白山（吹雪の御前峰で地獄の特訓）

2017年11月11日(土) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 13.8km
• 登り: 1,508m
• 下り: 1,497m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:05
• 合計: 7:13

7:21 スタート地点
7:30 7:30 別当出合
8:16 8:18 中飯場
8:51 8:52 別当覗
9:23 9:32 甚之助避難小屋
9:51 10:00 南竜分岐
10:37 10:43 黒ボコ岩
10:50 10:51 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
11:08 11:13 白山室堂
11:53 11:59 白山
12:16 12:28 白山室堂
12:36 12:36 弥陀ヶ原・エコーライン分岐
12:42 12:45 黒ボコ岩
13:04 13:09 南竜分岐
13:19 13:19 甚之助避難小屋
13:34 13:35 別当覗
13:57 14:02 中飯場
14:34 14:34 別当出合
14:34 ゴール地点

天候

雨（下部）
吹雪（上部）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

まだギリギリこの時期は別当出合まで車で入れる。
多分来週には通行止めになりそう。

コース状況／危険箇所等

■別当出合〜甚の助避難小屋
・つり橋の踏み板は外されている。
・別当覗の手前まで雪はなし。
・甚の助避難小屋あたりでくるぶしラッセル。

■甚の助避難小屋〜御前峰
・十二曲りは吹き溜まりでラッセルが必要になるもののまだギリギリ夏道が出ている状態。来週以降は完全に埋まりそう。
・弥陀ヶ原から上部は吹雪いていたが積雪はそれほどなかった。
・色々な場所に敷かれている石段は凍っていて滑りやすかった。
・アイゼン未使用。
・スキーはまだムリ。

写真

11/11 7:21

今日は雨だけどスキー担いで白山へ登ることに。
体力づくりと地獄体験が目的。

11/11 7:29

別当出合もすっかり静寂に包まれていた。
開山1300年が嘘のよう。

11/11 7:32

今年もこのシーズンがやってきた。

11/11 8:15

中飯場にて。
誰だ！どっさりゴミ捨てたのは！？
帰りに回収して帰ろう。

11/11 8:47

別当覗手前から雨が雪に変わった

11/11 9:23

甚の助。
ここでしばらくエネルギー補給。

11/11 9:50

南竜分岐にて。
この様子だとまだ黒ボコから行けそうなので十二曲がりへ。

11/11 10:17

前夜の下界の雨が山では雪になってるんじゃないかと少し期待したがこれじゃダメだな。

11/11 10:26

落石注意の看板だけど、この辺から風が強くなって地獄の気配が漂ってきた。

11/11 10:36

延命水。
ギリギリ利用可能。

11/11 10:42

まだ白ボコ岩にはなりきれていない。
ここらで手袋を交換してダウンも羽織る。

11/11 10:44

弥陀ヶ原。
霧氷がキレイ。

11/11 10:45

しかし雪が少なすぎる・・・それに引き換え風が強すぎ！

11/11 10:55

今回デビューの地獄ゴーグル。
この後室堂でバラクラバも着けたけど一切曇らず！素晴らしい一品だ。

11/11 11:03

五葉坂。
顔に雪が当たってめちゃ痛い！

11/11 11:06

室堂到着。
人はいなくて静かだけど風がうるさい（笑）

11/11 11:08

建物の影に隠れてエネルギー補給。

11/11 11:14

祈祷殿。
バラクラバとフードも被って完全体に。

11/11 11:44

吹雪でまっすぐ歩くのもしんどい。
ウィペットでバランスをとりながら少しずつ登っていく。

11/11 11:54

ようやく奥宮まで来た。
とりあえずお参り。

11/11 11:56

証拠写真を撮ったら速攻退散（笑）

11/11 11:57

スキー持ってきたけどこりゃ出番なしだなー。

11/11 12:14

秋の余韻を感じながら。

11/11 12:28

室堂まで来てもまだ吹雪いている。
どんどん気温が下がっているようだ。

11/11 12:44

観光新道から降りようと思っていたが中飯場のゴミの回収があるのでピストン＞＜
黒ボコ直下もスキーするには全然雪が足りない。

11/11 12:50

十二曲がりのトラバースも来週には埋まって通れなくなるだろう。

11/11 13:19

甚の助まで戻ってきた。
登ってきた時より雪が増えてる。

11/11 13:45

砂防の主のダケカンバ。

11/11 14:02

中飯場で問題のゴミを回収。

11/11 14:10

秋と冬の間で

11/11 14:12

朝は雨だったのに登ってる間に結構積もってた。

11/11 14:33

下山したら晴れる、の法則発動！

11/11 14:34

まぶしいんですけどー＞＜

11/11 14:42

今日は車も人も自分だけ。
いい訓練になりました。

感想

がんちゃん

低気圧が過ぎた後の本格的な冬型の気圧配置で日本海側は荒れ模様。
翌日の日曜日は高気圧に覆われてよく晴れそうだが、残念ながら仕事と金沢検定の予定が入っているため土曜日しか山に行くチャンスはない。

こんな時こそ体力づくりと地獄体験のチャンスってことで敢えて白山を目指すことにした。
今シーズンはまだスキー装備で登ってないし、先シーズン購入した地獄ゴーグルもまだ使用したことがない。
厳冬期を迎える前に地獄ゴーグルの使い勝手も試しておきたいし雨と雪の環境下でのレイヤリングや装備の着脱タイミングなんかも慣れておきたい。
それにこんな天気だからこそ貸切の白山を楽しめるかもしれない。

早朝は大雨になりそうだったので少し遅めの7時半にスタート。
別当出合に到着すると他に車はなかった。（当たり前か）
先週のうちにつり橋の踏み板は撤去済み。
これを見てようやく本来の「白山」のシーズンが戻って来たような気がしてくるので不思議だ（笑）

最初は上下カッパを着て雨をしのぎながら登っていく。
久し振りのスキー装備なので体が重い・・・日頃からあまり軽い装備に慣れすぎないように余分に水を持ったり、あまり足首を使わない歩き方を定着させるために重登山靴しか使わなかったり色々と意識してきたつもりだがやはりスキー装備は重かった。
別当覗の手前あたりから雨から雪に変わったが登山道は夏道状態。
チビラッセルを続けながら高度を上げていく。

十二曲りあたりから風が強くなってきたので地獄ゴーグルを装着。
あらかじめ大容量の10000mAhのバッテリーを用意してきた。
通常のゴーグルなら汗をかく登りで使うとすぐに曇ってしまうが地獄ゴーグルはバラクラバで顔を覆っても全く曇ることはなく予想以上のパフォーマンスを発揮してくれた。
これがあれば地獄にも突っ込める！

弥陀ヶ原まで来るといよいよ吹雪となり地獄の様相を見せ始めたが地獄ゴーグルをはじめとする万全装備のおかげですっかり安心モード。
まあこれも勝手知ったる白山だからこそだが・・・
元々寒さには強い方だと思っているが、視界があるのとないのでは雲泥の差だ。

御前峰を極めると長居は無用ということで速攻下山。
本当なら観光新道の様子を確かめたかったが中飯場で見つけたゴミを回収したかったので砂防新道をピストンすることに。
まさかゴミに下山ルートを決められることになるとは思わなかった。
登っている最中に気温が下がって中飯場の下まで雪に変わっていた。
最後はつり橋を渡って終了。
結局誰とも会うことはなかった。

風はうるさかったけど人気のなくなった静かな白山を歩けてよかった。
スキーするほど雪はなかったため初滑りは叶わなかったがこれで安心してスキーシーズンに突入することができそうだ。

地獄ゴーグル万歳！

コメント

route581

地獄ゴーグル
やはり大容量バッテリーがいいのですね。とか言って地獄に突っ込むかどうかもわかりませんがね…

ザックに着けたゴミの写真で大量さがわかりますね(>_<)sanchanは無茶はしないでしょうけどご無理なさらずにシーズンを安全に迎えられたらいいですね！（自分も）

がんちゃん

Re: 地獄ゴーグル
地獄ゴーグルをsouさんにあげちゃったkoueiさん、こんにちは。
逃がした魚は大きいですよ（笑）
地獄に突っ込まなくても雪が降ってる時の登りなんかで十分使えると思いました。
今シーズンも無茶はせず、適度なチャレンジを続けながらレベルアップを図っていきたいと思います。

chikau_s

さすがだ！
　なるほど、日頃から重荷にしたり、兼用靴のために重登山靴にしたりとトレーニングに励んでいるので、冬のハイパフォーマンスに繋がる訳ですね。心構えが違うわ・・・今回もこの荒天で経験値を高めるためにわざと入山するってやはり並じゃない。
　サンちゃんのコメントで無茶はしないって言ってるけど、もう山行のレベルが違うなって思います。
　新規導入したポンといい、地獄Gといい、まさしく鬼に金棒！新たな道具をgetして、適度なチャレンジをするっていう今シーズンのレコも楽しみにしてます。

がんちゃん

Re: さすがだ！
Chikauさん、おはようございます。
山の世界ってどこまでが安全でどこから危険か・・・その判断の繰り返しだと思っています。
単独で山に行くこと自体が無茶だってひともいれば、当然雪山に入ること自体も無茶だって人もいる。
「無茶」の判断ってそれぞれの人の主観なんですね。
だけど自分がどこまでやれるのか一番分かっているのは自分自身。
100％安全が担保された状態じゃないと登らないとなるとレベルアップは図れないと思っています。
出来得る限りの準備はしっかりとして、経験値を上げていきたいと思います。
今シーズンは是非ご一緒しましょう！