターンして戻ると、すぐに雨が上がってきました。少し様子を見てみることにします。
1
結局ゆっくり山伏峠までやってきましたが、ご覧の通り路面はびっしょり。ずっと雨でした。「あ〜あ、結局ダメか」と溜息をついてUターンして戻ると、すぐに雨が上がってきました。少し様子を見てみることにします。
道の駅付近から見た鳥ノ胸山。大室山みたいに幅広でどっしりして見えますね。山の斜面から雨雲が湯気みたいに上に流れていました。これはひょっとして上手く行くかなと思いまして、色々ルートを頭の中で組立てながら車を東に走らせます。
1
道の駅付近から見た鳥ノ胸山。大室山みたいに幅広でどっしりして見えますね。山の斜面から雨雲が湯気みたいに上に流れていました。これはひょっとして上手く行くかなと思いまして、色々ルートを頭の中で組立てながら車を東に走らせます。
時間的にはもうかなり遅いので、14〜5kmのコースでは戻る時間帯では暗くなりそうだったので、手軽に6〜7kmほどで周回できる上、夏に下りで初めて使ってミスコースし、すぐに登りで使ってまたミスコースした忘路峠をここではっきりさせるべく、道志の湯方面に曲って室久保林道を進むことにしました。画像は途中にある「的様」。水量が多くて今日もしっかりタナゴみたいな模様に見えます。
3
時間的にはもうかなり遅いので、14〜5kmのコースでは戻る時間帯では暗くなりそうだったので、手軽に6〜7kmほどで周回できる上、夏に下りで初めて使ってミスコースし、すぐに登りで使ってまたミスコースした忘路峠をここではっきりさせるべく、道志の湯方面に曲って室久保林道を進むことにしました。画像は途中にある「的様」。水量が多くて今日もしっかりタナゴみたいな模様に見えます。
忘路峠ルートの入口の野外活動センター跡のチェーンゲート手前の路側帯に軽トラを駐車。ここで歩き始めたのが9時半近くですから、もう予定より2時間以上遅くなりました。
2
忘路峠ルートの入口の野外活動センター跡のチェーンゲート手前の路側帯に軽トラを駐車。ここで歩き始めたのが9時半近くですから、もう予定より2時間以上遅くなりました。
まずは野外活動センター跡に下って右に進み、すぐに渡渉します。支流ですから水量は大したことがないので、濡れる心配はありません。
まずは野外活動センター跡に下って右に進み、すぐに渡渉します。支流ですから水量は大したことがないので、濡れる心配はありません。
キヤンプファイアー跡の広場のところにはこの朽ちかけた案内板が立っていますが、あまりに大雑把ですね(^∇^)v
1
キヤンプファイアー跡の広場のところにはこの朽ちかけた案内板が立っていますが、あまりに大雑把ですね(^∇^)v
そしてもう一度渡渉して中州みたいになったところを進むと右に尾根が現われ、その下にこの手製道標が立っています。ここを右に進むのですが、夏にはこの先のリボンを見て右斜め上に何となく見える踏み跡らしきところを進んで、奥の方から右斜面を登ろうとしたら、勾配が急で土が緩くて難儀してよじ登りました。今回はこのテープに「→」とマジックで書き込まれていて、ここですぐに右に目を向けると、上の方に新たなマーキングが見えました。ちなみにこの道標の左側からひのき前頭へ抜けるルートは夏には歩いていないので、今回帰路で使ってみます。
そしてもう一度渡渉して中州みたいになったところを進むと右に尾根が現われ、その下にこの手製道標が立っています。ここを右に進むのですが、夏にはこの先のリボンを見て右斜め上に何となく見える踏み跡らしきところを進んで、奥の方から右斜面を登ろうとしたら、勾配が急で土が緩くて難儀してよじ登りました。今回はこのテープに「→」とマジックで書き込まれていて、ここですぐに右に目を向けると、上の方に新たなマーキングが見えました。ちなみにこの道標の左側からひのき前頭へ抜けるルートは夏には歩いていないので、今回帰路で使ってみます。
踏み跡は落ち葉で覆われていることもあって、全く見えませんが、折れ曲がり地点にマーキングが見えますね。元からあったピンクリボンに加えて、夏にはなかったオレンジのリボンが追加され、これが大変有効でした。
踏み跡は落ち葉で覆われていることもあって、全く見えませんが、折れ曲がり地点にマーキングが見えますね。元からあったピンクリボンに加えて、夏にはなかったオレンジのリボンが追加され、これが大変有効でした。
このように急な勾配の斜面を切り返して登るようになっていますが、落ち葉が少ないと画像の通り踏み跡が明瞭に見えますね。下りで使った時はこの辺でミスコースすることはありませんでした。下の道標のところですぐ右に登ることを意識していると良いでしょう。
このように急な勾配の斜面を切り返して登るようになっていますが、落ち葉が少ないと画像の通り踏み跡が明瞭に見えますね。下りで使った時はこの辺でミスコースすることはありませんでした。下の道標のところですぐ右に登ることを意識していると良いでしょう。
そして尾根の上に乗ります。先ほどの道標の先から尾根に乗ろうとすると、この反対側の斜面から登って出ることになります。
そして尾根の上に乗ります。先ほどの道標の先から尾根に乗ろうとすると、この反対側の斜面から登って出ることになります。
尾根道はしっかりした踏み跡があってしばらくは道迷いの心配はありません。しばらく先の谷間に出るところで夏場に2回ともミスコースしましたが、今回こそどこが正解なのかをバッチリ確かめておきたいです。
尾根道はしっかりした踏み跡があってしばらくは道迷いの心配はありません。しばらく先の谷間に出るところで夏場に2回ともミスコースしましたが、今回こそどこが正解なのかをバッチリ確かめておきたいです。
途中小ピークになったところに出ます。小ピークと言っても先の下りはほんの少しで、すぐにまた登りに転じます。下の方は紅葉がとてもきれいで、新たな落ち葉のせいもあって、道が赤い絨毯のようです。
2
途中小ピークになったところに出ます。小ピークと言っても先の下りはほんの少しで、すぐにまた登りに転じます。下の方は紅葉がとてもきれいで、新たな落ち葉のせいもあって、道が赤い絨毯のようです。
ナイスキャッチ! 真新しい真っ赤なモミジの葉が1枚だけ枯れ茎に挟まってました(^∇^)v
1
ナイスキャッチ! 真新しい真っ赤なモミジの葉が1枚だけ枯れ茎に挟まってました(^∇^)v
尾根が終わり、左に二つの尾根に挟まれた軽い谷間を登る区間になります。リボンが追加されていて、大変分かりやすいです。ちなみにここも先の方で右に折れるところがあって、しっかりマーキングが短い間隔で巻かれていました。
尾根が終わり、左に二つの尾根に挟まれた軽い谷間を登る区間になります。リボンが追加されていて、大変分かりやすいです。ちなみにここも先の方で右に折れるところがあって、しっかりマーキングが短い間隔で巻かれていました。
右の尾根に乗ると、この手製道標が足元に刺さっています。道はここで左に折り返すようにして尾根を登ります。
1
右の尾根に乗ると、この手製道標が足元に刺さっています。道はここで左に折り返すようにして尾根を登ります。
するとまた軽いピークになったところに至ります。高度が上がってくるとブナの葉が落ちているのが目立つようになりますね。
1
するとまた軽いピークになったところに至ります。高度が上がってくるとブナの葉が落ちているのが目立つようになりますね。
少し下ってまた登りに転じますが、途中からご覧のように尾根から外れてトラバース区間になります。新しいリボンに「→」まで入っているので安心ですが、ここは踏み跡が明瞭なので、夏場も問題なく歩けました。
少し下ってまた登りに転じますが、途中からご覧のように尾根から外れてトラバース区間になります。新しいリボンに「→」まで入っているので安心ですが、ここは踏み跡が明瞭なので、夏場も問題なく歩けました。
だんだん涸れ沢に近付いてきました。夏場には下のピンクリボンだけありましたが、いつの間にか上にオレンジのやつが追加されていますね。
だんだん涸れ沢に近付いてきました。夏場には下のピンクリボンだけありましたが、いつの間にか上にオレンジのやつが追加されていますね。
一旦、左側に出てきた別の浅いV字谷の右の方を進んで乗り越えてから先ほどの涸れ沢の側に戻ると、先でこのように谷間に降り立ちます。最初に下ってきた時は、ここで谷間を真っ直ぐ下ってしまい、戻りながら途中から斜面をよじ登って正規ルートに出ました。登りで使った時はこの手前でV字谷のところでミスコースして、ここに出ることなくそのまま国境尾根まで急斜面を登る羽目になってしまいました。
一旦、左側に出てきた別の浅いV字谷の右の方を進んで乗り越えてから先ほどの涸れ沢の側に戻ると、先でこのように谷間に降り立ちます。最初に下ってきた時は、ここで谷間を真っ直ぐ下ってしまい、戻りながら途中から斜面をよじ登って正規ルートに出ました。登りで使った時はこの手前でV字谷のところでミスコースして、ここに出ることなくそのまま国境尾根まで急斜面を登る羽目になってしまいました。
谷間のところに降り立つのはほんの一瞬で、すぐに左に折れるようになっていて、そこから画像のような斜面をつづら折れして登ることになります。上に見える線が国境尾根です。
谷間のところに降り立つのはほんの一瞬で、すぐに左に折れるようになっていて、そこから画像のような斜面をつづら折れして登ることになります。上に見える線が国境尾根です。
国境尾根に出るところにも、これまでと同じような足元に差し込まれた小さな手製道標がありました。下りで使った時はここを通りましたが、後ろ向きになるので全く気付きませんでしたね。
国境尾根に出るところにも、これまでと同じような足元に差し込まれた小さな手製道標がありました。下りで使った時はここを通りましたが、後ろ向きになるので全く気付きませんでしたね。
そしてこれが国境尾根に出たところで、ここが「忘路峠」になります。位置は大界木山の東側の一つ目と二つ目の小ピークの間の鞍部になります。すぐ先のピークには木製の道標が立っているのが目印です。
そしてこれが国境尾根に出たところで、ここが「忘路峠」になります。位置は大界木山の東側の一つ目と二つ目の小ピークの間の鞍部になります。すぐ先のピークには木製の道標が立っているのが目印です。
オレンジのマーキングがしっかり巻かれていて、「→」も書き込まれていましたが、せっかくだから「忘路峠」と書き加えておきました(^∇^)v
2
オレンジのマーキングがしっかり巻かれていて、「→」も書き込まれていましたが、せっかくだから「忘路峠」と書き加えておきました(^∇^)v
国境尾根に出るちょっと前から風が強まってきて、小雨が降り始めました。ただ、木々が多いところでしたから、濡れるような感じではなかったですが、国境尾根では南からの風が雲を巻き込んできて、全般でガスって雨粒を落としていました。
国境尾根に出るちょっと前から風が強まってきて、小雨が降り始めました。ただ、木々が多いところでしたから、濡れるような感じではなかったですが、国境尾根では南からの風が雲を巻き込んできて、全般でガスって雨粒を落としていました。
国境尾根の紅葉はピークを過ぎてしまいましたね。ブナが多いのですが、桜と同じようにブナも結構早めに葉を落としてしまうようですが、まだ葉が落ちて間もないので、尾根道が大変鮮やかでした。
1
国境尾根の紅葉はピークを過ぎてしまいましたね。ブナが多いのですが、桜と同じようにブナも結構早めに葉を落としてしまうようですが、まだ葉が落ちて間もないので、尾根道が大変鮮やかでした。
細尾根区間にはこんなモミジが鮮やかに色付いていました。雲の中にいて白く霞んでいますが、やはり鮮やかな紅葉に心が躍りますね。
2
細尾根区間にはこんなモミジが鮮やかに色付いていました。雲の中にいて白く霞んでいますが、やはり鮮やかな紅葉に心が躍りますね。
起伏のあまり多くない国境尾根では結構キツい登りになるのがモロクボ沢ノ頭への道で、土嚢階段もこの先でしばらく続きます。
起伏のあまり多くない国境尾根では結構キツい登りになるのがモロクボ沢ノ頭への道で、土嚢階段もこの先でしばらく続きます。
モロクボ沢ノ頭では左側に進んで白石峠方面に向かいます。畦ヶ丸に進むと道志方面に戻る周回コースは組み立てづらくなりますね。
1
モロクボ沢ノ頭では左側に進んで白石峠方面に向かいます。畦ヶ丸に進むと道志方面に戻る周回コースは組み立てづらくなりますね。
モロクボ沢ノ頭からもいくつかの名無し小ピークを越えます。次の名のあるピークのバン木ノ頭までおよそ1km少々ですが、もうちょっと歩くような感じです。
1
モロクボ沢ノ頭からもいくつかの名無し小ピークを越えます。次の名のあるピークのバン木ノ頭までおよそ1km少々ですが、もうちょっと歩くような感じです。
モロクボ沢ノ頭からバン木ノ頭までは25分くらいで到着。雨で滑りやすいので、木の根がむき出しになったところや丸木階段の端では慌てずゆっくり足の置き場を確認して歩きます。
1
モロクボ沢ノ頭からバン木ノ頭までは25分くらいで到着。雨で滑りやすいので、木の根がむき出しになったところや丸木階段の端では慌てずゆっくり足の置き場を確認して歩きます。
バン木ノ頭のベンチは国境尾根側ではなくちょっと北側にずれたところにあり、その先が真っ直ぐ尾根道になっているために、ついついそっちに進んでしまいそうになる箇所があります。これがバン木ノ頭西尾根こと「ひのき前頭コース」です。もちろんここを進んで戻りますが、このベンチで小休止しつつ、荷物を整理しておきました。カメラが結構濡れちゃってますね。
3
バン木ノ頭のベンチは国境尾根側ではなくちょっと北側にずれたところにあり、その先が真っ直ぐ尾根道になっているために、ついついそっちに進んでしまいそうになる箇所があります。これがバン木ノ頭西尾根こと「ひのき前頭コース」です。もちろんここを進んで戻りますが、このベンチで小休止しつつ、荷物を整理しておきました。カメラが結構濡れちゃってますね。
国境尾根では葉の落ちた木々が多かったですが、少し下るとご覧のようにまだ勢い良く赤や黄の葉っぱが枝々にたっぷり付いています。本当に色とりどりできれいですね。
1
国境尾根では葉の落ちた木々が多かったですが、少し下るとご覧のようにまだ勢い良く赤や黄の葉っぱが枝々にたっぷり付いています。本当に色とりどりできれいですね。
このルートは途中支尾根がいくつかあって間違えやすいので、リボンを追加しておきました。風が強くて少々寒かったですが、雨はいつの間にか上がっていました。谷間を挟んだ東側の斜面が一面オレンジ色に染まっています。
1
このルートは途中支尾根がいくつかあって間違えやすいので、リボンを追加しておきました。風が強くて少々寒かったですが、雨はいつの間にか上がっていました。谷間を挟んだ東側の斜面が一面オレンジ色に染まっています。
一箇所短い区間ですが段差になった急な下りがあって、段差の上の木を回避して左右から下るのですが、左右にも尾根らしきものがあって迷う恐れがあるので、直進側の尾根にリボンを巻いておきました。それにしても1000m付近は今こそ紅葉が見頃ですね。
1
一箇所短い区間ですが段差になった急な下りがあって、段差の上の木を回避して左右から下るのですが、左右にも尾根らしきものがあって迷う恐れがあるので、直進側の尾根にリボンを巻いておきました。それにしても1000m付近は今こそ紅葉が見頃ですね。
そして目の前に檜ノ頭が見えました。名無し小ピーク扱いの地味な山ですが、一応立派な山名があることが調べていたら分かりましたが、標高は地形図に記されていませんのではっきりしません。およそ1050mほどの高さになります。
そして目の前に檜ノ頭が見えました。名無し小ピーク扱いの地味な山ですが、一応立派な山名があることが調べていたら分かりましたが、標高は地形図に記されていませんのではっきりしません。およそ1050mほどの高さになります。
山頂では以前リボンを巻いてマジックで書き込んでおいた山名がまだ読み取れますね。来年も読めるかな。
山頂では以前リボンを巻いてマジックで書き込んでおいた山名がまだ読み取れますね。来年も読めるかな。
山頂には忘路峠ルートでも見られた手製道標が足元に刺さっていました。多分野外活動センターが開かれていた頃に、そのハイキングコースとしてここを利用していたんでしょうね。
1
山頂には忘路峠ルートでも見られた手製道標が足元に刺さっていました。多分野外活動センターが開かれていた頃に、そのハイキングコースとしてここを利用していたんでしょうね。
檜ノ頭では左の尾根を下ります。踏み跡もマーキングもありますから、ここで迷うことはないでしょう。そしてまた紅葉の鮮やかなところを通り抜けて下ります。
1
檜ノ頭では左の尾根を下ります。踏み跡もマーキングもありますから、ここで迷うことはないでしょう。そしてまた紅葉の鮮やかなところを通り抜けて下ります。
途中見かけた蜘蛛の巣のような枯れ木の枝。胸の高さ付近で枝が平に四方八方に広がっていますが、変な伸び方ですね。何と言う木なんでしょう?
1
途中見かけた蜘蛛の巣のような枯れ木の枝。胸の高さ付近で枝が平に四方八方に広がっていますが、変な伸び方ですね。何と言う木なんでしょう?
しばらく下って行くと、尾根の側面をつづら折れするところになります。先に見える谷間が「ひのき前頭」の下の鞍部です。
しばらく下って行くと、尾根の側面をつづら折れするところになります。先に見える谷間が「ひのき前頭」の下の鞍部です。
そこまで下ると正面にピークが見えます。これが「ひのき前頭」で、標高966mになりますが、ルートから外れてほんのちょっと登らなければならないので、ほとんど捨て置かれる小ピークでしょうね。
そこまで下ると正面にピークが見えます。これが「ひのき前頭」で、標高966mになりますが、ルートから外れてほんのちょっと登らなければならないので、ほとんど捨て置かれる小ピークでしょうね。
これも夏に来た時にリボンを巻いて山名をマジックで書き込んでおいたもの。今度木の板にしっかり書き込んだものを掛けておこうかな(^∇^)b ちなみに今回持って行ったフィルムカメラはキヤノンフレックスと言う1959年製のキヤノン初の一眼レフカメラで、標準以外に28mmも持って行きましたが、天気が悪かったので、標準だけで12枚ほどだけ撮りました。
2
これも夏に来た時にリボンを巻いて山名をマジックで書き込んでおいたもの。今度木の板にしっかり書き込んだものを掛けておこうかな(^∇^)b ちなみに今回持って行ったフィルムカメラはキヤノンフレックスと言う1959年製のキヤノン初の一眼レフカメラで、標準以外に28mmも持って行きましたが、天気が悪かったので、標準だけで12枚ほどだけ撮りました。
ここには夏場にもこの状態と同じようなマムシ草の実がありましたが、随分幅広い期間で実を付けるんですね。他にもいくつか実を付けていました。
1
ここには夏場にもこの状態と同じようなマムシ草の実がありましたが、随分幅広い期間で実を付けるんですね。他にもいくつか実を付けていました。
さて、夏には素直に『西丹沢登山詳細図』に記された通りにひのき前頭の東側(右側)から谷間を北に進みましたが、今回は山頂から西側に下って、往路の道標側に出るルートを進んでみます。このつづら折れ区間を下って、ちょっと戻るようにして往路で歩いた沢の方に下ります。
さて、夏には素直に『西丹沢登山詳細図』に記された通りにひのき前頭の東側(右側)から谷間を北に進みましたが、今回は山頂から西側に下って、往路の道標側に出るルートを進んでみます。このつづら折れ区間を下って、ちょっと戻るようにして往路で歩いた沢の方に下ります。
沢に下るとしっかりマーキングがあります。ここを対岸に渡渉して岸から離れて山側を下ります。
沢に下るとしっかりマーキングがあります。ここを対岸に渡渉して岸から離れて山側を下ります。
すると別の沢が現われます。ここもまたリボンが手前にあって渡渉ポイントだと分かります。
2
すると別の沢が現われます。ここもまたリボンが手前にあって渡渉ポイントだと分かります。
すると先の方に朝見た手製道標の背面に出ました。
2
すると先の方に朝見た手製道標の背面に出ました。
このように左に「ひのき前頭コース」とありますが、結局はどちらも国境尾根に出ることを示しています。
1
このように左に「ひのき前頭コース」とありますが、結局はどちらも国境尾根に出ることを示しています。
一度渡渉してキャンプファイアー広場の跡に戻ってきました。
一度渡渉してキャンプファイアー広場の跡に戻ってきました。
そして最後の渡渉ポイントを越えると、以前建物があったはずの広場になり、その手前の道を入口方面に登ります。
そして最後の渡渉ポイントを越えると、以前建物があったはずの広場になり、その手前の道を入口方面に登ります。
最終的に駐車地点に戻ったのが12時19分でしたから、思いの他あっさりと今回の山行が終了しました。合計6kmほどしか歩いていませんが、何しろスタートが大幅に遅れたので、長いコースは無理になるため、これはこれで良しとします。
1
最終的に駐車地点に戻ったのが12時19分でしたから、思いの他あっさりと今回の山行が終了しました。合計6kmほどしか歩いていませんが、何しろスタートが大幅に遅れたので、長いコースは無理になるため、これはこれで良しとします。
昼食を取っていませんでしたが、せっかくの具材がダメになってしまうのはよろしくないので、雨も上がったことだし、道志の湯の向かいの公園にある東屋でいつもの「出前山頂」タイム。あ、もう道志の湯まで下ってしまったから、今回は「出前温泉」ですね(^∇^)v
3
昼食を取っていませんでしたが、せっかくの具材がダメになってしまうのはよろしくないので、雨も上がったことだし、道志の湯の向かいの公園にある東屋でいつもの「出前山頂」タイム。あ、もう道志の湯まで下ってしまったから、今回は「出前温泉」ですね(^∇^)v
これが今回歩いたコースMAP。室久保沿いは国境尾根方面への登山ルートが充実しています。道志の湯の先(南)には加入道山西尾根、もっと南の横浜ロータリークラブの森の付近からはジャガクチ丸北西尾根が、今回歩いた野外活動センターからの二本、もっと南の林道ゲートの先には鳥ノ胸山と大界木山の両方に出られる浦安峠が、さらに奥には城ヶ尾峠ルートがあって、まだ真っ直ぐ行けば西沢東沢連絡林道を経由して菰釣山方面のブナ沢乗越にも出られます。この林道沿いは戸川林道と双璧のルートの充実ぶりですね。
2
これが今回歩いたコースMAP。室久保沿いは国境尾根方面への登山ルートが充実しています。道志の湯の先(南)には加入道山西尾根、もっと南の横浜ロータリークラブの森の付近からはジャガクチ丸北西尾根が、今回歩いた野外活動センターからの二本、もっと南の林道ゲートの先には鳥ノ胸山と大界木山の両方に出られる浦安峠が、さらに奥には城ヶ尾峠ルートがあって、まだ真っ直ぐ行けば西沢東沢連絡林道を経由して菰釣山方面のブナ沢乗越にも出られます。この林道沿いは戸川林道と双璧のルートの充実ぶりですね。

感想

 先週は富士山に初登頂しましたが、今週はしっかり丹沢を歩いてやろうと、前々から計画していた神ノ川の支流のエビラ沢から風巻ノ頭-袖平山を一周して戻るコースを歩くことにしていました。天気予報は終日曇り。それでも夜間は晴れマークだったし、多分大丈夫だろうとふんで朝5時に家を出ましたが、清川村に入ったところで雨になり始め、青根で一旦雨が上がったものの、神ノ川に到着していざ登山を始める時になってまた雨になり、予定していたエビラ沢右岸尾根は断念。取り付き点が大変危険な沢の流れのところになりますから、この後ずっと雨になったら帰路が大変になりますので、ここは潔く諦めました。しかし、そのまま帰ると時間的に大渋滞に巻き込まれるので、とりあえず山伏峠まで行ってから、途中どこかで雨が止んで登れそうになったら適当にコース設定して登ってやろうと思い、西に向かいました。
 途中野原吊橋に寄ってみましたが、雨は止まずに山伏まで普通に雨でした。しかし、Uターンして戻る頃には雨が上がり、しばらく戻ってからも降ってこなくなって問題なさそうだったので、道志の湯から室久保林道に入り、この夏下りでも登りでもミスコースした忘路峠ルートをはっきりさせておこうと、野外活動センター跡に向かいました。忘路峠から甲相国境尾根に出て、バン木ノ頭からひのき前頭経由で戻るコースは、夏に他二本のルートを絡めて一周しましたが、ここだけなら6kmほどでしょうから、スタートが遅くなったこの時でも無理なく歩けます。
 その忘路峠は、最近オレンジ色のマーキングが追加されて、道迷いしやすい大変曖昧になるところではしっかりと「→」がテープに書き込まれていて、最後の国境尾根までバッチリすいすい歩けました。これでこのルートの正しい道順を把握できましたが、残念ながら途中から雨になってしまいました。
 紅葉は国境尾根ではブナの多くが葉を落としてしまっていて、ピークが過ぎた感がありましたが、1000m程度から下は今が見頃で、曇り空ながら大変きれいに見えました。
 帰路はバン木ノ頭から檜ノ頭-ひのき前頭を経由して野外活動センターに戻りましたが、ひのき前頭からは夏場には使わなかった往路の方の沢に下りるルートを進んでみました。そちらもマーキングがしっかりしていて全く問題なく歩けましたが、この二本のルートは地味ながら変化に富んだ面白い道です。ちなみに、ここを一周して約6kmほどでした。
 結局、道志の湯の向かいにある公園の東屋で昼食を取ったのが12時半で、1時15分には道志の湯を後にして、大渡でたっぷり水を汲んで帰りました。およそ3時間ほどの短い山行でしたが、これはこれでなかなか面白かったです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:588人

コメント

紅葉キレイですね♪
トプさん、雨の中お疲れ様です。
以前、自分がミスしたコースですね(^^;
雨の甲相国境尾根も渋いです!
場所によって紅葉が見頃の所もあり良いですね(#^^#)
自分も水曜日、午後から雨は上がるとの予報でしたので、
近場の大山へ行こうと思っていましたが、
予報は外れ?一向に雨は止まず風も強かったので、
結局、山は諦めました(T_T)
最近、山へ行っていないのでストレス溜まっちゃいます(>_<)
2017/11/10 9:39
Re: 紅葉キレイですね♪
youさん、こんにちは!
水曜日は日本気象協会HPの前日の予報で、相模原市緑区は終日曇りで、夜間は晴れマークも出ていました。
週末は山に行けるかどうか分からないので、ここは何とか今週のノルマをこなすべく行ってきましたが、やはり山はあいにくの雨でした。
コースを変更して短い距離で軽く歩いてきましたが、ここも他の道を絡めて歩くと結構歩き応えのある道になります。
次にミスコースしても、野外活動センター側まで下り、忘路峠で国境尾根に戻れば問題ないですよ(^∇^)v
それにしても、水曜日は先週こそ晴れましたが、夏から一向にスカッと晴れた日が少なく、雨も多かったので、やはりストレスになりますよね。
来週こそバッチリ歩けることを願います。
自分ももう一度エビラ沢からのルートにリベンジしようと思ってます。
2017/11/10 10:14
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら