秋山整備山行

2017年11月19日(日) [日帰り]

• GPS: 08:12
• 距離: 4.1km
• 登り: 411m
• 下り: 330m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:47
• 休憩: 2:26
• 合計: 8:13

8:33 スタート地点
10:23 11:19 金ピラ山
12:01 12:01 デン笠
14:17 15:41 金山峠
15:48 15:48 デン笠
16:09 16:15 金ピラ山
16:46 ゴール地点

整備作業のために行きつ戻りつしたので、コースタイムは参考にならない。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

バイクで中央道上野原インター出口から桂川を渡り秋山トンネルを潜り抜けて県道35号線を右折し桜井バス停を過ぎてすぐの大黒屋さんから入る。山梨県上野原市秋山桜井地区。

コース状況／危険箇所等

乾いた落ち葉が積もった急坂は滑りやすかった。作業道分岐が数箇所あるので枯枝を置いて道迷いのないようにした。桜井から金ピラ山までは南斜面が崖になっている箇所がある。金ピラ山からデン笠への途中に岩場があるが、左側からの方が危険は少ない。

その他周辺情報

秋山温泉は日曜日の送迎バスがないので要注意。起点の大黒屋さんで食料飲料調達可能。当日は８時半に開店、日暮れと共に閉店。

写真

11/19 8:28

先日お世話になった大黒屋さんに挨拶がてら寄るが、まだ開いていない。

11/19 8:30

先日立てた指導標は波打っていて少し読みづらいが、傾きもなく支柱はしっかりしていた。

11/19 8:30

落合酒店さんの指導標も問題なし。ここから入る。

11/19 8:35

先に行こうとしていると開店したので挨拶だけして進む。

11/19 8:37

壁の指導標も異常なし。左折。

11/19 8:38

空が青い。こちらも剥がれていない。急坂を登る。

11/19 8:40

こっちも大丈夫。ここを左折。バイクを邪魔にならない場所に置いて身支度をして山行開始。

11/19 9:20

ゲートの施錠は2箇所あるが、ナットがゆるんでハンドルが空回りする。今度来たらスパナで増し締めする予定。右側の階段を登る。

11/19 9:22

前に刈り払った雑草は生えてきていない。

11/19 9:24

ここも異常なし。笹薮はまだ道を塞いでいない。
地元の方は、笹は6月に刈らないと駄目だと言っていた。

11/19 10:03

まだ紅葉も残っている。

11/19 10:04

登山道の少し上の見晴らしのいい場所。

11/19 10:13

金ピラ山山頂は風が強かったのか、裏貼りの布テープだけでプレートが辛うじてぶら下がっていた。さっそく修理する。

11/19 10:39

ブレートをはずして以前の木ネジを抜き、ボンドをプレート穴に注入し支柱に両面テープを貼り上からワッシャーをかませた木ネジでプレートを固定する。

11/19 10:39

裏からビニールテープで補強し完成。

11/19 10:39

この辺は台風通過後の倒木が多かったので先日処理した。指導標に影響があったのは今のところここだけ。

11/19 10:45

本で覚えたクローブヒッチ＆ハーフヒッチでトラロープを固定したが、なんだか怪しい。ほどけないように何重にも結ぶ。

11/19 10:50

この枯れ木は支持体にはならない上にぐらついているので処理する。

11/19 11:00

何の木か分からないが堅く手間取った。

11/19 11:09

長持ちするようにトラロープは12ミリの太い方にした。

11/19 11:09

フィギュアエイトノットを1メートル間隔で結ぶ。来週には結び方を忘れているだろう。

11/19 11:17

作業中に桜井側からベテランの登山者が来たのでトラロープの張り具合を聞いてみたところ大丈夫とのこと。お互いに知らなかったバリエーションルートの情報を交換して別れる。

11/19 11:40

先日処理した倒木。

11/19 11:41

岩場の北側は切れ落ちた崖。南側から下りる。

11/19 11:43

ようやく鮮やかな紅葉に会えた。

11/19 11:58

周りの立木が風を弱めているのかデン笠の指導標は異常なし。

11/19 12:04

金山峠全景。

11/19 12:05

こちらも損傷なし。

11/19 12:10

倒木で消滅した登山道。整備開始。

11/19 13:24

大鋸で切り進む。

11/19 13:37

小鋸で切り離す。

11/19 13:40

土中に浅く埋もれている切断した木を移動させる。

11/19 13:43

整地してここは終了。その他数本切って道を開け、木の葉をどけて道らしくする。

11/19 13:47

2回ほど往復して踏み跡を付けて整備完了。

11/19 13:58

金山峠周辺の状況を確認。金山峠から北側、金山地区方向へ30mぐらいの場所に倒木あり。処理する。

11/19 13:59

半腐りなので瞬断出来た。

11/19 14:05

山火事注意の立看板を真っ直ぐにしハンマーで打ち込む。周囲の倒木をどけて荒廃感を軽減させる。新大地峠方向に赤松の倒木があるので向かう。途中、倒木と枯葉をどけながら進む。

11/19 14:06

上から金山峠を見下ろす。だいぶ道らしくなった。

11/19 14:21

赤松の倒木に到着。

11/19 14:24

格闘開始。腐っているので進みは早い。

11/19 14:32

鋸の刃がかまれないように楔を打ち込む。腐っているので効果は薄い。

11/19 14:35

左右と下からも切り込む。

11/19 14:41

ようやく片側切断。

11/19 14:47

続いてもう一方も切断。

11/19 15:00

こちら側の腐蝕は激しく楔も意味なし。芯は残っていたが何とか切断完了。

11/19 15:00

切り離した倒木を移動させる。結構重い。

11/19 15:01

赤松の倒木処理完了。道中おにぎりを一つしか食べていなかったので、お茶でもう一つ流し込み残り二つは持ち帰る。15時を回っているので道具をまとめ身支度を整えて下山開始。

11/19 15:49

西日で黄金色に輝く木の葉にしばし足を留める。

11/19 16:16

夕暮れの山は美しいが、初めての場所だとこんな悠長な事はやっていられない。行動不能でビバークとなる。

11/19 16:16

日没が近づくと、低山だからとか何度も登っているからといっても不安になる。

11/19 16:26

薄暗くなってきたので、野生動物との要らぬ接触を避けるため鳥追鉄砲を鳴らす。銃口から火を噴いてなかなかの轟音。

11/19 16:30

玩具の鉄砲だが、獣を遠ざける目的なら熊鈴よりも効果がありそうなうえ軽く取り扱いが簡単。爆竹だと手間が掛かり危険も伴いゴミが出る。

11/19 16:38

もう少しでゲートに辿り着く。

11/19 16:40

フェンスのプレートも剥がれ落ちていない。

11/19 16:40

ゲートに到着。無事下山。

11/19 16:43

バイクの周りで帰り支度をしていると地元の方が来て山芋を渡してくれた。礼を言いありがたく頂く。その後少し話をしたが、会話中に鹿と犬の鳴き声が聞こえた。猟犬はこんな時間には放さないということなので野犬かもしれない。日も完全に落ちてから帰路に就く。

撮影機器：

EXILIM EX-ZS210 カシオ

装備

個人装備

アウター ウインドブレーカー 長袖シャツ サポートシャツ ズボン サポートタイツ パンツ 靴下 帽子 グローブ ゲーター 靴 合羽 上下 レイングローブ ザック ザックカバー おにぎり 非常食 飲料 登山地図 地形図 コンパス 虫眼鏡 笛 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット スマートフォン 時計 ツェルト ビニール紐 アーミーナイフ ライター ローソク レジャーシート レスキューシート ラジオ カメラ マーキングテープ 熊鈴 鳥追鉄砲 ミニランタン 調光眼鏡 モバイルバッテリー（コード） 使い切りカイロ バンダナ ティシュペーパー 保険証 クレジットカード 現金 ヘルメット 保護 ゴーグル 折畳み大鋸 折畳み小鋸 大ハンマー 小鶴嘴 組立スコップ ペンチ 大プラスドライバー 小プラスドライバー 錐 針金 木ネジ ボンド 布テープ ビニールテープ 両面テープ トラロープ２０ｍ バイク バイク用 ヘルメット バイク用グローブ 防寒ジャンパー オーバーズボン ネックウォーマー マスク 運転免許証 自賠責等書類 工具 ゴムロープ

備考

5月から10月いっぱいは携帯蚊取り器と十分な水を忘れないようにし、鋸を持たない時はストックを持って行く。早急にIDカードを作成しザックに入れておく。

感想

あきやまさんぽ

2016年の春に金山地区行きの指導標に誘われて千足峠近くから下ってみたが、鬱蒼としたジャングルで道も消滅していた。
木の葉は芽吹き始めなのにすごく暗い森だった。誰かが付けたであろう赤テープを頼りになんとか下ったが、なんでだろうという思いが引っ掛かった。
それは、起点、中間点、終点には立派な指導標が立っているのに肝心の登山道が無くなっているという事実にだ。
それから何度か千足街道を歩くうちに、壊れた案内板の裏にある電話番号を見つけた。
そこには、内外の方への地域おこしの協力をお願いするという文が添えられていた。
2017年4月、秋山文化協会会長の佐藤氏と会いボランティア活動が始まった。

この山行記録は山梨県上野原市秋山(旧秋山村)の秋山文化協会の下でボランティア活動をする個人の記録である。この山域に興味のある方はヤマノートの「秋山登山道整備」と「上野原市金山地区登山道整備」を参照のこと。